ドイツ Rank IV 軽巡洋艦 KMS ケルン(1940)
概要
Ver1.85で実装された軽巡洋艦。
艦艇情報(v2.1)
必要経費
必要研究値(RP) | 89,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 300,000 |
乗員訓練費(SL) | 87,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.3 / 5.3 |
RP倍率 | 1.72 |
SL倍率 | 2.8 / 3.6 |
最大修理費(SL) | 5,500⇒*** / 4,600⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
シタデル装甲 (前/側/甲板)(mm) | 70 / 50 / 20 |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 30 / 20 / 20 |
船体 | 鋼, 20 mm |
上部構造物 | 鋼, 8 mm |
排水量(t) | 8130 |
最高速度(km/h) | 52⇒*** / 52⇒*** |
乗員数(人) | 824 |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 15 cm/60 SK C/25 cannon | 三連装 | 3 | 1080 | 2 |
副砲 | 8.8 cm/76 SK C/32 anti-air cannon | 連装 | 3 | 2400 | 1 |
対空砲 | 3.7 cm SK C/30 mounting | 連装 | 4 | 16000 | - |
2 cm/65 C/30 automatic cannon | 単装 | 4 | 8000 | - |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
15 cm/60 SK C/25 | 15 cm Spgr. L/4.5 Kz (m.Hb) | HE | 45.5 | 3910 | 960 | - | 37 | |||||
15 cm Spgr. L/4.4 Bdz (m.Hb) | SAPBC | 45.5 | 3320 | 960 | 5 | 141 | 122 | 102 | 88 | 79 | 67 | |
15 cm Spgr. L/4.5 Zt.Z | HE-TF | 44.8 | 3910 | 960 | - | 37 | ||||||
15 cm Pzgr. L/3.7 (m.Hb) | APCBC | 45.5 | 1320 | 960 | 6 | 281 | 245 | 204 | 177 | 157 | 153 |
小口径砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
8.8 cm/76 SK C/32 | Sprg. L/4,5 | HE | 9 | 698 | 1060 | - | 11 | |||||
Sprgr. L/4,5 Zt.Z. | HE-TF | 9 | 698 | 1060 | - | 11 |
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
3.7 cm SK C/30 | 既定 | HE/APCBC | 87 | 84 | 73 | 63 | 56 | 51 |
機銃
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
2 cm/65 C/30 C/38 | 既定 | AP-T/AP/HEF-T/HEF | 36 | 34 | 28 | 23 | 20 | 17 |
追加武装*2
分類 | 名称 | 搭載数 | 費用 (SL) | 搭載条件 |
---|---|---|---|---|
魚雷 | 533 mm G7a torpedo | 12 | 190 | - |
魚雷
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量(kg) | 水中最大速度 (km/h) (初期⇒改修) | 射程 (km) (初期⇒改修) |
---|---|---|---|---|
533 mm G7a | 1528 | 358.4 | 81⇒56 | 6⇒14 |
カモフラージュ
研究ツリー
前艦艇 | Leipzig |
---|---|
派生艦艇 | - |
次艦艇 | Admiral Graf Spee |
解説
特徴
ライプツィヒに比べ装甲は多少厚くなったが主砲は変わらない、弾薬庫の位置に問題を抱えている。
【火力】
主砲は前任艦ライプツィヒと変わらず60口径15cm砲を3連装砲塔3基9門搭載。
砲塔は前方1基・後方2基の配置だが後方の2基は360度回転できるように配置されている。
対空性能はあまり期待できない。
高射砲として搭載されている3基の連装88mm砲は76口径もの長身砲である…のだが、
性能はジーベルフェリーの持つ56口径88mm砲と全く同じ。そのため初速も同じ820m/sとなってしまった。
アップデート1.95で初速が1060m/sとなった。
更に連装37mm砲を4基搭載、これは駆逐艦にもよく搭載されていた手動装填式の単発砲である。
中~遠距離は少々頼りなく近距離用としても単装20mm4門とかなり微妙。
【防御】
広く燃料庫を設置しその隙間に弾薬庫や機関を詰め込むレイアウトが目を引く。
燃料庫に合わせて舷側50mm・内側に傾斜した10mmの装甲を持つものの正直薄いと言わざるを得ない。
