日本 RankIV 戦闘機 J6K1 Jimpu / 試製陣風
概要
日本空ツリープレミア枠のランクIV陸上戦闘機。
日本時間で2019年12月20日20:00~2020年1月13日20:00の間に開催された、2019年冬のイベント「Operation F.R.O.S.T.」にて景品として登場。イベント期間中に空軍タスクを10個獲得することで入手できた。
高高度飛行に対応した制空戦闘機として、後にB-29に対する迎撃用として検討されたペーパープラン機。3速の過給機に加え、13mm銃2丁、20mm銃6丁という重武装を目論んだが、木型審査後廃案となった。
機体情報(v1.95)
必要経費
必要研究値(RP) | - |
---|---|
機体購入費(SL) | - |
乗員訓練費(SL) | 10,000 |
エキスパート化(SL) | 420,000 |
エース化(GE) | 1,200 |
エース化無料(RP) | 1,140,000 |
バックアップ(GE) | 20 |
護符(GE) | - |
デカール枠解放(RP) | 120,000 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 6.3 / 6.7 / 6.3 |
RP倍率 | 1.78 (+100%) |
SL倍率 | 2.0 / 5.4 / 6.2 |
最大修理費(SL) | 2,260 / 5,260 / 7,730 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 662⇒707 / 685 |
(高度10000m時) | |
最高高度(m) | 13000 |
旋回時間(秒) | 18.5⇒17.8 / 18.0 |
上昇速度(m/s) | 12.8⇒20.0 / 16.0 |
離陸滑走距離(m) | 400 |
最大出力(hp) | 1824⇒2174 / 1980 |
離陸出力(hp) | 2015⇒2365 / 2170 |
毎秒射撃量(kg/s) | 7.47 |
燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
限界速度(IAS) | 780 km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)*** km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
---|---|---|---|---|
機銃 | 13.2mm 三式 | 2 | 400 | 主翼付け根 |
機関砲 | 20mm 九九式二号 | 6 | 1200 | 翼内 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 費用(SL) |
---|---|---|---|
13.2mm 三式 | 既定 | T/AP/AP/IAI | - |
汎用 | AP-I/API-T/IAI/IAI | 230 | |
地上目標 | AP-I/AP-I/API-T/IAI | 230 | |
ステルス | AP-I/AP-I/IAI | 350 | |
20mm 九九式二号 | 既定 | T/FI/FI/AP-I | - |
汎用 | HEF-T/HEF/HEF/AP-I | 160 | |
地上目標 | AP-I/AP-I/AP-I/AP-I/HEF/HEF-T | 160 | |
曳光弾 | HEF-T | 160 | |
ステルス | HEF/HEF/HEF/AP-I/AP-I | 240 |
追加武装
分 類 | 名称 (爆薬量) 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB/SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
B | 60kg 九八式六番陸用爆弾 | 4 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 80 | 7in(mod20) | - |
B | 250kg 九八式二五番陸用爆弾 | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 200 | 12in(mod30) | - |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | - | - |
ラジエーター | |||
13mm弾薬ベルト | |||
7 in(mod20) | |||
II | コンプレッサー | - | - |
機体 | |||
20mm弾薬ベルト | |||
III | 主翼修理 | - | - |
エンジン | |||
新しい13mm機関銃 | |||
12 in(mod30) | |||
IV | インジェクター交換 | - | - |
カバー交換 | |||
新しい20mm機関砲 |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
[添付] | |
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
Experimental camouflage | |
条件 | △ |
説明 | 試作機仕様(?)のオレンジ塗装 |
研究ツリー
解説
特徴
烈風と同等の重量級機体に、疾風と同じ誉エンジンを搭載する。しかしこの誉は3速過給器と酸素噴射装置により、全開で2,000馬力弱・離昇2,200馬力を発生する未成の次世代型なのだ。よってP/Wレシオは烈風に多少劣後する程度で、特段悪くはない。
全開高度が10,000mと非常に高く、低空から中空までの上昇は並み程度。一方中高度から高高度への上昇は中々に良く、マーリン等に似たエンジン特性と言える。予め速度を乗せてから、緩い角度でじわじわ上昇しよう。また、カタログスペック上はそこそこの高速機だが、あくまで件の2,200馬力WEPを最適高度でたき続けた際の理論値に過ぎない。常にコツコツと高度を稼いでおき、直線で速度が欲しい時は緩降下しよう。
大重量から繰り出す突っ込みとズーム上昇は中々の物、セオリー通り縦方向の一撃離脱を敢行しよう。火器はお馴染みの2号銃だが、流石に6丁も集まると瞬間火力も申し分ない。三式13mmに曳光弾を入れ、2号銃をステルスにして撃ち分けるのも一興か。
一方で維持旋回や重力に逆らう機動は苦手であり、同高度の敵相手に場当たり的に曲がるとほぼ確実に返り討ちにあう。BRも相まって会敵する敵機はどれも一筋縄では行かないため、格闘戦は丁寧に頭を下げる所から始め、初動から敵機撃墜までしっかり組み立てた空戦機動を心がけよう。
立ち回り
【アーケードバトル】
旋回性能は良好だが機関砲が機首から離れているため如何せん弾を当てずらい。なので、つり上げで敵を失速させるか、格闘戦に持ち込んで撃破することが一番確実な攻撃方法である。
使用感は少し重たくなった烈風。1/13時点でフライトモデルが更新されている模様。エンジン出力と旋回性能が低下したが、高速域でのロールレートが著しく改善され、より一撃離脱向けの機体となった。
【リアリスティックバトル】
20mm機関砲が機首から離れているためそのままだと照準を合わせにくく(※垂直あり、300mだと比較的改善できる)、最高速度では敵にやや劣る。しかし上昇力が敵と同じか少し負けるという点から、序盤は迂回上昇して5-6000mほどまで上昇し、敵戦闘機を格闘に絡めて低空に誘い込みそのまま撃破するとよいだろう。このBR帯の戦闘機を扱う諸氏なら勘づくと思うが、後期日本機のセオリーそのままである。
しかし、相手が一撃離脱を徹する場合こちらは敵に追いつくことが難しいので、高度を維持しながら敵のアプローチを躱し、持久戦で相手のWEP切れやエンジンのオーバーヒートを誘って出力を削ぐと戦いやすい。幸いJ6K1は強制冷却ファンを持っているためエンジンのコントロールがオートでもしばらくの間はオーバーヒートすることはない。
旋回性能は日本機基準だと陸軍機(特に現行の疾風)に近い。そのため、速度400~600km/hで一番良い旋回力を発揮する。当然だが低エネルギー状態での旋回は米軍機にも劣るため絶対に避けよう。
FM変更により、前後で比較すると旋回性能と上昇力は下がり、高速時のロール性能の低さは改善された。これにより以前のような格闘戦の乱用はできなくなった。しかし、高速時のロール性能の改善により日本の一撃離脱機として優秀な性能を持つようになった。700kmを越えなければ簡単に敵を捕らえることができるが、前述の通り最高速度は敵に劣るので、迂回上昇は必須なのと水平追撃は厳禁である。一度敵を捕捉できれば20mm6門の超火力で敵を粉砕できるので、火力についても申し分ない。もし、同高度で会敵した場合は速度を維持しつつオフセットヘッドオンパスで初撃を往なし、そのままの状態で旋回して敵機の後方を取るとよい。かすり傷には比較的強く日本機にしては燃えづらいため、回避と攻撃の両立もしやすい。
