<Infinite Dendrogram>/用語集

Last-modified: 2024-04-18 (木) 17:31:47

あ行

<アーキタイプ・システム>

<Infinite Dendrogram>の世界の“先代の管理者”が遺した世界を管理するシステムの一つ。『ジョブ』を管理するもの。別名“先代管理者の遺産”。
ジョブクリスタルを通じて人々にジョブを与えるほか、個人の適性や才能、人生などを測定し、“試練”によって超級職に相応しい者を選別する機能を持つ。
また、スキルとしての確立による、魔法の簡略化*1、料理や格闘などのセンススキルの一般化*2などもこの<アーキタイプ・システム>の機能。
現在の“管理者”である管理AI達ですら完全に把握はできていないらしく、一般には存在すら認知されていない。
 
<Infinite Dendrogram>の世界に相撲という競技が存在する前から【角力士】が存在していたり、人間が機械を使い始める前から【整備士】が存在していたり、煌玉獣をフラグマンが開発するよりも前から、煌玉獣所持を条件とした【煌騎兵】が存在していたりと謎が多い*3
 
新たにジョブを作ることは不可能とされているが、唯一例外的に“古龍”達のデータ改竄(チート)により生まれたジョブとして【龍帝】が存在している。

<アクシデント・サークル>

自然魔力が一定の濃度を上回ったときに発生する自然魔法現象。
自然魔力の濃いレジェンダリアで比較的起こりやすい現象であるが、大規模な魔法戦の残留魔力や機械に注ぎ込まれた莫大な魔力が暴走したときなど、レジェンダリア以外でも発生しうる。
発生現象の代表例は転移現象だが、それ以外の魔法現象が発生することもある。ただし、攻撃魔法化した場合は、発動の瞬間にほとんどの人は死ぬ。

悪魔

モンスターの種族の一つ。
<Infinite Dendrogram>の世界では、基本的に先代管理者の生み出したシステムの一部であり、自由意識を持つことはない*4
 
ちなみに【料理人】などの<マスター>の中には試しに食べたことがある者もちらほらいるようで、クマニーサン曰く「泥と粘土を混ぜて鉄臭くしたような味だったクマ」とのこと。

亜人

ティアンの分類の一つ。
特殊な身体的特徴を持つ種族や民族であるが、ジョブに就けるため人間範疇生物である。
それぞれ特有の肉体型センススキルを先天的に持っていることも多いが、通常のティアンよりもジョブの適性の幅が狭いことも多く、逆にティアンでは彼らしか就けないジョブを持つこともある。
大陸の各地に住んでいるらしいが、特にレジェンダリアには人数と種類が多い模様。
 
<マスター>が亜人に似せてアバターを作る場合、ジョブ適正の万能性は持つが亜人特有の肉体型センススキルは持たないため、見た目だけである。

アンデッド

モンスターの種族の一つ。
スケルトンやゾンビなどの不死者で、無尽蔵の体力を持ち、更に上位になれば強力な再生能力を持つ。スピリットやレイスなど、《物理攻撃無効》を持つ霊体の種も該当する。
ティアンやモンスターが死後、何らかの影響で変化したもの*5や【死霊術師】【霊道士】などに作られたものなどがある。
しかし、人為的なアンデッド作成は【召喚師】等に見られるインスタント召喚形式ではなく、【研究者】系統のクリエイト系スキルに近いので、アンデッドをスキルで作成する場合、【完全遺骸】や【全身骨格】を使用するか、或いは「ドロップで完全遺骸・全身骨格に相当するパーツを集める」必要がある。
上記以外にも【大死霊】や【僵尸】など一部のジョブに就いた場合、種族が『人間』から『アンデッド』に変化する。*6

共通した弱点として炎や聖属性に弱く、日光下*7は満足に活動できないことが多い*8が、耐久力そのものは高いのでかなりの難敵である。
霊体の種に関しては、物理攻撃が無効化され、攻撃魔法も少ししか効かないので、聖属性が主な攻撃手段となる。
アンデッドに対してのダメージに十倍の補正が付き、修復不可能の傷を与える《聖別の銀光》を習得しているごく限られた【聖騎士】や【教会騎士】には種族的に不利である。

YLNT(いえすろりしょたのーたっち)倶楽部>

レジェンダリアのクランランキングトップクラン。オーナーは【呪術王】LS・エルゴ・スム。
「いえすろりしょたのーたっち」を合言葉とし、クランの名前もそれに因んでいる。

生贄MP特化理論

かつて流行ったビルド論の一つ。
MP極特化の下級職である【生贄】と魔法職を前提としたビルド。
魔法職にとってMPは当然生命線だが、最大MPや魔法発動時に込めるMPによって魔法の威力が変動することもあり、なおのこと少しでも多いMPが求められる。
そこで【生贄】によってかなりのMP量を手に入れ、通常より効果の高い魔法を、通常より多く撃てば強いというのがこの理論のコンセプトである。
 
元々【生贄】はMPに極特化し、下級職でありながら魔法系上級職以上にMPが上昇する*9代わりに、【生贄】がメインジョブである限り、MP以外のステータスが凄く低くなり、更に一切戦闘行動が取れなくなるためレベルを上げられず、ティアンのみの時は儀式用のMPタンク的な役割でしかなかった。
そんな中、魔法職の<マスター>達がそのMP上昇値に目をつけ、多くのものが【生贄】に就き、ネックのレベル上げは、自身のガードナーの<エンブリオ>やテイムモンスター、パーティーメンバーに依存して経験値を稼ぎ、レベルを上げるという方法を取ることで解決した。
 
しかし、魔法系超級職のMP量は基本的に数十万を超えるため、【生贄】のMP上昇値は魔法系超級職にとっては誤差の範囲であり、<マスター>の魔法系超級職の増加に伴って生贄MP特化理論は終焉を迎えた。
それでも、下級職であるはずの【生贄】一つで魔法系上級職以上の上昇量ではあるため、現在でも上級職までの魔法職の<マスター>であれば就いても悪くはないが、貴重なサブジョブの枠の一つをそれで埋めることとの兼ね合いが求められる。

移動式セーブポイント

黄河帝国産の竜車等を始めとする、高級なマジックアイテムに付いている<マスター>専用のログイン・ログアウト機能のこと。
居住性があり、竜車や小型船以上のサイズがあって、一定以上のリソースと技術的完成度のあるマジックアイテムを作ることでランダムにセーブポイントが付与される。
そこでログアウトしておくと、ログインしていない間に該当のアイテムが移動しても、そのアイテムの所にログインできる*10ため、ティアンとの長旅に便利である。
 
ただ、通常のセーブポイントとは異なり、デスペナルティ後の復活地点には設定できず*11、該当のアイテムが破壊されたり、アイテムボックス内にしまわれたりした場合はログアウトした地点にログインすることになる。
また、通常のセーブポイントで行えるジョブリセットもできず、他の地点でログアウトすると使用できなくなる。

当然のことながらセーブポイントが使えないティアンにとっては無意味な追加要素に過ぎなかったが、管理AIがサービス開始前に職人から高く買い取るなどして<マスター>に売るための価値を高めていた。

IF(イリーガル・フロンティア)

犯罪者で構成された非公式クラン。
クラン勧誘条件は「<超級>である」「何れかの国から指名手配されている」の二つのみ*12
大手裏社会組織幹部から『あの連中』呼ばわりされる札付きの組織と噂されている。
…が、その風評の殆どは【殺人姫】単独の凶行に由来するものである。

指名手配犯の集団なので所属国家はなく、国家のセーブポイントのほとんどが使用できないため、所有戦艦である【テトラ・グラマトン】を拠点としている。

現在、ガーベラや【魔将軍】など加入条件を満たす、無所属もしくはそれに近しい<超級>を勧誘し、密かにメンバーを増やしている。*13
概要及びメンバーの詳細については該当項目を参照。

<イレギュラー>

<UBM>の分類の一つ。規格外の<UBM>。
世界を単騎で滅ぼすことすら可能な正真の化物で、討伐には<超級>が複数必要であるとされるレベル上限の100を超越した<UBM>。
この中から<SUBM>が選出されるため、システム上は神話級でも実際の強さは<SUBM>級。
「自身の『器』の質が最初から神話級を凌駕していた」「超越した『器』の持ち主を倒した」「リソースを異常なくらい集めまくって『器』がバグった」の三パターンで発生し、バグによって発生するパターンが1番多い。
 
「管理できるもの」「管理できないもの」「放置して問題がないもの・特殊な理由で放置しているもの」の3種に分けられる。
<Infinite Dendrogram>サービス開始以前は「管理できるもの」を<SUBM>として確保し、「管理できないもの」は基本的に管理AIが殲滅していた。
サービス開始後は管理AIは<イレギュラー>が誕生した場合、複数の<超級>を誘導したり、行動範囲を制限したりして基本的には直接干渉はしないが、例外的に【災菌兵器】は管理AI6号(レドキング)が監獄のある空間に隔離していた。
七大国家は各々一体ずつ<イレギュラー>を制御・所有していて、各国の特殊超級職に関係している。
 
<七大国家所有の<イレギュラー>リスト>
アルター王国:【元始聖剣 アルター】
ドライフ皇国:【皇玉座 ドライフ・エンペルスタンド】
レジェンダリア:【アムニール】
カルディナ:【漂竜王 ドラグノマド】
黄河帝国:【龍帝】
グランバロア:???
天地:???

