概要
前作からの続投スペシャルの一つ。
投げつけると、インクの雨を降らせる雲を発生させる装置。
広範囲にナワバリを広げられると同時に、雨に当たった敵には継続ダメージを与える。
なお、雨粒そのものにダメージがあるわけではなく、範囲内にいればどこでも一律にダメージが発生する。
前作からの変更点
このスペシャルは発動後スペシャルゲージが徐々に減少していき、0になるまではゲージを溜めることができない仕様だが、前作ではそのゲージ減少中にデスした場合、ゲージが強制的に0になって復活していた。
そのため、発動直後にデスすることで即座にゲージ減少を終わらせて復活でき、すぐ溜め直すことで高速でアメフラシを連投することが可能だった。
今作ではゲージ減少が始まると、たとえデスして復活しようとも必ず0になるまで終わらない(勿論その間ゲージ溜めは出来ない)仕様に変更された。
セット情報
背景色は追加シーズンを表します。詳細はこちら
(2022秋=発売時)
2022秋 | 2022冬 | 2023春 | 2023夏 |
2023秋 | 2023冬 | 2024春 | 2024夏 |
基礎性能
ver.4.0.2現在
効果時間 | 480F(8.000秒) |
---|---|
効果半径 | 1.75 |
ダメージ | 0.4/F |
ゲージロック時間 | 480F(8.000秒) |
対象 | ダメージ補正 | |
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パラシェルター | 3倍 | |
キャンピングシェルター | ||
スパイガジェット | ||
スプリンクラー | 1倍 | 10倍 |
ジャンプビーコン | ||
スプラッシュシールド | 3倍 | 4.5倍 |
トーピード | 0.25倍 | 0.325倍 |
グレートバリアの本体 | 5倍 | 5.5倍 |
グレートバリアの弱点 | ||
ナイスダマのアーマー | 2倍 | 2.2倍 |
ホップソナー | 3倍 | 3.75倍 |
カニタンク | 2.5倍 | 3.25倍 |
デコイチラシ | 1倍 | 2倍 |
ウルトラチャクチ | 1倍 | 1.1倍 |
ガチホコバリア | 5倍 | 5.5倍 |
仕様
発動すると装置を構え、Rボタンでボムのように任意の場所へ投げることができる。
投げた装置は地形・オブジェクトに当たると、その地点に雨雲を発生させる。
雨雲は装置を投げた方向へゆっくりと動きながら雨を降らしていき、約8秒経つと消滅する。
雨雲の下には効果範囲を示すマーカーが発生し、その範囲内がインクでまばらに塗られていく。
敵の雨雲の範囲内では1秒につき24ダメージ(0.4ダメージ/F)が蓄積し、約4秒間範囲内にいると倒される。
常にダメージを与えるため、範囲内ではイカセンプクによる回復はできない。
効果範囲円の直径は試し打ちライン3.5本分程度。*1
このスペシャル1つで塗れる面積は90ポイントほど。(スペシャル性能アップなしの値)
Ver.6.1.0で自チームのアメフラシの範囲内にいる自分や味方の体力回復速度が上昇するという特殊効果が追加された。
具体的には範囲内にいる時にヒト状態でもイカ潜伏時と同じ速度で回復する。範囲内でイカ潜伏している場合は回復速度は元々のイカ潜伏時の速度から変わらない。
ダメージを受けている間は回復効果は発生せず、ダメージを受けてから回復が始まるまでの時間(60F)も通常時と変化しない。
使用のポイント
発動時の隙が少なく、一度雨雲が発生すれば相手に止める方法はない上に、その間本体は自由にメイン・サブ共に使用可能。
反面即効性は無く、ダメージは徐々にしか入らず、塗り発生もまばらで味方が移動できるほどではない。雨の範囲は広いものの、大抵の場所では横に避けることで凌げてしまう。
このことからアメフラシ単体では打開力、抑止力は無いに等しいと言える。
発動時間中も本体が自由に動けるため、雨とメインで同時攻撃を仕掛けるのが基本。例えばエクスプロッシャーであれば、25F(約0.42秒)以上雨を浴びた相手は確定数が減り、直撃1回で倒せるようになる。
