アメリカ RankV ジェット戦闘機 F-84F Thunderstreak(サンダーストリーク)
概要
Update 2.3 "Hot Tracks"にて米独伊仏に追加されたF-84Fの1機で、F-84Gの事実上の後継機。
F-86相当の性能を求めてF-84を再設計した機体であるが、部品共通性は15%に過ぎず最早別物といえる*1。
直線翼F-84シリーズ譲りの頑丈さと搭載量をそのままに、F-86相当の速力を得た堅実な機体である。
機体情報(v2.3)
必要経費
必要研究値(RP) | 170,000 |
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機体購入費(SL) | 1,010,000 |
乗員訓練費(SL) | 160,000 |
エキスパート化(SL) | 550,000 |
エース化(GE) | 2,000 |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 2300 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 9.0 / 8.3 / 8.7 |
RP倍率 | 2.08 |
SL倍率 | 1.1 / 2.60 / 3.20 |
最大修理費(SL) | 2,980⇒*** / 7,910⇒*** / 10,210⇒*** |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | ***⇒1111 / ***⇒1102 |
(海抜高度時) | |
最高高度(m) | 12,500 |
旋回時間(秒) | ***⇒26.3 / ***⇒28.0 |
上昇速度(m/s) | ***⇒45.5 / ***⇒38.0 |
離陸滑走距離(m) | 3,000 |
離陸推力(kgf) | ***⇒3680 / ***⇒3490 |
毎秒射撃量(kg/s) | 5.20 |
燃料量(分) | min:8 / 20 / max:29 |
限界速度(IAS) | 1130 km/h |
制限マッハ数 | 1.17 |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)530 km/h, (離陸)510 km/h, (着陸)405 km/h |
着陸脚破損速度(IAS) | 390 km/h |
主翼耐久度 | -4G ~ +11G |
レーダー
なし
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
通常/ステルス | |||||
機銃 | 12.7 mm M3 ブローニング | 6 | 1800 | 機首 | 200/300 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
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10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm M3 Browning | 既定 | API-T/AP/AP/I | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 |
汎用 | AP-I/AP-I/ API-T/I/I | 23 | 22 | 16 | 10 | 3 | 3 | |
地上目標 | API-T/I/AP/ AP/AP-I/AP-I | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 | |
曳光弾 | API-T | 23 | 22 | 16 | 10 | 0 | 0 | |
ステルス | AP-I/I/AP-I/I | 23 | 22 | 16 | 10 | 3 | 3 |
追加武装
分 類 | 名称 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*2 | ||
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最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
B | 250lb LDGP Mk81 | 4 | -**/-33.1 | -**/-4.5 | +**/+1.7 | 160 | Mk81 | 合計搭載量 1000lb (爆薬量245.16kg) |
B | 500lb LDGP Mk82 | 4 | -**/-90.7 | -**/-9.0 | +**/+3.6 | 300 | Mk82 | 合計搭載量 2000lb (爆薬量470.36kg) |
B | 1000lb LDGP Mk83 | 4 | -**/-143.3 | -**/-14.2 | +**/+6.7 | 670 | Mk83 | 合計搭載量 4000lb (爆薬量1089.72kg) |
B | 2000lb LDGP Mk84 | 2 | -**/-137.5 | -**/-14.0 | +**/+6.7 | 510 | MK84 | 合計搭載量 4000lb (爆薬量1157.22kg) |
R | 127mm HVAR | 24 | -**/-292.3 | -**/-18.3 | +**/+7.4 | 380 | FRC Mk.2 | 重量1536.0kg |
