バシャーモ

レベル5で「ひのこ」が「ブレイズキック」に、レベル7で「つばめがえし」が「オーバーヒート」になる。

つばめがえし(わざ1)

最大2回使用できるムーブ技。貫通ヒット可能。
射程がややシビアだが、ホルビー2体当ても可能なので最初に取るならこちらか。
2連続で使えばそれなりの距離を移動できるが、1回の移動距離がかなり短く、さらに何かしらに命中させないと2回目が使えない弱点がある。
逃げに使いたい時や肉薄したい時などは野生ポケモンを経由するように使おう。

ひのこ(わざ2)

鈍足効果付きの遠距離攻撃。つばめがえし単発の1.5倍ほどのダメージが出るので序盤のラストヒットを狙うならこちらか。
それでも威力は並程度で、貫通せず爆風もほぼない単体攻撃なので過信はできない。減速は1秒だけだがそこそこ高く、逃げや追いの際に便利。
"つばめがえし→AA→つばめがえし→AA→ひのこ"と繋ぐ事でひのこを当てたタイミングで特性の追加ダメージが発生し、実質的にひのこの単発火力が大きく増加するので取り合いの時は狙いたい。

ユナイトわざを習得するまではこちらのスタイルで戦うことになる。
妨害無効、かつうまくヒットさせられれば強力なわざが2つ。レベル7まではこちらで固定。
ユナイトを覚えるまでは技の回転率が悪く力不足なので、ブレイズキックでの誘拐やオーバーヒートでのラストヒットなどで地道に戦っていこう。

パンチスタイルからの切り替え時はユナイトバフが攻撃力＋30％とかなり強力。通常攻撃も(多少)広範囲かつ倍率が他のポケモンの強化攻撃並ではあるが、攻撃速度は高くないためわざの後に挟む程度で。
ラストヒットの際にはユナイトバフを乗せたオーバーヒートが強力。普段の戦闘で最大溜めを当てるのは難しいのでファイトの際は無理に狙わず半分溜めで妥協しよう。
オーバーヒート→ブレイズキック(→スタイル切り替え)とブレイズキック壁ドン→オーバーヒートのどちらのコンボも強力。
ヒットしてもしなくても速やかにパンチスタイルに切り替えて次の行動に移りたい。

• 長所
  • どちらも妨害無効がついておりCCに強い。
  • どちらも条件を満たせば範囲に長めのCCがつく。
  • 範囲火力が高い。
• 短所
  • 動きが大振りで、わざを効果的に当てるのがかなり難しい。
    • 特に「オーバーヒート」を的確に当てるのが困難。しかし当てないと火力不足。

オーバーヒート(わざ1)

高火力・広範囲のロマン技。説明文には書いていないが、チャージ中は妨害無効がつき、被ダメージが25％減少する。
わざを使用するとその場から動けなくなり、かつ発動後は方向転換ができず*1、キャンセルも不可能。発動しても後隙はほとんどないが待ち時間は発生する。
チャージ中はゲージが表示され、途中の目盛りまで到達すれば最大威力になり、突き飛ばし効果が追加される。
最大威力に達するまで1秒かかるため、上手く当てるにはCCから繋げるなどの工夫が必要となる。
目盛の半分ほどのチャージでもある程度威力は出るため、最大溜めが狙えなさそうならその時点で解放するのがよい。
また、ボタン押しっぱなしでチャージするタイプではないため、ボタンを連打していると即解放してしまう点に注意。発動後の方向転換が不可能なためか、ボタン長押しでは他の技と同様に方向指定ができるのみ。
なおゲージ終端までチャージすると自動的に解放する。

ブッシュに隠れて使うと相手からは予告が全く見えないため、最大チャージでの奇襲が可能。
最大チャージからなら突き飛ばしも付くので、ここから更にコンボに発展させることも狙える。

非常に逃げられやすいので、するどいツメの発動要因として割り切って溜めなしで振っていくことも視野。

• 長所
  • すば抜けた野生狩り・ラストヒット性能。
    • 一発が重く妨害無効＋ダメージ軽減がつくため取り合いにも強い。
  • ブッシュ奇襲からのコンボ始動が強力。
  • 攻撃範囲も広くまとめてヒットさせられれば一気に複数を撃破できる。
  • 攻撃後の後隙が短い。
• 短所
  • 溜めている間は移動も方向変更もできないので、対人戦では躱されやすい。
    • 「だっしゅつボタン」を使うことで強引に方向転換することは可能。
  • 溜めが十分でないとダメージが低く、突き飛ばしもつかない。
  • 幅は非常に広いが、射程はそこまであるわけではない。

ブレイズキック(わざ2)

