ファイター/ベレト/ベレス

Last-modified: 2024-05-13 (月) 10:52:13

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関連ページ

攻略立ち回り、コンボ、対ベレト/ベレス対策 など
勝ちあがり乱闘ベレト/ベレス ルート「紋章の系譜」

目次

ベレト / ベレス

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原作でのベレト / ベレス

『ファイアーエムブレム 風花雪月』の主人公。
ゲーム中や公式からの説明・記述はないが、物語冒頭で性別を選択でき、名前や誕生日も自由に設定できるなどルフレカムイのようなマイユニット(プレイヤーの分身)としての側面も併せ持つ。
ベレトは男性、ベレスは女性のデフォルトネーム。ただし英字表記はどちらも「Byleth」で、「バイラス」に近い発音。『スマブラ』でのアナウンスも共通である。
フルネームについては作中ではっきりと明言されていないが、父親の名前から察するに「アイスナー」が姓だと推測できる。

「壊刃」の異名を取る凄腕の傭兵「ジェラルト」と、セイロス教の修道女だった「シトリー」との間に生まれた子供。『FE』シリーズにおいては珍しい平民出身の主人公(アイクに続き2人目)でもある。
このため、2人はアイクにとって後輩とも呼べる存在である。

性格はクールの一言で、常に冷静ながらやや情緒に乏しい人物像。
心の中に謎の少女「ソティス」を住まわせており、英雄の血を引いていなければ使えないはずの「魔剣 天帝の剣」を使いこなす。父の大雑把な教育によるものか世間知らずな一面もあり、大陸中で信仰されているセイロス教にも疎い。更に出生も不鮮明で年齢も不明、と主人公でありながらミステリアスな部分が目立つ。
類まれな武術の腕と顔色ひとつ変えず戦場を駆けていく戦いぶりから、傭兵時代は「灰色の悪魔」の異名で恐れられていた。

訳あってガルグ=マク大修道院内の士官学校に教師として抜擢され、「黒鷲の学級(アドラークラッセ)」「青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)」「金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)」の3学級のうち、どれかの担任となる。
生徒たちを導き大修道院から出される課題を達成していく中で大きく成長し、教師としてはもちろん兵士・指揮官としても父のジェラルトをも凌ぐ才能を開花させていく。

シナリオ中盤以降では世界の実態や自身の正体に迫っていき、やがて大陸全土を巻き込む戦争が勃発。成長した自身の教え子たちと共闘する最中、それ以外の生徒達とは殺し合わなくてはならなくなるという悲しき死闘に身を投じていく事となる。

ゲーム中では主人公らしいバランス型で、全体的に高い成長率・優秀な専用兵種や固有スキル・そして強力な性能を持つ天帝の剣を使いこなす素質などを兼ね備えている。得意技能は剣術・格闘術・指揮。
基本的には剣士系のユニットとして高い適性を持ち、比較的序盤のうちから天帝の剣を入手できるのもあって必然的に優秀なアタッカーに育つ。
また、プレイヤーの育成方針によっては多種多様な武器や魔法を器用に使い分けるようになり、完成すればあらゆる戦局に対応できる万能型ユニットに成長してくれる。

代表作

赤文字は初登場作品

  • ファイアーエムブレム ヒーローズ 2017年/iOS,Android
    ベレスの初登場作品。
    『風花雪月』の発売4日前から先行登場している。
    現時点で通常服の他に、水着、ニルヴァーナ衣装、神祖の服、ハロウィン、踊り子、サンタなど、多くの特別衣装が存在する。また、ジェラルト、ソティス、シェズなど縁の深い仲間も多く登場している。因みに、通常衣装のベレトは風花雪月の発売を記念したプレイデータ特典として2020年6月29日まで配布されていた*1
  • ファイアーエムブレム 風花雪月 2019年/Switch
    ベレトの初登場作品。
    2019年7月26日に発売された『FE』シリーズの第17作品目。英題は『Fire Emblem: Three Houses(3つの学級)』。キャッチコピーは『誰と生き、誰と剣を交えるか。』。4つの分岐ストーリーで構成されている。

スマブラでのベレト / ベレス

 

2020年1月29日よりDLCにて配信開始。ファイター番号は75、通り名は灰色の悪魔
『風花雪月』発売からわずか半年後のスピード参戦となった。
キャラクターとしての制作開始時期はDLC発売の半年以上前だった模様。桜井Dがキャラクター像を掴むための原作プレイは発売前なので開発中のROMを借りた*2と語られている。
スマブラ内ではSwitchソフトからの初参戦であり、唯一の令和世代でもある。*3

自身の武器である「魔剣 天帝の剣」に加え、原作では各学級の級長が扱う武器である「魔槍 アラドヴァル」「魔弓 フェイルノート」「魔斧 アイムール」を提げて参戦。
あくまで剣に比重を置かれていた従来のFE勢と異なり、原作シリーズでも定番である剣・槍・弓・斧という4種の武器を使い分けて戦う事がコンセプトのファイターとなる*4流石に魔法や「天刻の拍動」までは再現されなかった
使い分けとしては、各スマッシュ・空中攻撃・必殺ワザの内ニュートラルがフェイルノート、横入力がアラドヴァル、上入力が天帝の剣を伸ばしての鞭攻撃、下入力がアイムール、それ以外は素手や天帝の剣による斬撃を主としている。

桜井氏曰く「間合いの鬼」がコンセプトであり、その言葉に相応しく幅広い間合いに対応して戦う事ができるファイター。
武器の使い分けを売りとしているためか、アイムールは威力とシールド削りが高い、アラドヴァルはリーチと先端当てのパワーに優れる、天帝の剣・フェイルノート・素手による攻撃は比較的取り回しが良い、とそれぞれのワザに個性がはっきりとつけられているのが特徴。

蛇腹状に伸びていく天帝の剣や長大な槍であるアラドヴァルを駆使したワザは剣士系ファイター達ですら霞んでしまうほどの超リーチを誇る。後にDLCでそのリーチすら霞むファイターが2も出たのは内緒だ。 
当然のごとく武器による攻撃にはやられ判定が付いておらず、リーチの短いファイター相手には一方的な攻撃を仕掛け続ける事ができる。
そのリーチと武器判定は相手を迎撃する場面においても活かされ、特に着地・復帰時やラインを失いガケ端に立っている時など相手の動きが制限される状況ではかなりのプレッシャーを与える事ができる。
特に上強攻撃・上スマッシュ・上空中攻撃など上方向を攻撃するワザには優秀なものが揃っており、上から攻めてきた相手を対空するのも得意。