詳細は該当項目を参照。

<Infinite Dendrogram>

「無限の系統樹」と名付けられ、作中世界の2043年7月15日に発売されたダイブ型VRMMO。開発責任者はルイス・キャロル。専用機器の価格は約1万円。
発売日まで情報が一切出回らず、ゲリラ的に全世界で発表が行われた。

  • 完全なるリアリティを保障。(つまり五感を完璧に再現)
  • 単一サーバー。(全世界総人口がログイン可能)
  • 個別選択可能なグラフィック。(現実視、3DCG、2Dアニメーションの3つを選択可能*14)
  • 現実時間とゲーム時間の乖離。(ゲーム内では現実の三倍の速度で時が進む)

と、以前のものとは一線を画したオンラインゲーム。

……のはずだが、

  • <Infinite Dendrogram>内世界を創造したのは今の管理者にあたる管理AIではない。
  • 人間以外が人間アバターとしてログイン可能。
  • 火星と地球では光通信でも約3分のタイムラグがあるはずだが、タイムラグなしでオンラインプレイ可能。

など、明らかにゲームではない点が多々ある。

無限職(インフィニット・ジョブ)

<Infinite Dendrogram>と名付けられる前の世界を作った存在。管理AI達からは先代管理者と呼ばれている。
【元始聖剣 アルター】や無銘の斧を作成した鍛冶屋(スミス)、ジョブを誂えた斡旋者(ファインダー)など様々な人物がいた。
 
超級職の先であり、ティアンが目指す世界のクリア条件であり、これを産み出すことが先代管理者の目的の一つでもある。

詳細は該当項目

<Wiki編纂部>

七代国家全てのクランランキングに入っており、現実のWikiに情報をまとめることを活動目的としているクラン。
現実世界のWikiが本部であり、その仕様上<Infinite Dendrogram>内部のクランは全て支部という扱いになっている。

ウインドウ

名前・ジョブ・レベル・ステータス・スキル・アイテム・クエスト等の情報を閲覧できる半透明の画面。
自身のは勿論、パーティーメンバーやスキルによっては他人のものまで閲覧することができる。
 
<マスター>・<エンブリオ>・<UBM>・ドロップアイテムなどと同様に、管理AIの干渉前には存在していなかったシステムで、たまに<遺跡>から見つかる古代兵器には実装されていないこともある。
 
管理AIによってウインドウが追加されるまでは、《看破》などの特定のスキルでしか自身のレベルやステータスを正確に知る術はなく、感覚的に感じとるという曖昧なものであった。

<叡智の三角>

ドライフ皇国のクランランキングトップクラン。
マッドエンジニアとテストパイロットに若干名の趣味人、それに事務職ティアンで構成される技術者集団。
クランオーナーの【大教授】Mr.フランクリンは敵には容赦が無いが身内には手厚い為、オーナーの信望は高い。

“エラー”

先々期文明時代の兵器などが暴走したり、意図していない不具合が生じたりすること、又はそうなった兵器のこと。
その結果、<UBM>に認定されたり、現代の人々に被害を及ぼすことが多い。
多くは、フラグマンの“機械式”の手法でフラグマン以外が造った兵器類。
詳細は該当項目を参照。

終幕(エンディング)

終焉(ゲームオーバー)>の先にあり、本来辿り着くモノ。
詳細は不明だが、『ジョブ』『スキル』『レベル』『モンスター』などの<Infinite Dendrogram>の世界に管理AIの干渉前から存在したゲームのような要素に関わっている模様。

<エンブリオ>

<Infinite Dendrogram>の最大の特徴にして、真の意味での無限の可能性とオンリーワンの象徴たるシステム。
詳細は該当項目を参照。

オブジェクト

生物でなく、尚且つ、ゴーレムのような物質系モンスターでもない、石や地面などの自然物・アイテム類・建造物などのこと。
人間範疇生物(<マスター>・ティアン)非人間範疇生物(モンスター)で言うHP(耐久値)とEND(硬度)が存在し、攻撃等を受けた場合、威力を硬度により減算し、耐久値を減少させ、耐久値が0になると破壊される。
 
稀にスキルの習得条件や就職条件に関わることもあるが、基本的にいくら破壊しても特に意味は無く*15、経験値を得る事も出来ない。

オリジナルスキル

本来、ジョブスキルや装備スキルなどにはない『自身で独自に編み出した新たなスキル』のこと。
専ら、スキル特化型超級職(【~神】)や魔法系超級職によって作られることが多いが、稀に才能のある上級職の人物*16によって作り出されることもある。
 
基本的に作成者しか習得できないが、作成者の手解きを通じてスキルの劣化版を弟子などに伝えることなどは可能である模様。

オリジナル魔法

多くの魔法は、<アーキタイプ・システム>によってジョブスキルとして簡略化され成立しており、詳しい仕組みなど知らずとも、該当の魔法職のレベルさえ上げれば誰でも簡単に使うことができる。

そのため多くの人は知らないが、本来、魔法は魔力の変換・操作・制御等の要素を組み合わせてできており、個々の魔法の要素や構成を熟知し、仕組みを理解して手を加えれば、魔法の設定を変化させることができる*17
それを突き詰め新たに生み出されたものがオリジナル魔法であり、時としてそれは<アーキタイプ・システム>に新しい魔法スキルとして登録されることもある。

オリジナルの魔法を作れるかどうかは、ジョブスキルによって簡略化された魔法の仕組みに切り込める頭脳と才能を有しているかにかかっている*18
ティアンの魔法系超級職等は、専門の知識や研鑽によって自身の魔法を突き詰めその域に至っていることも多いため、実際にオリジナルの魔法を生み出すことも結構あり、【大賢者】に至っては、最低限それができなければ始まらないし引き継げない模様。
 
余談だが、先々代【龍帝】黄龍人外はこの部分の技術が桁違いであり、ジョブスキルによる簡略化された魔法を使う感覚を体験することすらなく、自分で無数の術法を生み出していた。

か行

K&R(カアル)

天地出身のハンティングPKクラン(対<マスター>専門)。王国三位。
しかしその実態は【抜刀神】カシミヤのファンクラブである。
上記の通り、出自が出自であるため王国では珍しい天地固有職が多く所属している。

回復

  • 回復アイテム
    ポーションなどの薬品系アイテム。
    細胞分裂能力や免疫力などを強化する働きを持ち、短時間に利用を重ねると効果が減衰・消滅したりする。
  • 回復魔法
    「正常な状態に戻る」という概念を付与する魔法。
    回復魔法に優れた超級職になればアイテムでは不可能な欠損した肉体を再生させることも可能。

ガイリュウオウ事件

【鎧竜王 ドラグアーマー】と【外竜王 ドラグメイル】という、二体の“ガイ”竜王を中心に引き起こされた事件。

コミック「クロウ・レコード Infinite Dendrogram Aot」の2つ目のエピソード*19に詳しく描かれている。

累ね

複数の人間が同じスキルを同じタイミングで発動させることで威力や射程を伸ばす技術。
高度な連携技術が要求されるため<マスター>で使える人間は少なく、使用者はティアンの集団が多い。

ガチャ

神造ダンジョンからの出土品の一つ、リル*20を投入するとアイテムが出る。
此れ自体にはアイテムが入っておらず、どこかから召喚される仕組み。*21
 
投入されたリルの100倍から1/100の範囲に相当するレアリティのアイテムが出るが、投入金額上限の10万リルを投入し、最高ランクが出た場合のみ、レアリティ上限が青天井仕様に変化する*22
レアリティは最低で入れた金額の1/100の価値のFランク、Cランクで入れた金額と等価値になり、最高のSランクでは100倍以上の価値となる。
ただし例外としてXランクが存在し、これは価値問わず「管理AIが回収した先々期文明の品*23」が出るが、絶対数が少ないためほとんど出ないとされる。
尚、投入されたリルは管理AIが自然な形で市場に還元している模様。

“ガードナー獣戦士理論”

戦士系統派生の一つである獣戦士系統の固有スキル《獣心憑依》とガードナー系列の<エンブリオ>を前提としたビルド理論。

ガードナー系列の<エンブリオ>が従属キャパシティが0であることを利用し、純竜級のモンスターより高いステータスを自身に加え、サブジョブの戦闘系ジョブの戦闘系汎用スキルを兼ね備えることができる、というかつての最強ビルド理論。
多くの<マスター>はこの理論の完成こそが最強への道だと思い、よりステータスの高いガードナーと、レベルの上限がなく、加算効率100%の《獣心憑依》レベルEXを使用できる獣戦士系統の超級職【獣王】を求めた。
 
しかし、ステータスにのみに全てを費やした<超級エンブリオ>【怪獣女王 レヴィアタン】の<マスター>であるベヘモットが【獣王】に就き『“最大のステータスを持つガードナー”と“そのステータスを100%自身に加え、際限なく強くなれる超級職”』という、“ガードナー獣戦士理論”の究極到達点にして完成形が誕生したことで、同じ理論においては、彼女以上に強くなることは絶対に不可能になり、全盛を誇った“ガードナー獣戦士理論”は終焉を迎えた。
 
現在では、最も簡単にある程度の強さを得られ、ガードナー系列共通の弱点である<マスター>狙いを防ぎやすいことなどから、ガードナー系列の<エンブリオ>を持ち、特に頂点を目指さないような<マスター>が、一定数使い続けている程度である模様。

“ガードナー獣戦士理論”の先

ルーク・ホームズが体現する、【獣王】が完成させた“ガードナー獣戦士理論”の発展型。

「ガードナーのステータスと<マスター>の戦闘系スキルを合わせる」“ガードナー獣戦士理論”に対し、これは『スキル特化型ガードナーのスキルとテイムモンスターのステータスを合わせたもの』で、高いステータスに一人の人間範疇生物(<マスター>・ティアン)が習得可能なジョブスキルの数を遥かに越えた数の戦闘系スキルを使用できる。
ただし、テイムモンスターとも合体しているため、デスペナルティになってしまうと、テイムモンスターが死んでしまい復活しないので、死ぬ前に自身でスキルを解除する必要がある。
 
現在は、ルークのテイムモンスターが純竜級であるため、合体後の戦闘系超級職に匹敵する高いステータスを維持するのに、アクティブスキル・パッシブスキル問わず、数多くのステータス増加系スキルを必要とし、その結果、SP・MP消費が大きくなり、最高の状態を五分も維持できないという欠点がある。

“監獄”

管理AI6号(レドキング)が管理する、<マスター>が指名手配され、登録したセーブポイント全てが失効した状態でデスペナになると飛ばされる罰則空間。
「罪を犯した<マスター>との戦いで、罪なき<マスター>を育てるため」、「“監獄”に収監されまいとする、罪を犯した<マスター>を育てるため」の二つの目的で存在する。
詳細は該当項目を参照。