妨害付きの突進技。ノックバックさせた先に壁があるとスタン効果が発生する。
一瞬だけ後ろに飛び退く点でガブリアスのドラゴンダイブに近い動きであり、あちらと同様に少し後方の敵も巻き込める。後方巻き込みの射程はキックスタイルのAAより多少短い程度。
わざの途中にだっしゅつボタンを使った場合は突進の向きは変わらずに位置がズレる。
後ろにブレイズキック→すぐに前にボタンと使う事でかなり広い範囲の敵をブレイズキックに巻き込みつつ壁を背負った状況からの壁ドンも狙える。ボタン込みで巻き込める射程はオーバーヒートの最大射程と同程度。
Lv5の取得直後にはつばめがえし→ブレイズキック→つばめがえしと繋ぐことでちょっとした誘拐コンボが可能。野生ポケモンの位置を大きくずらしてラストヒットの取り合いを有利に進められる。ブレイズキック壁ドン→つばめがえしAA×2のKO性能も高いが待ち時間の長さには注意。
キックスタイルからならコンボ始動、パンチスタイルからなら撤退・追撃などコンボパーツとして優秀だが、逃げに使おうとすると壁抜けできない点や相手を巻き込むと連れてきてしまう点に注意が必要となる。

• 長所
  • 発生が速く、運び性能が高い。
    • 不意の奇襲で相手を自陣に連れ去り孤立させる事が出来る。
  • 壁にぶつければ長時間の拘束が可能。コンボパーツとして優秀。
  • モーション終わりまで妨害無効がついている。
• 短所
  • 壁抜け不可。
  • 壁にぶつけないと行動不能時間が短め。
  • 大きく動かすため味方の攻撃を外す原因になる。

爆炎旋風脚(ユナイトわざ)

ややこしいが厳密にはキックスタイルのユナイトわざではなく、パンチスタイルのユナイトわざ。
パンチスタイルでユナイトわざを使用するとキックスタイルに切り替わり、4秒間の攻撃バフを獲得する。
この手のユナイトわざの前例に漏れず、おたすけバリアのCDは60秒に設定されている。
攻撃バフは30%と上昇量がかなり高く強力。

モーションは短いもののユナイトわざとしてはかなり威力は低く、妨害耐性などもつかないため普通に妨害で止まってしまう(止められてもスタイル切り替え自体は行われる)。
ユナイトバフもシールドや持続時間は気持ち程度の量にしか設定されていないため、これだけで苦境を打破するパワーは無い。
攻撃バフを乗せたブレイズキック+オーバーヒートや通常攻撃で敵を強引に倒したりラストヒットを取ったりするように使えるといいだろう。

全てレベル8で解禁される。

取り回しがいいわざ2つ。強化攻撃こそないが、通常攻撃も他より若干高い倍率に加え常時40%もの攻撃速度バフがつくので扱いやすい。
キックスタイルからの切り替え時はユナイトバフにより移動速度が20%上昇する。
通常攻撃速度の高さからほのおのパンチのコンボが終わった後に弱った相手のHPを削りやすい。もうかのスタックも溜めやすく、バフ中の取り回しやすさは高い。
キックスタイルでブッシュからの奇襲やCCのやり過ごしに成功したらこちらに切り替えて削り切るか、敵が少なければこちらで接近してガンガン殴り、キックスタイルに切り替えてブレイズキックの壁ドンを狙うかが基本の動きとなる。

野生狩りのときは基本パンチスタイルで移動し、きあいだま→ほのおのパンチで野生を削ったり、不安なブッシュに対してはきあいだまを打ち込んだりと器用に立ち回っていきたい。

• 長所
  • 減速付きの遠距離攻撃や方向転換できる移動技により立ち回りやすい。
  • 「ほのおのパンチ」の足回りが優秀。
    • 妨害を受けても止まらないのも嬉しい。
  • 通常攻撃が高速。特性を発動しやすい。
  • 「きあいだま」が遠距離攻撃として何かと優秀。
• 短所
  • 減速しか妨害効果を持たない。
  • ユナイトわざ含め妨害対策を持たない。

ほのおのパンチ(わざ1)

つばめがえしの上位互換。2ヒット*2回使えるため特性のカウントを増やしやすく、フルヒットすればダメージも高い。
発動後、2発目のパンチが出る前に移動入力をしているとそちらへの方向転換が可能。
前方に発動したあと後方に入力しておけば、ほぼその場に留まったまま攻撃を繰り出すこともできる。
つばめがえしと同様に野生ポケモンでも2回発動が可能。
一方でこのわざだけでは妨害効果などは付与できず、自身に妨害耐性などもつかないためハードCCなどの抵抗を受けやすい。
ブレイズキックの壁ドンなどから繋げていきたいところ。
ただし発生保証はあり途中でCCを受けても攻撃は発生する。
パンチ2回分の移動距離はそこそこで逃げの際にも使えるのだが、壁抜けについては1回の移動距離が短すぎるせいで「薄い壁に密着した状態で使用することでようやく壁抜けが可能」というお粗末な性能となっている。
壁抜け可能な距離はつばめがえしよりも短く、実質壁抜けはできないと思っておいた方が良い。
かつてはAAを入力すると1ヒット時点でキャンセルされてしまっていたが、現在はしっかり2回殴ってからAAに繋げられるため入力しておこう。