そしてベレト / ベレスの最大の特徴と言えるのが、上必殺ワザ「魔剣 天帝の剣」の存在。
いわゆるワイヤー型の復帰ワザであるが、そのワイヤーワザとしてはガケをつかめる範囲が全ファイター中でも最も広いワザとなっている。更に対戦相手やカベに引っ掛けながら飛び上がる事もできるため、復帰の場面で大活躍する。
更に命中させた際に相手の蓄積ダメージが50%以下の場合は浮かせることができ、50%以上だった場合は強力なメテオワザに変貌する。
近距離から根本部分を当てる、浮かせた相手への追撃に使う、上空にいる相手への迎撃といった様々な形で狙う事ができる上に、低%時はダメージ稼ぎ・高%時は早期撃墜が狙えると幅広い場面で活躍する優秀なワザとなっている。

通常空中攻撃が取り回しの良さと判定の固さを兼ねた便利なもので、密着距離を拒否する能力もなかなかのもの。
他の剣士キャラと異なりつかみを起点に火力を取る能力も悪くなく、シールド削り値が非常に高いアイムールによる攻めでシールドを張って待つ相手にもプレッシャーをかけやすい。

全体的な単発火力にも優れ、特にアイムールを用いたワザやアラドヴァルを用いたワザの先端当ては全ファイター中でも上位に食い込むほどのパワーを発揮する。
特に、先端部分を当てれば強烈なふっとばし力を発揮する横スマッシュ、凄まじい威力と大振りさを兼ねた打撃型の下必殺ワザ「魔斧 アイムール」、溜め撃ちを当てれば飛び道具としては破格の威力を持つ通常必殺ワザ「魔弓 フェイルノート」などは、さながら原作の「必殺の一撃」「戦技」を連想させるような痛烈な一撃となる。

が、それらのインパクトに満ちた強みの代償としてスピード面が大きく犠牲になっているという弱点が与えられている。
まず、歩行・ダッシュ・ジャンプ高度・空中横移動力といった運動性能周りが総じて緩慢で、逃げる相手を追いかけたり逆に自分が不利状況から脱出したりするのは苦手*5
運動性能の低さが祟って能動的に距離を取るのは苦手なため、その申し分ないパワーを最大限発揮するにはまさにプレイヤー自身が「間合いの鬼」となり、対戦相手との位置関係に応じて正確にワザや選択肢を使い分ける技術が要求されてくる。自分自身が間合いのお荷物にならないように気を付けよう。

これらの要素が絡み合った結果、様々な意味を含んだ「重み」が印象的なファイターに仕上がっており、その一挙手一投足が戦局に多大な影響を与えることとなる。
その凄まじいまでの攻撃範囲と不足のないパワーを活かせば使いはじめの時点でも爽快に戦えるが、対戦のレベルが向上してくるごとに1on1・乱闘問わずさながら原作『FE』シリーズの高難易度モードの如く卓越した危機管理能力と我慢強さが要求される。
歴戦の傭兵らしく個性豊かな各種武器を巧みに使い分ける技術、士官学校の教師らしく対面者の動きやクセを正確に見極める観察力、そして戦乱の世で人々を導く英雄らしく勝負所を見逃さない決断力で勝利への道を切り開こう。

ちなみに原作再現したためか男女ごとに勝利ポーズが異なるだけではなく、攻撃「以外」のモーションがいくつか異なる特徴がある。
試合による影響はほぼ皆無であるため、たまには使わない先生を選んで拘りのちょっとした違いを探す楽しみ方もアリかもしれない。

声優はベレトが小林 裕介(こばやし ゆうすけ)、ベレスが伊藤 静(いとう しずか)*6、最後の切りふだ発動時に登場するソティスは黒沢 ともよ(くろさわ ともよ)、全て新録ボイスとなっている。
海外版の声優は、ベレトがZach Aguilar、ベレスがJeannie Tirado、ソティスがCassandra Lee Morris。

キャラタイプ 中量級/パワー・ミドルレンジタイプ/乱闘向け

1on1もこなせない訳ではないが、本領が発揮されるのは乱闘。早期・遠距離撃墜が狙えるワザを複数持つため、自分の行動が意識から抜けた相手や、そこそこダメージが溜まった相手を仕留めることに長ける。NBの発射タイミングや下Bのヘビーアーマー・猶予が長めでノーモーションの振り向きなどわからん殺し要素もある。
1on1では相手の足がよほど遅くない限り、各種必殺ワザ(特にNB)を撃つ機会が乱闘より恵まれない。NBと下Bはタイミングがわかりやすいため、相手に対処されやすい。そのため、しっかり考えて通常ワザと横Bを振るようにしないと余裕で捌かれる。
なお、パワーの高さやワザの大振りさから誤解されがちだが、体重はルイージシュルクと同じで、マリオよりほんのわずかに軽い。

ステータス

基本性能

パワーの代償として自身の機動力は総じて劣悪であり、逃げる相手を追いかける展開は非常に苦手。
また、その鈍重さとは裏腹に体重はほぼ平均値であり、ルイージシュルクと同等でマリオより僅かに軽い程度。

歩行速度走行速度ジャンプ高度
最大初速最大通常空中
0.781.81.431426.528.5
 
空中横速度落下速度体重
加速最大重力最大急降下
0.0530.890.0891.62.5697
 
ジャンプ回数カベジャンプカベ張り付きしゃがみ歩きワイヤー復帰
2回××××

特殊性能

  • 無し。

長所/短所

長所

  • 武器を駆使したリーチと判定に優れたワザが多いため、中距離から一方的に攻撃するような立ち回りが得意。
  • 単発のダメージ・ふっとばし力に優れたワザが多い。
  • ふっとばしベクトルが真横や真上を向いたワザが豊富で、ふっとばした後に有利な展開を作りやすい。
  • 大振りながら早期撃墜を狙えるワザやシールドブレイクを狙えるワザが豊富で、相手に圧力を与えやすい。
    • アイムールのワザはシールドを削るワザの中では直接ヒット時のリターンが高いのも特徴。
  • ややクセは強いながら飛び道具である通常必殺ワザを持つため遠距離での応戦力も備える。
  • ワイヤー型の復帰ワザである上必殺ワザはガケを捕捉する範囲が非常に広く、相手ファイターやカベに引っ掛ける事もできるため復帰距離そのものはかなり長め。
  • リーチ系のファイターにしてはシールドキャンセルワザの水準が高め。

