イギリス RankV 戦艦 HMS Dreadnaught (1917)
概要
アップデート2.1 "New Power"で実装された戦艦。
史実では、一夜にして既存の全ての戦艦を時代遅れのものとしてしまった伝説的な戦艦であり、また最も有名なイギリスの戦艦の一つである。
--加筆求む--
艦艇情報(v2.1)
必要経費
必要研究値(RP) | 320,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 790,000 |
乗員訓練費(SL) | 230,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 6.0 / 6.0 |
RP倍率 | 2.02 |
SL倍率 | *** / 3.6 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / 5760⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
シタデル装甲 (前/側/甲板)(mm) | 100 / 279 / 19 |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 279 / 76 / 330 |
船体 | 鋼, 25 mm |
上部構造物 | 鋼, 16 mm |
排水量(t) | 20730 |
最高速度(km/h) | ***⇒*** / 33⇒*** |
乗員数(人) | 811 |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 305 mm/45 Mark X | 連装 | 5 | 800 | *** |
副砲 | 76 mm/45 3in 20cwt HA Mark I | 単装 | 2 | 300 | *** |
76 mm/50 12 pdr 18 cwt QF Mark I | 単装 | 18 | 5400 | *** |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
305 mm/45 Mark X | Mark IIa HE | HE | 386 | 53130 | 831 | - | 92 | |||||
Mark VIa APC | APC | 389.8 | 12400 | 10 | 831 | 476 | 413 | 343 | 298 | 266 | 230 | |
Mark VIIa CPC | SAP | 386 | 36300 | 831 | 10 | 260 | 228 | 193 | 169 | 152 | 132 |
小口径砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
76 mm/50 12pdr 18cwt QF Mark I | 76 nn CP | SAP | 15.2 | 520 | 805 | 3 | 100 | 92 | 86 | 80 | 75 | 71 |
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
76 mm/45 QF 3in 20cwt HA Mark I | 既定弾 | Shrapnel* | 7.94 | 180 | 617 | - | 5 |
追加武装*2
分類 | 名称 | 搭載数 | 費用 (SL) | 搭載条件 |
---|---|---|---|---|
魚雷 | 450 mm R.G.F. Mark VI** | 2 | *** | - |
魚雷
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量(kg) | 水中最大速度 (km/h) (初期⇒改修) | 射程 (km) (初期⇒改修) |
---|---|---|---|---|
450 mm R.G.F. Mark VI** | 700 | 134 | 56 | 5.49 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
文字通り世界初の弩級戦艦*3であり、設計はやや古い。
特徴
--加筆求む--
【火力】
主砲塔を5基搭載しているが、一度に発砲できるのは最大4基8門までである。基本的には大火力の榴弾を利用するといいだろう。
装填速度は305mm砲としてはかなり遅く乗員スキルMaxで30.3秒である。各国戦艦の装填速度は独戦艦の283mm砲と305mm砲が20秒、日米戦艦30秒、露戦艦33秒であり、平均的な装填速度となっている。
アップデート2.3で装填速度が40秒から30.3秒へ高速化された。
副砲は、他の戦艦と異なり4~6インチ程度の中間砲を搭載していないため火力にやや劣る。その代わり、対水雷艇用3インチ砲は砲塔上のもののほかに上部構造物にもケースメート砲として搭載している。舷側には最大12門程度を指向可能で、装填速度も速いため意外と頼りになるだろう。
対空兵器は艦尾の3インチ高角砲3門のみであるため航空攻撃に対してはやや脆弱だが、低角度の敵に対しては副砲の3インチの弾幕を張ることである程度対抗できるだろう。
追加兵装としては魚雷発射管を2門搭載している。固定式で照準しにくい上に射程・威力共に低いためほぼ役には立たないだろう。
【防御】
舷側装甲は上部203mm、279mmであり、独ソの戦艦よりは厚く日本艦よりは薄いといった塩梅。装甲の裏側には76mm装甲板と石炭庫があるためかなり硬い。
ただし乗員は811名と巡洋戦艦も含め2.1で実装された全戦艦の中で2番目に少ない。
(ちなみに最下位は同じ英戦艦のHMS Colossusである)
