塗装用のローラーをバトルに使えるように改良したブキカテゴリ。
コロコロと塗り進んで隙間無くインクを塗れるほか、振り下ろして遠心力でインクを飛ばし、相手に攻撃できる。
ほとんどの攻撃が相手を一撃でたおせるため接近戦に強いが、射程が短く振り下ろしは必ず前隙が出来るので、射程外から攻撃されたり隙を突かれるともろいという欠点もある。
そのため「イカに相手に気づかれずに近づくか」がローラー使いの永遠の命題だ。
一覧
メインウェポン | ヨコ振り | タテ振り | サブウェポン | スペシャルウェポン | 必要 P | ||||
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確1 射程 | ダメージ 射程 | 連射 (F) | 確1 射程 | ダメージ 射程 | 連射 (F) | ||||
カーボンローラー | 0.9 | 1.6 | 31 | 1.3 | 2.7 | 42 | ロボットボム | ショクワンダー | 160 |
カーボンローラーデコ | 0.9 | 1.6 | 31 | 1.3 | 2.7 | 42 | クイックボム | ウルトラショット | 190 |
スプラローラー | 1.4 | 2.4 | 42 | 1.7 | 3.2 | 56 | カーリングボム | グレートバリア | 180 |
スプラローラーコラボ | 1.4 | 2.4 | 42 | 1.7 | 3.2 | 56 | ジャンプビーコン | テイオウイカ | 180 |
オーダーローラー レプリカ | 1.4 | 2.4 | 42 | 1.7 | 3.2 | 56 | カーリングボム | グレートバリア | 180 |
ダイナモローラー | 2.1 | 3.6 | 66 | 2.6 | 4.8 | 85 | スプリンクラー | エナジースタンド | 190 |
ダイナモローラーテスラ | 2.1 | 3.6 | 66 | 2.6 | 4.8 | 85 | スプラッシュボム | デコイチラシ | 180 |
ヴァリアブルローラー | 1.4 | 2.0 | 40 | 2.0 | 4.1 | 72 | トラップ | マルチミサイル | 210 |
ヴァリアブルローラーフォイル | 1.4 | 2.0 | 40 | 2.0 | 4.1 | 72 | キューバンボム | スミナガシート | 200 |
ワイドローラー | - | 2.4 | 39 | 1.7 | 3.9 | 45 | スプラッシュシールド | キューインキ | 190 |
ワイドローラーコラボ | - | 2.4 | 39 | 1.7 | 3.9 | 45 | ラインマーカー | アメフラシ | 200 |
ローラー属について
その名の通り、塗装用ローラーを模したブキ属で、インクをたっぷり纏った巨大なローラー部が特徴。
インクを塗るというスプラトゥーンならではのブキで、ある意味でスプラトゥーンの象徴とも言える。
その形状から整地や塗り向けに見えるが、実際にはハンマーのように敵を殴りつけて大ダメージを与える近接攻撃型のブキであり、戦闘に特化している。
振り撒く飛沫は、近距離且つ中心部分で当たった際の威力が非常に高く、相手を叩き潰すかのように一撃で葬れる。
振った後の体制を維持することで、ローラー部をコロコロ転がして地面を綺麗に塗りながら進める上、その状態でローラーを敵にぶつければ大ダメージを与えられる。
振りの隙が大きいほか、ブキ本体が巨大であるためセンプクしていないと敵に見つかりやすく、インク切れもとても目立つといった弱点を抱えるが、総じて近距離戦に強い。
独特な要素があるものの、他のゲームで例えれば「ショットガン」に最も近いだろうか。
ローラー部と持ち手の付け根は蝶番状になっていて、必要に応じて変形する。
初代では持ち歩くときにコンパクトになるだけの機能でしかなかったが、2での技術革新のお陰かバトルでの新しい戦法にも使われるようになった。
派生としてブキ/フデ属が存在し、ワンチャンスの攻撃力を犠牲に機動力と手数に優れたモデルである。
詳細仕様
振り共通の仕様
インク弾
ワンショットで複数のインク弾が同時に発射される。
インク弾はいくつかのグループに分かれており、グループ毎に初速や飛ぶ角度の上限、塗り/ダメージ半径などが定められている。
ダメージ
インク弾は距離が遠いほどダメージが低下し、更に発射されてからの時間経過でもダメージが低下する。
