Xマッチとは
2022年12月1日9時に開始された「2022冬 Chill Season」より追加されたモードで、
前作の「ウデマエXのガチマッチ」のシステムを引き継いでいる。
ルールごとに計測される「Xパワー」をかけてバトルを行い、ランキング上位を目指す、いわゆる「レート戦」。
最上位プレイヤーの頂上決戦だった前作のウデマエXに対し、今作の「Xマッチ」では降格やパワーの下限がなく、
より幅広い実力層(ガチパワー・Xパワー)のプレイヤーに門戸が開かれる。
対戦ルールは「バンカラマッチ」と同じ4種類のガチルール (ガチエリア、ガチホコバトル、ガチヤグラ、ガチアサリ)。
「Xマッチ」への参加が可能になっても、「バンカラマッチ」には引き続き参加できるので、好みに応じて利用するとよい。
Xマッチの参加条件
「Xマッチ」に挑めるのは、「バンカラマッチ」でウデマエ「S+0」以上に滞在するプレイヤーのみ。
シーズン更新時のウデマエのリセットや、1シーズン中に1回だけ行える任意のウデマエリセット機能で、自分のウデマエが「S」以下にダウンした場合、
再度「S+0」以上にしないと「Xマッチ」には参加できない。
以下の2つの条件によって、新シーズン開始と同時に参加できるかが決まる。
どちらか片方の条件を達成することで、シーズン開始時のウデマエが「S+0」からのスタートとなり、シーズン初めからXマッチに挑むことができる。
・直前のシーズンにバンカラマッチでウデマエを「S+10」以上にする
・直前のシーズンにXランキングの4ルールいずれかの最終順位が「1000位」以内に入っている(Ver8.0.0以降)
バンカラマッチとの違い
- 「Xマッチ」に参加しても「バンカラマッチ」の「ウデマエp」「ウデマエ」は変化しない。かわりに、ガチルールごとに設けられた「Xパワー」が増減する。
- 「Xマッチ」のスケジュールは、常に同時間帯の「バンカラマッチ(チャレンジおよびオープン)」とは別のガチルールが選択される。
- 「Xマッチ」にはかならずひとりでの参加となり、「フレンド」や同じ「チャンネル」のプレイヤーとチームを組んで挑むことはできない。
- 同じチームで連戦することはできず、1戦ごとに自分と相手のチームが組みなおされる。
- 「Xマッチ」ではブキ種と射程ごとに応じたマッチング・チームわけが行われるため、いわゆるミラーマッチになりやすい。そのため、時間帯やグループ、装備しているブキによっては、マッチメイクに少し時間がかかる場合がある。
- スプラ2は「8人マッチングした後に、編成分けルールに従って8つの武器を2チームに分ける」というマッチングが採用されていたが、スプラ3は「8人マッチングさせる時点で既に編成分けが考慮されている」ため、スプラ2と比較するとマッチングに時間がかかりXP格差が大きくなる傾向がある。特に過疎時間帯においてこの傾向は顕著である。どちらのマッチングを良いとするかは人によって異なるが、現時点ではスプラ3のマッチング方式に対する否定的な意見のほうが多いようだ。
- 各ルール最初の5戦で「Xパワー」が計測されると、以降「3勝」または「3敗」するまでを1セットとして挑戦することになり、その戦績に応じて「Xパワー」が変動する。「バンカラマッチ(チャレンジ)」や「昇格戦」とよく似ているが、参加費は不要。
グループ
「Xマッチ」はギアブランドがスポンサーについており、2つのグループに分かれて開催される。
日本・香港・韓国・オーストラリア・ニュージーランドのプレイヤーは「グループ・ヤコ」に、
アメリカ大陸・ヨーロッパのプレイヤーは「グループ・アロメ」への所属が推奨される。
対戦相手のマッチングやランキング集計は、グループごとに行われる。
また、異なるグループに属するプレイヤーと「Xマッチ」で対戦することはない。
そのシーズンではじめて「Xマッチ」に参加する際、フェスの地域選択のように、任意のグループ選択が可能。
ただし、一度決定するとそのシーズン中は変更ができないため、推奨に従うことをすすめられている。
おそらく距離の離れた海外とのラグをなくすためと思われる。
Xパワー
Xパワーとは
「Xパワー」は、Xマッチにおけるプレイヤーの実力をあらわす数値。
「Xマッチ」では、バトルの結果によってこの「Xパワー」が変動する。
「Xパワー」は、「バンカラマッチ」の「ウデマエ」と異なり、4つのガチルールごとに測定される。
マッチメイクでは、同じグループのプレイヤーから、そのルールの「Xパワー」が近い人が選ばれる。
「ガチパワー」は値を知ることが出来ない不可視の内部レートだが、Xマッチの「Xパワー」はプレイヤーの実力をあらわす値として数値が画面に表示される。
前作では「Xパワー」が1900未満になるか、2000未満で月末をまたぐと降格していたが、
