アメリカ RankVI ジェット戦闘機 F11F-1 Tiger(タイガー)
概要
2020年夏イベントOperation S.U.M.M.E.R. 2020で、空タスクのスターを10個集めることで獲得できた。
数少ないアメリカツリーのBR9.0ジェットでA/Bを装備した単発艦上ジェット戦闘機。必要な速度性能と破格の運動性を備えており、屈指の扱いやすさを誇る。
機体情報(v1.99.1.102)
必要経費
必要タスク数(星) | 10 |
---|---|
乗員訓練費(SL) | *** |
エキスパート化(SL) | 930,000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 2800 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 9.0 / 9.0/ 9.0 |
RP倍率 | 2.32 |
SL倍率 | 1.0 / 3.5/ 5.3 |
最大修理費(SL) | ***⇒5,147 / ***⇒18,697 / ***⇒29,762 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | 1,198⇒1,230 / 1,193⇒1,213 |
(海面時) | |
最高高度(m) | 15,240 |
旋回時間(秒) | 36.1⇒34.4 / 37.0⇒35.0 |
上昇速度(m/s) | 59.9⇒90.0 / 55.4⇒74.0 |
離陸滑走距離(m) | 950 |
最大推力(kgf) | ***⇒3280 / 2860⇒3080 |
離陸推力(kgf) | ***⇒4970 / 4550⇒4770 |
毎秒射撃量(kg/s) | 7.30 |
燃料量(分) | min:17 / 20 / 30 / 45 / max:57 |
限界速度(IAS) | >1458km/h |
マッハ数制限 | >1.50 |
フラップ破損速度(IAS) | (着陸)500km/h |
主翼耐久度 | -4G ~ +13G |
レーダー
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | × | - |
測距レーダー | 〇 | 3.00 |
追跡レーダー | × | - |
火器管制装置 | 〇 | - |
敵味方識別装置 | × | - |
捜索中追尾 | × | - |
レーダー警報装置 | × | - |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
通常/ステルス | |||||
機関砲 | 20 mm Browning-Colt Mk12 Mod 0 cannon | 4 | 500 | 胴体横 | 340/510 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
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10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
20 mm Browning-Colt Mk12 Mod 0 | 既定 | HEI/HEI/ AP-T | 33 | 31 | 27 | 24 | 19 | 14 |
汎用 | HEI/AP-T | 33 | 31 | 27 | 24 | 19 | 14 | |
地上目標 | AP-T/AP-T/ HEI/AP-I | 36 | 33 | 27 | 24 | 19 | 14 | |
空中目標 | HEI/AP-T/ HEI/AP-I | 36 | 33 | 27 | 24 | 19 | 14 | |
ステルス | HEI/HEI/ HEI/AP-I | 36 | 33 | 27 | 24 | 19 | 14 |
追加武装
凡例 | ||||
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記号 | 意味 | 記号 | 意味 | |
RKT | ロケット | BOM | 爆弾 | |
AGM | 対地ミサイル | AAM | 対空ミサイル | |
GUN | 機関銃/砲 | CM | 対抗手段 | |
MINE | 機雷 | TPD | 魚雷 |
分 類 | 名称 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
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最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
BOM | 500lb LDGP Mk 82 | 4 | -20.2/-20.2 | -25.6/-25.6 | +1.9/+3.3 | 300 | Mk82 | 合計搭載量 2000lb (爆薬量470.36kg) |
BOM | 1000lb LDGP Mk 83 | 2 | -17.3/-17.3 | -23.0/-23.0 | +1.8/+3.0 | 330 | Mk83 | 合計搭載量 2000lb (爆薬量544.86kg) |