短所

  • 運動性能周りが軒並み低い。逃げる相手を追いかけたり、逆に不利な状況から脱出したりといった事については苦手。
  • 動作が緩慢なワザが多く、出際を潰されたり後隙を狩られたりしやすい。
  • 機動力が低いため、つかみを通しづらい。
    • 投げ撃墜がほぼできないこともあり、シールド固めを直接崩すのが難しい。
  • NBが飛び道具としては緩慢なため、回転の速い飛び道具や反射ワザを持ったファイターには機能しづらい。
    • そういったファイターには自ら攻めなければならず、動作の緩慢さが大きく響くこととなる。
    • 反射ワザ持ちが相手の場合、発射タイミングの分かりやすさから反射を狙われやすく、威力が高いため反射された時の損害も大きい。
  • 主な復帰手段がワイヤー型の上Bである関係上、ガケ上が固いタイプのファイターにはなかなかガケのぼりを通せないことも。
  • 撃墜ワザが大振りなものが多く、更に小ワザ大ワザ問わずほとんどの撃墜ワザにカス当たりが設けられており撃墜拒否を徹底されやすい。
    • 「アラドヴァルは直撃判定が狭い」「アイムールは大振り」といった欠点は共に小柄ですばしっこいファイターの撃墜の難しさに繋がっている。

使いやすさ/使いこなしやすさ

使いやすさ使いこなしやすさ
★★★☆☆★★★☆☆

武器を用いたワザはどれも使いどころがきちんと決まっており、大振りなワザが多いため闇雲に振り回してもスキを晒すだけだが、適切なタイミングを選んで振れば「武器判定・超リーチ・高威力」を兼ね備えており、気持ちよくふっ飛ばしていける。
クセは強いが決定力のある飛び道具もあり、またガケつかまりに当たる攻撃もあるため、足回りこそ重いものの「ガン逃げされて何もできない」という状況にはなりづらい。

ただし、機動力の低さに加えてアイムールやアラドヴァル等のごっつい武器を多数持ち込むため誤解されがちだが先生は意外と軽い。具体的にはマリオより僅かに軽い。
さらに全体的に振りが大きくスキが多いうえ、ワイヤー復帰なので復帰コースが限定されてしまい読まれやすい。
このような事情から防御面はかなり心もとなく、対戦レベルが上がってきたら無理なごり押し・力押しは厳禁。丁寧な指導を心がけよう。

動きが非常に緩慢なためまずはそれに慣れる必要があるが、
動作の重さとワザの感覚にさえ慣れれば、複雑なコンボや独自テクの類はあまり必要としない。
まずは操作感覚と先生のワザの特性を覚えるべく、ある程度大味に動かせる乱闘で操作感を手に馴染ませてみるのも一つの手だろう。

アップデートによる変更点

Ver.11.0.0にて強化されており、横必殺ワザのガード硬直、空下のシールド削りが強化されたことによってシールドに対してよりリスクを付けられるようになった。
特に横必殺ワザは「シールドに弱いワザ」から「先端であればシールドに対して振ってもリスクが少ないワザ」へと劇的に進化。
それまではシールドの量が十全な相手に待たれるとやれることが少なかったが、とりあえず横B先端などを意識させてガードすれば次は割りに行く、嫌がって動いたならその先を叩きに行くという動きがとりやすくなった。
また、上必殺ワザの発生が速くなったことでコンボや反撃に狙える場面が増え、全体的な火力がますます向上しているのも見逃せない。これらの調整により、攻めの圧力で相手の動きをコントロールしやすくなったと言えるだろう。

色の意味
…強化…弱体化…ワザ変更
…バグ修正…バグ追加黒…その他

Ver.11.0.0


開く
  • 下スマッシュ攻撃
    • ふっとぶ距離が伸びた。
  • 下空中攻撃
    • ふっとぶ距離が伸びた。
    • シールドに対する攻撃力が上がった。
  • 横必殺ワザ
    • 先端をシールドした相手が硬直する時間が長くなった。
    • 空中でワザを使用したときのスキが減った。
  • 上必殺ワザ
    • 蓄積ダメージが高い相手を踏みつけたときのふっとぶ距離が伸びた。
    • 攻撃が出るまでのタイミングが早くなった。
  • その他
    • その場で倒れたときのスキが他のファイターに合わせられた。

通常攻撃

弱攻撃

ダメージ属性ベク
トル
撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F次段移行
受付F
弱攻撃11.5%××4-5F22F7-28F
弱攻撃22%4-5F24F弱3:7-28F
百裂:6F
弱攻撃34.5%%5-7F32F
百裂攻撃0.4%×n××最短:11-26F最短:26F
百裂フィニッシュ3.5%197%147%6-7F50F

チョップ→キック→遅めにボタンを押してキックの弱版or早めにボタンを押して天帝の剣(蛇腹剣)による百裂攻撃といったコンビネーション攻撃。
3段目を弱版で出した場合、『FE』出身ファイターには珍しく最後まで武器を使わないワザ構成となる。原作で「格闘術」が得意分野であることが由来か。
蛇腹剣の百裂攻撃は、最後の切りふだと同じく原作における「破天」のモーションと類似しているが、フィニッシュで剣を振りぬく方向が原作とは反対になっている。

初段の発生は4F。
全体的に大振りなワザが多いベレトスにとっては貴重な小ワザ。
1-2段目はダウン連にも対応している。機動力の関係からあまりチャンスは来ないが、上スマが安定して繋がるのでリターンは非常に高い。
上スマで撃墜しない%帯であれば、ホールド横スマor下スマで起き上がり方向の2択を迫り、早期撃墜を狙ってみるのもアリ。

百裂攻撃版の連打部分とフィニッシュ(最終段)部分とで攻撃範囲にあまり差がないという特徴がある。
あまり連打しすぎると最終段がすっぽぬけやすいので、なるべく早めに出しきってしまうのが良い。

実は、終点ガケ際無抵抗マリオを百裂で132%から撃墜可能
弱3段は撃墜力では百裂に劣るがベクトルが低いため、復帰弱者に対してはあえてこちらを選択するのも有り。
復帰ルートをかなり絞り込める。

ダッシュ攻撃

※ステータス欄の表記は[根本/根本以外]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
9%/13%204%/144%156%/108%9-11F44F

斜めに剣を振り下ろす。原作の剣による攻撃モーションの再現。
先端で当てれば重いSEと共に強くふっとばすので中々爽快。

威力・リーチ・発生が良好で扱いやすいDA。そのぶん後隙は大きいので必中を心がけるべし。

強攻撃

いずれも天帝の剣による攻撃。

横強攻撃

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
11%162%127%8-10F33F

天帝の剣で切りつける。原作の剣による攻撃モーションの再現。

見た目は真上から広い範囲を斬っているが、実際の攻撃判定はベレトスの頭の高さより下にしか無い。
剣士らしい優秀なリーチと判定を持ち、発生や後隙もベレトスのワザの中では振りやすい部類で頼れる。
高%の相手への撃墜力もそこそこ。