今作の「Xマッチ」では降格がないため、「Xパワー」1900未満 (1500など) も存在し、下限は500となっている。
ウデマエ「S+0」に到達していれば参加できるため、前作と異なり幅広い実力層のプレイヤーが「Xマッチ」に挑戦できる。
ver.6.0.0より「Xパワー」が2000以上と1999.9以下でマッチングが分割され、互いにマッチングしないように変更された。
「Xパワー」は、3ヶ月に1回訪れるシーズン更新のタイミングで区切られてリセットされ、再びパワー計測からのスタートとなる。
また、そのシーズン中にバンカラマッチで任意のウデマエリセットを行った場合も同様に「Xパワー」がリセットされ、パワー計測からになる。
Xパワーの計測
最初の5戦は「Xパワー」の計測となる。
「ガチパワー」をもとにマッチングが行われ、計測を終えると、自分のXパワーの初期値が確定する。
同じ勝敗数でも、プレイヤーによって計測結果は大きく異なる。
これは、「バンカラマッチ」でバトルを重ねて計測された実力 (ガチパワー) を基にマッチングが行われ、計測結果もそれをベースに算出されているためと思われる。
Xパワー計測の最高値はないが、「2500.0」を超える分は少なめに計算される(Ver.5.0.0よりも前は「2500.0」が上限)。
Xパワーの計測下限は確認されておらず、計測後のパワーが900台までは確認されている。
計測後、「Xパワー」は「3勝」か「3敗」するごとに、その戦績に応じて変動する。
勝ち越すと増加し(負け数が少ないほど増える)、負け越すと減少する(勝ち数が少ないほど減る)。
バンカラマッチ(チャレンジ)と同様に3勝または3敗になるまでの中断は自由だが、Xマッチでは勝敗数のカウントはルールごととなる。
計測直後は変動が大きく、ストレート勝ち・負けの場合一度に100以上変動することもある。
シーズン内でバトルを重ねると次第に変動が少なくなっていくが、
挑戦開始前のXパワーと勝敗数に応じて、最低でも以下の表のとおりの値は変動する。
挑戦開始前の Xパワー | Xパワーの変動の最小幅 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
0勝3敗 | 1勝3敗 | 2勝3敗 | 3勝2敗 | 3勝1敗 | 3勝0敗 | |
~2500.0 | -75.0 | -50.0 | -25.0 | +25.0 | +50.0 | +75.0 |
2500.0~ 3000.0 | -45.0 | -30.0 | -15.0 | +15.0 | +30.0 | +45.0 |
3000.0~ | -20.0 | -15.0 | -10.0 | +10.0 | +15.0 | +20.0 |
※Ver.6.0.0よりも以前は、Xパワーや勝敗数にかかわらず、変動の最小幅は「±10.0」だった。
Xパワーランキング
シーズン内で達成した最大Xパワーと、それを達成した日付が成績として記録される。
各グループのそれぞれのルールごとにXパワーのランキングが集計され、「イカリング3」でくわしく閲覧できる。
現時点で上位500位以内のプレイヤーには、バトル中のプレイヤー名の上に「王冠」がつく。
これとは別途、ブキごとのトッププレイヤーの一覧も閲覧可能。
シーズンが終了したとき、各グループ内のルールごとに、上位500名のプレイヤーが表彰される。
また、各ルール上位10名のプレイヤーは公式のX(旧Twitter)で表彰される。
Xパワーランキングによる報酬
シーズンが終了したとき、Xパワーランキングにおいて非常に高い成績を残した者には報酬が与えられる。
- Ver3.0.0よりXマッチの順位に応じたバッジが追加。
ランキングの3000位/500位/10位以内に入っていた場合、それぞれ対応したバッジが手に入る。
下記のバッジ追加によってこれらのバッジは旧デザインとなったものの、条件を達成することで現在でも問題なく入手することができる。
- ver6.0.0からはXマッチに関するバッジが大量に追加された。
ランキングの50000位/30000位/10000位/5000位/3000位/1000位/500位/10位以内に入っていた場合、それぞれ対応したバッジが手に入る。
それぞれのバッジの色は、黄/緑/青/紫/ノーマル/銅/銀/金となっている。
Xパワーが2000.0以上のプレイヤーに達するともらえるバッジと、Xパワーが2000.0以上の状態で「3勝して挑戦終了した累計回数」に応じたバッジも追加された。
これらver.6.0.0で追加されたバッジはグループ・アロメ/グループ・ヤコのどちらを選んでいたかによって、デザインが変化する。
一度
- その他
