ソ連 Rank IV 軽巡洋艦 Chapayev (Pr.68K) 1950
VT信管を搭載した連装100mm対空砲が4基8門、連装37mm機関砲が14基28門装備されている。つまり主砲で砲撃戦をしている間にもSumnerが全力で対空戦闘をしている以上の対空性能があるので、接近は非常に困難。
概要
1.91"Night Vision"で実装されたソ連の軽巡洋艦。ソ連で152mm砲を持つ巡洋艦の1隻目である。
艦艇情報(v2.1)
必要経費
必要研究値(RP) | 100,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 310,000 |
乗員訓練費(SL) | 90,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 2000 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 6.0 / 6.0 / 6.0 |
RP倍率 | *** |
SL倍率 | 1.5 / *** / *** |
最大修理費(SL) | 4950⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
シタデル装甲 (前/側/甲板)(mm) | 120 / 100 / 50 |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 175 / 65 / 60 |
船体 | 鋼, 25 mm |
上部構造物 | 鋼, 8 mm |
排水量(t) | 14040 |
最高速度(km/h) | 52⇒*** / ***⇒*** |
乗員数(人) |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 152 mm/57 B-38 | 3連装 | 4 | 2160 | 2 |
副砲 | 100 mm/56 SM-5-1 | 連装 | 4 | 2400 | 1 |
対空砲 | 37 mm V-11 | 連装 | 14 | 39200 | - |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
152 mm/57 B-38 | OF-35 | HE | 55 | 6000 | 950 | 0.45 | 50 | |||||
B-35 | APCBC | 55 | 1690 | 950 | 9 | 334 | 296 | 251 | 220 | 197 | 168 | |
PB-24 | SAPBC | 55 | 5900 | 950 | 9 | 173 | 153 | 130 | 114 | 102 | 87 | |
ZS-35 | HE-DF | 54.23 | 6560 | 950 | - | 53 |
小口径砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
100 mm/56 SM-5-1 | OF-55 HE | HE | 15.6 | 1120 | 1000 | 1 | 15 | |||||
ZS-56 HE | HE-DF | 15.6 | 1890 | 900 | - | 24 | ||||||
F-55 HE-F | HE(弾底信管) | 15.6 | 1940 | 1000 | 1 | 73 | 64 | 57 | 52 | 47 | 44 | |
ZS-55R AAVT | HE-VT | 15.9 | 1260 | 995 | - | 17 |
機銃
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
37 mm V-11 | 既定 | HEF-T/AP-T /HEF-T/HEF-T /AP-T | 60 | 57 | 47 | 38 | 30 | 16 |
追加武装*2
なし
カモフラージュ
研究ツリー
前艦艇 | Krasny Krym |
---|---|
派生艦艇 | - |
次艦艇(右) | Imperatritsa Mariya |
次艦艇(下) | - |
解説
特徴
6インチ級主砲を持つソ連巡洋艦の1隻目。
主砲火力・対空性能・装甲・速度のいずれも高水準……なのだが主砲の装填と装甲には欠点もある。
--加筆求む--
【火力】
主砲は6インチ(152mm)57口径3連装砲塔を4基12門搭載する。
砲弾はHE・AP・SAP・HE(時限信管)の4種を使用可能、どれも6インチ砲弾としては最強クラスの性能を誇る。
特にSAPは良好な貫徹力を持ちながらもTNT換算5.9kgと凄まじい炸薬量を内包する。
これは他国のどの8インチ(203mm)SAP弾・Common弾よりも炸薬量が多く、
それでいて貫徹力でも英国の8インチSAP以外とほぼ同じか上という凄まじい6インチ(152mm)砲弾だ。
