Leclerc

Last-modified: 2023-07-22 (土) 11:41:49

フランス RankVII 中戦車 Leclerc Serie 1

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Ver2.1以前

※物理履帯更新前
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概要

Ver1.89"Imperial Navy"で実装されたフランス陸軍のRankVII MBT。
走攻守どれかに秀でているわけではないが、良好な水準でまとまったバランス型MBTである。

車両情報(v2.13)

必要経費

必要研究値(RP)340,000
車両購入費(SL)930,000
乗員訓練費(SL)260,000
エキスパート化(SL)930,000
エース化(GE)2,100
エース化無料(RP)1,080,000
バックアップ(GE)180
護符(GE)2,800

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング11.7 / 11.7 / 11.7
RP倍率2.32
SL倍率1.0 / 1.5 / 1.5
最大修理費(SL)7,400⇒11,011 / 4,980⇒7,410 / 6,250⇒9,300

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)28.6⇒56.5 / 17.9⇒30.0
俯角/仰角(°)-8/20
リロード速度(秒)
(自動装填)
6.0
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
80 / 35 / 20
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
90 / 90 / 20
重量(t)54.6
エンジン出力(hp)2,285⇒2,812 / 1,304⇒1,474
2,500rpm
最高速度(km/h)79 / 71
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
視界(%)89
乗員数(人)3

光学装置

倍率暗視装置種類世代
IR投光器---
車長2.5x-10.0x赤外線-
砲手4.0x-12.0x熱線第二
操縦手1.0x赤外線-

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
主砲120 mm GIAT CN120-26 F1 cannon140**
機銃12.7 mm M2HB machine gun1800-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
120 mm
GIAT CN 120-26 F1
OFL 120 G1APFSDS3.8-1,780425423417410404396
OFL 120 F1APFSDS3.8-1,790575573565557544537
OCC 120 G1HEATFS14.42.151,100480

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯15,00023,000
修理キット4,500
砲塔駆動機構15,000
OFL 120 G1
IIサスペンション16,00025,000
ブレーキシステム
手動消火器4,800
火砲調整16,000
IIIフィルター15,00023,000
救急セット
昇降機構
Laser rangefinder
煙幕弾発射機
IV変速機19,00030,000
エンジン
砲撃支援
OFL 120 F1
NVD

カモフラージュ

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条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両AMX-30B2 BRENUS
派生車両
次車両Leclerc S2
 
 

解説

特徴

 

【火力】
一足先に実装されていたAMX-40とほぼ同じ砲を持っており、HEATFSは同じだがAPFSDSはこちらの方が優れている。至近距離なら575mmと標準的な貫徹力を持つ。また自動装填装置も搭載しており6秒で砲弾を装填できる。残念ながらType 90Type 10よりは2秒も遅い。ちなみに自動装填装置に組み込まれる砲弾数は22発であるため、持っていく砲弾を23発以下にすると車体から弾薬がなくなる。
ちなみに、機銃は同軸機銃の12.7mmのみであり、20mm機関砲や機銃はない。

砲手視点では第2世代の熱線映像装置が使用可能である。なお2021年6月のアップデートにより車長用サーマルは削除された。

 

【防御】
これまでまともな防御力を持っている車両に恵まれていなかったフランス陸だが、本車にてようやく砲塔・車体共に複合装甲を搭載した。車体(中部)の装甲厚は運動エネルギー弾に対して550mmほど、砲塔は600mm前後と言ったところか。
しかし複合装甲でカバーできる範囲は思いのほか狭く、車体は下部と上部は250mmもないため格下にも簡単に貫徹されてしまう。更に砲塔に関しては向かって左側はペリスコープがあり500mmほど、防循に関しては複合装甲が封入されておらず何と100mmを下回る。防循が薄すぎるため、抜かれると砲閉鎖機で砲弾の貫徹力を吸収しきれず砲塔後部の弾薬庫に刺さって誘爆するケースが多い(一応ブローオフパネルはあるが、作動しない場合も多い)。
Leopard 2A6M1A2 Abramsなどこちらの砲塔装甲を抜いてくる敵も多いためハルダウンであっても慎重になる必要がある。
また自動装填装置を搭載している車両共通の弱点ではあるが、搭乗員が3人しかいないため2人串刺しにされると即死(ABなら強制治療)となるため注意が必要である。