- 各ルールのうちいずれかで最終順位が500位以内に入っていた場合、そのルールに応じた金色のガチルールのトロフィーのオキモノが手に入る。
・ガチエリアのトロフィー
・ガチヤグラのトロフィー
・ガチホコのトロフィー
・ガチアサリのトロフィー
- Ver8.0.0以降は、直前のシーズンのXランキングで、いずれかのルールで1つでも最終順位が1000位以内に入っていたとき、シーズンの切り替わりによるウデマエの変化先がS+0になるように変更される。
ブキ種によるチーム分け
「Xマッチ」など一部のモードでは、バトルへの参加者をブキ種と射程ごとに振り分けて、お互いのチームがなるべく対になるように編成が組まれるようになっている。
この振り分けを当wikiではマッチング区分と呼んでいる。
6.0.0以降
以下の分類でチーム分けが行われていると推測されている。
5.2.0以前
有志による検証(過去50戦からの分析) から、以下の分類でチーム分けが行われていると推測されていた。
マッチング区分 | 対象ブキ |
---|---|
短距離 シューター級 | |
長距離 シューター級 | |
スピナー級 | |
短距離 ローラー級 | |
長距離 ローラー級 | |
短距離ブラスター・ スロッシャー級 | |
長距離ブラスター・ スロッシャー級 | |
短距離 チャージャー級 | |
長距離 チャージャー級 |
ただし、同分類のブキが複数入る場合は、たとえば「わかばシューター2人 vs スプラシューター2人」ではなく、それぞれのブキが各チームに1人ずつ入るように、もう一段階別のグループ分けも考慮されている模様。
また、「ノヴァブラスター vs エクスプロッシャー」や「パブロ vs ジムワイパー」のように、ごく稀に上記表で同じ背景色の別グループ同士がマッチングすることもあることが報告されている。
チーム単位で「短距離シューター2人 vs 長距離シューター2人」のようなことも起こり得るようだ。
マッチングシステムの変遷
現状とこれから
今後も継続的に改善していくという公式からのアナウンスがなされている。
- 現在のマッチングシステムに関する以下のような問題は未だに解決されていない。
- 上記したような問題の前に、そもそもミラーマッチを採用したこと自体が一番の問題なのでは、という声も一部にはある。どのマッチンググループに振り分けられるかによって有利不利が固定化されていたり、チャージャー種のみ接待仕様になっているのは公平にウデマエを競うことが重視されるレート戦の仕様としては不適切なのではないか?という見方によるものであろう。
- そういった観点からは例えばミラーマッチを廃止してスプラ2の仕様(ランダムマッチ+射程順分け)に戻すことを望む意見も出ている。これは、どのようなミラー仕様であったとしても完全に対称なミラーにしない限り何らかの形で編成事故が起こることに変わりはないため、作為的な偏りが常にあるミラーマッチよりは試行回数を重ねることで必ず平均に収束するランダムマッチのほうがよほど質がよいという判断によるものと言えるだろう。
- ちなみに完全に対称なミラーマッチの実装は、プールが非常に小さくなることによるマッチング時間の長大化が発生することからあまり現実的ではない。
ver6.0.0
ver3.0.0のインタビュー以来なんの音沙汰もなかったXマッチのマッチングシステムに関して、初となる調整が入った。
- このアップデートによりマッチング対象のプールが広くなったため、それまで発生していたプールが狭かったことに由来する以下のような問題は若干緩和された。
- 環境ブキを呼んでしまうため弱ブキを持ちにくい問題
- マッチングにかかる時間の長大化
ver3.0.0
ミラーマッチに対する多くのユーザーからの不評の声を受けてか、2023年4月27日(木)発売のファミ通に以下のような内容の公式からのインタビュー回答が掲載される。
スプラ2では上手くチーム分けが出来なかったという反省点があり、ミラーマッチを実装した。
それによる武器の偏りや新鮮味のない体験等の問題点が存在することについては認識しており、今後も調整していく予定。
ver2.0.0
ランダムマッチによる編成事故を嫌う一部ユーザーの声を反映してか、Xマッチがミラーマッチ仕様で実装される。
- 実装当初はミラーマッチに対する肯定的な評価も見られたものの、時間の経過とともにその問題点が浮き彫りとなり、多くのユーザーからマッチンググループの見直しやマッチングプールが小さいことに由来する諸問題の修正を望む声が上がることとなった。
- ちなみにXマッチがミラー仕様になっていることはユーザーの検証によって判明したものであり、そのことに関する公式からのアナウンスは現時点ではない。