75/34 M42

Last-modified: 2023-07-17 (月) 12:03:19

イタリア RankII 駆逐戦車 Semovente 75/34 M42

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概要

見た目は前車とほぼ同等だが、エンジン出力が向上し、機動力が一般的なレベルにまで向上した。なお、後退速度が犠牲となっている。
また、主砲が延長され、砲弾の貫徹力や初速が向上している。
一方、据え置きの装甲は格上相手には厳しい。
運用は今まで通りでも問題ないが、より相手に撃たせないことを心がけよう。

車両情報(v1.85)

必要経費

必要研究値(RP)14,000
車両購入費(SL)55,000
乗員訓練費(SL)11,000
エキスパート化(SL)55,000
エース化(GE)210
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)60
護符(GE)750

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング2.3 / 2.3 / 2.3
RP倍率1.24
SL倍率0.4 / 0.7 / 1.2
最大修理費(SL)680⇒*** / 920⇒*** / 830⇒***

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)12.3⇒17.1 / 8.3⇒9.8
俯角/仰角(°)-10/22
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
8.45⇒6.5
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
30 / 25 / 25
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
50 / 25 / 25
重量(t)13.3
エンジン出力(hp)263⇒*** / 164⇒***
2,400rpm
最高速度(km/h)41 / 38
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
最大登坂能力(°)***⇒*** / ***⇒***
視界(%)63
乗員数(人)3

武装

名称搭載弾薬数
主砲75 mm 75/34 mod.39 cannon45

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
75 mm
75/34 mod.39
Granata Perforante
75/32
APCBC6.350.27637797871645852
EPS M42HEAT5.30.65552100
Granata
75/32
HE6.350.65529

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯5201,200
修理キット
砲塔駆動機構
EPS M42
IIサスペンション5801,300
ブレーキシステム
手動消火器
砲火調整
IIIフィルター6501,500
救急セット
昇降機構
IV変速機1,7003,800
エンジン

カモフラージュ

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[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両75/18 M41
次車両105/25 M43
 
 

解説

特徴

 

【火力】
前車の18口径、前車の派生である75/32 M41の32口径から34口径に砲身が伸び、装填速度が短く、砲の旋回速度も向上している。
砲弾はAPCBCが微々たる強化を得たのみで、HEATはなぜか初速が若干落ちている。

 

【防御】
前車とほぼ変わらず、正面50mmの垂直装甲。近距離では貫通されることも多い上に25mmの切り欠きも健在で角度が付けにくいのも同じ。変速機のある車体部分は30mmで抜かれやすく簡単に足を止められるため、砲の射界から少しでも外れていると撃ち返せない。搭乗員3名も変わらず引き継がれている。

 

【機動性】
馬力が向上し、今までよりも優れたものとなった。
しかし前身は後退速度が5.6km/hあったのに対し本車は3.6km/hまでしか出せなくなっており、致命的な弱点となっている。

 

【総評】
微妙な装甲と3名の乗員はそのままに、同BRの75/32 M41から口径が伸びて長所もあるものの、格上にはAPCBCが簡単に通らない敵も多い故に多用するであろうHEAT弾が若干扱いにくくなったこと、後退速度が低下したことなど、一概に上位互換とも言えない差別化要素となっている。
特に撤退がもたつく後退速度の遅さは装甲に自信を持てない本車にはかなり痛い短所となってしまった。まだ高速で装填を完了してくる軽・中戦車群が多い中で向上したリロード速度が早いとは言えず、的確に攻撃手段を潰さなければ手痛い反撃をもらいやすい。

史実

当初セモヴェンテは、ドイツのIII号突撃砲と同様に歩兵の火力支援を目的として開発されたが、実際に実戦に投入してみると、強力な砲を搭載しているために対戦車戦闘に用いられる例が多く、このためより強力な火砲を搭載した対戦車型への発展が要求された。
この辺りの経緯も、III号突撃砲と考えを一にしている。

最も簡単な方法としては長砲身の火砲を装備することで、1943年にまずセモヴェンテM41 da 75/18の主砲を32口径75mm戦車砲M37に換装した車両が生産された。
この車両は「セモヴェンテM41 da 75/32」の名称が与えられ、イタリア降伏までに25両が生産されている。
主砲の75mm戦車砲M37は高初速の加農砲を原型とするもので、イタリア軍初の重戦車であるP40重戦車の試作第2号車~第4号車にも搭載された。

セモヴェンテM41 da 75/18の主砲である、18口径75mm榴弾砲M35の砲口初速が430m/sであったのに対して、この75mm戦車砲M37の砲口初速は610m/sにまで向上しており、最大射程も8,000mから12,000mに増大する等かなり能力が向上していた。
徹甲弾を使用した場合射距離500mで91mm、射距離1,000mで80mmのRHA(均質圧延装甲板)を貫徹することができた。

続いて当時開発中であったP40重戦車の車体をベースとし、車体上部に密閉式の固定戦闘室を設けて34口径75mm戦車砲を装備するセモヴェンテを開発することが計画されたが、P40重戦車の開発の遅れに伴って、ベース車体をM15/42中戦車に変更して開発が行われることになった。
1943年初頭には試作車が完成し、同年3月15日より試験が開始された。

試験の結果は良好で本車は「セモヴェンテM42 da 75/34」として制式化され、直ちに200両が発注されてフィアット・アンサルド社で生産が開始された。
基本的には主砲の口径長を除けばセモヴェンテM41 da 75/32と大差無かったが、セモヴェンテM42 da 75/34は機関室が大型となったため全長がわずかに延ばされており、これに合わせて戦闘室の長さも延長されているのが相違点となっている。

主砲の34口径75mm戦車砲はP40重戦車の生産型の主砲にも採用されたもので、75mm戦車砲M37と同じ弾薬を使用する。
徹甲弾を使用した場合射距離500mで92mm、射距離1,000mで82mmのRHAを貫徹することができ、75mm戦車砲M37よりやや威力が向上していた。

各部の装甲厚は車体が前面30mm、側/後面25mm、上面14mm、下面6mm、戦闘室が前面50mm、側/後面25mm、上面9mmとなっていた。
セモヴェンテM42 da 75/34の発注数は後に500両まで引き上げられたが、1943年9月にイタリアが連合軍に降伏したため、本車は少数が完成しただけで生産は中断されてしまった。

しかし本車の性能に目を付けたドイツ軍が、完成したセモヴェンテM42 da 75/34を接収して「シュトゥルムゲシュッツ M42 mit 75/34 851(i)」の捕獲兵器名称を付与すると共に、依然として占領している北イタリアにおいて生産を続行させ、1945年4月まで生産が続けられて以前の生産車と合わせて約90両が完成している。
これらはイタリアおよびバルカン半島駐屯のドイツ軍で使用されたが、最大装甲厚が50mmしかないため、すでにこの頃には連合軍の戦車などに立ち向かうには少々力不足であった。

小ネタ

--加筆求む--

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算