• 長所
  • 柔軟に動かせるムーブわざ。
  • 特性カウントを回しやすい。
  • 4ヒットの総火力が高く、特性の追加ダメージも合わせダメージを出しやすい。
  • 発生保証がある。
• 短所
  • わざ自体には妨害がない。
  • 攻撃範囲が狭く、フルヒットさせにくい。
  • 命中させないと2回目が発動できない。
  • 1回の移動距離が短い。壁抜けもほぼ不可能。

きあいだま(わざ2)

癖の無い非貫通遠距離攻撃。撃ち出す際の隙が少なく弾速が速めで、そこそこの倍率の鈍足付与と敵を貫通しないが爆発によるある程度の巻き込みがある。
爆発はチルタリスに投げ込むとチルットを全員巻き込める程の範囲があり、相手に弾が命中しなくても最大射程で爆発するのでガイドより多少射程が長い。
基本的には離脱しようとする相手への追撃や軽いハラスとしての用途が有効。
爆発も含めると近接タイプにしては長めの射程を持ち、威力もそこそこはあるが待ち時間の長さからこれだけでの遠距離戦は不可能。スタイル変更でわざの待ち時間を踏み倒す前提の長さである。
爆発した場所でブッシュに敵がいるかどうかが分かるので、積極的にブッシュチェックしていきたい。

• 長所
  • ファイターには貴重な遠隔攻撃。
  • 癖の無い使用感で範囲攻撃・減速効果も便利。
    • 特にアップグレード後は減速が強力になる。
  • 単発ダメージもそこそこ(オーバーヒートの半分溜め、ほのおのパンチ2ヒット、ブレイズキックと同程度)あり、野生の横取りやハラスにも使いやすい。
• 短所
  • CDが長い。
  • 効果の割にアップグレードが遅い。

爆炎旋風拳(ユナイトわざ)

ややこしいが厳密にはパンチスタイルのユナイトわざではなく、キックスタイルのユナイトわざ。
キックスタイルでユナイトわざを使用するとパンチスタイルに切り替わり、4秒間の移動速度バフを獲得する。
移動速度バフは20%となかなか悪くない数値。
またこちらは(バフを除けば)同じ総威力だが2ヒットするので特性のスタックを溜めやすい。
この手のユナイトわざの前例に漏れず、おたすけバリアやエナジーアンプのCDは倍(それぞれ60/30秒)に設定されている。

モーションは短いもののユナイトわざとしてはかなり威力は低く、妨害耐性などもつかないため普通に妨害で止まってしまう(止められてもスタイル切り替え自体は行われる)。
ユナイトバフ(特にシールド)も気持ち程度の量にしか設定されていないため苦境を打破するパワーは無いが、移動速度上昇ときあいだまの減速、ほのおのパンチのブリンクにより攻めも逃げもやりやすくなる。

ここで紹介するのはあくまでも一例。以下の考察も参考にしながら、環境や編成、自身のプレイスタイル等に合ったビルドを見つけていこう。
※赤文字は重要度の高いもちもの

わざセット	共用
もちもの	もうこうダンベル	じゃくてんほけん	きあいのハチマキ
バトルアイテム	だっしゅつボタン
サポートメダル	茶6白6

火力と耐久をバランスよく強化した基本形のビルド。
序盤からそれなりの機動力を持っているので「もうこうダンベル」は是非とも積みたいところ。
また、近接の正統派ファイターなので耐久増加の「きあいのハチマキ」「じゃくてんほけん」は相性が良い。
バシャーモ初心者から上級者まで使いやすい安定したビルドと言える。

バトルアイテムは「だっしゅつボタン」が基本。「オーバーヒート」をズラして当てにいく動きが強い。

わざセット	共用
もちもの	もうこうダンベル	するどいツメ	じゃくてんほけん
バトルアイテム	だっしゅつボタン
サポートメダル	茶6白6

フルアタ構成。「するどいツメ」の追加ダメージ・鈍足も駆使し、怒涛のコンボを叩きこんでいく。
この中なら「じゃくてんほけん」を「ちからのハチマキ」に変える手もある。

わざセット	共用
もちもの	もうこうダンベル	エオスビスケット	じゃくてんほけん
バトルアイテム	だっしゅつボタン
サポートメダル	茶6白6

ゴールによる筋トレで攻撃とHPを盛るビルド。
バシャーモはユナイトわざで最大HPの5%のシールドをつけるので、HPを上げられる「エオスビスケット」や「じゃくてんほけん」は相性が良い。特性のHP回復も最大HP依存。
このビルドではゴールを決められないと特にパワーが出ないため、多少の上残りが必要になる点は留意しておこう。