R | 127mm HVAR(内翼) | 12 | -**/-173.5 | -**/-11.0 | +**/+3.5 | 190 | FRC Mk.2 | 重量768.0kg |
R | 127mm HVAR(外翼) | 12 | ||||||
R | 70mm FFAR Mighty Mouse | * | -**/-74.2 | -**/-5.2 | +**/+1.5 | 630 | Aero X-6A | 重量345.2kg |
爆弾
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
250 lb LDGP Mk 81 | 113.4 | 61.29 | 93 | 4 | 105 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
500 lb LDGP Mk 82 | 226.7 | 117.59 | 82 | 5 | 119 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
1000 lb LDGP Mk 83 | 453.6 | 272.43 | 117 | 12 | 145 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
2000 lb LDGP Mk 84 | 907.2 | 578.61 | 170 | 21 | 205 |
ロケット
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
HVAR | 64 | 3.4 | 420 | - | 36 |
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
FFAR Mighty Mouse | 8.0 | 1.17 | 701 | - | 290 |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | 14000 | *** |
コンプレッサー | |||
12mm弾薬ベルト | |||
Mk81 | |||
II | 新しいブースター | 16000 | *** |
機体 | |||
FRC Mk.2 | |||
Mk82 | |||
III | 主翼修理 | 18000 | *** |
エンジン | |||
Mk83 | |||
IV | 耐Gスーツ | 23000 | *** |
カバー交換 | |||
Aero X-6A | |||
Mk84 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
実装当初は空虚重量に燃料重量が一部加算されるバグが存在し、本来の性能から大きく低下した性能となってしまっていた。現在は修正されたので、安心して扱ってよい。
全体的な特徴は前機体と変わりないが、新規設計の後退翼とスタビレーター、つまり全遊動式尾翼を手に入れたことで、制限速度および高速域の操縦性が改善されている。マッハ0.8付近から舵ロックが始まるが、スロットル調節やエアブレーキを駆使すれば容易に調整可能なため活用は欠かさずに。
エンジンは1000kgfほど出力の大きいJ65へと換装されたが、再設計に伴い機体重量も増加してしまった。そのため、史実同様同じ後退翼機のF-86と比較すると推力重量比の向上は若干に留まっている。それでも最高速度は大きく向上し、F-84Gの985km/hから1103km/hへと120km/h近い進歩を果たした。
武装はM3ブローニング6門で据え置きだが、配置は変わらず自慢の当てやすさは健在。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
はじめに、本機はBR8.7の戦闘機として見た場合と、対照機となるF-86と比較してみた場合で評価点が異なることを置いておく。
まずBR8.7の戦闘機として見た場合である。この場合、全国家の8.7戦闘機と比較すると対地性能と頑丈さに重きを置いてある他は極めて凡庸な性能をしていると言える。こう書くとパッとしない機体と思うかもしれないが、ここでいう凡庸とは主だったクセがない、ということである。頑丈でありつつ上昇力も必要分あり、ロールやピッチングも及第点でエネルギーさえあればワンサークル戦闘も可能。
続いて、日米ツリーにある純正F-86系列と比較した場合である。両者を比較すると、ロール・ピッチレートでF-86に軍配が上がり、上昇力、E保持はF-84Fに軍配が上がる。そのため、積極的にエネルギー戦術を多用する場合では、本機の特性は今ひとつ相性は良くないだろう。逆に、これまで通り味方との連携を前提に一撃離脱で戦う場合、本機のE保持と上昇力は頼もしい特性である。どちらが強い、というのはないので好みや気分に応じて乗り分けるのも手である。
本機ならではの持ち味である頑丈さと対地性能だが、前者はテストフライトで外装なし、燃料最小負荷の場合約5500m前後からダイブしてM0.9前後の対気速度を記録しても全くビクともしない後退翼にあるまじき頑丈さである。これは(性能的)被弾耐性や、胴体着陸の成功率にも関与しており、戦闘は相手によってはオフセットヘッドオンパスからの力押しも可能とするレベルで、もちろんいざという時の生還や修理判定の成功にも大きく寄与してくれるだろう。