ただし滑り横強でほぼ滑らない点、見た目の割に上の判定がスカスカ+やや不自然な踏み込みモーションで斬りかかる*7点からマルスルキナの様な感覚で出すとギリギリリーチが足りないという事態が多発するので注意。
エフェクトではかなり長く見えるが、実際に剣が届く距離はマルス、ルキナの横強に僅かに劣る。

上強攻撃

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
10%153%9-15F34F

頭上180度を切り払う。

前後に攻撃判定があり、前の方が打点が低い位置まで伸びる。
お手玉・着地狩り・回避狩りと多岐に渡り使い道のある便利なワザ。
優秀な上スマ・空上に隠れているが高%では撃墜ワザにもなる。

下強攻撃

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
8%295%13-15F35F

蛇腹剣で足元を払う。

当てた後のベクトルが程よいため、%次第では追撃を狙いやすい。
出だしで大げさに身を引き、剣を振る時は深めに体を前に倒すモーションのため、小J空後などの攻撃を姿勢避けする事がある。
発生は強攻撃としてはかなり遅い部類であるため注意。

スマッシュ攻撃*8

前述のように横スマは槍、上スマでは剣、下スマが斧と分かれている。
いずれもリーチやふっとばしがあるが、取り回しには大きな差がある。

横スマッシュ攻撃

※ステータス欄の表記は[柄/]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
上シフト13%/19.5%武器/斬撃114%/64%84%/44%23-25F63F14F
無シフト12%/18%117%/67%87%/47%
下シフト11.5%/17.25%122%/71%91%/50%

「そこっ!」

アラドヴァルで勢いよく前方を突く。突きのモーションは、アラドヴァルの持ち主であるディミトリ専用兵種が使える戦技「幻月」の原作版モーションに近い。

発生は遅いが威力は相応に高く、特に先端の刃の部分を当てるとマルスの横スマ先端に匹敵するほどの強烈なダメージとふっとばしを与える。

上下シフト対応。上シフトでダメージ等が上がり、下シフトだと若干下がる。マルスのNBの様に当たる部位によって威力が変わる事はない。
リーチは非常に長いものの、判定はやや細めで縦に少しズレると空振ってしまう。少し浮いた相手には上シフト、ダウンしている相手や上Bではみ出た喰らい判定には下シフトといった形で使い分ける必要がある。
また、根元でもそこそこにはふっとばせるのである程度ダメージが溜まった相手なら横へのリーチを最大限活かしつつ撃墜を狙う事ができる。

ガケの展開では先端ギリギリが当たる位置からホールドでタイミングを合わせシフトを使い分けると4つのガケのぼりに加え、崖掴まり姿勢の悪いファイター(リアル頭身以外の手が短いキャラなど)の掴まりっぱなし、ガケ離し攻撃も狩れて早期撃墜できるため非常に強力。

ステージ位置にもよるが、シールドブレイクした相手を撃墜させるなら下Bよりもホールド横スマッシュ上シフトの方が撃墜力が高い。(相手の背丈に注意。チビキャラにはシフトなしで)

そのリーチを活かして引き横スマをぶっぱなすのも一興。深追いしてくる相手にお仕置きできる。

上スマッシュ攻撃

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
1段目2%×13-14F57F7F
2~3段目2%×217-27F
4段目10%%28-29F
合計16%101%

天帝の剣を蛇腹剣にし、上方向に振り回す。

ゼロサムの上スマに似たワザ。
剣を振り上げる部分にも判定があり、前方なら地上にいる相手を巻き込んで当てることが可能。
発生はベレトスの中では早めだが、それでも全体から見るとやや遅いのでガーキャンで使うタイミングは考えるべき。

厚い攻撃判定と長めの持続から対空、着地狩り性能に関しては申し分ない。
高速で落下してくるタイプの攻撃にも打ち勝てる。

下スマッシュ攻撃

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
23%武器75%19-21F74F3F
29-31F

「くらえ!」/「くらって!」

アイムールを低い位置で前→後ろと豪快に振る。前後で威力に差は無い。

威力からスキまで重量級の横スマそのものの性質を持つ。ガード削りも申し分ない。ガケ無敵の切れた相手に当てることも可能。
またベクトルがかなり上方向に寄っているため、ステージのどこで当てても撃墜が狙いやすくベクトル変更で耐えられにくいのもポイント。

ワザモーションの姿勢が低く、空中ワザを避けてブチ当てるという動きも可能。
失敗したときのリスクは甚大だが、当てれば2桁%~100%前後程度で消し飛ばせるというリターンの高さは見逃せない。

相手の体にめり込んだ状態で下スマを撃つと、ごく稀に2発当たってシールドした相手を確定ブレイクに追い込めることがある。

見た目通り大振りなワザだが、横スマよりは前方発生が早いのでジャストシールドからの反撃などで選択したいところ。
アイムールを使うワザはふっとばし力だけでなくガード削りも強いのが特徴で、このワザの存在によって相手に回避行動を強要出来る点が強力。
総じて正にハイリスクハイリターンを地で行くワザ。ベレトスの圧力の高さを支える要素でもあるので忘れずに使いこなしたい。

Ver.11.0.0でふっとびが強化された。

空中攻撃

こちらもスマッシュなどと同じく武器の使い分けがある。
ニュートラルでは数少ない弓攻撃も行う。正しい弓の使い方ではないが。

通常空中攻撃

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
通常1~3段目2.5%×3武器×6-27F51F13F6-39F
4段目3%武器255%%28F
合計10.5%%%
着地隙1%%%2F13F

フェイルノートを回転させて攻撃。着地した際に個別の攻撃判定が発生する(いわゆるLF)。

ピットパルテナの様な360°範囲の多段ワザ。LFのおかげで着地隙が程度カバーされており、LF付きのワザの中でもガード硬直差が11Fと小さい。多段技の恩恵でジャスガもされづらく、めくりつつ出せば反撃はかなり受けにくい。
ただし発生の早いガードキャンセルワザは普通に確定するので注意。

ベレトスの空中ワザの中ではリーチはそこまで長くないが、持続とスキの小ささに優れたワザ。特にベレトスにとって得意な間合いとは言えない近距離を拒否する手段として重宝する。
また、小ジャンプ最速で出せば相手の身長にもよるが地上にもしっかり当たるので空対地で使える選択肢でもある。
総じて暴れやコンボ始動、復帰阻止など幅広く使っていける便利なワザ。

