目次
はじめに
スマブラといえば4人以上で入り乱れた乱闘、もしくは競技シーンでよく見られる1vs1や2vs2(チーム戦)で戦うルールを連想する人が多いだろう。
しかしながら、スマブラは撃墜を競う前提でない遊びができること*1、ステージ作りも含めてルール設定の自由度が非常に高い作品でもあり、それを活かした様々な特殊ルールが有志のプレイヤー達によって研究・考案されてきた。
このページでは幅広い層にまで親しまれている、もしくは今後そうなるかもしれないポテンシャルを秘めた特殊な乱闘ルールを紹介・攻略していく。
おまかせ5
- 団体戦の5vs5。形式は「おかわり」。
- 時間制限は無制限または99分
- アイテム・ステージギミックはなしで、使用ステージは競技シーンで使用される一般的なもの(ポケモンスタジアム2、小戦場、終点などの採用率が高め)
- 双方のプレイヤーが5体のファイターとその出場順を全てランダムで選ぶ
通称「おま5」。読みは主に「おまご」だが、稀に「おまファイブ」派もいる。
当然の如く、自分が普段から好んで使用している、または得意とするファイターを運良く引いた側が有利となる。
が、多くのファイターを使いこなせる、または理解を深めているプレイヤーであれば安定した勝利を収める事も十分可能。
自チームと相手チームの編成に応じて即興で戦略を組み立てる能力が試される部分もあり、運ゲーと思わせて意外にも奥が深い。
団体戦モードがオンライン未対応ではあるものの、沢山のファイターが見られることから画面映えしやすく、オフラインで集ったスマブラプレイヤーの配信・イベント企画においてポピュラーな変則ルール。
オンライン・専用部屋での開催はシンプルにファイターおまかせの3ストック1on1にしたり、その場合はどちらかがメインキャラを引いた場合は仕切り直しという縛りを付けたりすることも。
余談だが、このようなファイターおまかせ強制において安定して強さを発揮できる(どのファイターを使っても強いオールラウンダーな)プレイヤーは「おまつよ」と呼ばれる。
逆に特定のファイターを引けないと苦戦する(メインキャラに特化しすぎている)プレイヤーは「おまよわ」と呼ばれる事があり、これはメインキャラとそれ以外のファイターでのギャップが大きいほどそう呼ばれやすい。
デデデラン/デデデチャット
- 使用ファイター:デデデ
- ステージ:主にパックランド、3Dランド、ゲーマー、メイド イン ワリオ、ピクトチャット2等
- 要はハプニングの多いステージ・強制スクロール+ギミックのあるステージが盛り上がるということ。
- ルール:ストック制
- ストック数:1
- 制限時間:任意(デデデランなら∞、デデデチャットなら2~5分)
- ハンデダメージ:あり・300%
- ふっとび率:2倍
- スピリット:なし
- 基本はなしだが、ふわりジャンプでジャンプ力を上げたり、軽量化で空中での機動力を上げたり、アイテム引き寄せで場をかき乱したりなど様々な遊び方がある。
- チャージ切りふだ:なし
- アイテムスイッチ:ボムへいやボンバーなどの爆弾系アイテム+ミドリこうらやデクの実等(頻度:多い)
- 持たなくても/触れるだけでも効果を及ぼすもの、時間経過で自然起爆するものは300%ハンデ下では非常に危険な障害物になる物も多い。盛り上がりを追求するならば入れておこう。
以上のルールを定めた上で、ゲームを開始してすぐ(もしくはアピールや屈伸を挟んで)下Bを最大まで溜め、その状態のまま最後まで画面内に残れた者が勝者となる。
もしくは4人で協力し、タイムアップまで生き残れば成功とする遊び方もある。
溜め以外に許される行動は移動とジャンプのみ。攻撃など他の行動をした場合はその時点で失格となる。
1スト・300%・ふっとび率2倍という何を喰らってもほぼ撃墜確定の極限状態で、ジェットハンマー溜め中という動きが大きく制限される状態でどのようにして激しいギミックに対処し続けるかが問われるルール。
厄介なステージギミック・ランダムで降り注ぐ危険なアイテムを避け続けてステージを周る様は何ともシュール。
しかし、いざやってみると極限状態からなるハラハラ感、ステージギミックを乗り越えるための試行錯誤、さらには相手と押しあって危険なアイテムを擦り付ける駆け引き等、盛り上がる要素がてんこ盛り。
しかもスマブラそのものの実力はあまり重要ではないため、スマブラ初心者も上級者も関係なく一緒になって楽しめる。
友達が集まったとき、普通の大乱闘にマンネリを感じたら、このデデデランをやってみてはいかがだろうか。
SSQM
- 1on1、アイテムなし、ストック制
- スペシャル乱闘の「ずっしり乱闘」
- スピリットあり
