アメリカ RankV ジェット戦闘機 F-89D Scorpion(スコーピオン)
概要
1.91"Night Vision"で実装された、アメリカランクV課金ジェット戦闘機。
固定武装並びに追加武装がまさかのFFARロケットのみ。これをどう活かすかは貴方次第である。
本機を購入する場合、前段階であるF-89Bの購入が必要となる。
機体情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | - |
---|---|
機体購入費(GE) | 3770 |
乗員訓練費(SL) | 10000 |
エキスパート化(SL) | 630000 |
エース化(GE) | 1800 |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 6.7 / 7.0 / 7.3 |
RP倍率 | *** |
SL倍率 | *** / *** / *** |
最大修理費(SL) | ***⇒1780 / ***⇒5490 / ***⇒3570 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | ***⇒*** / ***⇒*** |
(高度***m時) | |
最高高度(m) | *** |
旋回時間(秒) | ***⇒*** / ***⇒*** |
上昇速度(m/s) | ***⇒*** / ***⇒*** |
離陸滑走距離(m) | *** |
最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
毎秒射撃量(kg/s) | *** |
燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
銃手(人) | *** |
限界速度(IAS) | *** km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)*** km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
レーダー
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | 〇/× | **/**/** |
測距レーダー | 〇/× | *** |
追跡レーダー | 〇/× | *** |
火器管制装置 | 〇/× | *** |
敵味方識別装置 | 〇/× | *** |
捜索中追尾 | 〇/× | *** |
武装
なし
弾薬
なし
追加武装
分 類 | 名称 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
R | FFAR Mighty Mouse | 104 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 重量**kg |
R & R | HVAR | 16 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 重量**kg |
FFAR Mighty Mouse | 104 | 重量**kg | ||||||
R | FFAR Mighty Mouse M439 | 104 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 重量**kg |
ロケット
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
FFAR Mighty Mouse | 8.0 | 1.17 | 701 | - | 290 |
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
HVAR | 64 | 3.4 | 420 | - | 36 |
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
FFAR Mighty Mouse M439*2 | 10 | 1.18 | 739 | - | 16 |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | *** | *** |
ラジエーター | |||
**mm弾薬ベルト | |||
**mm銃座用弾薬ベルト | |||
II | コンプレッサー | *** | *** |
機体 | |||
新しい**mm機関銃 | |||
新しい**mm銃座用機関銃 | |||
III | 主翼修理 | *** | *** |
エンジン | |||
**mm弾薬ベルト | |||
爆弾懸架装置 | |||
IV | インジェクター交換 | *** | *** |
**オクタン燃料使用 | |||
カバー交換 | |||
新しい**mm機関砲 | |||
ロケット懸架装置 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
固定の機銃・機関砲が無く、いわば副武装であったロケットのみで戦う必要があるVer1.91に到るまでのWTには無かったタイプの戦闘機。主武装たるFFARロケットは炸薬量TNT1.18kg相当、最大290㎜の貫通力を誇る。だがこの機体のロケットポットは間隔が非常に左右で離れすぎており、戦車等の小さい標的へ命中させるのは至難の業である。その反面、当たり判定の大きい小基地や飛行場を攻撃するのであればその火力は遺憾なく発揮できるものの、暴れすぎたのか小基地には極端にダメージが通りにくくなってしまった。
そして、本機の目玉であるFFAR M439は近接信管付きであり、敵の近くにばら撒くだけで自動で爆発し、いとも簡単に撃墜を得られるであろう。迎撃機であるため、こちらを搭載推奨。
またエンジンにアフターバーナーが搭載されており一時的に高出力を引き出せる一方で、最高速に比して対気速度限界が低く、低高度で全力を出すと最悪空中分解するという欠点も有している。エアブレーキが付いているので危険を感じたら即展開できるように注意しよう。
立ち回り
1.91にて実装当初は小基地相手にFFARロケットで好き放題暴れていたが1.93直前のアップデータで調整を受け、FFARで小基地相手へのダメージはほとんど入らなくなった。
