アイテム

Last-modified: 2024-02-28 (水) 12:17:01

目次

概要

スマブラをスマブラたらしめる要素のひとつである、対戦にアクセントを加える要素。
任天堂(+他社)のオールスターゲームである以上、登場するアイテムも津々浦々のゲームシリーズからの参戦者といえる。

アイテムの出現場所と内容は完全なランダムであり、かつアイテムには一瞬で試合を動かす程の強烈な威力や効果を持ったものが多い。そのため、いわゆるガチ勢の間では敬遠されてしまいがちで、有志が開催する大会などでもアイテムなしのルールが敷かれる事が多い。*1
しかし、実際にはアイテムが強力だからこそ、それを有効活用できるかが試合の勝敗に大きく関わる。アイテムを取得するための駆け引きや位置取り、アイテムを絡めた立ち回りやコンボ、アイテムを投擲して的確に当てる技術、相手に強いアイテムを取られた時の対策など、アイテムに対する膨大な知識と研究量が遺憾なく発揮される。
つまり、アイテムなしのルールとはまた別ベクトルのスキルが問われるゲームとなる。

最後まで何が起こるか分からない、良い意味でスマブラらしいハチャメチャな試合を一層演出してくれる。
普段はアイテム無しの対戦を好むプレイヤーも、たまにはアイテムを解禁して遊んでみよう。イベント中のトーナメントではデフォルトでアイテムが解禁されているため、そこで遊ぶのもいい。
どうしても自分の好みでないアイテムがあるならアイテムスイッチを活用するのも一つの手。

基本的な使い方は、そばに近づいて攻撃ボタン(デフォルトはA)。手に持って殴るなり投げるなりするのも同じく攻撃ボタン。
捨てるときはつかみボタン(デフォルトはLかR)。
方向入力しながら捨てれば、上下左右に投げられ、はじき入力すれば強く遠くに投げて飛び道具攻撃にできる。
とうてきアイテムとモンスターボール、マスターボール、そして大型のアイテムのみ立ちアイテム捨てが出来ず、前方に通常の立ちアイテム投げとなる。

アイテム投げの威力はアイテムの飛ぶ速度と各アイテムの種類に依存しており、アイテムを投げた時の速度はファイターの体重が重いほど速くなる。
アイテム投げの発生・後隙はファイターによってまちまちで、全体Fのみ統一されている。投げるのが速いファイターは後隙が大きく、投げるのが遅いファイターは後隙が小さい。

ちなみにステージ毎にアイテムの出現率が決まっており、ステージの出展シリーズと同じシリーズから出ているアイテムは出現率が少し高く設定されている事が多い。
また、一部アイテムは、アイテムスイッチにかかわらず特定のステージでは出現しない。ギミックとして登場するので「いにしえの王国」では「POWブロック」が登場しない等。

余談だが、
「カプセル」「ボンバー」「モンスターボール」「マスターボール」「かいふくアイテム(手に持てるもの)」「とうてきアイテム(バナナのかわ、ブーメラン、センサー爆弾除く)」「こうかアイテム」「ファイターやステージが生成したアイテム(バナナのかわ除く)」
の所持中、一部ファイターは立ち・しゃがみモーションが変化する。
対戦に影響が出るのは「ウルフの立ち・しゃがみ姿勢が低くなり、打点の高い攻撃を避けやすくなる」くらいしかないが、気になったら探してみよう。
またどのアイテムも(大型アイテムも等しく)、ファイターをノーリアクションのまま押しのける風判定にはかなり強く飛ばされる。

種類ごとの違いが大きいので詳しくは下で紹介する。

種類

だいたいの効果によって種類分けされている。けっこう変な種類名もある。

きりふだ

攻撃して割ると、非常に強力な「最後の切りふだ」が一回だけ使える。

ヘルパー

使用すると、いろいろなキャラクターやポケモンが現れ、強力に援護してくれる。
どのキャラクターが出てくるかはランダムだが、大抵はとても心強い事には変わりない。

がったい

3つのパーツに分かれており、揃えると切りふだ級の超強力な攻撃を一回だけ放てる。
攻撃を受けたりミスすると落としてしまうため、ライバルたちとのパーツの奪い合いが熱い。