最終段以外はベクトルがほぼ真横を向いているため、低空時や小ジャンプ最速空N+急降下をすることで2段目までを当てることが可能。
更にその後にDAが確定する。ふっとんだ向きを確認する技術が必要だが、確定帯が広い上に相手ファイターの体格もそこまで影響しない実用的なコンボなので練習推奨。

余談だが、汎用性が高く使用頻度が高くなりやすい性能を持つ一方で、弓の本来の使い方をしていないモーションをよくネタにされるワザでもある。
このワザを使う際のボイスの一つとして「フェイルノート!」と叫ぶものがあるが、弓の本来の使い方をせずに弓の名前を叫ぶ様はなんともシュール。
こんな乱暴な使い方をすると武器の耐久値が一瞬で減っていきそうだがツッコミ禁止。勝利ポーズで地面にぶっ刺す。

前空中攻撃

※ステータス欄の表記は[柄/]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
8.5%/12.75%武器/斬撃169%/135%130%/94%12-13F39F11F3-36F

アラドヴァルを横に薙ぎ払う。よく見ると槍の横腹で殴っている。
先端当ての方が攻撃力が高い。

先端当てでもヒット音が何故かパンチ系の強攻撃と同じであまり痛くなさそうだが、ダメージ・ふっとばし力共に優秀。
単発のダメージ量もさることながら、低%時は敢えて根元から当てることで追撃が狙える。先端当てのふっとばし力も高めで、相手のダメージや位置取りによっては撃墜も十分狙える。
小ジャンプを絡めて牽制、空対空、ガケ狩りの択や復帰阻止と幅広い用途で使える立ち回りの要。

小J最速で出すと着地隙が発生しないためブンブン振り回すことができるが、打点が高くなるので小さいキャラには攻撃が当てにくくなる。
なお、しっかり最低空で出せればしゃがみ状態のカービィにもヒットする。着地隙も平凡程度なので、低空から攻める択としても便利。

ベレトスのワザとしては比較的ローリスクなワザだが、流石に根本からガードされたり昇り空前をガードされたりすると反撃されやすいので過信は禁物。

後空中攻撃

※ステータス欄の表記は[柄/]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
10%/15%武器/斬撃201%/118%145%/80%13-14F46F13F6-39F
持続5%/7.5%%/%%/%15-17F

アラドヴァルで後方を突く。
先端当ての方が攻撃力が高い。

ふっとばしのベクトルがほぼ真横を向いているのが特徴。先端当て+出だしを決めた際のふっとばし力は非常に高く、撃墜択として強力。
真横に対してはリーチが非常に長いが、縦に対しては薄い。特に背が低いファイターが相手の場合、空対地で狙うのは難しいかもしれない。
小J最速で出しても着地隙が発生するので注意。

上空中攻撃

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
1~2段目3%×2(↑)×10-19F48F14F4-48F
3段目5.5%157%20-23F
合計11.5%%

天帝の剣を蛇腹状にしつつ上方向に振り回す。

3段ワザ。3段目で相手を上方向へ強くふっとばす。
そこそこの発生に加え、上部への判定が厚く持続も長いので当てやすさは良好。更に最終段のふっとばし力も高い…と、
他のワザの特徴に隠れがちだが、対空という状況でならこれも十分な信頼性を誇り、上スマのような撃墜択としても使っていける優秀なワザ。
リーチの長さで地上にいる相手に圧力を与え、頭上に逃げた相手をこれで迎撃していくと良い。
着地狩りや打ち上げての追い討ちなどにこのワザを用いて撃墜に持ち込むのも、ベレトスにとって主力の撃墜ルートとなる。

上方向に大きくリーチが伸びるため、台下から差し込むのはもちろんガケ下から振ることでガケ上にいる相手に反撃することも可能。

1~2段目はいわゆるオートリンクベクトルであり、急降下・着地して3段目を敢えてキャンセルさせることで空中にいる相手を地上へ引きずりおろす芸当も可能(通称空上落とし)。

下空中攻撃

※ステータス欄の表記は[先端以外/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
19%武器↗/97%/90%22-24F59F28F2-52F

アイムールを下方向に振り下ろす。威力が非常に高く、斧の刃の部分にメテオ判定がある。

画面手前に向かって振り下ろすのでリーチこそ長いものの幅はあまり広くない。
破壊力がとにかく高く、地上メテオのふっとばし力はなんとあのガノンドロフ空下をも超えるが、
発生が遅いのはもちろん着地隙も非常に大きく、『SP』では珍しく地上メテオからコンボに繋げることが出来ない。

小ネタではあるが、のぼりジャンプから最速で出すと、着地隙がきえる。この時のみ、コンボに繋げることができる。上B安定。
アイムールを使うワザの例に漏れずシールド削りが大きいので、シールド割りの選択肢になる。

Ver.11.0.0でふっとびとシールド削り値が上昇。強攻撃一発分でも削れていればこれで即割れるようになった。

つかみ

発生F全体F
通常6-7F39F
ダッシュ10-11F47F
ふりむき11-12F42F

片腕を伸ばしてつかみかかる。

その場つかみの発生は最速。
他のつかみのリーチは全ファイターの水準で見れば優秀な方だが、そもそもベレトスのダッシュがとても遅いので、つかみが有効な間合いというのは短い。後隙も長い部類なので注意。

ベレトスはどのワザも後隙が大きめなせいでガードを固めて反撃という選択肢を取られやすいので、そういう相手にはしっかりつかみを通していきたい。

つかみ攻撃

ダメージ属性発生F全体F
1.3%1F6F

つかんでいる相手に膝蹴り。
単発は標準より高いがヒットストップがやや長い。

前投げ

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
打撃3%%%13F35F1-14F
投げ3%267%%14F
合計6%

天帝の剣を蛇腹剣にし、相手を前方に斬りつける。斬りつけは打撃判定なので周囲の相手に当たる。

投げ自体は威力が低くコンボも繋がらないため、とりあえず相手をガケ外に出す時以外に使いみちはない。

後ろ投げ

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
巻き込み5%%%12-13F 23-24F43F1-30F
投げ7%219%161%30F

つかんだまま一回転し、勢いそのままに投げ飛ばす。回転中は打撃判定が出る。

終点ガケ端でガケを背にしてつかんだ場合170%ぐらいのマリオを撃墜できる。もし試合が長引くようであれば覚えておくと良いかもしれない。
軽量級以外の相手なら0%付近ではDAに繋げることが出来る。入力はややシビアなものの、上投げ上Bはベク変で確定しないので確実にリターンを得たいならどうぞ。