肝心の乗り味は前任に当たるF-84Gをそのまま後退翼化したような感覚であり、比較的乗り換えも容易だろう。離着陸も前任譲りの丈夫なランディングギアと広い主脚スパンで、F-86程神経を使わずともよい。ドラッグシュートも完備で着陸距離の低減も配慮されていると細かな配慮が嬉しい。
固定武装は初期米空軍ジェットでお馴染み12.7mm M3 ブローニングが6門。機銃配置と装弾数は直線翼F-84時代と全く同じで、非常に当てやすい。適度に機銃が分散し、また機首を包まない配置なため曳光弾が視界を妨害しにくい。そのため弾薬ベルトを選ばない。しかし、設定している銃砲照準距離によってはやや下向きに狙わないと当たりづらい場合があるため、そこは留意されるよう。
この他、追加武装で戦後低抵抗爆弾とHVAR・FFARロケットが使用可能。機体負荷を抑えつつ高威力の爆弾を最大で4発使用可能(2000lbの場合2発)で、対地攻撃はもちろん小基地破壊にも十分使用可能。
HVARついてはFFARが開発できるまでのつなぎとして割り切ったほうがよい。装弾数含む全てのパラメーターが下位互換であるため、FFARが開発できた後に選ぶ理由はあまりない。最も、FFARは撃ちきった後に空のポッドが残るため、それを嫌うのであれば選択の余地はあるかもしれない。
FFARについては変わらずAI戦車や軽トーチカ破壊にもってこいだ。ただし、FFARは主翼中央から外部にかけてロケットポッドが懸架されるため、当て感に関しては大きくズレるため要練習。なお、FFARの運用はF-86には不可能*3な芸当であるため、陸RB等爆弾以外での対地攻撃も重視したい諸氏にも勝手が良いだろう。
総じて本機は待望の頑丈であり、良い意味で普通な機体である。プレイヤーの戦い方で好みが分かれる面はあるが、それでもセオリー通りに戦うのであれば大きく劣ったところはない。むしろ基本性能に振っている分プレイヤーのスキル次第で大きく化ける機体である。MiGシリーズに対してツーサークル含む維持旋回戦を仕掛けてはならないのは本機に限った話ではないし、対AAMについてはAIM-9B相当のミサイルであればA/Bがないのを逆手に取って速度が乗った状態なら急機動で回避可能。実装タイミング的にボトムを引くと改修でやや逆風が強い面は否めないが、そこは味方と連携すれば容易に切り返せるため、これまでの経験を基にこれまで通りの戦い方で確実に敵を倒して勝利に貢献しよう。
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
リパブリック社の設計陣は、XP-84の初飛行後から後退翼機の検討を進め、1947年3月にはアメリカ陸軍航空隊へXP-84の後退翼版を提案したが戦後の軍縮の最中であり、この提案を受け入れられる環境にはなかった。1949年に入り、陸軍から独立したアメリカ空軍へ再度提案し、YF-96として試作機1機の開発が認められた。試作機は167日間で完成し、飛行試験が行われたが搭載エンジンのXJ35の推力不足が原因で思うような速度性能が出せず、空軍も採用には消極的だった。
しかし、1950年の朝鮮戦争勃発で戦闘爆撃機が大量に必要になったことから、エンジンを強化した試作機YF-84F 2機の開発を認めた。YF-84Fは燃料搭載量増加のため胴体をサンダージェットと比し太くした上で、エンジンを強力なJ65*4に換装し、1950年6月3日の初飛行で大幅な性能向上を示したため直ちに採用された。しかしエンジンの不具合により配備は1954年までずれ込み、朝鮮戦争には間に合わなかった。
後退翼の採用とエンジンの強化により速度性能が向上したが、太い胴体と大型化した空気取り入れ口によって空気抵抗が増加し、F-86を僅かに上回る程度しか向上しなかった。また重量増加により機動性は逆に低下してしまっていた。しかしサンダージェットから受け継いだ搭載量と航続性能はさらに高まっており、総合的な性能は向上したと言える。
(Wikipediaより引用・加筆修正)
小ネタ
◆空中空母搭載機!?
F-84Fも前任と同じく様々なテストに用いられた。その中で、かねてよりジェット戦闘機の課題だった航続距離を伸ばすための種々の実験に参加した。これらはファイコン(FICON:Fighter CONveyor、戦闘機運搬者)計画と呼ばれ、胴体爆弾倉に専用の空中ブランコを付けたGRB-36爆撃機(母機)に専用の改修を施されたGRF-84Fを上半分を半埋込式で搭載、予定地点で切り離すというものだった。切り離し後、GRF-84Fが戦術核爆弾を投下、その後母機と再結合して帰投するというさながらフライトシューティングゲームの空中空母を連想させるものだった*5。
搭載時はGRF-84Fがコクピットごと爆弾倉に固定されていることもあり、パイロットはその間操縦席に拘束されず自由に行動できるため10数時間の往復を乗り切れるなど効果そのものは高かった。しかし、再結合時の制御は母機側の乱流もあり、理想的な環境かつ熟練パイロットであっても10回に数回成功すればよい、といった程度の危険な代物で依然広範な前線戦術には適用できず、また空中給油の確立によってこれらの計画は中断された。
一応、偵察機型のRF-84Fを改修したGRF-84F/RF-84Kでの実施は任務の特性上"戦術的に適切"という判断が下され、短期間ではあるものの実戦投入されていた。
外部リンク
コメント
【注意事項】
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