カンスト

超級職に就いていなく、下級職6つ、上級職2つのレベルをMAXにし、合計レベル500になること、またその人のこと。
稀にそのままのジョブ構成で、超級職に就ける人もいるが、基本的には『まだ誰も就いていない超級職を目指して、ジョブ構成を練り直す』か『現状のままでいる』のどちらかの選択を選ぶことになる。
<マスター>は時間さえ掛ければ誰でも到達できるが、ティアンの場合、一定以上の才能と努力が必要になる。

【完全遺骸】

素材アイテムの分類の一つ。
モンスター素材がドロップする場合、通常は各パーツごとにランダムでドロップするが、極稀にモンスター素材が何一つ欠ける事無く【完全遺骸】としてドロップする場合がある。
 
また、MVP特典として【完全遺骸】が出る場合もあるが、MVP特典の【完全遺骸】はMVP特典のリソースの問題で、元の<UBM>に比べて何らかの劣化した性能*24になることが多い模様。
MVP特典として出た【完全遺骸】とモンスター製造の<エンブリオ>、その他の素材とを組み合わせることで元となった<UBM>に準ずる戦闘力を得ることができる。
 
厳密に言えば「ティアンの死体」もシステム分類上では此れに該当し、【死霊術師】等が行使するアンデッド作成術の素材にもなる。*25

完全リスト

先々期文明時代以前に存在した、全てのジョブの詳細情報が載った完全なジョブリスト。
かつて存在していた“古龍”達によって作成された。
ジョブ名と大まかな条件だけを記し詳細は就いたティアンが追記して行く形のため、就けたティアンがいないジョブの場合は不明な部分もある。
“化身”(管理AI)達にとって、このリストは機密の露見を引き起こしかねない危険で排除するべきものであるため、先々期文明崩壊後、“化身”(管理AI)の手によってなかったことにされた模様。
しかし、煌玉人や【風信子之統率者(ジルコン・リーダー)】など先々期文明時代の兵器の一部のデータに遺っていることが最近判明し、それらへの対処をどうしていくのかは不明。
 
なお、<マスター>やティアンのほぼ全員がこのリストの存在を知らない*26

管理AI

<Infinite Dendrogram>を運営している十三体の人工知能。
それぞれ、自分の担当と<マスター>のチュートリアルとを行っている。
詳細は該当項目を参照。

着ぐるみ

装備品の一つ。
両手の武器とアクセサリー5枠を除く全ての装備欄をそれ一つで埋めるため、普段*27から使用している人は極わずか。
しかし、一つの国に着ぐるみをよく装備している<超級>(着ぐるみ担当)が一人はいる模様。(“監獄”にはいない)

特典武具として出ることもあり、その際は普通の特典武具よりもスキルを多く積む傾向がある。
<特典武具の際の名称>
逸話級:【すーぱーきぐるみしりーず】
伝説級:【はいぱーきぐるみしりーず】
古代伝説級:【Q極きぐるみしりーず】
神話級:【神(しん)・Q極きぐるみしりーず】
超級:【すぺりおるきぐるみしりーず】 

<着ぐるみ担当リスト>
アルター王国:シュウ・スターリング
ドライフ皇国:Mr.フランクリン
黄河帝国:グレイ・α・ケンタウリ
カルディナ:カルル・ルールルー
グランバロア:醤油抗菌
天地:二重鉢轟
レジェンダリア:ZZZ

畸形種

突然変異で先天的に親とは異なる体を持って産まれたモンスターのこと。
その性質状<UBM>に認定されやすく、成長できれば強力なモンスターに進化しやすい。
【モビーディック・ツイン】のように生きるのを許されるモンスターもいる反面、【グローリア】のように生存を種族の掟で許可されていないモンスターもいる。

“技巧最強”

天地の<超級>の一人、【■■神】の通り名。
 
ステータスやスキルではない、文字通りの“技巧”で最強クラスの実力を誇る、“最強”の名を冠する三人の<マスター>の内の一人。
詳細こそ未だ不明だが、<超級>が複数人出場し、凡そ他国の倍の参加者が鎬を削る天地の決闘においてトップに君臨しており、<超級>の中でも頭一つ抜けた戦闘力を持つ。
 
個人戦闘型と広域殲滅型と広域制圧型のトリプルハイブリットであり、【獣王】や【地神】とほぼ同格の戦闘力の持ち主。
好相性でないにも関わらず、近接戦闘で普通に【抜刀神】に勝利することができる模様。

キャラメイク一ヶ月の人

キャラメイクのアバター作成にリアル時間一ヶ月かけたプレイヤーの事。
その正体は【舞姫】輝麗であり、アバターを美術品と評価するなら至高の一品と言える出来に仕上がっている。

吸血氏族

吸血鬼系統のジョブに就ける適性を持つ亜人達の総称。ティアンでも一部の者にしか適性がない系統だが、両親が吸血鬼系統であれば子孫に遺伝しやすいという特性がある。
百数十年前まではレジェンダリアにおいて『妖精郷の夜を担う』とまで言われるほどの権勢を有していたが、『六門事件』により当時の【鮮血帝】をはじめとする多くの吸血氏族が死に、<常夜の地>が失われたために没落し、国内の仕事は他の有力部族に奪われ、外国での出稼ぎ*28で金銭を稼ぐようになった。*29

現在ではブラッド・Oが【鮮血帝】となり、吸血氏族の王となったが、レジェンダリア議会の謀略によって指名手配されたため、<デザイア>の勢力の一角となっている。

<求誓教団>

「『求めるものの在処』を教えられる代わりに、教団に生涯の忠誠を誓う」を教義とする邪教集団。
ハイリスクハイリターンでありながら、藁にも縋る思いのティアンが何百名も在籍している。
『象徴』が生き神として邪教の象徴になっている。

ギルド

ティアンが運営するクエスト斡旋所。
冒険者ギルドと専門的な職業ギルド*30の二つがある。
冒険者ギルドのクエストはどのジョブでも受けられるが、職業ギルドのクエストは専門のジョブについていないと受けることができない。
職業ギルドは、【裁縫屋】などの専門職が不足している各市町村に対し、適合ジョブに就いた人材の派遣も担っており*31、そうして派遣された者には仕事の代金の他にギルドから補助金も出る。
また、職業ギルドは名称が○○ギルドでない場合も多く、例えば王国では騎士系統のジョブクエストは騎士団が、司祭系統のジョブクエストは教会が取りまとめている。

クエスト

<Infinite Dendrogram>で<マスター>が受注できるクエストには以下の四種類が存在している。

  • イベントクエスト
    ランダムで発生し、管理AI7号(ダッチェス)により<マスター>にアナウンスされるクエスト。
    クエスト難易度*32査定は管理AI11号(トゥイードルダム&トゥイードルディー)が行っているので難易度設定の信頼性は非常に高い。
    クリアすると『2の“難易度”乗』*33を人数で割った分のポイントがもらえる。
    管理AIが企画する季節イベントの類もここに含まれる。
  • ジョブクエスト
    各ジョブ専門ギルドで受注できるクエスト。同系統の下位のジョブのクエストも受けられる。
    こなすと対応するジョブに経験値が入る。
  • ギルドクエスト
    冒険者ギルドで受注できるクエスト。
    クエスト難易度査定はティアンが行っているので難易度設定の信頼性は参考値程度に留まる。*34
    ギルド側が難易度判定した後書類を作成し、書類が特定のアイテムにセットされると、レイたちが一章で読んでたクエストを纏めたカタログに新規依頼が追加される仕組み。
  • 就職クエスト
    超級職などの一部のジョブに就職する場合に必要な試練(クエスト)

クラン

所謂『ギルド』である。*35
国家所属クランの結成届け提出や人数追加の手続きは該当国の冒険者ギルドで行うことが出来る。*36
尚、クランランキング一位のクランオーナーは何処の国でも癖が強過ぎる人物が就いている。
具体的なクラン一覧は該当項目を参照。

経験値

モンスターの討伐やクエストの達成などで、メインジョブに蓄積されるリソースのこと。経験値が一定量貯まればレベルが上昇する。
レベルアップに必要な経験値はメインジョブのレベルに依存して増加していく。
仮にレベル50までを1とすると、レベル100までが3、レベル500までが63、レベル1000までが2047、レベル1500までが65535...と指数関数的に激増していく。
そのためメインジョブのレベルが1000を超えた人物は殆どいない。

月世(げっせい)の会> (クラン)

アルター王国のクランランキングトップクラン。
現実の日本にある“月世(げっせい)の会”という宗教団体を母体とし、教義である「枷に囚われた肉体より離れ、真なる魂の世界に赴く」と「自由なる世界で、己の魂の赴くままに自由を謳歌せよ」をむねとする。オーナーの人格から誤解されがちだが、本質的には善良なクランである。
教主(オーナー)は【女教皇】扶桑月夜。
シンボルマークは“三日月と閉じた目”。

終焉(ゲームオーバー)

【勇者】を中心とした特殊超級職、及び他の超級職が立ち向かうモノ。
ティアンの最大の敵であり、管理AIの前の管理者達が残した試練にして、足切り装置。
1000年に一度復活し、倒せなければ、文字通り世界が終わる。
前回の復活時よりも強くなるという性質を持ち、管理AIの推定では現在の<終焉>は無限級中位クラスの強さとのこと。
無限職達が多くの犠牲を払いながら討伐した■■神の身体を利用して作られた。
 
先々期文明時代に一度復活し、【邪神】と【龍帝】を除く全特殊超級職*37と数多の超級職、フラグマン製の兵器や装備を用いて、甚大な被害の元、討伐できた。
【邪神】の誕生時より世界中の死者のリソースを少しずつ貯めて復活するため、復活前に【邪神】を殺してしまえば復活せず、実際に先々期文明以降は一度も復活していない。
 