戦艦の耐久力は巡洋艦とは比べ物にならない頑強さなのであまり気にならない欠点ではあるが……
【機動性】
巡洋艦などよりはかなり遅い。もっさりとした動きのため敵の爆弾や魚雷にはよく注意しよう。
パーツ全改修によりRBで最高速度39km/h(21kt)となる。
史実
HMS Dreadnought (ドレッドノート)は1906年にイギリス海軍が建造し、その後の海軍艦艇主力艦の歴史を決定づけた世界初の弩級戦艦である。
19世紀から20世紀への世紀転換期、世界唯一の超大国たる大英帝国は巨大な脅威に直面していた。帝国主義時代の到来により欧州列強各国が大英帝国に迫らんと急速に海軍戦力の拡大に挑み、こうした脅威に対してイギリス世論は海軍、ひいては帝国の生命そのものの脆弱性を憂う「海軍恐怖(naval scare)」に襲われていた。
19世紀後半ロシア・フランスとの関係が険悪の一途をたどり、さらに露仏同盟が締結されると、国際環境の変化と世論の圧力に押され、イギリス政府は「二国標準主義(two states standard)」すなわち列強諸国のうちいずれか二国の海軍戦力を合計したとしてもイギリス海軍はそれを上回る戦力を有していなければならない、という政策方針を採るようになる。さらに19世紀末から20世紀初頭にかけて、イギリスは露仏に加え新たな脅威--ヴィルヘルム二世ひきいるドイツ帝国--を迎えることになる。こうして大英帝国は二国標準主義をも超える三国標準主義を標榜するようになり、海軍への帝国防衛の期待と列強各国との建艦競争による予算膨張は年々激化、1904~05年度の海軍予算は平時としては史上最高額にまで膨れ上がることとなった。
この予算膨張の重圧に耐えかねたイギリスは、フィッシャー提督による海軍改革を実行する。その内容は「莫大な予算を削減しつつ海軍戦力を再編・増強する」つまりコストカットとパワーアップの同時実現であり、この改革の要こそが従来の軍艦の形態すらも変えうる戦艦、ドレッドノートの建造であった。
ドレッドノートの特徴はそれまでの戦艦に搭載されていた副砲・中間砲*4を廃し、全ての大砲を同じ12インチ砲に揃え、同時に遠距離砲戦のための統制射撃を可能とするための射撃管制システムも初めて搭載された。これにより、それ以前の戦艦は主砲を2基4門程度しか搭載していなかったのに対し、ドレッドノートは12インチ砲を片舷に8門も指向できる強力な戦艦となった。加えて、戦艦としては史上初の蒸気タービンを採用したことにより当時の戦艦としては最速の21ノットを誇った。
1905年10月に起工されたこの全主砲の高速戦艦は、各国で計画中の「最新」艦艇すらも「時代遅れ」の産物にしてしまうという、世界の海軍史に新時代をもたらした。その影響は絶大で、列強諸国で進行中の建艦計画は一時混乱に陥り、フランス・ロシア・イタリア・オーストリア=ハンガリー・オスマン・アメリカ・日本など様々な国々が新型弩級戦艦の購入ないし建造を迫られることになる。その意味で世界の海軍を置き去りにし三国標準主義すらも達成できたわけだが、これにより最も大きな影響を受けたのは当のイギリス海軍であった。ドレッドノートによって建造中のロード・ネルソン級も含めイギリス海軍の戦艦はすべて旧式化してしまったのである。この時イギリス海軍はもちろん世界一の戦艦保有国家であり、つまるところ「世界で最も新しい戦艦を持ち、世界で最も多く古い艦を抱える国」になってしまった。
ドレッドノート建造の後もイギリスは国内での海軍恐怖の再発と、ドイツ海軍との熾烈な建艦競争(第1次世界大戦までの8年間にイギリスは45隻、ドイツは29隻もの弩級/超弩級/巡洋戦艦を建造)が止まらず、結果論ではあるが、予算軽減を大目標の一つとしていたフィッシャー提督の改革が(05年度以降短期的には成功を収めたものの)長期的には逆に更なる軍拡と予算を要求する原因となり、大英帝国の首を絞めていくことになった。
この革新的な設計と歴史的影響に比してその戦歴はそれほど華やかなものではない。
就役当初の1907年から1911年3月にかけては本国艦隊の旗艦を務めていた。その後は第1戦艦戦隊に配備されたが、1911年12月には第4戦艦戦隊に配備された。
第1次世界大戦中は主にイギリス本国沿岸の防衛任務に従事したが、戦時中に最も大規模な海戦となったユトランド沖海戦の際には修理中であったためこれに参加することはなかった。
大戦後の1919年に退役し、1921年にスクラップとして売却されその後解体された。
ドレッドノート級戦艦 | ||
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1 | Dreadnought | - |
小ネタ
皇族を乗せたはずなのに…
ドレッドノートの関わった奇妙な事件として、大学生たちがエチオピアの皇族一行に扮して海軍側を騙し、当時の旗艦であったドレッドノートの見学をした偽エチオピア皇帝事件がよく知られている。海軍は偽物の皇族一行を丁重におもてなししてしまったうえ、事件発覚後一行を逮捕するよう要求したものの法律違反が見当たらないことから要求も退けられ、一時期英国紳士淑女の嘲笑のネタとなってしまった。Bunga Bunga!
衝角なきラムアタック
ドレッドノートはその影響力に似合わず、戦果はドイツの潜水艦U-29に体当たりしてこれを撃沈したことくらいである。
皮肉なことに、本艦は遠距離戦が主体となることを想定していたために従来主力艦の艦首底部に標準搭載されていた衝角(ram:敵艦の土手っ腹に追突して船体をぶち破り浸水させる、いわゆるラムアタックのための艦首形状)を廃止したばかりの艦だった。
しかも潜水艦撃沈の報を受け、祝電にBunga Bunga!の一文が添えられていたとか。
--加筆求む--
外部リンク
コメント
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