ただし飛行場へのダメージは1.93現在も以前同様に大きなダメージを入れることができる
それと同時に1.93にて新たに空対空近接信管付きのFFAR M439が追加された。これにより、本機の空戦能力は飛躍的に向上した。まずロケット弾の設定で爆発距離を着弾に設定。「着弾だったら対空信管が作動しないんじゃないか?」と思うかもしれないがこれは着弾or近くを通らない限り爆発しないという意味なので遠慮なく設定しよう。うまくやれば5キロ先の爆撃機をスナイプだってできるようになる。
新たに実装された空対空ロケットは以前のFFARとは違い、相手に直撃させずとも飛翔体が相手の近くを通れば自動で起爆してくれるようになっている。
ただしこれは利点でもあるが、同時に欠点ともなっている。実装された近接信管の感度はあまりにも過敏であるがために、早爆が発生する。特に背後から敵を攻撃する場合、ロケットが相手の尾翼にも届かない位置で起爆するために与えられるダメージは少なく、命中弾を入れたのに、ダメージが全く入らないと言ったような事例も発生する。なので、そのような状況では少し斜め下or斜め上から敵機鼻先に投げるようにすれば、うまく近くで爆発してくれるだろう。
しかしながら近接信管を搭載したことは大きく、大まかな偏差を取っていれば多少雑なAIMでもしっかりと相手にダメージを与えられるようになった。
また、ロケットの一斉射撃によって対爆撃機迎撃も以前よりもかなり安定して行えるようになる。
なお、近接信管が過敏すぎる問題だが、これがむしろ利点となる場合も存在する。ヘッドオンの時である。ジェット機同士のヘッドオンはレシプロ機のそれとは違い、相対速度が極めて速い。故に相手がロケットの爆発にそのまま突っ込むような形となり、非常にキルが取りやすくなる。
ヘッドオンは本機の真骨頂であり、基本的にはこのヘッドオンで敵を殲滅していこう。
【リアリスティックバトル】
このBR帯ではかなり優れた最高速度を持ち、真っ直ぐ飛んでいれば同格以下には追いつかれないだろう。また、マッチングの半数以上が対枢軸のトップマッチであり、一方的な水平一撃離脱を繰り出すことが可能である。
しかし、本機の機体強度はかなり低くく、低空を飛んでいる際はA/Bを焚かずとも勝手に空中分解してしまう。また、高速時に-Gを掛けると翼端が飛んでいく。速度には細心の注意を払うように。
開幕はその加速力を生かして敵陣に突っ込んでヘッドオンを仕掛けて行こう。ミーティア、F-80などの火力に劣る英米機はヘッドオンを回避してくることが多いが、火力に優れる枢軸機はヘッドオンに乗ってくることが多い。相手がヘッドオンを仕掛けてくるようなら、3~2kmから必殺のロケットを撃ち込んでやろう。ヘッドオンを回避された場合はそのままA/Bを焚きながら離脱、距離が離れたところで反転して再度ヘッドオンに持ち込もう。
要するにこの機体は ヘッドオン→離脱→反転→ヘッドオンの繰り返しで運用するものである。このようにA/Bを焚くことが大きくので、燃料は30分を選択すると良い。
敵複数対自分一人の状況に陥ったとしても、上のサイクルを徹底することで逆転できることも多いため、絶対に諦めてはいけない。
【シミュレーターバトル】
シミュレーターバトルでは先言ったように1.93でも小基地相手のダメージ量は大幅な弱体を受けたが、飛行場へのダメージは以前のままであるため、特に変える必要はない。
ただし、対地用のFFARと対空用のFFARは兼用できないため、どういう風なスタイルで戦うのかは個人の判断となる。
厳密な数値は不明だが、FFAR+HVAR計120発の対飛行場火力はB-57Bの8000lb爆装におおよそ等しく、またその仕様上後者が全弾を的確に叩き込むのは難しい故、獲得ポイントから逆算した有効火力はほぼ同じである。
なお本機体のBRは7.3であるため、参加できる部屋は6.7~7.7と8.0~10.0部屋の二つとなる。
遭遇する機体は黎明期ジェットが大半かつ朝鮮戦争時代の機体とは出会わない為、当機を捕捉できる戦闘機は非常に少ない。
ただしこの場合、本機は初期スポーンポイント(以下SP)では出撃不可である為に他の機体でまず出撃しなければならない上、一度でも撃墜されると再出撃へのぺナルディータイム(以下PT)が存在する(最大30分)ため、要注意である。(PTはその間に別の機体でポイントを稼げば短縮可能。30分の場合は3000ポイント稼ぐ必要があり、およそ基地爆撃8トン分もしくはFFARロケット228発分)
メインと言えるこちらでは本機体のBRは8.0をも下回るのでSPを消費せず初めから出撃OK、かつ撃墜されてもPTは発生しない(SLは消費する)。その為、基本的に格上のジェット機を相手取るが、撃墜されてもすぐ復活可能である。
以下10.0部屋における本機のライバルと言える機体との基地爆効率の比較
機体名 | 爆装量 | 爆装時の巡航速度 | スポーンポイント | ぺナルディー |
---|---|---|---|---|
F-89D | FFAR×104+HVAR×16 | 800km/h台後半 | なし | なし |
B-57B | 8000lb | 600~700km/h | なし | なし |
Tu-4 | 12000kg | 350km/h | なし | なし |
FJ-4B | FFAR×114 | 800~1000km/h | 220 | 10分 |
F-4C | FFAR×228 | 800~950km/h | 450 | 30分 |
なお当モードの飛行場のダメージモデルは他モードと比べてかなり精密で、滑走路・機体格納庫・基地要員住宅地・燃料保管庫のどれかを正確に攻撃出来なければスコアは入らず、そのためB-57BやTu-4のような爆撃機は理論火力を出すのが難しい、他にも600kph台を出せても捕捉してくるNPC戦闘機の存在によって生存率は悪いといえる。
纏めると、本機はF-4Cの半分の爆装量・多少遅い巡航速度といった欠点を持つものの、撃墜・乗り捨てでのPTがない=飛行場に帰還する必要もない=B-57Bを除いた要往復機体の半分程度の飛行時間で済む(=F-4Cとの爆装差も時間効率で見れば大差がない)という強みを持ち、さらにpremium機体補正で機体研究RP効率では上回る事から本機体はゲーム内随一の対基地攻撃機と言って過言ではないだろう。
みんなもぜひこれを期にECSBを始めようね!