ダメージ分布は「最大ダメージ維持射程」「徐々に減衰する確一維持射程」「更に一定ダメージまで減衰する射程」「最低ダメージ射程~射程限界」のように分かれており、インク弾が飛んだ角度によって更に2パターンに分かれる。
中央付近に飛んだインク弾は相手を1撃でたおせるくらいダメージが高いが、端の方のカス当たりになったインク弾はダメージが低く設定されている。画面中央に表示される矢印ガイドの幅がカス当たり境界線の目安。
一振りで同一対象に複数のインク弾が当たると、その中で一番高いダメージを与えた弾以外はダメージを与えない。先に攻撃力の低い弾が当たっていた場合は後に当たった弾のダメージから先に当たった弾のダメージを引いた値のダメージを与える。
ワイパーと違い、振っているローラー本体に攻撃力は無いので正面からキューインキ相手に密着して振っても無効化されてしまう。
その他
振りはローラーを大きく持ち上げてから下に勢いよく振り下ろすモーションのため、インクが飛び出る位置は使用者の頭上の辺り。
ヨコ振り
地上でZRを入力すると発動する、ローラー本体を横向きに持って上に振りかぶり、そのまま振り下ろすアクション。 インク弾を横に広がるように発射する。 インク弾の初速はばらつきがあり、射程や着弾位置はややばらける。 タテ振りに比べると射程は短いが、動作が早く横の攻撃範囲もやや広いのでインクセンプク中に迂闊に近づいてきた相手への不意討ちに適している。 また、とにかく雑に塗る際にも効率がいい。 足元が塗られないので注意。
タテ振り
空中でZRを入力すると発動する、ローラー本体を縦向きにして振りかぶり、そのまま振り下ろすアクション。
インク弾を縦に広がるように発射する。
弾道のばらつきは非常に小さい。
ヨコ振りより発射が遅いが、インク弾の飛距離が長く射程や時間経過での攻撃力の低下も若干少ない。
横幅は狭いので相手を正確に狙う必要がある。
また上に角度を付けて発射されるので、最大ダメージを出すためには少し下を向いて自由落下が始まる前に当たるように狙うことも必要。
インク弾とは別に中間塗りが発生し、足元から先端まで真っすぐに塗られる。これにより、前進するための道を作るのに適している。壁を登るための塗りにも使いやすい。
塗り進み
ZRを長押しすると各種振りの後にこれに派生する。通称「コロコロ」。
ローラーを地に付け、Lスティックの入力した方向に塗りながら移動できる。
Lスティックが入力されて、なおかつローラーが地形に接触している間はローラー周辺に塗り判定が発生し、接触した相手に大きなダメージを与えることができる。これのダメージでたおされると『○○でひかれた!』と表示される。
ジャンプ等で無理やり壁に押し付けて塗ることもできるが、塗装用ローラーのイメージ通りにきれいに壁塗りをするのは難しい。基本的には地面を塗るためのアクションである。
壁塗りはLスティックを倒していなくても塗りが発生するが、ダメージを出すなら倒している必要がある。
ダメージが発生しなかったりひいたダメージで相手をたおしきれなかった場合、お互いにノックバックが発生して反発しあう。
Lスティックの傾きで速度の調整ができ、移動速度が速い程塗りの横幅とインク消費量が増える。
逆にLスティックをほんの少しだけ倒して塗り進みを行うと、塗りはほとんど発生しないかわりにインク消費量は極めて小さくなる。
轢きダメージの値は速度によって変動しない*1ので、この状態でも接触した敵に与えるダメージは全速力での塗り進み時と同等である。バトルではあまり役立たないが、サーモンランの一部状況では必須級のテクニックとなる。
一定時間最大速度での塗り進みを行うと加速が発生し、速度が下がるか塗り進みを終了するまで最高速度が上がる。
ローラーというブキ種を象徴するアクションではあるが、実戦的で強力な技であるとは必ずしも言えない。使いどころには注意が必要である。
塗り射程、攻撃射程共に非常に短く、相手に認識されている場合はこれで塗りや戦闘を行うのは非常に困難。基本的に相手の視界外での整地用だと割り切るべし。ヨコ振りの足元が塗られない弱点のフォローや至近距離で振りを外した時の悪あがきに使用されることはある。
また、こちらを認識していない相手の視界外から塗り進みで忍び寄って轢き潰すといった戦法も狙える時は狙える。
ちなみに、ローラー本体を押し付ける場所はプレイヤーの上下の視点に合わせて若干変化する*2。真上を向いてコロコロ始めるとちょっとの間真下の塗りが発生しないことも。
敵に使われる場合の対策
ローラーは共通して転がして綺麗に塗り、振りで確1攻撃をしてくる。
ローラーが相手にいる場合、曲がり角や障害物付近での待ち伏せが最も怖い。それこそ複数人で侵攻していたときにこれをやられると、一気に前線を戻されてしまうことすらある。
