F-4EJ Kai Phantom II

Last-modified: 2024-02-10 (土) 10:29:19

日本 RankVII ジェット戦闘機 F-4EJ Kai Phantom II

f-4ej_kai_top_1.JPG

Ver 2.13以前

4341.jpg
ラウンデルのサイズが大きいものになっている。

概要

Update 2.9 “Direct Hit”にて追加された。
F-4EJの近代化改修型で、ルックダウン性能に優れる新型レーダーやAIM-7F・AIM-9Lに加え、HUDやCCIP/CCRP射爆撃計算など充実の機能を備える。
F-4EJ共々、2021年3月まで航空自衛隊で現役を務めていた。

機体情報(v2.*)

必要経費

必要研究値(RP)390,000
機体購入費(SL)1,060,000
乗員訓練費(SL)300,000
エキスパート化(SL)1,060,000
エース化(GE)3400
エース化無料(RP)1,280,000
バックアップ(GE)40
護符(GE)2,900

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング11.3 / 11.7 / 11.7
RP倍率2.38
SL倍率0.9 / 2.3 / 5.0
最大修理費(SL)3,880⇒5,901 / 9,040⇒13,749 / 15,210⇒23,134

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)2,255⇒2,417 / 2,221⇒2,339
(高度12,192m時)
最高高度(m)16000m
旋回時間(秒)26.5⇒25.5 / 27.4⇒26.0
上昇速度(m/s)141.6⇒204.3 / 131.6⇒171.5
離陸滑走距離(m)850
離陸推力(kgf)4,920⇒5,500 / 4,860⇒5,200
A/B推力(kgf)7,730⇒8,310 / 7,670⇒8,010
毎秒射撃量(kg/s)11.63
燃料量(分)min 9 / 20 / max 30
銃手(人)2
限界速度(IAS)1,458 km/h
フラップ破損速度(IAS)(離陸)650 km/h, (着陸)500 km/h
主翼耐久度-2G ~ ***G

レーダー

航空機用レーダー解説ページを開く

分類有無距離
(km)
対応バンド対応レーダーモード
索敵レーダー19/37/74/148ISRC
PD
追跡レーダーTRK
PD
捜索中追尾×---
敵味方識別装置
IFF
-I-
 
分類有無探知距離
(km)
対応バンド対応レーダーモード
レーダー警報装置
RWR
70C-JSRC/SRC PD
 

火器管制装置

分類有無対応兵器対応バンド
火器管制装置
Lead Indicator
〇/×****
連続算出命中点
CCIP
CCRP
〇/×**-

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所購入費用(SL)
通常/ステルス
機銃20 mm
JM61A1
1640機首1300/1900

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

武装名ベルト名内訳最大貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
20 mm
JM61A1
既定API-T/HEF-I/HEF-I/AP-I/HEF-I/HEF-I4036221263
徹甲弾API-T/AP-I/HEF-I/AP-I/AP-I/HEF-I4036221263
空中目標API-T/HEF-I/HEF-I/HEF-I/HEF-I4036221263
ステルスAP-I/AP-I/HEF-I4036221263
 

追加武装

武装オプション

分類名称パイロン
-1234567891011-
AAMAIM-9P Sidewinder11
22
AAMAIM-7E Sparrow1111
AAMAIM-7F Sparrow1111
BOM500 lb LDGP Mk 8263636
BOM500lb Mk82 Snakeye high-drag tail fin retarded bomb63636
BOM750 lb M117 cone 4543534
RKTFFAR Mighty Mouse5757575757
RKTZuni Mk 32 Mod 01212121212
GPD20 mm GAU-4111


爆弾

名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最大貫通力
(mm)
装甲車両
破壊距離(m)
非装甲車両
破壊距離(m)
750 lb JM117
cone 45
340.2206.62899134
 
名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最大貫通力
(mm)
装甲車両
破壊距離(m)
非装甲車両
破壊距離(m)
500lb Mk82 Snakeye high-drag tail fin retarded bomb253.998kg87.1kg827119
 
名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最大貫通力
(mm)
装甲車両
破壊距離(m)
非装甲車両
破壊距離(m)
500 lb LDGP Mk 82226.7117.59825119
 

ロケット

(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)

 

(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)

 

ミサイル

名称弾頭重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最高速度
(M)
誘導
方式
射程
(km)
誘導時間
(s)
最大過負荷
(G)
AIM-9P Sidewinder76.07.622.5IR, 後方5.5040.020


名称弾頭重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最高速度
(M)
誘導
方式
射程
(km)
誘導時間
(s)
最大過負荷
(G)
AIM-9L Sidewinder84.04.062.5IR, 全方位6.50*1
3.00*2
40.030


名称弾頭重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最高速度
(M)
誘導
方式
射程
(km)
誘導時間
(s)
最大過負荷
(G)
AIM-7E Sparrow205.011.524.0SARH25.040.025