上投げ

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
打撃6%%14F37F1-15F
投げ3%273%15F
合計9%

天帝の剣を寝かせ、相手を押し上げるようにして浮かせる。

低%では投げてから上Bを狙える。ベク変されると確定しないが決まったときのリターンは大きいので狙う価値アリ。
低%でもふっとばし自体がそこそこあるので、ステージ中央でつかんだ場合等は上方向に投げて、ジャンプ空上と地上上スマの着地択を迫ったり、有利展開を作りやすい。

下投げ

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
打撃3%%%12F31F1-13F
投げ2%283%%13F
合計5%

蛇腹剣で下に叩きつける。

相手が目の前で浮くので、空前/空後などで追撃しやすい。追撃後の状況もベレトス微有利と良好。
かつては序盤の安定択だったが、上Bの発生高速化に伴い上投げ上Bという連携を獲得したため少し影が薄くなった。
尤も上投げ上Bは一部デカキャラ以外はベク変すれば当たらないので、確実にリターンを取るならこちらを選択しよう。

必殺ワザ

通常必殺ワザ 魔弓 フェイルノート

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
通常12%射撃169%124%45-61F77F
溜め29%80%51%114-115F159F
振り向き19F
 
キャンセル受付キャンセル
21-65F空中ジャンプ:5F
その他行動:4F

フェイルノートを引き、弾速の速い矢を射る。

同じく弓を射るリンクピットの通常必殺ワザとの相違点として、必ず一定のチャージをしてから放つ形となり、矢も真横へ一直線に飛んでいき軌道に変化をつけられない点がある。
チャージ中は振り向くことができ、シールド・その場回避・ジャンプでキャンセルが可能。
発生は遅めだが、威力が高く弾速も速い。横移動するワザで復帰する相手なんかにはよく刺さる。

ボタン長押しで2段階目の溜めを開始する。溜めが2段目に入ると振り向きやキャンセルが不可になる。
通常よりさらに長いチャージを必要とし、解除も出来ない。しかも発射タイミングがわかりやすいエフェクト付き。
その分非常に威力が高く、ほぼ一瞬で着弾する上シールドもこれ1発でブレイク寸前まで削れる。
性質上慣れた相手にはかなり見切りやすく、反射されるとこちらがお陀仏になるので注意。

発射には一定のチャージが必要なことから、細かく撒いて相手の動きに制限をかけるような用途には全く向かない。
しかし、矢の性能自体は非常に強力。シールド削り能力・威力・弾速が強く、矢が発射されたのを見てから回避したり防御したりすることはまず不可能。
フルチャージでなくても撃墜が狙えるので、復帰阻止に使いやすい。また、自分が復帰する側の時もガケ際にこれを打ち込んでから上必殺ワザで復帰する流れはかなり手堅い択となる。
各種キャンセルも織り交ぜながら的を絞られない程度に使い、相手に意識を割かせていくことを目的に撃っていこう。

フルチャージの矢はエネルギー系であり、吸収の対象になる。逆にノンチャージで射った矢は実弾扱い。
残念ながら見た目の割に貫通能力はないため、ルフレのトロン(NB最大溜め)などと異なり、乱戦に撃ち込んで一網打尽なんてことはない。

また、フルチャージ版は一般的な飛び道具と違って「1Fで射程全てに攻撃判定が発生する」という性質を持つ。
これが原因なのか、いくつかのワザで特殊な挙動が起こる。

横必殺ワザ 魔槍 アラドヴァル

※ステータス欄の表記は[柄/]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙
地上11.5%/17.25%武器/斬撃300%以上/144%%/125%20-24F/21-24F65F
空中9.5%/14.25%300%以上/162%%/122%21-24F61F23F

アラドヴァルを大きく振り上げる。 先端に当てると威力が高いワザ。

弾き入力で踏み込み距離が増加。空中版も弾き入力でほんの少し前に動く。
空中版はガケつかまりでキャンセル可能。復帰時にはガケ上にちょっかいをかけながらつかまることができる。

地上・空中どちらも豪快な振りに見合った広い攻撃範囲を持つが、判定にやや癖があり発生や後隙も大ワザ相応に緩慢で、感覚を掴むまでは少々当てにくい。
その分威力は大きく、ガケ端や復帰阻止で先端を当てられれば早めの撃墜も可能。根元でも多少のふっとばしがある。

横強や空前・空後よりもさらに外側の距離を狙える、まさに「間合いの鬼」といったワザ。
そのリーチと範囲からぶんぶん振り回したくなるが、スキは大きいため乱発は考え物。
きっちり先端を引っ掛けるように出せれば反撃のリスクも軽減できるので、丁寧な振り方を身に着けたい。

Ver.11.0.0では先端のガード硬直が地上は11F、空中は12Fも増えたので、詰め寄られていなければかなり反撃されにくくなった。
これにより「どの間合いであってもシールドされると弱いワザ」から「ギリギリの間合いからシールドにちょっかいをかけられるワザ」へと様変わりした。
これをシールドさせれば次の空前or空後で漏れを狙えたり、空下や下スマッシュでシールドブレイクを狙えるようになる。慣れていないとガード解除ダッシュ攻撃がガーキャンつかみに化けるので、そこに横スマッシュ先端当てを入れ込むと早期撃墜も狙える。

上必殺ワザ 魔剣 天帝の剣

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
振り上げ1%×9F46F
持続0.01%10-12F
つかみ3%10-17F
踏みつけ8%~12%↖/↙×191%11F12F

蛇腹剣をワイヤーのように上に伸ばす。

ワイヤー型の復帰ワザとしては範囲・距離ともに最大であり、真横どころか斜め下のガケさえ捕捉する。
カメラアングルによってはベレトスが画面に写っていない距離から剣だけが伸びてきてサクッと刺さるという珍事さえ起こりうる。ベレトスに原作で使ってほしかったワザNo.1。
空中の相手にヒットさせると、剣を縮めて相手を踏み台にして上昇する。
この際、相手の蓄積ダメージが50%以上だとメテオ、それ以外だと上にふっとばす
蛇腹を伸ばす前に振り上げた剣にも上ベクトルの固定ふっとび攻撃の判定がある。

蛇腹剣部分が細い上にシフトにも対応しておらず、きっちり命中させるのは多少難しい。
ガケ外でメテオを発生させれば即撃墜にもなりうるため、ガケ外にプレッシャーをかける手段のひとつとして有効。