みっちり塗りやすいため、角の塗り残しなどのクリアリングを怠るとそこに隠れてたローラーに奇襲を仕掛けられることもある。
曲がり角や障害物周辺でのクリアリングは入念に行うこと。
また、転がして「隙間なく塗る」のが非常に得意なため、ナワバリバトルで裏に入り込まれるとみっちり塗り込まれていることもある。裏に一度入り込まれて塗り込まれると、隙間塗りが得意なブキが味方に居なかった場合、その塗り残しの僅差で敗北することもある。
ローラー種は総じて一つ一つの動作が重く接近しないと確一にできないことから、攻撃が届かない離れた距離から攻撃を仕掛けるのが理想である。自分が長射程ブキを担いでいるなら射程差を突きつけてしまおう。ローラー種は足元をとられると画面下を向いてヨコ振りをしたり動作が重いタテ振りを使わざるを得なくなるため、射程先でローラー種の足を絡め取れればそのままキルまで持っていける。
稀に確一を諦めて確二射程でやり合おうとするプレイヤーもいるが、確二時のキルタイムは総合的にスロッシャー種全般より遅いので冷静に持ちブキのキルタイムを活かせば撃ち勝てるだろう。
また咄嗟に横や真後ろを攻撃するのは苦手なので、死角から接近できれば短射程ブキでも勝ち目がある。
振りに隙が生じるブキなのでボム系も苦手としており、足元を瞬時に奪えるクイックボムや起爆が早い転がしスプラッシュボムが刺さりやすい。メインが短射程ブキで起爆が早いボムを持っているなら有効となる。
スニークキルを本命とする立ち回りをしているローラー種には、マーキング付与が極めて強力。相手をマーキングできるものはポイントセンサー、トラップ、ラインマーカー、ホップソナーが該当。あまりにもスニークキルが上手いローラー相手なら積極的にマーキング付与するのも対策の一つである。
また、マーキングは出来ないものの、索敵をすることが出来るロボットボム、トーピード、マルチミサイルといったサブやスペシャルを使ってみてもいいだろう。
特にトーピードとマルチミサイルは、着弾するまでマーカーが表示されるため、潜伏しているローラーの位置を炙り出しやすいぞ。
アップデート履歴
ver.1.2.0 | 特定の地形にめり込むように転がしたとき、ローラーが触れていない面にもインクが塗られてしまうことがある問題を修正しました。 |
ver.2.0.0 | 塗り進み攻撃で相手を倒せなかったとき、ローラーを持っているプレイヤーが後方にはじかれる動作が起こらないことがある問題を修正しました。 ほかのプレイヤーが使用しているとき、自分の画面では効果音が二重に再生されることがある問題を修正しました。 ZRボタンを押し続けて塗りながら進んでいるときに、シェルターのカサの裏側にいる相手のプレイヤーにダメージを与えることがある問題を修正しました。 ZRボタンを押し続けて塗りながら進み、相手のシェルターのカサを壊したとき、ローラーを使用しているプレイヤーが後退しない問題を修正しました。 |
ver.2.0.1 | 地形の近くで使用したとき、弾がすぐに消えてしまうことがある問題を修正しました。 |
ver.2.1.0 | ゴンズイ地区で、地形の特定の箇所を攻撃すると、ゲームの動作が遅くなる問題を修正しました。 |
ver.3.0.0 | ヨコ振り中に、ローラー本体が変形後のトーピードに触れたとき、プレイヤーが少し押し戻されることがある問題を修正しました。 塗り進み攻撃で、相手を倒せなかったとき、意図しない方向に押し戻されることがある問題を修正しました。 振り上げている最中に、一部のスペシャルウェポンを発動したとき、ローラーを振る動きは中断されているにもかかわらず、インクだけが前方に飛ぶことがある問題を修正しました。 サーモンランで、塗り進み攻撃を、非常にゆっくりとした速度で行っているとき、通常行いうる操作であるにもかかわらず、無操作状態であると判断されて通信が切断される問題を修正しました。 |
ver.4.0.0 | 移動しながらローラーのヨコ振りを行ったとき、静止してヨコ振りを行ったときに比べて、インク消費量がわずかに多い問題を修正しました。 ほかのプレイヤーがインク切れ状態でローラーを転がしているとき、自分の画面では、ローラーから周囲にインクが飛び散る演出が表示されている問題を修正しました。 |
ver.5.1.0 | 特殊な状況「ラッシュ」で、ローラーを転がしながらシャケを倒すとき、前進する速度が速いとシャケからダメージを受けてしまうことがある問題に、対策を行いました。 |