<エンブリオ>の要素が混ざった存在*38に対して無敵であり、あらゆる攻撃が通じないため、管理AIにも破壊できなかった。
管理AIはその存在を隠蔽するため、遺骸の周りの空間を支配し、神造ダンジョンである<墓標迷宮>を造った。

簡単に言うと「【邪神】を殺さないと世界を終わらせる存在が蘇る、むしろ【邪神】すら殺せないなら世界ごと滅びろ」という世界の先代管理者からの試練である。

煌玉獣

先々期文明の名工フラグマンが造った『魔力を動力とし、人工知能を搭載して自律行動でき、人間の搭乗を前提とする』機械の総称。
分類としては煌玉馬や煌玉竜、煌玉兵は上記条件に当てはまるため煌玉獣であり、煌玉人は上記条件に当てはまらない為、煌玉獣とは呼べない。
詳細は該当項目を参照。

煌玉馬

先々期文明の名工フラグマンが造った機械馬。
戦闘系超級職の乗騎としてフラグマン自身が造ったオリジナルと、性能・機能を大幅に劣化・縮小して量産されたレプリカがある。
詳細は該当項目を参照。

固定ダメージ

防御力や耐久値に関係なく、固定値のダメージを与える攻撃の種類。
性質として、命中した場合与ダメージを相手のHP残量で割った割合に応じて、接触点から相手の体積を消滅させる。
そのため、相手がどれだけ高防御でも傷痍系の状態異常を狙うことができ、また相手が《物理攻撃無効》スキルを持っていても、体積を消滅させることでダメージを与えることができる。

強力な攻撃方法であるが、いくつかの注意点もある。

  • 《ダメージ軽減》や《ダメージ減少》などのダメージ軽減系スキルや、【救命のブローチ】などのダメージ転換系スキルの影響を受ける。そのため必ずしも期待したダメージ量を与えられるとは限らない。
  • 命中箇所から伝播するように消失するため、接触点を切除すれば全体への波及を抑えられる。また性質上、障害物に阻まれる。
  • 与ダメージ量が相手のHP残量よりも多い場合、超過分のダメージが周囲のものにも伝播する。そのため至近距離で攻撃が命中した場合、自身が消滅に巻き込まれるリスクがある。
  • 固定ダメージを与える攻撃は、基本的にコストパフォーマンスが悪い*39

なおレイの<エンブリオ>である【復讐乙女 ネメシス】の固定ダメージ攻撃は、ダメージカウンターを貯めた相手にしか効果がない代わりに、過剰ダメージによる周囲へのダメージ伝播がない。また自傷扱いなため、ダメージ軽減系スキルの影響を受けない*40

<ゴブリンストリート>

ティアン・<マスター>問わずの盗賊クラン(指名手配者多数)
オーナーの【強奪王】をはじめ、<超級>に対する噛ませ犬の集団と化していた。
“監獄”送りになった者も多く、オーナーの求心力も急激に落ちたため、人数が3人まで減ってしまっていた。
カルディナにて再興を果たした。
詳細は該当項目参照。

古龍

かつて実在したと言われる大陸東方の最高位純竜や竜王*41の別名。*42
ほとんどが現在の【竜王】以上の力を持ち、<SUBM>に相当する個体も複数体存在した。
 
世界の初期段階に生まれたこともあり、知識に優れ、またジョブと人間範疇生物(ティアン)非人間範疇生物(モンスター)で成り立っていた頃の世界の秘密すら理解しており、様々な術法に精通し、世界を管理する術の幾らかさえ関知していた。
 
無限職からアーキタイプシステムの補佐、実務担当として最初期に作られた後は庇護者あるいは支配者として振る舞い、支配の代行者として人との混血である古龍人を立たせ、先代の管理者がいなくなってからはわりと悠々自適に過ごしていた。*43
しかし、“化身”襲来の際はその知識と実力ゆえに絶対に敵わないと確信し*44、どうにかして自分達の要素を遺す術を探した。
途中で“化身”が世界そのものやティアン全てを潰すつもりでないことに気づき、最終的に自分達自身をジョブへと変え、それを子孫である古龍人のみが就けるものとすることで、自分達の概念と血筋の両方を後世に残すことを計画する。
そのジョブこそが【龍帝】である。
彼らにとっては自我や生命すら必要ではなく、自らが存続することだけを願ったため、実際に今も【龍帝】が存続しているのだから願いは叶ったと言えるだろう。
 
実は古龍に分類される【海竜王 ドラグストリーム】は現在でも存在し続けている。

ゴーレム

自然発生、魔法職によるインスタント召喚、創造(クリエイション)モンスターの三種が存在する。
自然発生の場合は一般的なモンスターと性質は同じでテイムされた場合はジュエルにしか入らない。
インスタント召喚の場合はMPさえあればいつでも呼び出すことができるが、ステータスは召喚者に依存し、長時間の活動はできず、成長もしない。
創造(クリエイション)モンスターの場合は製作段階で素材に魔力を多く含ませると基礎性能が向上する特徴があり、その特性上自然魔力に満ちた場所で作製を行うのが一般的。
ただ自然魔力に満ちた場所に行かなくてもゴーレム制作専用に建設された工房などでも同じ効果が得られるため、自然魔力に満ちたレジェンダリアや黄河の奥地以外の地域では工房で制作するのが主流である。
自然魔力を作製に利用するので周辺環境に由来する特殊能力をもつこともある。
また、完成品は待機状態だとアイテムボックスに入れることが可能。

さ行

“最強”

通り名の一つで“最強”と呼ばれる際には“物理最強”・“魔法最強”・“技巧最強”の3人の<マスター>を指す。
彼らが“最強”と呼ばれる所以は条件や勝ち筋に関係なく、あらゆる環境で最強格のパフォーマンスを発揮できることからきている。
そのため、グランバロアで“四海最強”と呼ばれている【大提督】は最強格のパフォーマンスを発揮できる場所が海上などの水が大量にある場所に限定されているため、通り名としては“人間爆弾”の方が広く知れ渡っている。

災厄被害者担当モンスター

【ティールウルフ】や地竜種のドラゴンのこと。
<マスター>による大量討伐、悪魔召喚や<エンブリオ>のスキルのコストなど何かと被害を受けやすい。

才能

<Infinite Dendrogram>において才能とはかなり重要なもので、大きく『<マスター>の才能』『ティアンの才能』『モンスターの才能』に分けられる。

  • <マスター>の才能
    <マスター>の才能とは、簡単に言うと、戦闘技術の才能とセンス、発想力である。
    <マスター>は戦闘技術を磨く時間がかなり短いため、高い戦闘技術や咄嗟の判断力を身につけるにはどうしても才能が不可欠になる。
    <マスター>はアバターを自身の脳で操作するため、反射神経や運動神経、第六感や観察力や推理力などが現実で優れていた場合、それがほぼそのままアバターに還元されることとなる。これらはセンススキル等で十分に補える部分にも思えるが、センススキルの仕様上、当人の才能があるとないとでは全く結果が異なる*45
    【~神】や魔法系超級職がオリジナルスキルを作る時や生産職が新しい装備・機械等を作る時、戦闘時に敵のスキルや戦法に対して自身の手札で柔軟に対応する時などに発想力は必要になる。ただし、これらの一部は多人数で知恵を出し合えば補えることも確かである。
  • ティアンの才能
    ティアンの才能とは上記の<マスター>の才能に加え、適性と成長限界がある。
    <マスター>のアバターには、万能の適性が与えられ、更に成長限界は合計レベル500なため、就職条件さえ満たせば、特殊超級職と【~神】を除く全てのジョブに就くことができ、下級職・上級職はレベル上限まで上げられるが、ティアンはそうではない。
    ティアンは適性がなければ、就職条件のない下級職であっても就くことができない。更にティアンには成長限界があるため、就いているジョブのレベルも上限まで上げられるとは限らず、どれだけ経験値を稼いでも途中で止まってしまったり、上位のジョブに転職できなかったり、就けるジョブの枠が本来の上級職2つ、下級職6つよりも少ないことも多い。
    戦闘技術の才能に関しても、一度死んでしまえば終わりで、強力な固有スキルやステータス補正を有する<エンブリオ>もないティアンにとっては、とても重要なものになる。
    そのため、ティアンのカンストは高い才能と努力を積み重ねた証で、才能の限界を超えた人のみが超級職に就くことができると言われている。
    実際には超級職は条件さえ満たせば才能がなくとも就けるようだが、合計レベル500カンストが条件のものや【~神】のように相応しい才能がないと就けないものもあり、そもそも低い才能で超級職の困難な就職条件をこなすこと自体厳しいため、事実上非常に高い才能と努力が必要と言っても過言ではない。
    例外的に、クラウディア・L・ドライフやロクフェル・アドラスターのように、万能の適性と才能を持つハイエンドと呼ばれる存在もいる。
  • モンスターの才能
    モンスターの才能は、成長限界、スキルの才能である。
    モンスターの成長限界には二種類ある。モンスターは特定のレベルに達すると上位種に進化するが、才能がないと進化できず、それ以上強くなるのは難しくなる*46。更に個別にレベルの上限があり、その限界レベルに達すると、自身よりも格上の<UBM>を討伐してレベル上限を上昇させない限り、どれだけ経験値を稼いでもレベルが上がらなくなる。そのため、モンスターのレベルは基本的には100が限界と言われ、レベル100未満のモンスターやレベル上限自体が100に満たないモンスターがほとんどである*47
    モンスターのスキルの才能とは、新たなスキルを習得したり、編み出したりする才能のことで、<UBM>や上位のテイムモンスター等が有していることが多い。この才能が高いモンスターは、分かりやすく強くなり、<UBM>の場合はランクが上昇したりする。

(ザ・ワン)

スキル特化型超級職【~神】の総称。
特定の分野の才能を『先代管理者の遺産(<アーキタイプ・システム>)』が判定して認定し、与えるもので、全ての条件がはっきりしているわけではない。
そのため、万能の適性を持つ<マスター>ですら平等ではなく、才能の差が現れる。
 