通常のワイヤーガケつかまりとは別に、壁面に剣が突き刺さると自動的にカベジャンプをする。
1度のジャンプ中に可能な回数は3回まで。ステージ次第では復帰の助けになるだろう。
カベに打ち込もうとした蛇腹剣に、深追いしてきた手負いの相手がうっかり当たって即撃墜…などというラッキーな事故が起こることも。

注意点として、相手の体重とベク変にもよるが蓄積ダメージが50~80%程度の時にステージ上で当ててしまうと、
地面とのバウンドが弱いせいでベレトス側が着地狩りを受ける展開が発生しやすいという落とし穴がある。
上記%帯で迂闊に上Bを当ててしまい逆に不利状況に陥り、最悪バーストワザを避けきれず撃墜される……という事態は避けたい。
ベレトスは着地狩りを拒否するのが苦手な部類のファイターであるため、上記蓄積%帯ではステージ上で上Bを当てるのを控えるか、上Bが当たった後のお互いの行動まで考えてからワザを出すのが無難だろう。

Ver.11.0.0で発生が2F早くなりガーキャン反撃がしやすく、かつ上投げ→上B→横Bなどコンボに組み込む機会も増えた。
踏み台にした際のふっとばし力も上昇しており、これにより場外での早期撃墜や地面にバウンドしてベレトスに近い高度まで跳ね上がったところを追撃したりといった攻めの手札も強化されている。

下必殺ワザ 魔斧 アイムール

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fヘビー
アーマー
振り下ろし通常地上:30%
空中:25%
武器地上:41%
空中:%
地上:25%
空中:%
62-67F117F
平地:131F
34-63F(30%)
反転73-73F128F
平地:142F
~74F(30%)
衝撃波地上:8%
空中:6%
%1-5F66F

「アイ…ムーーール!!!」

1秒近くのタメの後、全力でアイムールを振り下ろす。威力やらスキやら完全にガノンドロフのアレ

ワザのモーションが開始してある程度経過してから(振り下ろす直前あたりから)は地上のみ30%までのダメージに耐えられるヘビーアーマーがつき、ファルコンパンチ程度の攻撃でも耐えつつ反撃できる。
ただしアーマー共通の弱点としてつかみで中断される。
地上で出した場合(ガケ際を目前にした場合は除く)は振り切った勢いで地面を殴って衝撃波を放ち、多少は後隙のフォローをしてくれる。
振り下ろす前に台降り、1度限りの振り向きが可能。振り向いても威力は上がらないが、振り向き猶予が長くノーモーションで振り向くことができる。
台降り可能なせいで、ノルフェア天空界では入力した勢いで台から落っこちながら振り上げる事になりがち、やらかすとほぼ落下死確定なので入力は丁寧に。

発生は振り向きファルコンパンチ程度だがヒット時の威力はそれ以上に凄まじく、また一撃でシールドを割るのでガードも許さない。ここぞという場面で必殺の一撃を決めてやろう。
が、空振りを見てから走り込んでの各種スマッシュが余裕で間に合うほど後隙が甚大で、1on1ではロマンワザの域を出ない。それどころかガケ際での直接撃墜可能な%もフルホールド上シフト横スマに劣る。ただそちらは小柄なファイターには当たらないので一長一短。また、横スマは先端判定をきっちり当てないとそこまで撃墜力が出ないため、シールドブレイクした相手を確実に処刑したい時などには広範囲に本当てが出来るアイムールが役立つだろう。
威力相応のリスクはあるものの、ズーム演出や気合の入ったボイスも合わせて命中時の爽快感は抜群なので、たまには欲望むき出しでぶっぱなしてみるのも一興。普通のベレトスは封印しているワザなので相手側もあまり意識していないことが多いため、唐突に出すと結構当たったりする。特に振り向きが出来ることは忘れられがちなため、崖掴み中の相手にアイムールを構えて回避上がりを誘発させて振り向くと、しばしば初見殺しが成立する。
しかしカウンターをあわせられると最悪こちらが0%から一撃死となるので注意、桜井Dのつかいかた動画でも注意点に上げられていた。

因みにガケ際で大ジャンプの頂点から打った後なら空中ジャンプ+上Bで復帰できる。上Bのお蔭で多少の余裕はあるのでシビアではない。扇形に範囲がそこそこ広いので相手の復帰ルートを読み切ったときに置いてみるといい。

ちなみに原作ではアイムールは魔斧でも厳密な「英雄の遺産」でもないのだが、それに関してはネタバレが絡むので割愛。

最後の切りふだ 神祖破天

ダメージ属性ベクトル撃墜%
45%30%

「これで決める!」「意志を合わせよ!終わりじゃあーっ!」

初段でロックするタイプの切りふだ。
剣を伸ばして前方を攻撃した後、ソティスと心を一つにして、荒れ狂う天帝の剣による強烈な衝撃波を見舞う。
同時に巻き込めるのは3人まで。
50%未満のキャラには上必殺ワザから反転して即打てば繋ぐことができ、ベク変次第だが相手をかなり早い段階で撃墜できることがある。

ちなみに「破天」とは原作において主人公が天帝の剣を使用した時のみ発動できる戦技の名称で、本ワザはスマブラの切りふだ向けにやや派手なアレンジが施されている。
このワザを使用する時のみ必ず7P・8Pカラーと同様の薄緑の髪色になること、そしてワザ名につく「神祖」が意味することは…ネタバレになるのでここでは詳しく触れないが、原作既プレイ済のプレイヤーなら胸が熱くなること請け合いの演出。

起き上がり・ガケのぼり攻撃

ダメージ発生F全体F無敵F
あおむけ7%19-20F→24-25F45F1-25F
うつぶせ7%19-20F→24-25F45F1-25F
しりもち5%19-20F→24-25F49F1-7F
ガケのぼり9%24-26F55F1-26F

カラーバリエーション

ベレト / ベレスのつかいかた」で全てのカラーバリエーションの元ネタが解説されている。

カラー性別メイン髪色元ネタ・備考
1男性灰色青緑
2女性灰色青緑
3男性アラドヴァルを持つディミトリを意識したカラー。
腰に装着した短剣の色が異なるという、原作プレイ済のプレイヤーにしか伝わらないネタがある。
4女性アイムールを持つエーデルガルトを意識したカラー。
5男性灰茶フェイルノートを持つクロードを意識したカラー。
6女性最後の切りふだ使用中のカットに登場するソティスを意識したカラー。
原作ではDLCで、ベレト / ベレス専用コスチュームに「神祖の服」が追加されている。
7男性灰色薄緑最後の切りふだ使用中のカットのみ髪の毛の色が強制的にこれに変化する。
原作中盤のネタバレになるのでここでは自粛。
8女性灰色薄緑