これにより、さながら『スマブラDX』を連想させる高速の試合展開で遊べるようになる、といったルール。
ちなみに「SS」とは英語圏におけるスマブラの略し方(「Super Smash bros.」の略)で、「QM」とはクイーンメトロイドの略。
また、アタッカーをレックウザにして軽量化を移動速度強化に変更すると、機動力をあまり変えずに攻撃力をちょうど防御力の1.5倍にできるため、与ダメや被ダメは通常の乱闘のまま機動力を強化して似たような要領で戦うといったことも可能。
ただし、シリーズボーナスを受けてしまうポケモンキャラでは不可能なので注意。
デュエリスト
床に着地しないでどれだけ長生きできるかを競うストック制ルール。ライバルに攻撃を仕掛けて撃墜させても良い。
その仕様上、開始直後に床がなくなるステージを作成しなければならない(試合開始時にのみファイターが立てる足場を設置し、足場の設定を「落下する・復活しない」とする)。
元々はスマブラXで開発された変則ルールであり、足場がない状態でもC4自爆で長生きできるスネーク専用ルールだった*2。
現在は自爆復帰が可能なファイターとしてリンクやバンジョー&カズーイなどが参戦している(ただし自爆で稼げる高度が低いため、自傷ハンデが必要)。
中にはルイージ2人組で上必殺技を交互にカス当てし合うという変わり種も。
スクリュー乱闘
その名の通り、スペシャル乱闘で「装備:スクリュー」をセットすることで、
対戦開始時から終了まで全員がずっとスクリューアタック改を装備している状態での対戦。
このルールの恐ろしい所は、カズヤを除く全ファイターのガーキャン反撃が4Fになる(ジャンプ踏切の3F+スクリューアタックの1F)こと。(カズヤは7+1で8F)
下手に密着しようものならジャンプされるだけで高火力連係を許してしまう。
特に上Bや空上で上に運べるファイターなら即死コンボも可能・・・かもしれない。
そんなルールなので、いかに密着状況の拒否ができるか・密着状況の読み合いを制せるかが勝負の分かれ目。
心理戦のスリルとコンボの爽快感を味わうにはもってこいのルール。
ネス相撲
ルール:ストック制
ストック:5
アイテム:なし
スピリッツ:なし
チャージ切り札:なし
ハンデ:あり(300%)
ステージ:終点
使用キャラ:ネス
操作は歩き移動と横スマッシュのみ。
体力制チキンレース
ルール
・体力制 およそ200HP以下でするのが望ましい。
・プレイヤー同士でするのがオススメ。
・アイテムはなしの方がプレイしやすい。
・ストック制 1~3ストックだとやりやすい。
・体力表示をOFFにしてもよい。
・相手の体力をどれだけぎりぎりまで削れるかを競うチキンレース(最低体力値は0.1HP)。
超速タックル+マッハスタンプ
超速タックルとマッハスタンプの合わせ技で浮かせてからのコンボや変則的な動きで暴れるように戦うルール。
チャージ切りふだを入れるとさらにバトルが白熱するが、使うかどうかは対戦相手と要相談。
体力制・タイム制・ストック制どのルールでも楽しく遊べるが、おすすめは内部的に20%の吹っ飛びで計算され常に一定のコンボを繰り返すことができる体力制。
超速タックルで浮いた相手に追い打ちをかけるように空中攻撃を仕掛けたり、真下にいる相手にマッハスタンプを当ててまた浮かせたりと、様々なコンボルートを開拓することができる。
サポーターの移動速度強化はテンプレの構成だが、機動力を上げてできることを増やす処置なので他のサポーターで面白い組み合わせを考えることも可能。
ジャンプ強化にする場合、キャラにもよるがジャンプ力が上がりすぎてコンボがつなぎにくくなる場合もあるので、その場合は韋駄天流と組み合わせると良い。
軽量化では吹っ飛びやすくなる上に小ジャンプ高度が上がりすぎてコンボをつなぎにくくなるので非推奨。
代償速度強化にするとさらに移動速度を上げることも可能だが、デメリットが大きいのでこちらも非推奨。
カズヤラン
スローサドンデス
俊足ミラー
名前の通り、双方の移動能力を極限まで強化した乱闘。
ルール
・スピリット
忍流を習得させた重さ減少持ちの3スロット、軽量化、代償速度強化×2
これだけ。
もっと面白くしたいなら
スペシャル乱闘の項目を「うさみみですばやい乱闘」にし、アイテムにタイマーを設定し多く出現するようにする。
安定性を求めるなら
韋駄天流を取得させた重さ減少持ち3スロット、軽量化×2、代償速度強化
これが面白い。どこが面白いかって、
・見た目のシュールさ
・滑り行動によりDAを実質変えられる
・感性がものすごくついてワンチャン復帰阻止などが可能になる。
もう、めちゃくちゃ面白いのでやってみる価値あり。