また、味方と共に前線を上げたい時に投げることが有効。突っ切って味方に袋叩きにされるか、大きく撤退するかの苦しい2択を相手に強いることができる。この時、味方が攻撃系スペシャルを発動している状況だとさらに効果が高い。スペシャル合わせの有用性はサーモンランのコウモリを見れば分かりやすいだろう。コウモリ単体の脅威度はそう高くないものの、カタパッドやテッキュウを始めとする他シャケと同時攻撃されると途端に対処が困難になる。特に広範囲に削りダメージを与えやすい、メガホンレーザー5.1ch、マルチミサイル、カニタンク(カノン砲)とは相性抜群。
アメフラシのダメージが加わることでキルを狙えるのはもちろん、何よりもアメフラシの範囲内に入るとダメージを回復できなくなるので、デスを避けるためには大きく引くしかないという状況を簡単に作れるのだ。
なお、複数のアメフラシの効果範囲を重ねたとき、塗りは強化されるもののスリップダメージは上昇しない。同時に吐く際は縦や横に連結させて効果範囲を広げた方が良いだろう。
また、雨と別々に動くことが有効な場面もある。
狭い高台に居座っている長射程を侵攻前にどかすことがその最たる例で、エリアの打開やヤグラのカンモン突破など、天王山となる局面で突破の鍵となりうる。
この時重要なのはどかしたい長射程の動向を確認すること。相手は3秒程度粘ってから退避することもできるので、装置を投げただけで安心しないように。
相手の移動したい方向に合わせて雨雲を流すことで実効時間を伸ばすことができる。例えばガチヤグラの進行ルートに沿って投げることの他、敵陣側から中央方面に流すことで前線に駆け付けたい相手を足踏みさせる等ジメジメした応用ができる。
逆に、人数やスペシャルなどの有利を追い風に近づいてくる相手に向かって慌てて投げても通り雨程度の効果しかない。
副次的なメリットだが、スペシャル発動時のインクタンク全回復を目当てに発動もできる。
しかしこの時注意すべきなのは、通常のナワバリ拡大と違って自軍のSPゲージの上昇に繋がらないこと。長期的に見ると味方が得るはずのSPゲージを奪い相手のSPゲージを貯めやすくする「逆ナイスダマ」になりかねない。きちんと目的意識を持ってアメフラシは投げよう。
ナワバリバトルでは塗りポイントだけを目的として発動することもできる。隙が非常に少なく塗り被りを考慮しなければ約90ptも確保可能。
塗りに行けない敵陣も自動で汚してくれる上に相手としてはパッと塗り返しもしにくい。
ただし制限時間を超えると雨雲は塗り発生が止まる。もったいないので残り10秒程度までに発動しておこう。
大きな注意点として、装置をキューインキに吸われたり水に落とすと完全に無駄になってしまう。
前者は混戦状況で敵に向かって投げた際に運悪く、後者はステージ/マヒマヒリゾート&スパで時々起こる。
ギアパワー「スペシャル性能アップ」による効果
雨を降らせる時間が延びる。
装置の投擲距離が延びる。発生開始地点をより遠くにできるぞ。
ただし、同時にスペシャルゲージが回収できない時間も連動して延びるので回転率を考える場合は積まない方がよい。
ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP30 | GP57 |
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持続時間 | 480 (8.000秒) | 491 (8.183秒) | 502 (8.367秒) | 516 (8.600秒) | 546 (9.100秒) | 569 (9.483秒) | 600 (10.000秒) |
投擲初速(DU/F) | 1.12 | 1.17 | 1.22 | 1.29 | 1.42 | 1.53 | 1.68 |
敵に使われる場合の対策
特殊な装置を投げて雨雲を発生させ、着弾した場所から投げた方向に範囲的に雨を降らせるスペシャル。
雨の範囲には枠が表示され、枠の中にいるとダメージが蓄積される。
アメフラシを被弾したときのヒット音はせず(ダメージを受けてイカ/タコが苦しむ声は聞こえるが)、攻撃を受けている実感が湧きづらい。
敵インクを踏んだ時のスリップダメージと違って、アメフラシにはダメージ限界値が存在しないので、蓄積ダメージが100に到達したら死んでしまう。