RKT | 70mm FFAR マイティ・マウス | 28 | -70.6/-78.5 | -33.2/-33.2 | +0.7/+1.8 | 550 | AERO 6A | 重量276.2kg |
RKT | 70mm FFAR マイティ・マウス | 38 | -18.0/-18.0 | -16.3/-16.3 | +0.7/+1.4 | 630 | AERO 7D | 重量380.6kg |
RKT | 70mm FFAR マイティ・マウス | 52 | -52.6/-54.7 | -31.7/-31.7 | +1.2/+2.4 | 630 | AERO 6A AERO 7D | 重量518.6kg |
AAM | AIM-9B | 2 | -7.9/-7.9 | -7.1/-7.1 | +0.3/+0.6 | 70 | - | 重量145.1kg |
AAM | AIM-9B | 4 | -15.8/-15.8 | -13.5/-13.5 | +0.5/+1.1 | 140 | AIM-9B | 重量290.3kg |
AAM & BOM | AIM-9B | 2 | -18.0/-18.0 | -19.8/-19.8 | +1.2/+2.2 | 220 | AIM-9B Mk82 | 合計搭載量 626.9kg (爆薬量235.18kg) |
LDGP Mk 82 | 2 | |||||||
AAM & BOM | AIM-9B | 2 | -23.8/-23.8 | -28.0/-28.0 | +2.1/+3.6 | 400 | AIM-9B Mk83 | 合計搭載量 1,038.7kg (爆薬量544.86kg) |
LDGP Mk 83 | 2 | |||||||
AAM & RKT | AIM-9B | 2 | -38.9/-38.9 | -24.4/-24.4 | +0.6/+1.5 | 340 | AIM-9B AERO 6A | 合計搭載量 283.2kg |
FFAR マイティ・マウス | 14 | |||||||
AAM & RKT | AIM-9B | 2 | -23.8/-23.8 | -21.9/-21.9 | +1.0/+2.0 | 690 | AIM-9B AERO 7D | 合計搭載量 525.7kg |
FFAR マイティ・マウス | 38 |
爆弾
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
500 lb LDGP Mk 82 | 226.7 | 117.59 | 82 | 5 | 119 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
1000 lb LDGP Mk 83 | 453.6 | 272.43 | 117 | 12 | 145 |
ロケット
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
FFAR Mighty Mouse | 8.0 | 1.17 | 701 | - | 290 |
ミサイル
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (M) | 誘導 方式 | 射程 (km) | 誘導時間 (s) | 最大過負荷 (G) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AIM-9B Sidewinder | 72.0 | 7.62 | 1.7 | IR, 後方 | 4.00 | 20.0 | 10 |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
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I | 胴体修理 | *** | *** |
20mm弾薬ベルト | |||
AERO 6A | |||
II | 新しいブースター | *** | *** |
機体 | |||
Mk82 | |||
AERO 7D | |||
III | 主翼修理 | *** | *** |
エンジン | |||
新しい20mm機関砲 | |||
AIM-9B | |||
IV | 耐Gスーツ | *** | *** |
カバー交換 | |||
Mk83 |
モジュール改修をGEで全て済ます場合は、10,000GEがあれば十分。
カモフラージュ
"Blue Angels" camouflage | |
---|---|
条件 | イベントで空タスクのスターを計11個獲得 |
説明 | アメリカ海軍所属のアクロバット飛行隊「Blue Angels」のカモフラージュ |
△△△ | |
[添付] | |
条件 | △ |
説明 | △ |
研究ツリー
解説
特徴
BR設定を考慮しなくとも素の性能はとても優秀で、タスクを続けてきたプレイヤーの苦労に見合った報酬機体。
全ての性能が強すぎず弱すぎずと言った範囲で纏まっており、とても扱いやすい仕上がりになっている。
地味にAAMも4発運用でき、このBRの機体としては数少ないコクピット回りに防弾が施されている機体でもある。