ちなみに、面白いことに砲塔後部(弾薬庫)の両側面には空間装甲があり、その隙間に爆発反応装甲が入っている。

 

【機動性】
馬力・回転数共に優秀なエンジンを積んでいるおかげで、Type 90T-80BVMには劣るもののかなり優秀な機動力を持っている。特に後退速度が40km近く出るので、撤退や陣地移動が楽々である。

 

史実

クリックで展開

AMX-56ルクレール戦車は、AMX-30戦車の後継車両として30年ぶりに制式採用されたフランス陸軍の最新鋭MBTである。
火力、機動力、防御力、データ処理、兵站の各面で最新の技術を採り入れ、また今後の技術の進歩も採り入れられるように設計されている。
ルクレール戦車は採用こそ1990年代に入ってからだが、その基本構想の芽生えは1964年に遡ることができる。

これに続いて1971年からは基礎研究が始まり、1973年には再び旧西ドイツと共同で「ナポレオン/KPz.3」の計画名称で次期MBTの開発に着手したが、AMX-30/レオパルト1戦車を生んだ「標準戦車」(Standard Panzer)計画の時と同様に両国の意見が対立し、1982年に何ら具現化されること無く共同開発計画は破棄されてしまった。
しかしこの開発で得たノウハウを基にフランス陸軍では次期MBTの開発を続行し、1983年には「EPC」(Engin Principal de Combat:主力戦闘兵器)と呼ばれる基本仕様をまとめることに成功した。

EPCの開発は国営のAMX社(Atelier de construction d'Issy-les-Moulineaux:イシー・レ・ムリノー工廠)が中心となって進められ、1986年1月には部分試作されたコンポーネントをまとめたEPCの原型試作車が完成し「ルクレール」(Leclerc)の名称が与えられた。
この「ルクレール」という名称は第2次世界大戦時に自由フランス軍の第2機甲師団長を務め、シャルル・ド・ゴール将軍(後の首相、大統領)の右腕として活躍したフィリップ・ルクレール将軍に因んでいる。

ルクレール戦車の原型試作車は後の生産型とはかなり外観が異なっており、サスペンションも生産型に採用された油気圧方式ではなくコストの安いトーションバー(捩り棒)方式が用いられていた。
1986年半ばにはルクレール戦車の生産型の設計作業が完了し、生産型試作車6両の製作がGIAT社(Groupement Industriel des Armements Terrestres:陸上兵器企業連合、2006年にネクスター社に改組)に発注された。

1989年末には生産型試作車の第1号車が完成し1990年初めから各種試験に供されたが、フランス陸軍はまだ生産型試作車が完成する前の1989年初めに早くも、第1生産ロットとしてルクレール戦車の生産型16両をGIAT社に発注しており、1992年1月から生産型のフランス陸軍への引き渡しが始められている。
ルクレール戦車はアメリカのM1エイブラムズ戦車、ドイツのレオパルト2戦車などと並んで西側第3世代MBTとして分類されているが、戦闘重量54.5tと他国の戦後第3世代MBTよりかなり軽量なのが最大の特徴である。

車内のレイアウトも革新的で、特に砲塔内に並列に配置された車長席と砲手席にはそれぞれ3面の制御パネルとVDU(Visual Display Unit:多用途情報表示盤)が装備されており、FCS(射撃統制システム)や自動装填装置、自動故障診断装置などの立ち上げ、主砲、副武装の操作や戦闘情報の車両間および指揮所との間での授受を迅速に処理できる仕組みになっている。

ルクレール戦車の主砲は西側第3世代MBTの標準武装となった120mm滑腔砲であるが、主流となっているドイツのラインメタル社製のものではなく、GIAT社が新たに開発した「CN-120-26」または「CN-120-F1」と呼ばれる国産の120mm滑腔砲を採用している。
このCN-120-F1はラインメタル社製の44口径と異なり52口径と長砲身で、APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)では砲口初速が1,790m/秒と世界一速く、自動装填装置により15発/分の速度で発射可能である。