その蓄積ダメージは1秒につき24(0.4/F)とそこそこ大きい。
敵インクを踏んだ時のスリップダメージの上限に達するまではそれも一緒に加算されるので、無傷から100ダメージに達するまでの時間は試し撃ち場のバルーンよりも若干早く、目安としてはノーダメージの状態から4秒経たずに死んでしまう。
また、撃ち合いなどで手負いの状態だった場合はさらに短い時間で死ぬ。
「撃ち合いで手負いになったので退避→退避先に雨が!→デス」というのがありがちなパターン。
インク不足で雨の中にハマってしまうと特に危険。
素早く退避するか、インクがなければスーパージャンプで逃げること。
対策としてはとにかく雨が降っている範囲から抜けること。中に居続けるのは禁物。
ダメージ覚悟での強行突破ができないわけではないが、アメフラシの中を進んできた敵と交戦することもあり得る。
アメフラシの中に誰も居らず強行突破できたとしても、その先で敵が待ち構えている確率は高い。
当然、こちらは蓄積ダメージを食らった手負いの状態で相手することになるため圧倒的に不利。
発動の隙が少なめで、基本的に出し得スペシャルである(アメフラシを発動した後のプレイヤーを倒しても雨自体が消えることはない)ため、一旦発動されたアメフラシを消す手段は無い。
ガチルールでここぞという時に使われると、雨を避けるために重要な防衛ポイントから退却せざるを得ない。
こうなると大幅にカウントを稼がれる原因にもなり非常に危険。
身も蓋もないが、アメフラシ持ちの敵を積極的に倒す(そもそも発動させない)事が最大の対策と言える。
ちなみに頭上に何かしらの遮蔽物や屋根がある場所に雨は降らない。例としては、ゴンズイ地区の橋下やマテガイ放水路のガラス高台下。頭の片隅に入れておくと良い。
Ver.6.1.0で敵チームのアメフラシの中に敵がいた場合、その敵は体力が素早く回復する特殊効果が追加された。雨の中にいる敵は立ったままでもセンプク時と同じ回復力となるイメージである。
雨中でもダメージ後60フレーム(1秒)回復しない仕様はそのままだが、自分がスピナーや長距離ブラスターなど攻撃の間隙が空きやすいブキの場合や、相手が巧妙に回避しながら戦う場合、体力を回復されて確定数を増やされてしまう可能性がある。
雨の中にいる敵を倒したいなら、一確ブキや連射力の高いブキで一気呵成に。無理そうなら交戦を避けよう。
サーモンランでは
コウモリが発射する弾から発生する。持続時間が半分(240f,4秒)ダメージが25%減少している(0.3ダメージ/f、最大90ダメージ)かわりに塗り性能が25%上昇している。10秒足らずで2回撃ってくるため実質的にバトルのアメフラシと大差ない性能となっており、タワー、カタパッド、テッキュウの影に隠れているがコイツもスペシャルを攻撃手段とする厄介な敵。弾を放置しなければ発生しないためコウモリに返す返さない関わらず取り敢えず撃ってアメフラシの発生を阻止しよう。
アップデート履歴
ver.1.0.0 | 追加 |
ver.3.0.0 | センプクしている状態で、相手のアメフラシのダメージを受けているとき、センプクしたまま移動しても、雨が当たっていることを示す演出は、最初にダメージを受けた位置に表示され続ける問題を修正しました。 自分が直前に使用したアメフラシの雨雲がステージ内に残っているとき、次のアメフラシを使用しようとすると、その対戦中にスペシャルゲージが変動しなくなる問題を修正しました。 |
ver.4.0.0 | 相手のアメフラシの効果範囲内でウルトラハンコの連続スタンプ攻撃を行ったとき、ダメージを受け始めたときに発せられるプレイヤーの音声が、不自然に連続している問題を修正しました。 |
ver.5.0.0 | 試合終了と同時にアメフラシの雲が作られたとき、まれに、試合終了後も一定時間インクの雨が降り続けることがある問題を修正しました。 |
ver.6.1.0 | 自分のチームのアメフラシの効果範囲内にいるとき、センプクしていない状態でも、受けているダメージが素早く回復するようにしました。 ネギトロ炭鉱で、マルチミサイルやアメフラシが、鉄橋やエレベーターの装置に遮られる問題を修正しました。 |