F-16A ADF

Last-modified: 2024-02-10 (土) 10:53:38

アメリカ RankVIII 戦闘機 F-16A ADF Fighting Falcon

F-16ADF-ONG1.jpg

概要

Update 2.23 "Apex Predators"にて追加された。 F-16Aの防空戦闘機型。
ゲーム内では対地攻撃能力が完全に削除されている代わりにSARHミサイルであるAIM-7スパローが使用出来るようになっている。

機体情報(v2.23.0)

必要経費

必要研究値(RP)410,000
機体購入費(SL)1,110,000
乗員訓練費(SL)310,000
エキスパート化(SL)1,100,000
エース化(GE)3,400
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)60
護符(GE)3,100

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング12.0 / 12.0 / 12.0
RP倍率2.5
SL倍率0.9 / 2.7 / 5.6
最大修理費(SL)3,350⇒*** / 8,360⇒*** / 15,740⇒***

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)2093⇒*** / 2063⇒***
(高度***m時)
最高高度(m)15240
旋回時間(秒)20.3⇒*** / 20.6⇒***
上昇速度(m/s)252.6⇒*** / 240.2⇒***
離陸滑走距離(m)850
離陸推力(kgf)6140⇒*** / 6070⇒***
A/B推力(kgf)8640⇒*** / 8570⇒***
毎秒射撃量(kg/s)10.03
燃料量(分)min10 / 20 / 30 / max36
搭乗員(人)1
限界速度(IAS)*** km/h
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h, (着陸)*** km/h
主翼耐久度-***G ~ ***G

レーダー

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分類有無距離
(km)
対応バンド対応レーダーモード
索敵レーダー19/37/74/148ISRC/SRC PD
追跡レーダーTRK/TRK PD
捜索中追尾×---
敵味方識別装置
IFF
---
 
分類有無探知距離
(km)
対応バンド対応レーダーモード備考
レーダー警報装置
RWR
70C-JSRC/PD
AI/SAM/AAA/CW
追尾探知/発射探知
 

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所購入費用(SL)
通常/ステルス
機銃***mm
△△△
****△△△**/**
機関砲***mm
△△△
****△△△**/**
機銃
(単装)
***mm
△△△
****△△△**

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

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追加武装

分類名称パイロン
-1234567891011-
AAMAIM-9L
Sidewinder
(初期装備)
11
AAMAIM-9L
Sidewinder
111111
AAMAIM-7M
Sparrow
11
DTKDrop tank
(300 gal.)
1


爆弾

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ロケット

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ミサイル

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魚雷

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ガンポッド

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機雷

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機体改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I胴体修理16,000***360
コンプレッサー
20mm弾薬ベルト
フレア/チャフ
II新しいブースター18,000***410
機体
耐Gスーツ
AIM-7M
III主翼修理20,000***460
カバー交換
新しい20mm機関砲
AIM-9L
IVエンジン51,000***1200
EFS

カモフラージュ

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△△△
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前機体
派生元機体F-16A
次機体F-16C
 

解説

特徴

F-15にも搭載されるF100-PW-220エンジンによる高い推力と、F-4やF-14より遥かに軽い機体重量(自重概ね8~9t)がもたらす高い機動性が特徴。
低~中速域での高い旋回能力と、マッハ1までF-104やF-4以上にすぐ辿り着ける加速力、圧倒的な上昇率、そして高いエネルギー維持率を両立している。

またレーダーも先に実装された日本ツリーのF-4EJ Kai Phantom IIと(ver2.23.0.42時点では)ほぼ同じ性能であり、F-14のようなTWSこそないが全方位ルックダウン能力と広い捜索範囲、なかなかロックが途切れない追尾能力を備えている。

高い運動性を得る為に静安定性が低くなるよう設計されており、それを補うためにFBW(フライ・バイ・ワイヤ)*1を介して機体制御にコンピューターが介入するようになっていて本ゲームでもそれが再現されている。本ゲームでのこの機体は特にSBにおいて、SAS:減衰時、どんなに操縦桿を強く引いても基本的には10Gを超えないよう旋回する仕様になっていて、この為に高速域での急旋回、特に急降下からの引き起こしは場合によりしづらくなっているが、逆に言えば基本的に分解しないとも言えるので安心して操縦が可能。
また、高迎え角時に主翼前縁のフラップを自動で展開する。これもあり、格闘戦時でも失速するまで非常に粘ってくれる機体となっている。

注意点として、主翼後縁のフラップはエルロンと共用(フラッペロン)になっており、操作ミスなどでフラップが破損するとロール速度に大きな影響が出る。特に両方のフラップが無くなるとロールを水平尾翼のみで行うことになりロール速度が極めて遅くなるので気をつけよう。