(本音:SB人口増えろ)
史実
ロケットのみの「戦闘機」
本機の武装を見て地上攻撃機と思う人が多いと思われるがれっきとした「戦闘機」である。一体全体何がどうなっているんだと思うかもしれないが、実はこのロケットは爆撃機を迎撃するための武装である*3。それでも疑問に思う人もいるかもしれないが、本機が開発された背景には当時の逼迫した状況があった。
冷戦真っ只中の当時、戦争になれば核爆弾を搭載して大挙飛来してくるであろうソ連の爆撃機をどうやって迎撃するかは当時のアメリカ空軍の最重要課題であった。しかし当時の爆撃機はジェットエンジン技術の成熟もあり重装甲、高速化が著しく、従来の武装では威力不足だったうえに一度引き離されると戦闘機でも追い付けず迎撃は困難だった。そこで開発されたのがF-89Bの機銃を撤去し、代わりに大量のロケットを搭載した本機である。
迎撃は基本的に半自動的に行われ、FCSに指示されたコースで飛び、指示されたタイミングでロケットを撃つというもの。接敵パターンは後ろからと横からの二通り存在し、発射パターンは全弾斉射の他2群あるいは3郡の分割射撃が存在した。といっても実施時は速度差があまりないので基本的には横からのパターンが主であった。
こうして爆撃機迎撃専用機として誕生した本機であったがある日、海軍のミサイル標的として運用されていた無人F6Fが制御を失って演習空域から出ようとしてしまう。慌てた海軍は空軍に処理を依頼、空軍はもちろん最新鋭戦闘機F-89Dを差し向ける。ところがここで大問題が発生する。そもそも当時のFCSは爆撃機がまっすぐ飛んでいないとまともに照準できない代物で、無線制御を失ってフィードバックだけであちこちへフラフラするF6F相手には当然だが役に立たなかった。仕方が無いので手動で撃とうとするも、FCSに任せてロケットを撃てば当たる最新型なので照準器等という無用の長物は外されており、当然ながら目視で撃つもなかなか当たらない。辛うじて1,2発くらいは命中したものの致命傷には至らなかった。しかし燃料漏れくらいは起こせたらしく、F6Fは燃料切れで墜落したのである。
これによりアメリカ空軍は本番ではFCSは役に立たないと考えて、精度が低いFCSで撃っても吹っ飛ばせる巨大弾頭を使おうという結論に達し、開発中であった空対空無誘導核ロケットAIR-2「ジニー」を主力防空兵器として位置づけるのであった*4。
小ネタ
本機の武装でも不十分であることを知った本機のパイロット達は、有事の際もし爆撃機が本土に飛来したら…その時は爆撃機に体当たりをしようと悲壮な決意を固めていたそうである。当時の米空軍がいかに警戒していたかがうかがえるエピソードである。本当に戦争にならなくて良かった。
見ての通り大量のロケットを積んでいるこの機体だが、ロケットを一発一発手動で撃つのは非常に骨が折れる。材質にもよるが下手するとキーボード内の部品も折れる。幸いロケットにも爆弾の連続投下の様な「一斉射撃機能」があるので、ぜひ未登録の諸兄はキーコンフィグにて設定しておこう。
史実では当武装は対空ロケットとして開発された。…のだが実戦に投入されると対地攻撃で活躍し、そして本ゲームにおいても優秀な対地攻撃性能を保有している。対空とは…
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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