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目次
はじめに
まず、このファイターは自らを逆境に追い込むことを大前提とする異質なファイターであることを理解してほしい。
ダメージを負うことでパワーアップするファイターは他にもいるが、彼らはそれ以外にも堅い立ち回りや高火力といった大きな強みを別に持つ。
しかし、ルカリオは基本的に波導補正によるパワーアップ一筋で食っていくストロングスタイルの持ち主である。チャージショット系の優秀な飛び道具を持っているが、それも結局は波導に依存する。
簡単に言うとパワーの高さが魅力なのだが、ルカリオは自身が低%だと火力・撃墜力ともに乏しく、「自身がピンチの時に」という厄介な制約が付く。
単に超パワーをぶち飛ばしたいだけならば「重量級で良くね?」、飛び道具中心で遠距離の立ち回りをしても「サムスやミュウツーで良くね?」となりがち。
肝心の波動補正も、軽めの体重と相まってほかほか補正により早期撃墜されやすいゲームバランスが向かい風である。
これらの条件を受け入れた上で、自身がピンチの状況を作り、それを維持しつつ読みを通し、ワンチャンを狙い押し勝つ、というある種のカタルシスを楽しむ、それがルカリオというファイターである。
ルカリオで上を目指すためには、軽傷時の低スペックな性能を耐え抜き、撃墜ないしは敗北と隣り合わせの状況になってやっと真価を発揮することを納得した変態、ドM特殊なプレイヤーになる必要がある。
とはいえ、波導補正が上手く噛み合ったときの爽快感は他ファイターにはないものがあり、いざ使ってみたらこの超パワーが病みつきになるかも。そうすればあなたも変態の仲間入り。
立ち回り
基本はただ波導補正 をマスターすること。
総合的な機動力が高く、発生が速く多彩な空中攻撃をメインに戦っていくファイター。
特に空Nは使い勝手がよく、序盤は多少ブンブン振ってもいいような性能をしている。
また上強・空前・空上は優秀なコンボパーツで、波導が溜まっていないうちは機動力も相まって多彩なコンボが可能。
ただしワザの発生自体はやや遅めなことから、密着~近距離で押し通す展開は苦手。
そこで頼りになるのが飛び道具のNB。優秀なチャージショット性能によりリーチや火力で負けている相手にもプレッシャーをかけることができる。
他、インファイト時のアクセントとして下Bのカウンターも適度に織り交ぜてみるのもいい。
このカウンター自体の性能は低い部類だが、波導を飛ばさないワザの判定が弱めで、発生が早い暴れワザも乏しいルカリオにとっては貴重な切り替えし・割り込み手段なのは確か。
特に「ローリスクで振りやすい、安牌なワザ」や「当てやすく、高リターンなワザに繋がる小ワザ」を持つファイターはそれを積極的に使いたくなるので、逆にカウンターのエサにするという寸法だ。下Bを警戒させる事で相手の攻め手が緩めば儲けもの。グッと動きやすくなるので狩られない程度に見せるといいだろう。
また、ルカリオを象徴する動きである「はどうだんからの連係」というテクニックも特徴的。
空中移動速度が空ダとマッチしているため、はどうだんキャンセルをちらつかせながら場をくるくる動き回るのは非常にテクニカルであり、使っていて楽しい。
波導補正による逆境時の強さとこのテクニックによるロマンのある立ち回りは、このキャラの最大の魅力と言ってもいいだろう。
1on1
乱闘
チーム戦
ストック差による波導補正が1on1以上にかかるため、ストック制ルールと非常に噛み合っている。
相手ファイターの組み合わせによっては、開幕で1ストック落としてから戦う方が勝ちやすいケースも。