そのため、初めて超音速ジェット戦闘機に触れるという人にとっても良い練習機体となり得ることだろう。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
全体的にはかなりの高性能機。しかし、史実でも問題視された推力不足はそれなりに感じるため、25°以上の大仰角を取って敵機を追いかけたり、機械的な旋回を続けるなどといった過信は禁物。
カタログスペックでの最高速度は1213km/hであり、BR8.7~9.7の範囲ではトップクラス。海抜速度で本機に追いつける機体はLightning F.6とF-100A,Dのみ。高空からのダイブ性能とE保持も良好で、危険を察知したときの未然退避もやりやすい。
また、本機の切り札は加速力と機動性である。元々良好な加速力を生み出す設計にA/Bつきエンジンを搭載しているため、低速域からの復帰力は目覚ましいものがある。また、全速度域で鈍ることの無い良好なロール性能を持ち、さらにフラップ展開時の揚力増加が大きい。そのため、特にIAS500km/hを割るような低速域では超音速機にあるまじき粘り強さを見せる。
ただし、IAS500km/h以下でフラップを展開しない場合はまともに曲がらないので、低速域での展開はほぼ必須。出せるのは着陸フラップのみではあるがこれも同速度域なら全開でももげないため、存分に活用しよう。
通常戦闘速度域での単純旋回性能はやや低い(≒MiG系列には追いつけない)ので、近距離戦闘ではロールレートを活かせるシザース系を用いて戦おう。
低速域での性能とは裏腹に、M0.95(遷音速領域)以上で舵が効きにくくなり始めるためAAM(AIM-9B、R-3Sなど)の回避が難しくなる。万が一狙われた場合は速やかに亜音速領域未満まで減速してから回避機動を取ること。また、エネルギー保持は劣悪なので、バーティカルムーブは厳禁。
燃料量はECのような超広大なMAPでもなければ20分で十分。
実際の戦闘においては、BR8.0~9.0でAAMを4発装備可能な機体は本機とイギリスのJavelin F.(A.W.) Mk.9、Scimitar F Mk.1くらいで兵装の優位性はあるが、BR9.0~10.0ではAAM4発持ちが多くなるので優位性はあまりない。開始直後に味方の機体を見てBRを把握し、前者であれば機動力を活かして積極的にAAMを用いる戦術を、後者であれば加速力を活かしてエネルギーを失った敵機のノー・エスケープゾーンへ確実にAAMを差し込むなどと立ち回りを適宜変えた方がいいだろう。
固定武装は20mmが4門あるが、1門あたり125発と連射力に比して装弾数が少ない。そのため、数回の射撃で確実に主翼などを破壊する精確な狙いが求められる。幸いガンレンジの確保はAAMを懸架していても機体特性的にそこまで難しくはないため、落ち着いて戦おう。
また、制空権奪取後は低速性能と加速力を活かし、各種爆弾やロケットを携行して地上目標を破壊してチケットを削ることも選択肢に入る。この場合、修理費がかなり高いので墜落や衝突によるロストに注意すること。
総合的に見れば高い加速力と機動力、そして海抜水平飛行限定とはいえM1.0級の最大速度を持ち、同BR帯のジェット戦闘機でも屈指の使いやすさを誇る。が、それは簡単に勝てるという意味ではない。
言うまでもないことだが、この機体は何が得意なのか、何ができるのか、そして何ができない(または、してはいけない)のかを完全に把握し、確実に味方に貢献して勝利に結びつく戦い方を身につけよう。
【シミュレーターバトル】
BR9.3以下の低高度でミサイル以外追いつけない最高速で、4本のミサイルを搭載し、最大57分分の燃料をもって方々を駆け回る、というSBEC特有の広域遊撃戦に完全にはまった性能を持つ。
コックピット正面は照準器が埋め込み型で風防に直接投影するので特に下方視界が良好。見越し角が取りやすい。後方視界もF9F-8のような大きな防弾版がなく良好。垂直尾翼がよく見える。
そして本機の目玉、速度性能。アフターバーナーをもってしても加速は上の下程度で過信厳禁だが伸びがよく、最高速度まで止まらずに伸び切る。最高速度はAIM-9Bを4本搭載して1198km/h(高度100m)。後ろに敵機を2機以上引き連れても逃げられる高速性で距離と相手によっては逃走と同時に前方を攻撃するような芸当も可能。また隠れた強みに急降下耐性があり、なんと1400km/hまで出しても平然としていられる。通常亜音速ジェット機の対気限界速度は最高速とそんなに差がなくせいぜいプラス50kmというのが大半なところ、この特性を利用してレシプロ機よろしくダイブ攻撃を仕掛けて高速離脱、逆に追撃してくる相手をダイブで振り切る、あわよくば過速空中分解に追い込むなど他に例のない戦闘スタイルを取ることもできる。
高速域でも三軸が素直に効いてくれる良好な操作性もあり、ピッチはこのBR帯(9.3以下)米海軍唯一の全遊動尾翼(オールフライングテール)。ロールはエルロンではなくスポイラーだけを用いるので左右に切り返し続けると機首がだんだん下がることに注意。
速度が出たまま旋回しても翼は折れない為、多少操縦桿を引きすぎたぐらいは何ともない。一方で胴体が前後に長く、エネルギー保持が劣悪なため高迎え角で戦闘は厳禁。亜音速機とドッグファイトをするのはもってのほか。アフターバーナーでミサイルの感度が上がるので敵機に対して90度以上横を向いてもミサイルが刺さってしまうこともあって過度の急減速はご法度と言ってもいい。