名称弾頭重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最高速度
(M)
誘導
方式
射程
(km)
誘導時間
(s)
最大過負荷
(G)
AIM-7F Sparrow231.015.094.0SARH40.040.025

ガンポッド

(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)

 

機体改良

解説ページを開く

Tier名称開発費(RP)購入費(SL/GE)
Iコンプレッサー18000***/280
胴体修理
20mm弾薬ベルト
Mk82
Flares/Chaff
AIM-9P
II新しいブースター30000***/490
機体
JLAU3/A
AIM-7E
III主翼修理26000***/***
耐Gスーツ
新しい20mm機関砲
JM117
AIM-7F
IVエンジン34000***/560
カバー交換
Gunpod SUU-23/A
LAU-10/A
AIM-9L

カモフラージュ

クリックで表示
Standard
[添付]
条件既定のカモフラージュ
説明1992年以降順次塗装された、F-15Jと同様の2色グレー迷彩。国籍標識のミスはVer2.13にて修正されたが、旧塗装のままのパイロンや実機に無い空中給油口の赤い縁取りは相変わらず。レドームのライトニングアレスタやJ/APR-6の黒い受信部も再現されていない。DMMが実機取材までしたのにこの体たらく。
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前機体F-4EJ Phantom II
派生機体
次機体F-15J
 
 

解説

特徴

レーダー換装により、パルスドップラーモードを使用可能になっている。このモードでは地面からの反射電波がスコープ上で靄のように現れるグラウンドクラッターをフィルターで排除しており、探知能力が格段に向上している。
これだけであれば一段下のF-4Sらのファントムファミリーにも同じ事が言えるのだが、本機はドップラーモードにおいてもオールアスペクト性を持つためヘッドオン時のみならず後方からもロックが出来るのが大きな特徴となっている。*3

立ち回り

【アーケードバトル】
--加筆求む--

【リアリスティックバトル】
初期武装はAIM-9Pサイドワインダーと機関砲のみと、大変つらく厳しいものとなっている。金色の鷲を購入するか、地道に改修するかして、最低でもAIM-7Eスパローまでは進めたい。

まず、開幕は地を這うように飛行するか5000-5500m度の飛行機雲の出ないあたりを飛行するかで立ち回りが変わってくる。

  • 地を這うように飛行する場合、最も気を付けなければならないのがF-14のAIM-54。TWS方式のため、撃たれた側には発射を知らせる警告音やロックオンの警報は1つも鳴らない。よって、上空をよく観察し、自機に向かって来るようなミサイルの航跡が見えた場合、すぐに回避行動に移ろう。まあこのBR帯まで来た猛者ならわかっていると思うが
    索敵も同時にしながら飛行し、20km程度離れた敵が見えたらレーダーでロックオン。15kmを切ったらスパローを投げつけよう。まあここまで来た猛者ならわかっていると思うが7Eスパローは発射後誘導に入るまで2秒程度のタイムラグがあるため、あまり引き付け過ぎると誘導が開始される頃にはもうサイドワインダーやバルカンの射程…なんて事が多く、概ね5km以内では撃っても命中を期待できない。
  • 5500m程度の中空で戦闘する場合、まず警戒すべきはAIM-54。これは地を這う場合と変わらない。ただし、自機の高度があるので、回避は地を這う場合よりは簡単になるだろう。基本的に自機より下にいる敵にスパローを投げる仕事となる。知っての通り、高い場所からミサイルを撃った場合は射程は伸びるので、23km程度まで接近した敵を撃つ。10km前後までが7Eスパローの限界なので、それより近い場合は9Pで戦闘することとなるが、本機の格闘戦性能は同BR帯では最悪と言ってもよい部類。MiG-29やF-16らとは格闘戦をしないほうがベター。7Eスパローの限界まで来たらおとなしく撤退するのも吉。

【シミュレーターバトル】
--加筆求む--

史実

F-4EJ改は、航空自衛隊F-4EJの延命・能力向上型である。

長いので折り畳み

1971~81年にかけて計140機が空自に納入されたF-4EJだが、1976年に発生したベレンコ中尉亡命事件において、レーダーのルックダウン性能不足が露呈*4することになった。もっとも、この年代で実用的なルックダウン能力を持っていた機種はごく一部で、EJの能力も当時としては一線級のものだったが、「他国機にレーダー網を突破され、自国領内に強行着陸された」という事実は日本の防空体制に危機感をもたらした。
空自は次世代戦闘機F-15Jや早期警戒機E-2Cの導入を進める一方、1980年からF-4EJの能力向上研究に取り掛かった。試改修機として三菱重工に送られたF-4EJ「07-8431」は、1984年7月17日に改修後初の飛行を実施し、同年12月に空自へ引き渡された。
 