ただし、<マスター>の場合、<エンブリオ>によってその判定条件をクリアすることは多く、その場合は当人の才能が必ずしも必須なわけではない模様*48
 
スキルをカスタマイズし、オリジナルスキルを創ることもできる。スキルがシステムに登録された場合は当人だけでなく後世の就職者も使えるが、スキルの仕様とその就職者の向き不向きにより使う難易度が変わる模様。*49

基本的に前衛・物理攻撃職の【神】の名称は武器種ではなく、戦闘方法によって分化する。名称が武器種であるもの*50に関しても、その武器の使用を前提とする戦闘方法での分化という扱いであり、代替する手段がほぼ存在しないため、そのような名称になっている。
例外的に武器種*51で分かれているものもある。

“三強時代”

約六百年前、<超級>であった【猫神】シュレディンガー・キャットと、<イレギュラー>の力に加え、独自の術を極めていた【龍帝】黄龍人外と、ティアンでありながら現在の<超級>最上位クラス以上の戦闘力を誇った【覇王】ロクフェル・アドラスターの三人の絶対強者が並び立った時代。
 
神話級<UBM>を何体も普通に討伐したり、<イレギュラー>を含む<UBM>を百体近く封印して集めたり、<イレギュラー>を服従させて乗り物にしたりと、<超級>が数多く存在する現在から考えてもいろいろとおかしいことが数多くあったようで、仮に【三極竜 グローリア】がこの時代に登場していたら、彼らによって討伐されていた模様。
 
絶対強者以外にも、生産系超級職を始めとして才能のある人が多く、現在に遺っていた場合、国家間のバランスを崩すようなアイテムが多く存在していた*52
 
【龍帝】が寿命で死に、【覇王】が当時の【天神】【地神】【海神】の三者に封印され、【猫神】が何処かへ去ったことで終わりを迎えた。その後絶対強者を失った大陸は、群雄割拠の戦国時代を迎えた。

三大魔法属性

<Infinite Dendrogram>に存在する魔法属性は基本的に天・地・海の三つに分けられており、その三属性は三大属性と呼ばれている。多くの魔法はこの三大属性から派生していくが一部この属性に属さない物もある。

  • 天属性
    三大属性の一つ。
    熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギー・電気エネルギーなどの『科学的なエネルギーの発生・増幅』と『気体の操作』を司る大属性で、多くの属性を内包する。その特性上、攻撃魔法が中心で、自爆の危険性を孕む。相手の同属性魔法に対しより高エネルギーの魔法で押し返すことや、緩衝材としてエネルギーを発生させることはできるが、エネルギーそのものを減らすことはできない。
    魔法のみでなく、他のスキルでも科学的エネルギーの発生に関係する攻撃系アクティブスキルの多くがこの属性に含まれる。
    • 火属性
      熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギーの複合物の生成と操作によって炎を扱う属性。
      全属性で最大の威力を発揮する。
      火属性魔法の多くは魔力のエネルギーへの変換、不要な拡散を防ぐための制御、そして攻撃にベクトルを与える指向によって構成される。
      生物を【火傷】にしたり、空気中の酸素を燃焼させることから副次的に【酸欠】にさせたりする。
    • 光属性
      光エネルギー・熱エネルギーの複合物の生成と操作によって光を扱う属性。
      火属性魔法に次ぐ威力・光速という全属性最速の速度*53・アンデッド特効を併せ持つ強力な属性。
      他の属性の魔法と比べて消費MPが多く*54、魔法自体の速度は光速であるが、魔法発動速度が全属性魔法の中で最も遅く、更に基本的に直線攻撃であるため、軌道が読まれやすい。
      そのため、AGI型には発動前に潰されたり、軌道を読まれて避けられたりし、END型には発動前に耐性装備・スキルを準備されて凌がれることが多く、メインで使う者は多くはない模様。
    • 雷属性
      電気エネルギー・熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギーの複合物の生成と操作によって雷を扱う属性。
      闇属性と同じように物理防御力の多寡に左右され難い性質を持つが、対物破壊力も持っているため、闇属性よりも汎用性が高い。
      更に速度も雷速であるため、並みの速度では避けることは困難。しかしターゲットを絞りにくい*55と言う欠点がある。
    • 風属性
      気体を操作し、風を扱う属性。
      効果範囲が広く文字通り風の速度であるが、亜音速程度であるため、AGI型で合計レベル500カンストの<マスター>ならば、結構避けられる。
      空気を操作する魔法であり空気を生み出すわけではない*56ので、空気が薄い場所だと威力が落ちる。
    • 幻影魔法
      光エネルギー・音エネルギーの複合物の生成と操作によって幻を扱う魔法。
      火属性魔法の近縁魔法だが、こちらはより光エネルギーと音エネルギーに特化している。
    • 爆発魔法
      熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギーの複合物の生成と操作、気体の操作によって爆発を扱う魔法。
      火属性魔法と風属性魔法の混合魔法で、火属性魔法とは異なり、不要な拡散を防ぐための制御にリソースを割り振っていないため広域殲滅に向いている。
  • 地属性
    三大属性の一つ。
    鉱物の強化と操作など『固体の操作・変形』を司る大属性で、多くの属性を内包する。攻撃魔法・防御魔法どちらも存在するが、その特性上、基本的に物理攻撃や物理防御のみ。
    魔法のみでなく、他のスキルでも純粋な強度強化に伴う威力上昇や防御力上昇系のアクティブスキルの多くがこの属性に含まれる。
    • 土属性
      鉱物の強化と操作を行う属性。
    • 重力属性
      固体操作の一部。元々はロストしていて、<Infinite Dendrogram>サービス開始後に発見されたため、今でも使用者が少ない。
    • 金属操作魔法
      土属性の固体操作の中でも鉱物・金属の操作・強化に特化した魔法。
      鋼のような硬い金属も自由に形を変化させることができる。
      神話級金属(ヒヒイロカネ)加工に使用される。
    • 粒子操作魔法
      土属性の固体操作の中でも砂粒のような小さなものの操作・強化に特化した魔法。
    • 生体操作魔法
      固体操作の中でも有機物への干渉能力に特化した魔法。
      木などを対象にすると思われる。
    • 土人形操作魔法
      土属性の固体操作の中でも固体をゴーレムとして操ることに特化した魔法。
  • 海属性
    三大属性の一つ。
    熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギー・電気エネルギーなどの『科学的なエネルギーの吸収・減衰』と『液体の操作』を司る大属性で、多くの属性を内包する。その特性上、防御魔法が中心。
    魔法のみでなく、各種エネルギーへの耐性スキルや防御系スキルの多くがこの属性に含まれる。
    • 水属性
      水などの液体を操作する属性。
    • 氷属性
      熱エネルギーを吸収し、温度を下げたり、ものを凍らせたりする属性。
    • 絶属性
      対雷属性特化の属性で、電気エネルギーを吸収する。
      機械や生物に対して特攻が入る。この属性の得意技は、頭部への直接接触で脳の電気信号止める即死攻撃
      絶賛ロスト中。
    • 防御属性
      対象に特定の属性*57のエネルギーに対する耐性を付与、または特定の属性*58のエネルギーを吸収・減衰する防御障壁を張る魔法属性。
      土地によって得意とする傾向が変わり、西方は物理攻撃や三大魔法攻撃に強く、東方は闇属性魔法や呪術やデバフなどの状態異常魔法に強い。
      魔法だが自身に耐性を付与するタイプの防御魔法はタンク系ジョブでも習得・使用が可能。
  • 複合属性
    • 泥魔法
      水属性と土属性のハイブリッド魔法。本編未登場。
      不透明な動く泥を操る魔法を使う。
    • 振動魔法
      天属性と地属性のハイブリッド魔法。
      振動や衝撃波を操る魔法を使う。
    • 溶岩魔法
      三大属性全ての要素が必要なハイブリッド魔法。
      そのため使用者は少ない。
       
  • 天属性分類魔法
  • 地属性分類魔法
  • 海属性分類魔法

将軍(ジェネラル)

超級職の種類の一つ。
《軍団》により1000体以上のパーティー全体を強化し、それを率いて戦う。
その性質上、汎用性を捨てており、ステータス上昇は低く*59、単体戦闘用のジョブスキルへの適性がなく、配下強化系スキルも該当のジョブのジョブスキル以外は使用できない。

【ジェム】生成貯蔵連打理論

かつて流行ったビルド論の一つ。
魔法職と魔石職人系統の【ジェム】生成を基本としたビルド。
強力な大魔法をあらかじめ【ジェム】に込めて貯蔵しておき、戦闘時には自身が使える魔法に加え、その【ジェム】を使用し、MP消費もクールタイムもなく大魔法を連発する、というコンセプトのビルド理論。
 
ただし、魔法系超級職の一発一発が非常に強力な超級魔法とは異なり、強者相手に効果を期待するには連続してひたすら投げ続ける必要があり、AGI型戦闘職が亜音速(AGI5000以上)に足を踏み入れるのが当然になった時点で、『投げ続ける前に殺される』ようになったので廃れた。

<写楽一座>

天地のクランランキンググトップクラン。オーナーは【千両役者】写楽花道。
修羅の国と称される天地のトップクランだが戦闘系ではない。オーナーは特に問題児ではないが、天地基準では変な奴扱いをされている。

【ジュエル】

生き物バージョンのアイテムボックス。テイムモンスターや購入した奴隷を収納するのが役割。
テイムモンスターが、大ダメージをくらった時に自動で回収したり*60、中の時間を止める機能がついている。
 
容量は品質によって変わり、<マスター>の場合、半年(リアルで二ヶ月)間ログインしなければ、自動で解放される仕様になっている。
左手の甲に<エンブリオ>の紋章がある<マスター>は基本的に右手の甲につける。

修羅の国

主に天地の事を指す。
常に内戦が起き続けており、レベル上限の低い者は自然淘汰されるため、国内のティアンの平均レベル上限が異常に高く、<マスター>であっても好き勝手する前に強力なティアンにやられることもある。
戦闘系であれば、合計レベル500カンストがスタートラインであり、そこから超級職に就いたり、戦闘技術を突き詰めたりするのが常識な模様。
詳細は該当項目を参照。