FCSは熱映像カメラ、HL-58レーザー測遠機、HL-60安定装置付き砲手用照準機と各種センサー、モジュール型ディジタル・コンピューターを組み合わせることで初弾命中率95%という高い命中精度を実現している。
砲塔の駆動機構はAMX-30戦車の油圧方式から、火災の危険が少なく反応の早い電動方式に変更されている。
主砲の同軸機関銃はAMX-30戦車の後期生産車で採用されたGIAT社製の20mm機関砲M693ではなく、AMX-30戦車の初期生産車に搭載されたアメリカのブラウニング社製の12.7mm重機関銃M2に戻されている。

ルクレール戦車のパワーパックはSACM社製のV8X-1500 V型8気筒液冷シュラルモ・ハイパーバー・ディーゼル・エンジンと、SESM社製のESM500自動変速機(前進5段/後進2段)の組み合わせとなっている。
この内のシュラルモ・ハイパーバー・エンジンは、V型8気筒のコンパクトなディーゼル・エンジンと小型のガスタービン機関を組み合わせた特殊なもので、AMX-30戦車のHS-110ディーゼル・エンジンよりも小型ながら1,500hpの大出力を得ると共に、レオパルト2戦車を上回る加速力を実現している。

さらに、交換が容易なモジュール式の追加装甲を導入している点もルクレール戦車の大きな特徴である。
モジュール装甲は車体の前面、砲塔の前/側面、サイドスカートに装着されており、新しいモジュール装甲が開発された時点で既存のものと交換することで装甲防御力を容易に向上させることができる。
現在用いられているモジュール装甲は成形炸薬弾対策を重視した中空装甲で、車体前面と砲塔前/側面のモジュール装甲の下には、運動エネルギー弾にも高い防御力を発揮する複合装甲が導入されている。

フランス陸軍は当初の計画では1,400両のルクレール戦車を調達する予定であったが、フランス政府の財政難と冷戦の終結により後に600両に削減され、結局フランス陸軍向けの生産は2008年までに426両(戦車回収車20両を含む)で終了した。
また1993年にはアラブ首長国連邦も本車の採用を決め、パワーパックをドイツ製のユーロ・パワーパックに換装したトロピック・ルクレール戦車388両と派生車種48両(戦車回収車46両、操縦訓練戦車2両)を発注している。

ユーロ・パワーパックはMTU社製のMT883 V型12気筒多燃料液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(出力1,500hp)と、レンク社製のHSWL295自動変速機(前進5段/後進5段)を組み合わせた最新の重MBT用パワーパックで、ルクレール戦車のフランス製パワーパックよりも燃費効率が良く信頼性も高い。
トロピック・ルクレール戦車はパワーパックの変更以外にもAPU(補助動力装置)の追加、遠隔操作式7.62mm機関銃の装備、空調設備の追加などの細かい改修が行われている。

またフランス陸軍はルクレール戦車をレバノン、コソボ、チャド、アフガニスタン等でのPKO任務に派遣した経験から、ルクレール戦車に対戦車戦闘能力に加えて市街地でのゲリラとの戦闘への対応能力を強化する必要があると判断し、「AZUR」(Action en Zone Urbaine:市街地での活動)と呼ばれるルクレール戦車の市街戦用キットを開発しており、2006年のサトリ兵器展示会において公表している。

ルクレールAZUR戦車ではサイドスカートの前半部に複合装甲、サイドスカート後半部と車体・砲塔の後面に成形炸薬弾対策の格子装甲が装着され、砲塔後部にはエンジングリルを火炎瓶攻撃から保護するためのプレートが設けられている。
車長用の7.62mm機関銃はトロピック・ルクレール戦車と同様に遠隔操作式のものに変更され、監視能力を強化するためにサイトの増設や警戒に当たる歩兵との通信装置の装備が図られている。

引用:戦車研究室

小ネタ

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外部リンク

 

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*1 爆薬量はTNT換算