ポイズンミスト

Last-modified: 2024-05-04 (土) 12:41:05

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使用イメージ画像
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丸底フラスコ型の投擲系サブウェポン
着弾すると破裂して毒の霧が発生。浴びた敵に移動速度低下インク減少の妨害効果を与える。霧から出ると効果は消える。
ちなみにポイズンという名に反して時間経過とともに体力をじわじわと減らす効果(所謂スリップダメージ)は無い。
初見では勘違いしやすいので注意。

ブキセット

背景色は追加シーズンを表します。詳細はこちら
(2022秋=発売時)

2022秋2022冬2023春2023夏
2023秋2023冬2024春2024夏

基本性能

インク消費量60%
インク回復不能時間75F(1.25秒)
着弾残留時間300F(5.00秒)

解説

着弾した場所に5秒間球状の霧を作り出し、その範囲内に入った相手プレイヤーは以下のデバフを受ける。

  • ヒト・イカ移動速度が低下*1
  • インクが徐々に減る、ミストの中に居続けるとより速く減っていく(最大で40%削る)
  • モヤのようなエフェクトと専用SEが発生し、センプクも察知される
  • ジャンプ力低下
  • マニューバーのみ)スライド時のインク消費量が大きく増える

イカ移動速度が大きく低下することで、地上イカロールも実質不可能になる(イカ速ギアサブギアを多く積んで、ポイズン下でもイカロールに必要な速度を出せるようにすれば一応イカロール可能。実用的ではない)
範囲外に出れば即座に効果は消える。

上記の妨害効果をいかに活かすかが肝要で、使いどころによっては抜群に働き試合に大きく貢献できることも。
範囲は直径で試し撃ちライン2本分とほんの少し。霧自体にダメージや塗り判定は無く、サブウェポンの中では3番目に長い75F(1.25秒)のインクロック*2と60%ものインク消費があり、ギアの補強なしでは連投できない仕様となっている。
上記の特性を生かした1番効果のある使い方は「封鎖」である。事前に投げておくことで、わざわざ霧の中にポジション取りしたり居場所を知らせてまで通過するプレイヤーは少ないため「5秒間敵に立って欲しくないポジション・通って欲しくないルート」の予防策として投げておくのが安定であり使いやすい。実際の範囲は約2本分だが、触れたら居場所がバレる効果音が鳴るのを避けるのに多くのプレイヤーが心理的にマージンを取るため、けん制範囲としては2.5~3本分くらいある。
他の有効な使い方は、味方が戦っている場所に投げ込んで敵のインク消費を促したり動きを鈍くしたりするサポートや、敵と対面してる最中に自身の前方に投げればまきびしのようなけん制や自衛として、潜伏してそうな場所に投げれば触れた音で炙り出しといった使い方も。エリアの強ポジ、ヤグラ上、ホコやアサリなら侵入ルートと、各ルールや状況で活きる設置場所は常に変化するので、どう使うかはプレイヤーの観察力とアイデア次第である。
ただし、マニューバー種相手にはインク消費量が増すとはいえ敵のインクタンクが十分なら霧内部でもスライドして強引に範囲外へ突破or逃げるので、相手にいる時は距離を詰められないよう注意が必要。特にクアッドは4回スライドで霧の範囲を簡単に抜けてくるので要警戒。

「範囲のどこかに引っ掛かればいいや」というズボラな投げ方をすると単にインクを大量に捨てるだけなので、相手や状況によって直撃させてすぐには霧の範囲外に逃がさないように使ったり、霧の範囲が綺麗にポジションを覆うように使ったりと、効果的な場所やタイミング、設置したい場所への正確なコントロールなど他のサブウェポン以上に効力の理解と技術力が求められる。
WIPEOUT!を取ったのち、前線を上げてリスキルに向かえば、その封鎖効果をより強く活かせる。ラッキーでも1確が出せる固形ボムと違い、玄人向けのサブウェポンなのでポテンシャルを引き出せるかはプレイヤー練度で大きく差が出る。
リスキルした際など、リスタートしたら大概この辺に固まる・向かう、といったステージの傾向を把握しておけば、敵の打開の起点となるポジションに投げ込むだけで敵の打開を遅延させたり、味方のスペシャルによっては逃がさず再度リスキルする用にサポートしたりと、敵を追い込む・誘導するのに向いてる。現環境(Ver. 4.0.2)だとメガホンやマルミサ、ジェッパやカニといった追尾系や爆撃系と相性が良い。