フラップが着陸位置にしか動かせず、またエアブレーキが胴体下にありギアダウンと同時に自動格納されるため着陸時の減速が長い。ブレーキもそこまで強くないため滑走距離が延びがちになる。ただし着陸速度そのものは250km/h前後とそこまで速くはなく、着陸姿勢も安定する方。小回りが利かないこともあって進入時の段取りに時間がかかるタイプ。
SBでの特有の弱点・問題点として被発見関連があげられる。まずアフターバーナー搭載機ということもあって使用時はとても目立つ。朝方・夕暮れなどの時間帯の戦闘では尾部が真っ赤に光ってるので狙われやすい。さらに音速到達寸前はヴェイパーコーンが発生するため、中から見ればこれに塞がれて後方が視界不良になり大きな隙ができる。外から見れば音速機のいないBR故これが原因でF11Fだと識別されることもある。両方合わせて通常よりも早い段階でミサイルにロックオンされて発射されるので、特に空気抵抗が低くなってミサイルの射程が伸びる中高度以上はより警戒が必要。逆に低高度ではミサイルの反応が実際の射程よりも長くなるので、距離誤認を利用してミサイルを無駄撃ちさせることもできる。
これとは別にその高速性が問題化することもあり、味方をも振り切る速度から接近できずに識別不能にしてしまい、そのまま味方からミサイルが飛んでくるというケースである。なので自己位置報告はその都度行い、真後ろの機影には敵味方問わず用心するように。
史実
F11F(F-11)タイガーの起源は、1952年に民間から資金提供を受けたグラマン社の構想で、エリアルールなどを導入してF9F-6/7クーガーを近代化したものに遡ることができる。このグラマン社のプロジェクトはG-98と名付けられ、完成した時にはクーガから完全に設計を逸脱していた。
超音速性能と音速抵抗の低減の可能性を秘めたこの設計は、アメリカ海軍の関心をかき立てた。1953年までに再設計が行われ、クーガーと家族的に似ているだけのまったく新しい航空機が誕生した。新しい主翼はフルスパンの前縁スラットと後縁フラップを備え、従来の補助翼ではなくスポイラーを使用してロール制御を実現した。空母での保管のため、F-11タイガーの主翼は手動で下向きに折り畳まれていた。超音速性能を想定して、尾翼はすべて可動式になっていた。この機体はライトJ65ターボジェット用に設計されており、アームストロング・シドリー・サファイアのライセンス製造版である。
米海軍航空局は十分に感銘を受け、新型戦闘機は明らかに新設計であるにもかかわらず、XF9F-8と名付けられた試作機を2機発注した。さらに混乱を招くため、試作機はXF9F-9に再設計され、XF9F-8の名称はクーガーの派生機に引き継がれた。アフターバーナー版のJ65はまだ準備ができていなかったため、最初の試作機は1954年7月30日に非アフターバーナー・エンジンを搭載して飛行した。にもかかわらず、初飛行ではほぼマッハ1に到達した。アフターバーナー・エンジンを搭載した第2号機は、ダグラスF4Dスカイレイに続く米海軍2機目の超音速機となった。1955年4月には、F11F-1(1962年に三軍統一命名方式が採用された後はF-11A)と命名された。1956年4月4日、F11F-1タイガーがUSSフォレスタルに着艦・離陸し、空母試験が開始された。
F-11タイガーは、自爆した最初のジェット機として知られている。1956年9月21日、20mm(0.79インチ)の機関砲の試験発射中に、パイロットのトム・アトリッジは浅い降下の途中で2回の発射を行った。機関砲の弾道が減衰し、最終的には降下を続けていたタイガーと衝突し、タイガーを無力化して不時着させたが、アトリッジは一命を取り留めた。
グラマンはF-11A(F11F-1)戦闘機に加えて、F11F-1Fスーパータイガーとして知られる機体のより高度なバージョンも提案した。これは、ゼネラル・エレクトリック社の新しいJ79エンジンをF11F-1の機体に搭載するための1955年の研究の結果である。
出典 - Wikipedia
小ネタ
本機は「記録に残る自分の撃った弾で自分を撃墜した戦闘機第一号」としても有名である。
1956年に20mm機関砲(開発時期から鑑みて恐らくM61バルカンかコルト Mk12)の試験運用飛行中にテストパイロットは何らかの衝撃を受け急いで帰還。機体検査の結果敵機が確認されていない上空で機関銃による被弾痕が発見されたのだ。精密検査の結果、弾の線条痕などからテスト機体が発射した機関銃であることが判明。
何故そんなことが起きたのかと言うと、当たり前だが弾は投げたボールなどと一緒で、発射されると重力、風や空気の抵抗などで弾は落下、減速していく。テストパイロットは発射した後に下降して「減速、落下中の弾の弾道上に自分が入り込んだため」に被弾してしまったのだ。これを受けてアメリカ軍は対策として、F-11に下降角度の制限を設けるなどしたが、もともと性能的に満足のいく機体出なかったために4年で実戦配備は終了した。
因みにこの事故は現在でも稀におきるらしく最近ではオランダ空軍が2019年にF-16で同様の事故を起こしている。
外部リンク
コメント
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