立ち回り

各レーダーモードについて

各レーダーモードについて

  • SRC
    普通の捜索モード。範囲を60x10、20x5、120x5から選べる。自機から見て直角の方向に飛んでいる敵機も写るが、地面からの反射波の影響を強く受けるため下方の敵を捜索することは困難。
  • SRC PD
    PD(パルスドップラー)レーダーにより下方の敵も捜索できるが、自機から見て90度横に飛んでいく敵機は高度に関わらず写りにくい。捜索範囲はSRCと同様。また本機のPDレーダーの特徴として、自機から離れていく敵(=テールオン時)にもルックダウン能力を発揮できる*2
  • ACM/ACM PD
    正面19kmの機体を捉える空中戦モード。SRCと同様にノーマルとPDの二つがあり、それぞれ走査範囲を7x7(ボアサイト)、10x40(垂直走査)、20x20(広角走査)の中から切り替えることが可能。広角走査の走査範囲はコックピット視点で見てHUDの枠を基準に一~二回り広い範囲となっている。ノーマルおよびPD時の弱点はSRCと同様。
  • TRK/TRK PD
    上記各モードにより捉えた航空機を追尾する。
    ノーマルのSRC、ACMを使用でTRK。SRC PD、ACM PDの使用でTRK PDに遷移する。ノーマルおよびPD時の弱点はSRCと同様のため、ノーマルは水平線より下に降下、PDは自機から見て90度横方向に飛行されるとロックが外れる。

【アーケードバトル】
--加筆求む--

 

【リアリスティックバトル】
--加筆求む--

 

【シミュレーターバトル】

FBW(フライ・バイ・ワイヤ)について

FBWにより、SASをデフォルトのままにしていても分解する危険なく操縦でき、またフラットスピンに陥る危険性も少ない。減衰に設定しておけば安定した操縦ができるが、一時的にでも大きく引き起こしたい時はデフォルトに戻す事で13Gまでの旋回が可能。但しデフォルト時は操作にかなり敏感になり安定した操縦が困難になる。

SAS減衰で飛行している時は10Gまでの操縦制限が掛かることに留意。
M1.1以上の速度で引き起こしを続けると、素の機動性の良さと相まってあっという間に失神する。

武装&戦法

全方位ロック&30G機動のできるAIM-9Lを最大6発、またその内9L 2発と交換でF-4等でお馴染みAIM-7スパローの(現時点のWTで)最新型のAIM-7Mを2発携行可能、対地武装ゼロ。というわけで、必然的にこれら二種のミサイルで制空することとなる。
AIM-7Mはそれまでのスパローと比べて発射してから誘導開始までの遅延が少なく、ヘッドオンでは5km程度の近距離から撃っても普通に命中してくれる。また高高度では、R-27ERに次ぐ高い加速度*3も相まってより長距離の目標にも命中させることができる。本機のレーダーの高い追尾性能も相まって、 低・高高度のいずれでもスパローを当てるのはそれほど苦労しないだろう。信頼性はヘッドオン時より落ちるが、テールオン時にも近距離かつ敵機が激しい機動をしていなければスパローが命中することがあるため、9Lを切らしたなどでスパローのみでドッグファイトする事になった場合は狙ってみるのも手。

スパローの携行数の少なさによりBVR時の継戦能力はF-14やF-4より若干低くなるため、確実に当てていこう。幸いスパローとレーダー両方が高性能なため、相手の簡単な回避機動だけではまず命中する。スパローを切らした時は持ち前の格闘戦能力の高さを活かし9Lを当てていくのがおすすめ。
9Lをメインに戦う際の一例だが、敵に気づかれないよう低空or高高度から高速で敵に接近して奇襲を行い、仕留め損なったら速度を使って上昇しつつエネルギー優位のまま格闘戦に移行すると良い。あるいは、一定以下の速度域での高い旋回力を活かすためにいっそ高度に注意しながら急減速してしまっても良いだろう。どうせ圧倒的な加速のために少し旋回を緩めてアフターバーナーを焚けばすぐ速度を回復できるため、位置どりを誤らない限り急減速自体は大きな不利にはなりにくいのだ。

この機体でよくマッチングするであろうMig-29と戦う場合、お互いに相手に気づいている状態で正面からBVR戦闘を行うのはできれば避けた方がいいだろう。相手のR-27ERはこちらの7Mの加速を上回っており、お互いに撃ち合った時はよくて相殺、悪くて先に撃墜されることがあるため。低~中速域でのドッグファイトに持ち込めれば、相手がHMSでロックしてくる赤外線ミサイルにさえ気をつければこちらの高い機動性を活かしてチャンスを掴める。

高い加速力とその軽量さのため、上昇して高度を取るのも苦労しないし旋回してもエネルギーを失いにくく回復しやすい機体となっている。更にそこそこのロールレート&低~中速域で表れる高い旋回性、高迎角時に自動で展開する前縁フラップの補助もあり速度が落ちても長い時間粘れ、ドッグファイトも難なくこなせる。このため、コンピューターの介入によりあまり曲がらない高速飛行時の急旋回を除けば米ツリーの機体の中でも特に格闘戦が得意な機体と言える。