このように砲弾はとても優秀、57口径と長身の砲は950m/sと優秀な初速を叩き出すため遠距離戦も得意。
……このように強力な砲弾性能を持つ一方で装填方式は一時弾薬庫を使用する旧式である。
一時弾薬庫には砲塔1基につき18発、3連装砲塔なのでたった6回斉射するだけで一時弾薬庫は弾切れになる。
即応弾が一時弾薬庫に残っている場合は毎分8発と6インチ砲としても標準的な装填速度だが、
撃ち切ってしまうと毎分5発と日独英の8インチ砲と同レベルまで装填速度が落ちてしまう。
アップデート2.3で撃ち切った際の装填速度が毎分6発へと強化された。
更にアップデート2.5で一時弾薬庫が削除、どれだけ撃っても毎分8発の装填速度を維持できるようになった。
対空性能は凄まじいの一言、急降下爆撃機や雷撃機では投弾距離まで近寄ることすら難しいレベルだ。
対空砲としては連装100mm砲を4基8門搭載する、前任艦のキーロフとは違い対空砲弾は開発しなければ使えない。
なお時限信管HEの方が若干炸薬量が多い、一方の近接信管HEは初速が早く有効射程や精度で勝る。
機関砲としては連装37mm機関砲を14基28門搭載している、高初速かつ高火力で機関砲としては有効射程が長い。
西側におけるボフォース40mmと似たような立ち位置であり、撃ちすぎるとオーバーヒートを起こすのも同じ。
【防御】
舷側装甲は100mmとキーロフから倍化、砲塔も正面175mm・側面や上面も75mm~65mmと装甲化を果たした。
艦橋モジュールも130mmの装甲で守られており全体的に優秀な装甲を持っている。
……ただし重大な欠点も存在する、それが水線下防御の欠落である。
このゲームでは砲弾が水中に着弾してもしばらく突き進む水中弾効果が再現されている、ただし榴弾にも。
舷側装甲100mmは船体を広く縦に守っているが水線下へはそれほど装甲が伸びていない、
そのため榴弾が無装甲の水線下に直撃すると高い加害能力を持つ破片が船内にバラ撒かれ大被害が出てしまう。
1.99で「通常の」榴弾は船内への加害力が激減したため水線下に直撃しても大被害は起きなくなった。
ただし弾底信管の榴弾は船内で炸裂するため相変わらず水底下に食らうと危険である。
【機動性】
パーツ全改修で61km/h(33kt)となっている、巡洋艦としてはやや早めの部類。
史実
チャパエフ級はソ連海軍の巡洋艦。68型巡洋艦とも。17隻が計画されたとされる。
1番艦の名はロシア内戦で活躍した軍人「ヴァシリー・チャパエフ」から取られている。
もともとはキーロフ級・ゴーリキー級の拡大型として計画され、設計の元段階、1938年設計案ではキーロフと変わらない18㎝砲装備でやや拡大した8000トン級巡洋艦になるはずだったが、海軍はもっと強火力重武装の艦を希望したため、設計がやり直された。
再考の結果、15.2㎝三連装砲4基12門、排水量1万トンの大型巡洋艦となることが決まった。
しかし当時は赤軍大粛清の真っ最中であり、設計官が粛清されるなど混乱を極めたため細部の設計を詰めるのに1年以上を要した。
ようやく設計が決まり、1939年後半からレニングラードとニコラエフで順次起工される。
しかし1941年に独ソ戦が勃発。起工7隻うち進水5隻、3隻が起工直前の状態だったが全て建造中断され、資材は別に転用された。
ニコラエフで進水済みの2隻はポチに疎開、レニングラードの3隻は港で放置される。
起工済み未進水だった「オルジョニキーゼ」「スヴェルドロフ」はニコラエフを占領したドイツ軍により船台上で解体された。
戦後、海軍は68型巡洋艦の建造を再開するが、この時戦訓に基づいた対空改装・新型電子装備の追加など再び改設計が行われ、68K型巡洋艦と改称された。
戦禍を逃れた5隻の建造はこの新しいプランによって再開され、1950年に相次いで就役した。
しかし「チャパエフ」級の改良型である「スヴェルドロフ級」が1952年以降から就役したこと、また大規模水上艦隊の建設を推進していたスターリンが1953年に死んだこと、そのスターリンの政軍にわたる独裁体制への批判が行われ艦隊整備計画が変更されたことなどから、「チャパエフ」「フルンゼ」は1960年、「クイビシェフ」は1965年に早くも除籍され、数年以内に解体された。
「チカロフ」(1958年に「コムソモレツ」に改名し練習艦となる)と「ジェレズニャコフ」(1973年に練習艦となる)は1970年代中盤まで海軍に在籍した。
--加筆求む--
小ネタ
・一時弾薬庫はどこ?
X線モードで探しても見つけられない一時弾薬庫の場所だがなんと砲塔(砲室)内に直接置かれていた。
PCならX線モードにした後Anselなどを使って砲室内に潜り込むと18発分が砲室後部に並んでいるのが確認できた。
現在は一時弾薬庫が削除されたため見ることが出来ない。
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。