EJからEJ改への改修内容は主に

  • 航空機構造保全プログラム(ASIP)適用による機体寿命延長
  • デジタル式のセントラルコンピューターJ/AYK-1を搭載
  • レーダーをF-16A/Bと同等のAN/APG-66Jに換装
  • AIM-7運用能力維持のため、F-15Jと同等のAIM-7用指令誘導装置を追加
  • レーダーディスプレイをJ/AVQ-3に換装
  • IFFをAN/APX-76Aに換装
  • RWRをJ/APR-6に換装
  • INSをデジタル式のJ/ASN-4に換装
  • 光学照準器AN/ASC-26を撤去し、HUD(カイザー社製 KM808)を装備
  • HOTAS概念を導入し、スロットルレバーに各種スイッチを追加

…等々である。これらの改修、特にレーダーの換装により、目標探知距離の延伸に加えルックダウン・シュートダウン・対水上捜索性能が強化された。また、EJで削除されていた爆撃計算機能が復活したほか、AN/ALQ-131 ECMポッドやAIM-9L、AIM-7F/Mなどの新型兵装、さらに国産のAAM-3、ASM-1/2、GCS-1などの運用能力を獲得し、対空のみならず対地・対艦戦闘能力も向上させている。
EJとの外見的相違点としては、主翼と垂直尾翼の端にJ/APR-6の黒いアンテナが付いたことや、レドームにライトニングアレスターが付いたことなどが挙げられる。
 
EJ改の量産改修は1987年度予算で承認され、1993年までに計90機が改修を受け、第301・302・306飛行隊に配備された。これに合わせ、それまでEJを運用していた第303・304・305飛行隊はF-15Jに機種転換している。また、支援戦闘機F-1の後継機計画(FS-X)が予定より遅れ、F-1の退役に間に合わなくなったことから、1997年に第306飛行隊がF-15Jに機種転換し、捻出したEJ改をF-2受領までの繋ぎに充てる形で第8飛行隊がF-1から機種転換を実施した。
その後、第8飛行隊は2009年にEJ改からF-2に機種転換。この頃になるとEJ改も陳腐化・老朽化が顕著になっていたが、こちらの後継機選定も遅延していたため、残る2個飛行隊では機齢40年を超える機体が続出しながらも運用が続けられた。第302飛行隊は2019年3月、第301飛行隊は2020年12月にそれぞれ後継機F-35Aへ機種転換を実施した。
最後まで現役で残ったEJ改は、改修以来一貫して飛行開発実験団に所属していた試改修機「07-8431」であった。2021年3月17日、「07-8431」は2機のEJ「17-8301」「47-8336」と共に岐阜基地で最終飛行を実施し、昭和から令和まで50年に及んだ「日の丸ファントム」の歴史に幕を閉じた。

小ネタ

2001年6月25日、第302飛行隊所属機が北海道の島松空対地射撃場で訓練を行った際、ロケット弾発射後の旋回中に機関砲を不意発砲する事故が発生。計188発の20mm演習弾が発射され、場外の民間施設や車両に着弾し被害を与えた。
調査の結果、原因はEJ改への改修時に不要となった機内配線が残置されており、その配線が外板取り付け時にドリルで損傷し、ロケット弾の配線に接触して通電したためと判明した。


2007年10月31日、小牧基地でのF-2B墜落事故によりF-2A/B全機が即日飛行停止。さらに同年11月5日、アメリカでのF-15C墜落事故の影響でF-15J/DJも全機飛行停止措置を受けた。この結果、11月16日にF-2が飛行を再開するまでの間、通常配備の空自戦闘機がF-4EJ改のみとなった。


第501飛行隊のRF-4EやRF-4EJの中には、AN/ALQ-131ポッドの運用能力やJ/APR-6 RWRなど、部分的にEJ改相当の改修を受けた機体が複数存在していた。海外系の書籍やWebサイト等ではこれらの機体を”RF-4E Kai”や”RF-4EJ Kai”と称しているものもあるが、いずれも空自の公式な名称ではない。*5


EJ改の量産改修が1987~93年に行われたのに対し、EJ/EJ改のロービジ制空迷彩への塗り替えは1992年から順次実施されたため、過渡期には「旧塗装のEJ改」も存在した。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 後方
*2 前方
*3 他にクルナス2000もオールアスペクトのAN/APG-76を搭載しているがこちらはSARHを使用できないためVer2.33現在EJ改のみの特権である
*4 千歳基地からF-4EJが緊急発進したが、MiG-25が海面スレスレまで高度を下げたため捕捉に失敗。
*5 そもそも、RF-4EJへの改修にあたってはEJ改への更新予定がない機体の中から状態のいいものを選択して行われているため、RFと改を両立している機体は存在しない