IAR-81C

Last-modified: 2023-11-17 (金) 12:29:21

イタリア RankII 戦闘機 IAR-81C

shot 2018.06.12 18.18.12.jpg

概要

Ver1.79で実装された、イタリア空ツリー課金枠のランクII戦闘機。ちなみに本機はイタリア機ではなく、ルーマニアの国産戦闘機である。
武装は7.92mm機銃2挺とMG151/20を2門搭載しており、同BR帯では優秀な部類に入る。エンジンが熱くなりやすいので、RB以上では注意しよう。

機体情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)-
機体購入費(GE)1000
乗員訓練費(SL)***
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)90
エース化無料(RP)380,000
バックアップ(GE)100
デカール枠解放(RP)80,000

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング2.7 / 2.7 / 2.7
RP倍率1.18(+100%)
SL倍率0.5 / 2.0 / 2.3
最大修理費(SL)1,150 / 4,761 / 3,688

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)***⇒501 / ***⇒483
(高度***m時)
最高高度(m)9,497
旋回時間(秒)***⇒18.9 / ***⇒20.0
上昇速度(m/s)***⇒17.6 / ***⇒11.9
離陸滑走距離(m)349
最大出力(hp)***⇒880 / ***⇒880
離陸出力(hp)***⇒969 / ***⇒959
毎秒射撃量(kg/s)***
燃料量(分)min*** / *** / *** / max***
銃手(人)0
限界速度(IAS)*** km/h
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)*** km/h
主翼耐久度-***G ~ ***G

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所
機銃7.92mm
FNブローニング
21400翼内
機関砲20mm
MG151
2350翼内

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

武装名ベルト名内訳最大貫徹力(mm)費用(SL)
10m500m1000m
7.92mm
FNブロ―ニング
既定AP-T/Ball/Ball/AP-I/AI1374
汎用AP-T/AP/AI/AP-I137420
曳光弾AP-T/AP-T/AP-T/AP-T/1374
ステルスAI/AP/AP/AP/AI1312740
20mm
MG151
既定IT/IT/APHE/HEI19136
汎用IT/HEI/HEI/AP-I2516730
空中目標AP-I/HEI/HEI/HEI/HEI/IT25167
徹甲弾APHE/APHE/APHE/IT19136
曳光弾FI-T/FI-T/FI-T/IT/IT1586
ステルスHEI/HEI/HEI/APHE/AP-I2516740

追加武装


名称
(爆薬量)
種類


影響【AB/RB/SB】費用
(SL)
搭載条件備考*1
最高速度
(km/h)
上昇速度
(m/s)
旋回時間
(sec)
B50kg
(25kg)
SC50
2-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+**40なし合計搭載量
100kg
(爆薬量50kg)
B250kg
(125kg)
SC250
1-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+**100なし合計搭載量
250kg
(爆薬量125kg)
B

B
250
SC250
1-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+**140なし合計搭載量
350kg
(爆薬量175kg)
50kg
SC50
2
R210mm
Wfr.Gr.21
2-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+**100なし重量110kg
R

B
210mm
Wfr.Gr.21
2-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+**200なし重量21kg
250kg
(125kg)
SC250
2合計搭載量
250kg
(爆薬量125kg)

機体改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I胴体修理******
ラジエーター
7mm弾薬ベルト
IIコンプレッサー******
機体
新しい7mm機関銃
R6への改装
III主翼修理******
エンジン
20mm弾薬ベルト
IVインジェクター交換******
カバー交換
新しい20mm機関砲

カモフラージュ

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条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前機体
派生機体
次機体
 
 

解説

特徴

--加筆求む--

立ち回り

 

【リアリスティックバトル】
BR2.7という低さでマウザーを使えるのだが、そのBRの低さが示している通り火力面以外はかなり厳しいものがある。
・速度…遅い。とにかく遅い。水平飛行をしても加速力が鈍く400Km/hを出すのも一苦労な鈍足っぷりである。そのため低空に追い込んだ敵機を追撃するのも困難を極める。爆装をしていれば陸RBであれば車載機銃に、空RBであればAI対空砲に容易に撃ち抜かれる。
・上昇力…登らない。そして低空ではエンジンが非常に熱くなりやすいためWEPを焚いての上昇も厳しいものがある。もし高度を抑えたければ迂回上昇は必須であろう。もっとも自陣に籠って上昇をしても更に高空を敵爆撃機が悠然と飛行する程度の上昇力であるが…。
・機動力…巡航速度の300~400Km/h範囲であれば比較的素直な機動力を示す。概ね機動力に優れる機体と劣る機体の中間と言ったところか。ただし500Km/h前後からそれ以上と速度が乗ると一変、舵が効かなくなる。対気速度で凡そ670Km/h程度までは耐えられるのだが、この位の速度を出すとまともに追撃は困難となってしまう。また低速域でも独特の横滑りの癖があるので注意が必要。

 

以上の事から枢軸に多い高度を取っての一撃離脱には全く向かない機体である。そこで空RBで運用する場合は対地に目を向けると良いだろう。
爆装はこのランク帯の枢軸戦闘機としては高めの350Kgまで備えることが可能。250Kg+50Kg*2や、Wfr.Gr.21*2+250Kgなどであれば大型オブジェクト相手でも2つまで破壊が可能である。また本機の低速特性やマウザー2門の高めの火力も低空での対地やヤーボの迎撃を鑑みれば相性は良い。ただし前述の通り高速域での舵の効かなさと横滑りには注意が必要。速度が乗り過ぎて地面とキスしたり、横滑りの影響で爆撃が上手く行かないなどならないように練習をしておきたい。
また注意点として戦闘機としては極めて珍しく250Kg爆弾の投下時にアームの動作が再現されている…分かりやすく言うと投下ラグと呼ばれる現象が起きるタイプの機体であるので爆撃をする際は投下姿勢を続けるなど注意したい。