即効性のある効果が範囲内の移動制限だけなので、こちらを倒すために射撃しようとしている敵、特に立ってほしくないポジションに既に立たれてフルチャージが完了し迎撃の構えに入っているチャージャーorスピナーに向けて投げても即効性は期待できず、追い出す力を過信するのは禁物。投げ込むタイミングを見計ったり、試合中に居座り続けるタイプなのか・ポイズン内でも正確にキルしてくるタイプなのか敵の傾向を見極める必要がある。
味方にも後衛がいる場合は、ポイズンを投げて敵を対面に集中させないようアシストし、味方に処理してもらうといった使い方もアリだろう。
反面、ポイズンを執拗に投げ続ければ確実にどこかでインクを枯渇させて移動とインク回復を促せるし、動きは鈍くなるので当てられた敵側もリスクを考え、撤退や移動を強いることができるのが強み。
射程負けやダメージの回復等の理由で敵が逃げたがっている時や、物陰に隠れたがっている時に妨害する・敵の退路を断つという使い方としても有効。

空中移動速度も大幅低下するため、敵だけがジャンプで渡れない場所を作ることが出来る点については他のサブにはない利点(キンメダイ美術館の中央回転壁~自陣間など)。
他にもミストが壁や床を貫通する特性から、床に関する例では、ゴンズイの橋下から・マテガイの屋根下から・スメシの動く床下からなど。壁に関する例では、スメシ中央の縁側、ザトウの右奥、マンタの正面敵高壁などがある。
他の例では、ナメロウのトラック上、マンタの中央網や敵高、海女美やユノハナのタワー、ヤガラの左テント上や右高テント下など、ポイズンの範囲がそのままポジションをすっぽり覆うところや、ザトウやタラポートのような狭くてゴチャついた地形で使用しても有効に使える。逆に言えば広くて平坦な地形といったポイズンの範囲外に迂回されてしまいやすい場所では効果が薄いので、どのステージのどこに投げれば、どういう状況下でならポイズンが効果的に機能するかを理解する必要がある。

5秒間残留するという特性を使って残り時間やカウントを利用・囮にしてポイズンを浴びてでもそこに立たざるを得ない焦らせる状況に持っていくのがコツ。戦略戦術が好きなプレイヤーが使うとその厄介なポテンシャルを引き出しやすく、試合に貢献できるだろう。当然ポイズンに触れた敵を味方が倒せばアシストが付くので、観察眼を磨いて適切なタイミングで使用していこう。
ダメージソースとなるボムと比較されがちだが、そもそも性能も用途も全然違うことを理解して使わないと強さを見出せずに腐りがちなので、使用方法や理解度は常にアップデートしていくこと。

マニューバー系のブキがポイズンミスト内でスライドした際にインク消費量が増えるため、スライドできる回数が大幅に制限される。

ギアパワーによる効果

nolink インク効率アップ(サブ)

軽減量最大30% (軽減レベル1)。
GP21で2連投可。

ギアパワーGP0GP3GP6GP10GP20GP21GP30GP57
インク消費量60.0%58.3%56.6%54.5%50.1%49.7%46.6%42.0%

nolink サブ性能アップ

初速が増加し、それによって投擲距離が伸びる。
初速が速くなる=足元以外に投げつける場合でも高速展開が可能になるということであり、敵を霧の中心に置きやすくなるというメリットがある。
効果時間自体は長いサブなので、遠投出来るようになれば敵の背後に投げつけて退路が塞げる=逃げ道の予測がしやすくなるという点から射程が長いブキほど相性がよいギアパワー。特に数発の追撃が重要になるRブラスターエリートトライストリンガーに。