準<超級>

基本的には、超級職に就き、第六形態の<上級エンブリオ>を持つ<マスター>のことで、その戦闘力は伝説級<UBM>にも匹敵する。
 
あくまで戦闘力を基準にしているため、第六形態<上級エンブリオ>を持ち超級職に就いていても、非戦闘系超級職や、戦闘系超級職に就いているのに戦闘力が低い<マスター>などは準<超級>とはされない。
 
ただし、非戦闘系超級職でも【奏楽王】のように戦闘力が高い場合や、超級職に就いていない・第六形態<上級エンブリオ>に進化していない<マスター>でも当人の戦闘力によっては準<超級>とされる場合もある*61

純竜

ドラゴンの分類の一つ。純種のドラゴンのこと。
普通の純竜は二十万ダメージぐらい与えると余裕で死ぬらしい(【破壊王】談)。
 
通常は【○○・ドラゴン】で、成長すると【ハイ・○○・ドラゴン】になり、その一族の最上位種になると【ハイエンド・○○・ドラゴン】となる。
純竜級と呼ばれるのは【ハイ・○○・ドラゴン】までで、【ハイエンド・○○・ドラゴン】は伝説級モンスター以上の力を持つ。
 
通常、【ハイエンド・○○・ドラゴン】は一族に一体しかいないため、一族の王となり、<UBM>に認定され、【竜王】と呼ばれる*62
希に既に【竜王】がいる一族に誕生したため、<UBM>に認定されていない【ハイエンド・○○・ドラゴン】も存在する模様。

状態異常

<Infinite Dendrogram>におけるステータス異常の数々。
大別して病毒系・精神系・傷痍系・制限系・呪怨系の五種類に分類され、攻撃・スキル・アイテムの効果などによって発生する。
尚、ティアンの病毒知識に関する認識も此れに準じている。
一部、<エンブリオ>のスキルによる特殊な状態異常も存在する。
それぞれの詳細については該当項目を参照。

所属国家

<Infinite Dendrogram>には七大国家を始めとして幾つもの国家が存在していて、多くの<マスター>はそれらの何処かの国家に所属し、その国のランキングに載るようになる。
 
始めに七大国家の中から一つを選んで所属し、その後は所属国家を変更する場合は出国手続きを、新たに所属する場合は所属手続きを行う模様。
無論、<マスター>は自由であり、出国手続きをせずに別の国に行くこともできるため、中には気に入った国家に所属したまま、他の国を旅する人もいるが、西方三国とカルディナ、カルディナと黄河帝国、大陸と天地などいくつかの国家間には、過酷な環境や強力なモンスターが出現するような場所があるため、<超級>のような極一部の強者以外は、それらの場所を通らないよう経路を工夫する必要がある。
 
例外的に指名手配されると問答無用でその国の所属とセーブポイントが取り消され、全ての国で指名手配になってしまうと、まず何処の国にも所属できずにセーブポイントも使えなくなってしまう。

ジョブ

ジョブクリスタルを通じて<アーキタイプ・システム>から人間範疇生物(<マスター>・ティアン)に与えられるリソース用の器。
下級職・上級職・超級職の3種類がある。

  • 下級職
    人間範疇生物(<マスター>・ティアン)が1人当たり6つまで*63就くことのできる初心者ジョブ。
    就職条件は簡単なものがほとんどであるが、レベルの上限は50で、ステータス上昇値は少なく、取得可能ジョブスキルも汎用スキルやその系統のジョブスキルの中で基本的なものが多い。
    稀に、取得可能ジョブスキルが特殊であるなどの理由で、就職条件が下級職にしては難しいレアジョブもある。
  • 上級職
    人間範疇生物(<マスター>・ティアン)が1人当たり2つまで*64就くことができる上級者ジョブ。
    下級職よりも就職条件が難しいものがほとんどであるが、レベルの上限は100で、ステータス上昇値は下級職よりも高く*65、取得可能ジョブスキルも玄人向けのものが多い。カンストには下級職カンストの約3倍の経験値が必要。
    【大死霊】や【鬼武者】等『人間』から種族が変更されるジョブもあり、種族特性で『人間』より優れた能力を得るが変更後の種族によって『人間』の時にはなかったデメリットも当然発生する。
    種類も豊富で、同じ下級職から複数の上級職へと派生していくものも多く、中には複数の下級職が必要な混合職や、通常の上級職よりも就職条件の難しいレア上級職も存在する。
    超級職に就いている極一部以外の人にとっては成長限界でもある。
    種類については該当項目を参照。
  • 超級職
    該当項目を参照。

《審獣眼》

従魔師系統超級職の固有スキル。
モンスターの成長限界やレア進化の素養など、モンスターの伸び代を把握することができる。
センススキルでもあるため天然物*66も存在するが非常に珍しく、魔王商店のオーナーが今まで3人しか見たことがないと発言している*67
魔王商店のオーナーいわく、バザーなどのモンスター売買の場で審獣眼持ちと発覚すると<マスター>でも危険な模様。

《神装》

膨大なMP(魔力)SP(魂力)を以て生み出した《竜王気》やそれに類するオーラを圧縮し物質化する技術であり、それにより作成されるオリジナルスキルの総称。
基本的には膨大な力を持って長く修行した長命種やそれらが転じた特典武具の能力として使用できる。
また、モンスター同士の戦闘で神装持ちを破った者もリソース獲得時に得られる残滓がきっかけとなって会得の可能性がある。
残滓が残るのは討伐によるものだけではなく、職業自体特殊なこともあるが、例として先々代の就職者が神装を扱っていたためその残滓が残り意図せず未完成なものが発現した当代【龍帝】が挙げられる。
逆にそれら以外で至る者はほぼいない。
種族や特徴に応じて《○神装》の○内が変化する。
一部の【竜王】の《竜神装》、【龍帝】や【スーリン】の《龍神装》、ファトゥムの《魔神装》などが確認されている。

神造ダンジョン

全部で9つある管理AIが造り上げたダンジョンの事。
所謂RPGにおける『隠しダンジョン』に相当する。
 
自然ダンジョンとの相違点としてモンスターが無尽蔵に湧き出る上ダンジョン外に流出しないという特徴があり、また一定階層ごとにボスモンスターが配置されている。

深層は超級職でも厳しい難易度である反面、アイテムも期待できる。
実際、深層階ではMVP特典武具や貴重な古代兵器などもドロップする。(但し古代兵器の類は管理AI9号(マッドハッター)の怠慢が原因で本来の仕様ではない)

<墓標迷宮>と“監獄”のもの以外は、先代管理者が作り上げた【魔王】就職用ダンジョンに被せて作られている。
<無限職>が作った【魔王】就職用ダンジョンはソロ攻略でない場合難易度が跳ね上がる仕様がある。

ダンジョンは基本的に実際の地形に沿って作られているが、なかには異空間を取り入れたものもある。
どちらにせよ外部からは破壊出来ないような強度になっているが、実空間オンリーの<貧富の墳墓>は【破壊王】と【地神】の二人の戦闘の余波で破壊されてしまった。
 
<神造ダンジョンリスト>
アルター王国:<墓標迷宮>
ドライフ皇国:<淫魔の宮>*68
カルディナ:<貧富の墳墓>*69
レジェンダリア:<飢餓の山脈>・<悋気の水底>・<安寧の流刑地>*70
天地:<修羅の奈落>
所在地不定:<優越の天空城>*71
“監獄”:名称なし

黄河帝国とグランバロアには固定の神造ダンジョンはない

侵略国家アドラスター

六百年前、【覇王】ロクフェル・アドラスターが一代で築いた巨大国家。
現在のレジェンダリアを除く大陸西部と、現在のカルディナがある大陸中央部を全て支配していた。
 
【覇王】の封印後、大陸中央部はいくつもの都市国家に戻り、それらの連合体としてカルディナが建国され、大陸西部の北側は先々期文明の信奉者がドライフ皇国を建国し、首都であった“業都”周辺である大陸西部の中央はいくつもの都市国家が乱立していたが、【聖剣王】アズライトによって統一され、アルター王国が建国され、現在にいたっている。

スキル

  • アクティブスキル
    スキルの分類の一つ。自身の意思で発動するスキル。
    MPやSPなどのコストを消費する場合が多い。
  • パッシブスキル
    スキルの分類の一つ。常時発動していたり、発動条件を満たすと自動で発動するスキル。(自分の意思で発動することはできない)
    MPやSPなどのコストを消費しない場合が多い。
    一応、スキルをON・OFFにすることはでき、OFFにしていると発動しない。*72
  • 装備スキル
    装備品にあらかじめ付与されているスキル。
    装備していないと基本的に発動せず、装備品によって発動するスキルも様々。
    生産系ジョブスキルによって付与され、スキルの付与数や効果が強力になるほど成功率が低くなる。
  • ジョブスキル
    ジョブに就くことによって習得できるスキル。
    大きく“汎用スキル” “固有スキル” “奥義”の3つに分かれている。
    習得したサブジョブのジョブスキルは必ずしも全てを使用できるわけではなく、メインジョブと互換性があるスキルのみが使用できる。
    尚、ジョブリセットを行うとそのジョブの分のステータスと同様に消えるため、ジョブリセットを繰り返してジョブスキルを集めることはできない。
    • 汎用スキル
      ジョブスキルの分類の一つ。
      習得していてもメインジョブと互換性のあるスキルしか使用できない通常のジョブスキルとは異なり、習得していれば、メインジョブに関係なく使用できる*73スキルのこと。
      文字通り全てのジョブで使用できる汎用スキルと、戦闘系のジョブであれば使用できる戦闘系汎用スキルなどいくつかに分類される。
      汎用スキルの例:《鑑定眼》《看破》《乗馬》《騎乗》《危険察知》《真偽判定》など
    • センススキル
      ジョブスキルの分類の一つ。
      適正を持つジョブに就いた場合に習得でき、素人でもスキルレベルに応じて“正しい動き”*74をある程度アシストしてくれるスキル。
      プレイヤーが現実から“持参した”技術とセンスにより代用可能なスキルでもある。
      あくまで、当人の才能を引き出すアシストをするものであるため、当人にその分野の才能が皆無であればたいした意味を持たず、才能を持つ人の方がより効果を発揮する。
      《絵画》、《料理》、《審獣眼》、《推理》、《格闘技》などのスキルが該当。