F-16のキャノピーは正面を向いた時に斜め後ろ以外に一切の窓枠が無い構造になっている。これはコックピット視点しか使えないSBでは索敵の大きな助けになるだろう。

史実

アメリカ本土防空の一翼を担う空軍州兵向けF-16防空戦闘機型。
防空戦闘機として採用されるにあたりベースのBlock15から大小様々な改修が行われているが、最も大きな違いとして全天候要撃を行うため中距離AAMの運用能力を得たことが挙げられる。
冷戦終結にともなう形で米軍からは退役。中古機としてヨルダン、タイに輸出された他、イタリアにもリースが行われた。

小ネタ

F-16は幾つかのモジュールによって作られている。また、軽量・安価・頑丈な機体にするための工夫も散見されており、blockによって差異はあるが大まかには変わらない為ざっくりではあるが、モジュールごとの構造を見ていこう。
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前胴

前胴は、現代の戦闘機ではよく見られる『ロンジロン構造』となっている。
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『ロンジロン構造』というのは、4本のぶっとい強力縦通材(ロンジロン)を通して骨格を支える仕組みの構造である。細い縦通材をたくさん並べて骨格を支えるセミモノコック構造とはある意味逆の発想の構造だ。
なぜ、この構造となっているかと言うと、胴体に操縦席・脚・エンジンダクトなどの為に大きな開口部を開けなければならない為である。
いつまでも、セミモノコック構造ではないのだよ?諸君。

ロンジロンにまつわる飛行停止と墜落事故

2014年8月19日、F-16Dの複座型ではあるが、米空軍は整備作業中に該当機の1機で亀裂が発見され、同型機157機で緊急点検を実施したところ、82機で亀裂の発生がみつかった為82機に飛行を停止したと発表した。

2007年10月2日、飛行訓練中のF-15Cが離陸してから約20分後、旋回飛行中に大きな衝撃と共に、機体のコックピットの後方部分で機体の前部と後部が分離し、そのまま墜落し墜落した。原因はコックピット後方のロンジロンに亀裂が入り破断した為だった。
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この墜落は一大事件となり飛行停止処分と国内外のF-15を総点検したところ嘉手納基地に所属する2機のF-15にも亀裂が入っていた。
参議院でもF-15は欠陥機として意見書が提出されるなどし、世間を騒がせた。

ロンジロンって重要だね

エアインテーク

モジュール構造のエアインテークとなっており、F100エンジンからF110エンジンに換装された際は、通過断面積を拡張したモジュールに交換するだけで対応が可能だった。
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また、エアインテークモジュールの上部先端にはインレットストラットが装着されており、後部の根本だけで支える片持ち構造にならない様にしている事がわかる。

キャノピー

F-16のキャノピーはF-15等の以前までの機体と違い、ポリカーボネート樹脂が使用されている。ポリカーボネート樹脂を使用することにより高い衝撃耐性を持ち支柱のない視界が良好なキャノピーになった。4ポンドの鳥が350ノットの速さで衝突しても耐えられるようになっている。(block70/72からは550ノット)
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ただし、ポリカーボネート樹脂は傷つきやすく化学薬品にも侵され易いためストレッチアクリルも併用している。構成は、外側から0.125インチのストレッチアクリル、0.5インチのポリカーボネート、その他シール剤となっている。
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主翼

主翼の構造は、主桁と呼べるもがなく多数の桁と上下外板で支える多桁構造、主翼を取り付ける為のパーツ(主翼にボルトで取り付け)、翼端にミサイルを搭載する為の翼端パイロン、前縁及びフラッペロンとなっている。
翼端にミサイルを搭載する目的は、ウイングチップタンクと同じで振動抑制と巡航抵抗削減することである。
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※画像はblock40のもの

主翼取り付け

F-16のユニークな構造の一つは主翼の取り付け方法である。
主翼と胴体は、左右分割して作った主翼をボルトで結合されており、取り外し可能となっている。重量面ではデメリットであるが、これにより生産性と整備性が向上している。
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また、主翼前縁部にケーブル類が配線されているのが分かる。
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下の画像はF-4とF-15の主翼取り付け方法の分かるものだが、左右一体の主翼にして胴体を乗せるF-4、ヒンジを通して固定するF-15と比べF-16が簡単な作りなのが分かる。
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水平尾翼

水平尾翼もF-16のユニークな構造の一つで、チタン製の翼根リブとCFRP製の波形型リブで構成された一体成波形構造となっている。そしてグラファイトエポキシ複合材の上面外板と下面外板となっている。また、この水平尾翼は、右舷左舷間で互換性がある。
これらにより、重量・コスト・整備維持費の軽減を図っている。
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外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 F-16は各動翼の制御を動翼部のアクチュエーターとそれに信号を伝える電線、およびその電線を伝う電気(+コンピューター制御)のみで行っており、操縦索のような機械的接続はバックアップとしてさえ存在しない。代わりにFBWを四重にして冗長性を持たせている
*2 F-4JやF-14のものは高パルス繰り返し周波数(High Pulse Repetition Frequency)を使用しており、その為テールオン時の目標の検出範囲が制限されているとのこと(Apex Predatorsパッチノートより)。
*3 英WTwikiより