射程が短いブキの場合は味方の支援が行いやすくなるという特徴はあるが、自分自身との噛み合いはそこまで良くはない。
ただ、投擲速度向上のおかげで見通しが悪いステージや試合開始後の最初の衝突での誤魔化しはやり易くなる。

ギアパワーGP0GP3GP6GP10GP20GP30GP57
初速 (DU/f)11.2011.7412.2512.9014.2915.3816.80

効果自体の強化は一切されない都合上、あまりこのギアパワーだけを大量に積むのはおすすめできない。
逆に言えば過度に積む必要はないので使うブキの射程と投擲距離、あとは自分の得意な立ち回りと相談して決めよう。

nolink サブ影響軽減

移動速度低下効果を軽減する。
現在の効果量では範囲内から出ることはそう難しくはないため、ポイズンミストを意識して付ける必要はあまりないかと思われる。

ギアパワーGP0GP3GP6GP10GP20GP30GP57
移動速度低下率
(×基礎値)
100.00%95.17%90.59%84.85%72.40%62.65%50.00%

敵に使われる場合の対策

移動速度低下とインク減少の効果がある毒霧を5秒間発生させる。
が、その毒霧は1秒もかからず抜け出せる。
インク減少量もさほどでもないので、長射程ブキなら抜け出す必要すらない場合も多い。
むしろ投げた相手のほうが居場所を教えつつインク消費60%+インクロック1.25秒の軽くないコストで息切れしかけているため狩るチャンスですらある。
しかし乱戦時や敵の長射程ブキに睨まれている場合には要注意。

また霧内ではマニューバー類のスライド消費が激増する。
クアッドホッパー以外はスライドを封印すべきだろう。特にスプラマニューバーケルビン525は二回スライドした場合バテてほぼ何もできなくなってしまう。
また、毒霧接触時の効果音でポイズン投擲者に索敵されることはどのブキでも頭の片スミに置こう。

ルールがホコやアサリの場合、投げられた場所によってはそのルートが使用困難になる。特にジャンプが必要なルートは確実に潰れる。
ポイズンミスト持ちがいる限りはルートが封鎖され続ける可能性が高いので、ポイズンミスト持ちを始末できなさそうなら別ルートへの切り替え判断を急ごう。

アップデート履歴

アップデート履歴(アップデート履歴/ウェポン・ギアパワーごとのアップデートからの引用)
ver.1.0.0追加
ver.1.2.0ウルトラハンコや特定の地形にぶつかったときに発動せず消えてしまう問題を修正しました。

TIPS

  • ゲーム内紹介では「とある生物の体液から作り出された」とあるが、これはオクタリアンのインクである。
    • 初代Splatoonでは、オクタリアンから設計図を入手するとサブに「ポイズンボール*3」がついた「もみじシューター*4」がアンロックされ、その際のブキチとゲーム内の説明でオクタリアンの使うインクをもとに開発されたことがわかる。
    • すなわち初代3号、今で言う司令のおかげで生み出されたサブといっても過言ではないという由緒深いサブなのである。
  • 小ネタになるが、2つ以上重ねると霧が濃くなる。この状態であればほぼ視認が出来なくなるのでスモークグレネードとして使用可能になる。もちろん投擲した本人はインク消費の関係で利用しにくいが、スプラローラーボールドマーカーなどが遮蔽物として利用することが出来るレベルになる。(最初からそのぐらいの濃さにしろ、というのは禁句)

コメント


*1 恐らく50%低下?要検証
*2 1番は88F族のトーピード、2番は85F族のシールド/タンサン/ロボム、3番目は75F族のポイセン/ポイズン。
*3 着弾時に範囲内にいたプレイヤーに数秒間デバフをかける、ポイズンミストの先駆け的なサブ
*4 わかばシューターサブスペシャルが異なる派生ブキ