アピール

上アピール

ベレトは前方に剣を振るった後、握り拳を胸に当てる。
ベレスは剣を身体の正面で回しつつ逆手持ちし、剣を画面奥側へ向けて胸に掌を当てる。

原作で戦闘に勝利した*9際のモーションの一つ。
ベレトとベレスでモーションが異なる点も原作再現。

横アピール

「焦らず戦おう」
「その身で学べ!」/「その身で学んで!」

左肩の方へ一旦持ち上げた後、目の前へと剣を構える。

セリフは前者が戦場でベレト/ベレスを選択した時のもの、後者が必殺の一撃などが起こった時のもの。
どちらかがランダムで再生される。

下アピール

「かかってこい」/「かかってきなさい」

剣を伸ばしながら軽く払う。

入場

魔法「ワープ」で転送され*10現れた後、教鞭を軽く振るってから天帝の剣を取り出し、構える。

ちなみに教鞭を振るうのはスマブラオリジナルの演出。

待機モーション

通常時は剣を肩に置いたポーズで待機しているが、ベレトはやや斜め下に、ベレスはやや斜め上に剣先を向けている。
待機モーションが微妙に異なる関係でやられ判定も異なっている。とはいえ僅差のため、実戦に影響を及ぼすことはほぼない。
棒立ちの時に後ろから殴られて、肘の判定に引っかかるかもしれない…といった程度。

  • ベレト:軽く回しながら逆手持ちに持ち替えて、左肩から右足へ剣を向ける。
  • ベレス:軽く回しながら逆手持ちをやめて、右肩から左手へ剣を向ける。

どちらも、原作でマップ上のベレト / ベレスを選択した際に取るモーションを再現したもの。最後の決めポーズは本作『スマブラSP』におけるキービジュアルにも採用されている。

リザルト

ファンファーレ

フレスベルグの少女~風花雪月~」の歌い出し部分のアレンジ。
曲調的に言えば「メインテーマ」のアレンジだろうか。

『覚醒』以降を出身とするファイターは出典元のBGMが使われているため、
『風花雪月』出身のベレト / ベレスもこの法則に従っている訳である。

勝利ポーズ

十字キー左

「導いてみせる!」

ベレト:天帝の剣を軽く振り下ろし、胸元に手を当てる。
ベレス:天帝の剣を後ろに持ち、胸元に手を当てる。

セリフは原作で必殺の一撃が起こった時のもの。
モーションは上アピールとあまり変わらない。

十字キー上

「この経験は糧になる」

3つの英雄の遺産が地面に刺さる中、天帝の剣を地面に突き刺し、背中を見せながら腰に片手を当てる。
密かにベレトとベレスで腰に当てる手が異なる*11

原作ではベレト / ベレスが倒れるなど敗北条件を満たしてゲームオーバーになると、誰も居ない中で英雄の遺産が地面に刺さっている一枚絵が表示される。
英雄の遺産が地面に刺さった構図はそれを意識したもの。

セリフは原作の第一部で戦闘に勝利した際のもの。

十字キー右

「迷いを晴らす!」

ベレト:天帝の剣を伸ばしながら地面に叩きつけ、軽く構える。
ベレス:天帝の剣を伸ばしながら前方に2回振るい、顔前に構える。

セリフは原作で必殺の一撃が起こった時のもの。

拍手

普通に真顔で拍手する。

その他小ネタ

  • 海外版の星やられ時の断末魔
    海外版では英語を話すベレト / ベレスだが、星やられの時は、“My battle ends hereeeee!”というセリフが入る。
    これは海外版『ファイアーエムブレム 風花雪月*12』第1部でベレト / ベレスが撃破された際のセリフの後半で、
    原作では“Forgive me, everyone. My battle ends here.”と言い*13、ゲームオーバーとなる。

    日本版では「皆、すまない……ここまでだ……」/「皆、ごめん……ここまでみたい……」と言っている。

ファイタースピリット

ベレト

Byleth (Male).jpeg

●アートワーク出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

ベレス

Byleth (Female).jpeg

●アートワーク出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

  • 入手手段
    • ショップ:300G (「ベレト / ベレス+ガルグ=マク大修道院ステージ」購入・ダウンロード後に追加)

Ver.7.0.0当初はスピリット名の文字の「べ」がひらがなになっていた。
ベレトのスピリッツと見比べると分かりやすい。
現在は修正されている。

修正前の画像

Byleth (Female)_old.jpeg

コメント


*1 今現在では、日替わりピックアップで時々出てくることがある
*2 そのせいでプレイ環境に制約が起きて結構苦労した。
*3 その為、オールスター組み手では一番最後に登場する。
*4 ちなみに原作でもその気になれば4種類の武器を使い分けながら戦わせる事もできる。ただし『風花雪月』では『FE』シリーズでは定番の3すくみシステムが付け替えスキルに移行しており、得意な武器に集中させた方が高い戦力を発揮できるケースが多いためメリットはそこまでない。また、スマブラでベレト/ベレスが使用する4つの武器が主人公の元に全て集まることは原作ではない。
*5 「ベレト / ベレスのつかいかた」では「ルフレよりは若干マシ」という説明をされていたが、空中の速度やステップ・歩行の速度等ではルフレに負けている等、鈍足ファイターの中でも移動に微調整が利きづらい部類という味付け。
*6 実は伊藤氏は打ち合わせでは桜井氏とは特に何もなく淡々と打ち合わせをしていたのだが、収録後に録音ブースから出てくるなり桜井氏のとこに駆け寄って「初代から実はスマブラをやっていて…」と満面の笑みで感謝の言葉を述べており、それを知った桜井氏は「早くソレを言ってよ…」となったらしい。
*7 右足を少し下げると同時に左足で踏み込む、平たく言えば踏み込まずに開脚する。
*8 溜めるとダメージが最大で1.4倍にまで上がる。
*9 具体的には、平民などの兵種で剣を用いて敵を撃破した際の勝利モーション。
*10 『風花雪月』のワープは他の『FE』シリーズと異なり杖によるものではなく、その差別化のためか他の『FE』シリーズのファイターとは異なる魔法陣の中から現れている。
*11 ベレトは右手、ベレスは左手を腰に当てている。
*12 海外版のタイトルは『Fire Emblem: Three Houses』。
*13 スマブラのように叫んだりはしない。
*14 偶数カラーを選ぶと「ベレス ルート」に変わる。