      ちなみに、フラグマンの製造能力もそれ用のスキルによるものでなく、スキルに依存しない自身の技術とセンスによるもの。
    • 武器スキル
      ジョブスキルの分類の一つ。
      ジョブに完全に依存した通常のジョブスキルとは異なり、特定の武器に適性のあるジョブをメインジョブとしてその武器を装備している時に使用可能な戦闘系汎用スキル。
      武器系の【~神】の多くはこの分類のスキルに特化している模様。
      因みに、素手限定のスキルも武器スキルに分類され、素手の時(武器を装備していなければOKなもの、両手の装備欄を空ける必要があるもの、両手の装備欄を空けた上で籠手もNGなもの、などスキルによって素手の定義が異なる)に使用できる。
    • 奥義
      ジョブスキルの分類の一つ。
      上級職と超級職に存在するそのジョブ最大のスキル。
      通常のジョブスキルとは異なり、基本的にメインジョブとの互換性だけではサブジョブの奥義は使用できず、上級職の奥義の場合はその系統のジョブがメインジョブの時のみ使用でき、超級職の奥義(最終奥義含む)は特別なジョブでない限り該当のジョブがメインジョブでないと使用できない。
      一部、武器に依存した武器スキルが奥義となっている上級職の場合は該当の武器を装備中に限り、メインジョブとの互換性のみで使用できることもある。

スキル圧縮

スキル操作技術の一つ。
周囲に展開する結界系スキルや、テリトリーの<エンブリオ>などの不定形なスキルの効果範囲を狭めることでスキルの効力を向上させる技術。
強力な技術だが使用できる者はかなり少なく、仮に出来たとしても制御が甘いと自分自身にリバウンドすることもある。
これの上位技術に、効果範囲を変えずに部分部分でスキルの効果に強弱をつける“スキル濃淡”が存在する。

スキルレベル

ジョブスキルのレベルのこと。
基本的には、下級職で5、上級職で10までであるが、超級職の固有スキルでレベルEXになることもある。
ジョブスキル以外に<エンブリオ>やモンスターの固有スキルにも付いていることがあり、その場合は<エンブリオ>の進化やモンスターの成長でスキルレベルが上昇する。
また、そもそもレベルがないスキルもある。

ステータス

<マスター>・<エンブリオ>・モンスター等の能力値やスキルなどの固有データを数値化、言語化したもの。
スキルを除くと、HP(体力)・MP(魔力)・SP(技(魂)力)*75・STR(筋力)・AGI(速度)・END(耐久力)・DEX(器用)・LUC(幸運)の8つがある。
 
HP:ダメージを受けると減少し、0になると基本的に死亡する。

MP:魔法系スキル・魔力を使用するスキルで消費し、魔法の威力や効果・精神系状態異常耐性に関与する。少なくなると精神的な疲れがくる。

SP:身体強化系スキル・剣技などの技系スキルで消費する。

STR:純粋な筋力で、攻撃力・攻撃スキルの威力などに関与する。STRが10倍になるとパワーは10倍になり、STRが1000あれば100倍の重力の中でも普通に動くことができる。なお、武器を使用したり、アクティブスキル等で攻撃力が上昇した場合はSTR=攻撃力とはならない。マイナスになると自重を支えられず動けなくなり、行き過ぎると呼吸する力もなくなる。

AGI:純粋な動く速度と思考速度にも関与し、高いと周りのものの動きがゆっくりと見える。特殊な計算式でAGIから実際の速度を割り出しているため、AGIが10倍になっても実際の速度が10倍になるわけではない。1万を超えると超音速で動くことができるようになる*76。また、AGIと思考速度の関係性も等倍ではない*77。マイナスになると戦闘時加速の逆で、周囲が高速で過ぎ去っていく感覚になる。

END:防御力・防御系スキルの効果・傷痍系状態異常への耐性・病毒系状態異常への耐性などに関与する。高いとナイフなどが皮膚で止まるが、どれだけ自身のENDが高く、相手の攻撃力が低くてもダメージ軽減スキル等がない場合は最低1のダメージは受ける。END以下のSTRの攻撃に対し吹っ飛ばされにくくなることも。マイナスになると自らの動きの反動に耐えられなくなり、骨折や肉が崩れたりする。

DEX:生産系スキルなどの特定のスキルの効果・遠距離武器スキルや一部の近接武器スキルの判定・<マジンギア>の動作に関するスキルの判定などに関与する。マイナスになると物が持てなくなる。

LUC:アイテムドロップ率・特定のスキルの効果に関与する。普段は余り重要でないため、一部のジョブ以外では基本的に上昇しない。マイナスになると『世界』が様々な不幸な現象を起こす。
 

STRとAGIが高いと日常生活に支障が出るため、多くの人は日常用ステータスと戦闘用ステータスとを無意識の内に切り替えている。
 
初期(合計レベル0の時の)ステータスはHPが100前後で、それ以外は10~20程度。
下級職一つで、特化したステータスは、HP・MP・SPは3000、それ以外は300。
上級職一つで、特化したステータスは、HP・MP・SPは1万、それ以外は1000*78
超級職はレベルなどにもよるが、平均して特に高いステータスがHP・MP・SPなら数十万、それ以外なら1万~2万に達する。*79

【塊竜王】曰く『魔力(MP)とは外なる万能。力に法則を与えることで、あらゆる現象に成り代わる。魂力(SP)とは内なる変革。力を器に触れさせることで、在り方を変える』とのこと。

素手ビルド

最強を模索して検討されたビルドの一つ。
【哲学者】系統・【苦行僧】系統・【拳士】系統など『素手』を条件に高い効果のスキルを持つジョブに絞って就くことで、デメリットに対するメリットを最大化することを目的とする。
ただし、そのようなジョブはステータスが微妙なものが多く、ステータスが秀でていないと強化しても弱すぎるという欠点が目立ち、大抵は普通に武器を持った方が強い。
元となるステータスを大きく増やす、ガードナー【獣戦士】理論等の<エンブリオ>を用いた固定値増加との相性がいいため、完全に使われなくなったわけではない。

超級(スペリオル)

<超級エンブリオ>及びそれを持つ<マスター>のこと。単に<超級>と言う場合は、全てこれを指す。
決して、“超級職”についている人のことではないので注意。*80
間違える読者が多数……
未だに書籍やコミックの公式のあらすじでも間違えていることも

超級職(スペリオルジョブ)

全ての人間範疇生物(<マスター>・ティアン)が就くことのできる万を越えるジョブの中で、極一握りの者しか成れぬ頂点。人の身の限界すらも“超えた”力。
本来、人間範疇生物(<マスター>・ティアン)の成長限界は合計レベル500であるが、その限界を突破させる外付けのリソース用の器。故に条件さえ満たせば3つだろうと7つだろうと就ける。しかし求められる才能と厳しい条件から2つ以上に就ける人間は500越えの中でも極一握りに限られる。
 
各超級職に就ける者は先着1名だけで、1つの超級職に複数の人が同時に就くことはできない。
レベルの上限がなく、ステータス上昇値も上級職の比ではない。*81
加えて反則じみた強力な固有スキルや奥義を持つ。
 
就くためには複数ある難解な条件を制覇し、試練(就職クエスト)を達成する必要がある。*82
その前提条件すらもが解明されていないものがほとんどのため、ロストジョブになっているものも多く、今もいくつもの超級職*83が条件を達成されるのを待っていると言われている。
 
また、【勇者】にとっての【超闘士】、【邪神】にとっての【魔王】シリーズ、【妖精女王】にとっての【流姫】のように特殊超級職の試作型として作成された超級職も少数存在している。
 
種類については該当項目を参照。

【聖剣王】の時代

“三強時代”が終わり、絶対者の【覇王】が封印されたため、【覇王】が支配していた大陸西方は、長命種族が治める南部、先々期文明の信奉者が集まった北部、数々の都市国家が群雄割拠する中央に分かれていた。
そんな中、一介の牧童であったアズライト【元始聖剣 アルター】を発見し、【聖剣王】となり様々な冒険を繰り広げて、都市国家群を統一し、先代【邪神】を討伐してアルター王国を建国した時代。

聖属性

三大属性に属さない属性の一つ。
対アンデッド特化属性で、アンデッドや悪質なもの等を浄化する概念的属性。しかし強力なものは熱エネルギーを発する事があるようで、地面を融かした事がある。
主に【聖騎士】や【司祭】等が使用する。

セーブポイント

七大国家の大きな都市などに存在する<マスター>専用の復活・ログイン地点。
都市の真ん中の広場などに設定されている場合が多い。
実態は管理AI5号(キャタピラー)が作製、設置する環境整備用マーカー。
 
<マスター>はログアウト時に『次のログイン地点を現在地にするか、(最新の)セーブポイントにするか』を選ぶことができ、その時にセーブポイントを選択するか、デスペナルティになるかすると再ログイン時にそこからスタートする。

セーブポイントはいくつでも設定でき、一度設定したセーブポイントは取り消すことができない(する必要もない)ため、普通は必ず何処か一カ所は設定されているが、指名手配になった場合、その国家、又は全ての国家でセーブポイントが使えなくなり、その状態でデスペナルティになると、次にログインするのは“監獄”となる。
 
なおジョブリセットやメインジョブとサブジョブの入れ替えなどを行うことができるため、ティアンが全く使用しないわけではないが、通常ティアンは特別な理由でもない限り、ジョブリセットを行うことはないため、メインジョブとサブジョブの入れ替えにしか使用せず*84、使用頻度を考えると<マスター>専用と言っても間違いではない。
 
ティアンを動かして舞台を整えるには最適なため、セーブポイント周辺はピンポイントで環境を改善されていている。モンスター避けの効果も持つため強力なモンスターは寄り付かない。セーブポイントの周囲は環境が良く栄えやすいとなれば、自然とセーブポイントを中心として街ができる、という計画。