キャリアー

中には別のアイテムが入っている。ただし、壊して取り出すものは、たまにいれもの自体が爆発するハズレがある。
また、箱、くす玉、タルは大型キャリアーと言われるもので、拾うと移動による運送と横と上下投げしかできなくなる(ドンキーのみジャンプができる)。

ばくはつ

「とうてき」の爆弾アイテムとは違って投げても爆発しない（スマッシュボームに至ってはそもそも投げられない）。
主に攻撃を当てることで大爆発を起こす。取扱い注意。

なぐられ

手に持つことができず、文字通り直接殴って使うアイテム。ストレス解消にでもどうぞ。
ちなみに、サッカーボールやスマッシュボール/スマッシュボームも、同様に殴って使うアイテム。

かいふく

HPのない対戦ゲームはそうそうない。HPとアイテムが両方あれば、当然HPを回復するアイテムもある。
レアものは試合展開をひっくり返すことができるほど強力。ライバルより先に取ってしまおう。

へんか

いわゆる状態変化系のアイテム。スペシャル乱闘で設定できる変化もある。

だげき

手に持ち、直接攻撃するタイプ。長リーチやパワーで攻撃するだけでなく、投げつけることもでき、しかもアイテム投げは高威力な傾向にある。投げつけた方が強いアイテムもある。
ハンマー、ゴールデンハンマーは取得すると専用のモーションで効果が切れるまで振り続ける。

その他のだげきアイテム共通の特徴
  • ハンマー、ゴールデンハンマー以外は、所持中の間弱・横強・横スマッシュ・ダッシュがそれぞれ打撃アイテム専用の各ワザに変化する。
  • ホームランバット所持中は、横スマッシュ攻撃がホームランバット専用のワザに変化する。
  • ホームランバットのスマッシュと巨塔の各ワザ、その他だげきアイテムの各ワザそれぞれで発生・後隙が統一されている。
  • ワンパターン相殺は各だげきアイテムのワザ毎に設定されており、元のワザはもちろん他の種類のアイテムとも別々に記憶される。
    • だげきアイテムで出てくる飛び道具に関してはワンパターン相殺の適用外となっている。
ハンマー以外の発生・全体F
発生F全体F
弱4F25F
強8F37F
スマッシュ15F51F
ダッシュ7F44F
巨塔弱7F35F
巨塔強15F54F
巨塔スマッシュ22F70F
巨塔ダッシュ7F65F
ホームラン52F81F

射撃

手にとって、弾を打つアイテム。飛び道具のなく、リーチが短いキャラにはありがたい。アイテム投げはドリルを除き低威力。

しゃげきアイテムの特徴
  • 弱・横強・横スマッシュ・通常空中・前空中・後空中攻撃がほぼ共通して、射撃アイテムで飛び道具を放つ専用ワザに変化する。
  • しゃげきアイテムは歩きながら・ジャンプしながら撃つ事が出来る。
  • 各アイテムには弾数が設定されており、弾が切れると攻撃ボタンで前方にアイテム投げをするようになる。
    • ただし、とうてきアイテムと異なり立ちアイテム捨ても可能。(バナナガンのバナナのかわもバナナガンを撃った直後のみ立ちアイテム捨てが可能)
  • しゃげきアイテムの飛び道具にはワンパターン相殺が設定されていない。

とうてき

投げつけることで効果を発揮する。トラップのように仕掛けるタイプもこれに含まれ、最も種類が多い。
この手のアイテム（手に持てないサッカーボールを除く）は手に持った状態で攻撃ボタンを押しても前方アイテム投げになる。
地上でつかみボタンを押しても立ちアイテム捨てができず、前方アイテム投げになる。

そうび

拾った瞬間に身に付けて、しばらく自身を強化するアイテム。「へんか」同様、スペシャル乱闘で設定できる。

こうか

攻撃などとは別の能力を持つアイテム。かなり特殊な使い道を持つ。
ただし、スーパースターリングは投げることで使う。

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*1 製作者の桜井ディレクターも、新ファイターのお試しプレイでアイテムが出ると、「こんなもんいらん！」とあっさり捨てることがある。こちらは新ファイターの技見せを優先すべきという事情故だろうが。