ルカリオ自身のストックが溶けきるまでは他のファイターと比較したら撃墜拒否の価値が低く、ガンガン破壊力を押し付けていくムーブが出来る。
ただし、相方にひたすらに撃墜拒否をさせてストック保持をしてもらわないとこちらの破壊力も落ちてしまうので、味方には負担をかけてしまう。
ストック波導補正は味方のストックも考慮されるため、味方が撃墜されるとルカリオの破壊力がガタ落ちする。
撃墜拒否に向いたファイターや回復持ちでないと思うようにパフォーマンスを発揮出来ない他、相方には派手な活躍ではなく撃墜拒否という地味な仕事をさせる羽目になるので固定相方であることが望ましい。
しかしうまくいった時の破壊力は抜群。ストック差による波導補正のかかり方はかなりきつく、低%であっても危険な存在になる。
基本的にはルカリオにダメージを与えすぎないようにされてルカリオでない方を徹底的に狙われるため、それをさせないようにヘルプを出すことが重要。ただしTAしないように注意。
コンボ・連係
- 空N or 空前着地→空前→空J空前→空N or 空上急降下(→有利展開)
- 空N着地→ダッシュつかみ→投げ始動
- 空N着地→DA or NB
- 空N着地→相手ダウン→弱1ダウン連→横スマ
- 上 or 下投げ→空前→空J空前→空上(下投げは最序盤のみ)
- 上投げ→空上
- 下投げ→空J空上
- 後ろ投げ→相手ダウン→弱1ダウン連→横スマ
- 下強→ダッシュつかみ→投げ始動
- 下強→空前始動
- 上強(後 or 中央)→空上
- 上強(前)→微ダッシュ空上
- 上強(前)→空前→空J空前→空上 or 空N
- 上強(裏)→空中ジャンプはどうだん巻き込み→ジャンプキャンセル空後
ガーキャンははどうだん溜めの解除方法であり通常のガーキャン(シールドで攻撃を受けてからのカウンター)ではないことに注意
- はどうだん巻き込み→ガーキャン上スマ
- はどうだん巻き込み→ガーキャン空上
- はどうだん巻き込み→ガーキャン空下
- 空中はどうだん巻き込み→ジャンプキャンセル空後
撃墜ワザ
スマッシュと空後は波導補正が低くてもそれなりに強いふっとばしを出せるが、他のワザは被ダメージが100%程溜まってようやく撃墜を狙える。
- 横スマ
主力撃墜ワザ。波導が十分に溜まっていれば50%からでも撃墜が見えてくる。
ダウン連の〆で狙うか、要所での一点読みで。スキは大きいので乱発は厳禁。
- 上スマ
対空やガーキャンとしては使いにくいが、はどうだんキャンセルから確定する。
- 空後
威力が高い上に、比較的ローリスクでブンブン振り回せる。
空後を見せ付けて圧をかければ横Bも通しやすくなるだろう。
- 空上
序盤はコンボパーツだが、終盤は撃墜に使える。%次第では上強から繋がることも。
- DA
意外な撃墜ワザ。他ワザよりもふっとばしは控えめだが、扱いやすいDAで撃墜できるのは有り難い。
- NB
最大溜めの一撃は強力で、撃墜に困ったときは頼りになる。弾のサイズが大きいため復帰阻止やガケ狩りでも猛威をふるう。
立ち回りでも使うためOPはかかりまくる。
- 横B(零距離はっけい)
つかみはっけいはシールドを無視できる貴重な撃墜手段。
単発で狙うのは危険だが、ガードを固めさせここぞという場面で狙っていきたい。
- 下B
ハイリスクながらハイリターンなカウンター。飛び道具に合わせたり、着地狩りへの反撃に使ったり。
テクニックや小ネタワザ
- 消火栓のカウンター
パックマンの出す消火栓は密着すると何故か水が出る瞬間にカウンターできる。
そしてルカリオのカウンターは多少の距離なら相手の前にワープして反撃できるので、上手く使えば攻撃手段として利用可能。
終点に立つパックマンを、自ダメージ0%時なら165%から、100%時なら92%から撃墜できる*1ので、覚えておくと良いかもしれない。