三連装の砲塔は大きく立派だが装甲は20mm~30mmとやはり榴弾や爆弾の破片よけ程度である。
ただし艦橋モジュールは前任と同じく100mm装甲でしっかり保護されている、はみ出た部分も無いので安心。
厄介な事に弾薬庫が若干水線より上なので砲塔下を狙われると容易に誘爆してしまう。
特に後部は2砲塔分の弾薬が固まっているため狙われると一撃爆散の危険もある。
【機動性】
パーツ全改修によりRBで32kt(60km/h)と少し遅め。
史実
ケルンはドイツ海軍が建造したケーニヒスベルク級軽巡洋艦の3番艦。この名を持つ艦としては3代目*3。
ケーニヒスベルク、カールスルーエ、ケルンとKから始まる地名が艦名になっていたためK級とも呼ばれた。
ケーニヒスベルク級はエムデンに続いて建造され、エムデン同様ヴェルサイユ条約での排水量制限(上限6000トン/隻)を守るため、電気溶接を多用したり上部構造物に軽合金を使ったりと新技術を投入した。
さらにドイツの軽巡洋艦として初めて三連装砲塔を採用し、火力向上と重量軽減の両立を狙った。
また主砲配置も重量バランスを取るために前部に1基3門、後部に2基6門という特異なものになった。
しかし後部の2基を背負い式にオフセット配置することで射角を確保し、前部の3門だけでしか指向できない向きは真正面の可能な限り狭い範囲に抑えられている。
後方主砲が多いのは撤退時の火力を重視したとも言われるが、どちらかと言えば二次的な運用法である。
さらに50cm魚雷三連装発射管4基を両舷側に配置。1940年に53.3cm三連装4基に強化されている。
新技術は機関部にも及び、ディーゼルと蒸気タービンのハイブリッド推進で重量を抑えつつ出力増加を実現した。
一方でゲーム内性能にもあるように対空装備はあまり重視されず、基本的にはエムデンから据え置き。
一応開戦後に強化はしたものの、小型重武装艦のため搭載スペースを確保するのも難しく限界があった。
(ついでにいうとエムデンは1944年に改装して対空火器を増やした後の姿なので……)
ドイツの最新技術これでもかと詰め込んで完成したケーニヒスベルク級は――しかしやりすぎた。
軽量化は達成したがかえって艦体の強度が落ちてしまい、長期の洋上行動で艦体に亀裂が入ってしまったほどである。
(ドイツをしても電気溶接の技術がまだまだ未発達だった時代ということもある)
目玉の一つのハイブリッド機関も予定された性能が出せず、出力の切り替えでも故障が多発。
そもそも切り替え方法というのが推進軸と機関の結合部を人力で外して付け替えるというもので、戦況に応じて臨機応変に切り替えできるものではなかった。
こんなシステムなのに次のライプツィヒ級にもつけちゃったもんだから……。
さらにオフセット配置された主砲も、艦の左右への機動バランスに悪影響を及ぼしたとされる。
また小型重武装から来るトップヘビーのため、燃料をバラスト代わりにしなければいけなくなり、航続距離が低下。
艦体強度の低下と合わせて、遠洋での通商破壊などとても考えられなくなってしまった。
エムデン同様練習航海で日本まで来たこともあるが、戦時となれば話は違ってくるのは明白だった。
結果として第二次大戦中にケーニヒスベルク級が活動したのはバルト海から北海にかけての限られた海域であった。
3番艦「ケルン」は1926年8月7日、ヴィルヘルムスハーフェンで起工。1928年5月に進水し1930年1月15日に竣工した。
竣工後はバルト海で訓練を行い、1932年には遠洋練習航海と親善訪問を兼ねて遠く日本まで来航した。このとき2番艦の「カールスルーエ」が太平洋の荒波で艦体に亀裂が入り、アメリカで修理する羽目になっている。
1936年にはスペイン内戦に介入。スペイン沖で輸送船の監視などにあたった。
第二次大戦が始まるとバルト海・北海で機雷敷設任務に就き、その後ノルウェー侵攻作戦に参加。
しかしこの戦いで戦隊を組んでいた姉妹艦二隻が相次いで撃沈され、「ケルン」のみとなってしまう。
本国に帰還後改装を行い、50cm魚雷から53.3cm魚雷への換装などとともにヘリコプターの発着試験用甲板が装備された。
フレットナーFl282コリブリの運用試験が行われ、「ケルン」はヘリコプターを運用した世界初の艦艇となった。
1941年にはバルト海に出撃。ソ連のバルト海艦隊を牽制しつつ機雷敷設の援護を行い、フィンランド湾に封じ込めた。年末に行われた改装でFuMO21レーダーが追加される。
1942年から44年は主にフィヨルドに隠れた戦艦「ティルピッツ」の護衛や輸送船の護衛、機雷敷設などの任務を行う。この間に連合軍の潜水艦から複数回雷撃を受けるが回避し、損害はなかった。
1944年12月13日夜にオスロフィヨルドで英軍爆撃機の夜間空襲に遭い推進軸損傷。年明けに「アドミラル・ヒッパー」らとともにキールに戻り、ヴィルヘルムスハーフェンに移動して修理を受ける。しかしすでにドイツ本土も米英軍の爆撃を受ける時期になっており、修理は遅延する。
3月30日、米第8空軍のB-24リベレーターがヴィルヘルムスハーフェンの港湾施設を爆撃。
係留されていた「ケルン」にも爆弾5発が命中し、浸水着底する。しかし甲板より上は水上に出た状態で火薬庫も無事だったため、その後も固定対空砲台として終戦までの約1か月運用された。
終戦後もしばらくそのままで放置され(一部装備は解体)、10年以上経った1956年になってようやく撤去された。
「ケルン」の名前は戦後のケルン級フリゲート1番艦(1961年就役)とブレーメン級フリゲート5番艦(1984年就役)にそれぞれ継承された。
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