 

なおここまで一切触れてこなかったが同ランクにはアップデートにより同じマウザー二門を備え爆装以外はほぼ上位互換のRe.2001 CNが実装されている。
あちらはマウザーの装填数が半分以下であるが純粋に制空を考えた場合は残念ながら本機が勝る点はほぼない。継戦力とロケット二発(or50Kg*2)分のヤーボ成分で差別化をしていきたい。

 

【シミュレーターバトル】
火力だけが自慢の低性能機。BR2.7でマウザー2門350発を振り回せる代償に、機体性能は類を見ないほど低い。
まず速力だが、圧倒的に足りない。
高度300メートルでIAS400Km/hに届かないAEC水平飛行速度は同格単発戦闘機の中では類を見ない遅さであり、同格どころか日本の固定脚戦闘機である97式戦より遅く、ソ連複葉機のI-153とほとんど同じである。
多少のエネルギー優位をもとに緩降下しても、水平飛行する敵機に追いつけるかは怪しい。
この低速を補うべく事前にエネルギーを稼いで急降下でダイブ攻撃しようにも、今度はIAS600Km/h付近で深刻な舵ロックが発生し、まともに狙いをつけられなくなる。
では格闘戦はどうかというと、旋回力も速力に対してかなり低めであり、一撃離脱よりの戦闘機であるBf109F1よりややマシ程度でしかない。
さらに鼻が非常に長いため前下方視界が最悪であり、旋回する敵機に対するリード射撃は困難を極め、しかも非力なエンジンにより攻撃機並みの馬力荷重となっているためエネルギー枯渇も早く、格闘戦の適性も低い。
おまけにエンジンが熱くなって、ラジエーターが自動的に開くとただでさえ悪い前方視界がさらに悪くなるのだが、MECでラジエーターを制御しようとするとエンジンにガバナーが無いため、エンジン回転数が2300を超えないようにプロペラピッチを速度に応じて手動で制御してやる必要があり、意識を余計な場所に持っていかれる。
愛が無いならば正直オススメはできない機体だが、それでも運用するならば、爆撃機の進路に先回りしてエネルギーを稼いでおいて、自慢の火力で緩降下ヘッドオンを仕掛け粉砕するか、もしくはいっそ旋回力の劣る機体が増えるランク3戦場にもっていって、低空格闘戦に混ざるといったところだろうか。
本機にほれ込んでしまった人は不足する性能を愛と火力でカバーしていこう。
なお、以前はフラップの強度もいまいち不足しており格闘戦の難易度が跳ね上がっていたのだが、いつの間にかフラップが(おそらくバグで)オリハルコンの強度を手にしており、機体の限界速度でも壊れない。戦闘フラップを開けばハリケーン程度には曲がるようになり、着陸フラップはエアブレーキ代わりに使えるため、格闘戦の際は積極的に活用していきたい。

史実

IAR-81は、ルーマニア初の近代的戦闘機であるIAR-80の発展型。
IAR-80と並んで、それまでルーマニアがライセンス生産して培ってきた技術の盛大なチャンポンであり、エンジンは元々フランス製ノーム・ローンエンジン、機体のおおよそはポーランド製PZL P.24戦闘機、プロペラはドイツ製、近代的軍用機の技術はライセンス生産を行っていたイタリア製SM79Bから汲み上げ、これらをルーマニアの航空機会社であるIAR社のイオン・グロース博士率いる設計チームが纏め上げた。
実装されたIAR-81Cは、もともとJu-87のような急降下爆撃機であったIAR-81を、防空戦闘機として改修したものであり、それまでイカリア(Ikaria)社製MG FF/M機関砲を搭載していたIAR-81Bから、より強力なドイツのマウザー製機関砲MG 151/20を搭載したものである。
ルーマニアの技術基盤が他国ライセンス生産品からの技術蓄積と生産設備しかないため、エンジンの改良は微々たるもので馬力の不足が目立ち、そもそも防空戦闘機として鞍替えしたのも一線級戦闘機が軒並みドイツ製のBf109Gになっていたからであり、配備されるや「時代遅れ」とも言える性能であったが、ルーマニア人飛行士たちはIAR-81Cなどによって連合軍の爆撃からルーマニア油田を守り通した。
東欧の中小国であるルーマニアが、あるものを使ってモノにした戦闘機。
それが「ルーマニア最良の戦闘機」であるIAR-81Cなのである。
(戦後にルーマニアが共産化されると、華々しい経歴のIAR-80系列の機体は真っ先に退役が進み、すべて破棄された。現在残っているIAR-80は復元機である)

小ネタ

─────感のいい方はお気づきではないだろうか。なぜこの戦闘機が未だ“最高のルーマニア国産戦闘機”と呼ばれているかを。
、、、そう、これ以降今に至るまでルーマニアは国産戦闘機を作っていないからである。
ルーマニアは戦後ワルシャワ条約機構に加入したことによって同時に航空産業に制約をかけられてしまったからである。イワンのクソッタレめ!
自身が最高のルーマニア国産戦闘機の座を降りるその時をIAR-81は待ち続けているかもしれない───

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

●DMM公式
I.A.R. 81-C:枢軸国の支援機

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算