まとめると陣風は烈風の兄弟機とも言える存在といえる。向こうがバランスの取れた火力と艦載機ならではの旋回・低速度性能であるのに対し、こちらはロール性能と中・高高度性能(上昇力)、そして火力に秀でた機体である。機銃の配置も相まって日本海軍機=巴戦特化というステレオタイプのままで戦果を上げるのは相当難しいだろう。が、機体特性を正しく把握すれば一試合で3,4機撃墜も難しくない。最適状態での旋回性能はそれこそ烈風に匹敵するため、これまでに培った技量をフルに発揮して常に彼我の状態と敵味方の位置・高度を把握しつつ、確実な攻撃を行おう。
操作の面倒な2段過給器を搭載し、手動エンジン管制(MEC)を行なう場合は変速する機会が多い。過給機ギア切換え高度は3,200m、WEP状態なら2,900mあたりで2速へ、3速へは5,800mとなっている。
【シミュレーターバトル】
烈風と同じ重さで翼面積は小さい=旋回率、旋回半径、上昇に劣り、突っ込みで勝る機体と考えて良い。言い換えれば限界速度への到達が烈風より早く、680km/h程も出すと翼がゴムのように撓むので空中分解に注意しよう。貴重な高高度対応エンジンを積んでいるのもポイントだが、P-51やP-38には追い付けないので、あくまで垂直の一撃離脱に徹し、攻撃の選択肢を拡げる為の物と割りきろう。操縦性自体は烈風より素直なのは有り難く、舵ロックも烈風ほどきつくは無い。ただしピッチの変化率には敏感で、旋回中にフラップを下げると不意自転が先に来がちだ。凡ミスを防ぐためには、事前にプラップを下げてから操縦棹を引いてゆこう。
とにかく高度有利から先手を取るのが大前提だが、機体が重いので敵機に遭遇してから昇っても間に合わない。必ず迂回上昇して高度を取る事。また、少しでも頭が上がっていると全く増速しないので、-5度ダウントリムをかけるとよい。
万一後手に回ってしまうと直線で逃げ切れないので、不利を承知で回らざるを得ない。この様な局面では対気速度を得る為のプッシュオーバーから始まり、曲がる敵には頭を地面に向けてのスパイラルダイブ、自機より大回りの敵にはローヨーヨーからの突き上げや旋回率合戦になりがちなため、敵の変化や押し出しに十分な警戒が必要だ。無駄な動きや無理な追撃は避け、不意自転に細心の注意を払いつつエネルギーを失わないように動こう。烈風のように妖怪的に曲がる訳ではないが、決して格闘戦が弱い機体ではないと再確認出来る筈だ。
史実
本機の前身で、陸上基地で使用する高々度進攻戦闘機として計画された十七試陸上戦闘機J3K1は、装備発動機である三菱MK9Bの開発が進展せず中止となっていた。
そのため発動機を中島NK9Aに改めた十八試甲戦闘機として開発が再開されたが、この段階で搭載量を増大する要求がなされたためさらに発動機を中島NK9A-Oに改めた試製陣風として再々計画された。この計画では高度10000mで最大速度370ノットが求められていた。
1944年6月オーソドックスな直線的スタイルで設計をまとめ第一次木型審査を完了したが、十八試甲戦と同時期に出発した紫電改の実機がすでに完成していたため、同年7月第二次実大模型審査寸前に試製陣風は試作機種整理の対象として「乙類=状況により採否決定のもの」に指定され、紫電改の高高度型を開発することで代替する方針に切り替えられた。
終戦間際の1945年5月に開催された官民合同会議において高高度戦闘機の候補として再検討する案もあったが、最終的に廃案となり烈風改の改良案が二十試甲戦闘機として提案された。
出典:Wikipedia
小ネタ
ペーパープラン機ゆえか何なのかGaijin側でも情報の混乱があり、イベント情報が最初に出た時点では「30mmが6門・20mmが2門」とかなりの重武装であると公表されていた。その後しばらくしてイベントページの説明も実装された状態の「13.2mm2門・20mm(2号銃)6門」に変更された。
…が、実はWTに実装されている状態も計画されていないのではないかとする説と、この状態も計画されていたとする説と両方がある。さらに否定している説でも「13.2mm×2・20mm×4/13.2mm×2・30mm×2/20mm×6の3通りが計画されていた」「口径と数は正しいが、20mmが全て九九式二号銃なのはおかしい。本来は十八試二十粍固定機銃と九九式二号銃の混載であった」「いや6門全て十八試二十粍であった」などかなりの混乱が見られているようだ。
◆ペーパープラン機だけど…?