- 反転しんそく
体当たりの終わり際で進行方向の逆方向にスティックを入力すると体当たりのふっとばし方向が反転する。
しんそく体当たり自体があまり強い行動ではないので頼るのは禁物だが、もしガケ外から体当たりをお見舞いする時は反転することで逆に相手をガケ外に追いやる、時には直接撃墜させることが出来るので頭の片隅にでも置いておこう。
復帰
基本は上Bのみだが、制約はあるものの空下やカベ張りつきを活用すればある程度タイミングをずらすことが可能。
上Bの移動距離にも波導補正が乗るため、復帰距離に関しては極めて優秀だが、挙動が速く慣れない内は少々制御が難しい。
しりもち落下後の着地隙も非常に重いため、ガケをつかむか回り込んで台上に直接降りるといった工夫・判断力が求められる。
キャラ対策
波導補正の仕様上、低%からでも撃墜の危険性があり、蓄積してからも強攻撃等の安定した択で撃墜を狙えるパワータイプのファイターが苦手。
逆に言えばこれらに該当しない、所謂バ難のファイターを相手にする場合は撃墜拒否の技術さえあれば波導補正を存分に発揮して猛威を振るう事ができるだろう。
ルカリオにとっては分かりやすい天敵。
あらゆる攻撃がパワフルなため、高%まで生き延びてから反撃するというルカリオの戦術が綺麗にハマりにくい。
幸い、ガノンドロフは飛び道具を持たず復帰も非常に脆いのでここを付け込みたい。
NBを軸に固く立ち回りつつ、積極的にガケ外に追いやって復帰阻止で撃墜を狙っていこう。
メラゾーマ、イオナズン、ベギラマといった超火力の魔法、ためる発動後の投げバ、運こそ絡むながら早期撃墜の恐れがあるザキ系統やかいしんのいちげきが驚異。
更に盾を装備しているのに加えてマホカンタまで持つため弾耐性も非常に高いファイターであり、ルカリオが得意とするNBを軸とした立ち回りが通じにくい。
果敢に攻めてNBの溜めや下Bの選択をする時間を与えないようにしたいところ。
幸い、近接戦はそこまで得意なファイターではないので上手くまとわりつくことができれば一方的に勝ち切れる可能性はある。
ルカリオ対策
とにかく早期撃墜を狙うのが最も重要。
波導補正のかかったルカリオは打撃・飛び道具・投げワザ・カウンターの全てで驚異的なパワーを発揮してくるため、放置していると危険。撃墜を狙える%では積極的に撃墜択を狙い、ルカリオが本領を発揮できるチャンスを与えないようにしたい。
また、撃墜に繋がらない択は無理に当てない事も重要になってくる。特にスマブラに慣れない初心者にありがちな「なんでもいいからとにかくワザを当ててから考える」といったスタイルだと、余分な蓄積ダメージを与え結果的にルカリオ側の思う壺にハマる事態になりがち。
スマブラの基本ではあるが、こと対ルカリオにおいては「この状況でこのワザを当てれば撃墜できる(他のワザでは勝った事にならない)」といった意識は強く持とう。
ルカリオは機動力がそこそこ高く、特に空中横速度の速さと空ダNBによる空中制御力はかなりのもの。
着地や復帰を狩りにいく展開では空ダNBを常に警戒しよう。
チームの場合は別で、ルカリオの猛攻を捌きつつルカリオでない方を叩くことが重要。
片方が徹底的にルカリオを封じ込め、もう片方がルカリオでない方との疑似タイマンに勝てるのであればそれが望ましい。
ルカリオの相方のストックが減るとルカリオの点数差による波導補正も弱体化して爆発力が落ちるので一石二鳥。
ただしこの仕様の分、ルカリオはある程度ムチャクチャな攻めをして来る場合がある。読み合いの際は注意したい。
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