このページで何度か触れられている通り、本機の製作はモックアップ作成で止まっており当然ながら
飛行はしていない。
Gaijinの実装方針ではこのようなペーパープランの機体は『特別な事情がない限り』は実装をしないという事であった。その『特別な事情』は現在では景雲のみが該当しており、『日本国に実装できるジェット爆撃機がなく、ゲームバランスの観点』から実装がされている。
(また景雲はレシプロエンジンの機体が試験飛行自体は行っている)
では本機はとなると、『特例』を受けるような点は存在せず、また当然ながら実装条件は満たしてはいない。
では一体どうしてこのようなペーパープラン機の実装が通過してしまったのだろうか。
本件に関して問い合わせたところ『実装要件は変わりがなく、飛行経験のない機体の実装は不可能である。』『実装された経緯は個別には案内は出来ないので今後のGaijin社からの案内を待ってほしい』との回答がなされた。*2
このような実装要件を満たしていないのに実装がされている機体は本機のみであり、良くも悪くも極めて特殊な一例となっている。
なお本機は上述の通り武装が変更された経緯があったり、フォーラムでは実在するかのような資料が提示されてしまっていた。これらの点からペーパープラン機であることを把握しておらずに実装されてしまった可能性がある……が公式からの言及はないため真相は闇の中である。
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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- 着陸する時は80km切ったあたりからドリフトブレーキがいいかな?普通にやろうとするとブレーキ抑えてもよくひっくり返る。 -- 2020-01-12 (日) 00:13:39
- 日本機は脚が結構頑丈だから100km/hくらいでも大丈夫だよ -- 2020-01-12 (日) 22:39:16
- 20と13をグラタゲにすると制空後に軽トーチカをおやつ感覚で食べて帰れるから楽しい、プチAD-4みたいな戦い方できる -- 2020-01-12 (日) 01:00:42
- sbだと500キロ超えたら機体がガクガク振動するね。 -- 2020-01-12 (日) 12:32:54
- ABは苦手だしRBも怖いからSBでテストフライトしてみたらまさにこの振動で酔った...。ハンガーの肥やしにはしたくないし早く修正されないかな...? -- 2020-01-13 (月) 08:43:53
- 課金して正解だったと言える性能だわ 単発日本機でこれだけ重武装の機体なんて後にも先にもこいつくらいだろうし -- 2020-01-12 (日) 22:41:58
- 解説に「B29迎撃用の局地戦闘機として計画された機体」ってあるけど、陣風は甲戦だから主任務は戦闘機の相手なので間違いだよ。対B-29用ではない。 -- 2020-01-13 (月) 00:42:12
- 烈風並に曲がって烈風より速くて弾が腐るほどあるから無駄弾を命中弾が出るまで撃ち続けられるからぶっちゃけ最強戦闘機。 -- 2020-01-13 (月) 01:11:53
- 疾風と陣風の見分け方教えて -- 2020-01-13 (月) 21:48:28
- 機首側面のエアインテークがあるのが陣風。下のオイルクーラーが出っ張ってるのが疾風。 -- 2020-01-13 (月) 22:09:29
- そんなん空戦中に分かるかよヽ(`Д´)ノ -- 2020-01-13 (月) 22:12:06
- 空戦中の話なら塗装で見分けるのが一番わかり易いな。日の丸周りとか翼端の色とか、あとは曳光弾の色。 -- 2020-01-13 (月) 23:12:57
- 陣風はちょっと歪なフォルムな気がする。疾風は美しい -- 2020-01-14 (火) 02:50:47
- 機首側面のエアインテークがあるのが陣風。下のオイルクーラーが出っ張ってるのが疾風。 -- 2020-01-13 (月) 22:09:29
- エンジン出力落ちたね -- 2020-01-13 (月) 22:19:49
- ロール改善されたのはいいんだけど上昇と旋回ナーフはつらい -- 2020-01-13 (月) 22:23:06
- ナーフってどこ情報? ゲーム内の数値とwikiの数値見る限りはエンジン出力も旋回値も前と変わってないっぽいけど -- 2020-01-14 (火) 00:20:25
- 差分に有る修正前のデータと今は0.5違うけどこれかな? -- 2020-01-14 (火) 04:29:51
- 実際に乗ってみると低空での上昇は確実に落ちてるよ20度で300キロ出てたのが今は270前後になってる -- 2020-01-14 (火) 07:48:52