<セフィロト>

カルディナのクランランキングトップクラン。
カルディナ所属の九人の<超級>と非<超級>のオーナーの計十人で構成されており、世界最強と目されるクラン。
カルディナという国自体がバックについたカルディナ議会直下の最高戦力でもあり、国際問題にもなりかねないクエストを<セフィロト>が行う際は、予めカルディナの議長であるラ・プラス・ファンタズマの裁可を得る必要がある等制約もある。
各々のメンバーがカルディナに於ける特権を与えられている。
巨大な戦力を持つ兵器七光要塞(レインボゥ)を所有している。
概要及びメンバーの詳細については該当項目を参照。

【全身骨格】

素材アイテムの分類の一つ。
MVP特典として【全身骨格】が出る場合、何らかの理由でMVP特典のリソース内に<UBM>のステータスなどが収まり切らなかった場合*85に出ることが多い模様。
 
厳密に言えば「ティアンの白骨死体」もシステム分類上では此れに該当する。*86

先々期文明

約二千年前に、“化身”(先期文明)に滅ぼされた文明。
名工フラグマンに代表されるように、現在よりも魔法技術や科学技術などが優れていたり、全てのジョブの詳細情報が載った“完全リスト”が存在し、<終焉(ゲームオーバー)>すらも討伐した<Infinite Dendrogram>の世界で最も栄えた文明。
今でも時々、遺跡の中から当時の遺物(オーバーテクノロジー)が発見される。
詳細は該当項目を参照。

<戦争結界>

戦争開始時に戦争当事国の国家元首が、同意の上である仕組みを起動させて張る結界。
ティアンの間では<戦の契約>として知られている。
連続使用可能時間は、1ヶ月(現実時間で1日)が限度で、発動と同時に戦争当事国の領土と<Infinite Dendrogram>全体に以下の三つの仕様を施す。
 
①<マスター>の戦争当事国でのログイン制限
戦争中は国境を目印に結界が展開され、各国のランキングで30位以内の者以外の<マスター>は締め出される。<戦争結界>の起動時に国内(正確には戦闘エリア内)にいた場合も強制的にログアウトされ、直前の戦闘エリア外セーブポイントに転送される。
ただし、クランランキングに入ったクランに<戦争>期間中だけでも属していれば、弾かれることはなくなる。
同時に、<戦争>当事国以外のランカーの<マスター>も、戦争当事国に入ることができる。
この仕様により、国家に所属していない<マスター>や、<IF>のような国際指名手配されている<マスター>も当事国ではログインすることができないため犯罪の防止にも役立っている。
 
②内部時間の増大
通常、<Infinite Dendrogram>内部はリアルの3倍の時間で経過するが、<戦争>中は30倍に加速される。
これは<Infinite Dendrogram>全体に適用されるので、<戦争>当事国以外の<マスター>にとってはボーナスタイムに近いものであるが、<戦争結界>の連続使用可能時間の問題で、デスペナルティになれば、<戦争>中には再ログインできない。
 
③勝利条件
起動の際に両国は勝利条件と要求を提示する。
勝利条件を先に達成した方の勝利であり、敗れた側は相手の提示した要求を呑まなければならない。
この契約は、最高クラスの【契約書】を上回るものであり、反故にすれば戦争で全土を滅ぼされるよりも惨い結果が待つと言われているため、リアルの戦争よりも騙しや反故が少なく、真っ向勝負になることが多い。
尚、この勝利条件はお互いに同程度の難易度の条件を提示しなければならない。
ちなみに、一方が「<戦争結界>を途中で解除してしまった場合」も自動的に相手側の勝利となる。そのため、真っ当な勝利条件と<戦争結界>の解除*87の両方を狙うこともありえる模様。
 
先々期文明以前の歴史は管理AI(“化身”)によって抹消されたため、記録に残っている国家間戦争は基本的にこの結界が使われている模様。
現在でも基本的には使われているが、事実上の戦争行為であっても、不死身の<マスター>の性質を最大限生かした国家的テロなど、使われないこともあるが、そうした行為には争いの泥沼化の恐れがある*88ため滅多に起こらない。*89

戦闘技術

戦闘に関するあらゆる技術のこと。
いくつかの理由で<マスター>よりも圧倒的にティアンの方が優れていることが多い。

①戦闘技術は、才能と長期間に及ぶ訓練と実戦なくしては進歩せず、元々戦闘というものと縁遠い現実(リアル)で生きている<マスター>は、<Infinite Dendrogram>開始後に訓練や実戦を行っても、たった四年半程度では、人生の大部分を戦闘技術を磨くことに邁進しているティアンには到底及ばない。
②<エンブリオ>の保有スキルやステータス補正により同合計レベルのティアンよりも強く、不死性(デスペナルティ)があるため命の危機がなく、結果として命を顧みない無茶なレベル上げが可能な<マスター>は、ティアンよりも簡単に強くなるため、わざわざ戦闘技術を必死に磨く必要性が薄い。
 
例外的に【抜刀神】のように、熟練ティアンや達人ティアンに匹敵する戦闘技術を持つ<マスター>や、【破壊王】や【武神】のように、達人ティアンを遥に超えた超絶戦闘技術を持つ<マスター>もいる。

戦闘スタイル

  • 個人戦闘型
    戦闘スタイルの一つ。
    <マスター>・ティアンを問わず、多くの人がこの戦闘スタイルであり、周りの状況などに適応しやすく、安定している。
    一対一の近接戦闘において、最も効果を発揮する。
    ただ、敵が広域制圧型で、防衛戦という条件下では、『個人戦闘型は生き残るが、防衛対象は広域制圧型によって制圧される』という結果になることが多い。
    • 個人生存型
      個人戦闘型から派生した戦闘スタイル。
      『自分一人だけ生き残る』ことに特化しているため、通常の個人戦闘型よりもさらに複数の敵に対処する力は低く、防衛にはまったく向かない。その不死身のギミックに何かしらの秘密を抱えている。
      【殺人姫】【神獣狩】【猛毒王】などが該当し、戦闘では自身がひたすら耐えて相手が死ぬまで攻撃を続けるというスタイルをとることが多い、というより【放蕩王】曰く「生存特化型は自然そうなる」らしい。
  • 広域制圧型
    戦闘スタイルの一つ。
    幾千幾万の戦力を用いて敵拠点を制圧するタイプと、大多数を個別に制圧できる手段を持つタイプ*90の二つに分けられる。
    【~将軍】の多くはこの戦闘スタイルである他、【大教授】のような生産タイプもここに分類される。
    この戦闘スタイルは、広域殲滅型とは相性が良くないが、侵略戦において最も効果を発揮し、その条件下では個人戦闘型にも勝利することが多い。
    個人戦闘型と広域殲滅型よりも多数の護衛対象を守ることにも優れている。
    欠点として、他の戦闘スタイルよりも準備に時間がかかったり、コストが嵩んだりすることが多い。
    個人戦闘型や広域殲滅型に比べて一見弱そうに見えるが、神話級以上の<UBM>には、他者からリソースを吸収し、それをコストに配下を増幅するものも存在し、その場合は早期に対処しないと世界がそのモンスターで埋め尽くされてしまうという、分かりやすく世界を滅ぼし得る危険な戦闘スタイルでもある。
  • 広域殲滅型
    戦闘スタイルの一つ。
    広範囲を高火力で攻撃し、一人で幾千幾万の敵を殲滅する。
    多数を制圧できるタイプの広域制圧型との違いは、個別に敵を認識して攻撃し、必ずしも殺す必要がない広域制圧型に対し、広域殲滅型は敵味方関係なく、攻撃範囲内を圧倒的火力で攻撃し*91、最低でも4万~5万の敵を瞬く間に殺し尽くすことが可能である点。
    この性質からレベルが上がり易く、メインジョブのレベル1000オーバーの人の多くはこの戦闘スタイルである。
    特に広域制圧型との相性が良いが、他の戦闘スタイルとも大概相性が良い。
    欠点として、あまりに攻撃範囲が広いため、街中など、壊してはいけない建物や守らなければならない人々が多い場合では、満足に力を振るえないことが多い。
    基本的に被害の大小はあるにせよ、戦闘の結果、環境担当である管理AI5号(キャタピラー)を困らせるケースが多い。
  • 決戦型
    戦闘スタイルの分類の一つだが、上記の戦闘スタイルとは異なる視点による分類。
    個人戦闘型・広域制圧型・広域殲滅型問わず、短期決戦に特化した戦闘スタイル。
    自身が持つリソースを短時間の間に使い切る代わりに格上や複数の強力な敵にも勝利できる可能性を持つタイプ。
    その代わり長期戦や強敵との連続戦闘には向いてなく、戦闘終了後はリソースを貯める準備期間が必ず必要となる。
  • 安定型
    戦闘スタイルの分類の一つだが、個人戦闘型・広域制圧型・広域殲滅型とは異なる視点による分類。
    個人戦闘型・広域制圧型・広域殲滅型問わず、リソースをあまり消費せずに自身のポテンシャルを最大限発揮できる戦闘スタイル。
    決戦型のような爆発力はないものの、戦力にムラがなく安定性があり、長期戦や連続戦闘においては決戦型よりも優れている。

専門ギルド

各ジョブごとに所属するギルド。ジョブクエストを受注する。
中には、【女衒】のようにギルドに所属しないと違法扱いのジョブもある。

全裸

ネタ装備としてMMOなどでよく見られるチョイスだが<Infinite Dendrogram>においては殆ど居ない。
何故なら「ティアンの治安維持組織に逮捕されてしまう」という現実的な理由があるからである。

た行

体当たり

<Infinite Dendrogram>では、特に対応スキル等がなくとも普通の体当たりでダメージが発生する。*92
その為、戦闘職の体当たりは非戦闘職にとって致命傷に繋がるのでよく前を見て高速機動をしましょう。

第一次騎鋼戦争

本編開始時点の約半年(現実時間で二ヶ月)ほど前、現実時間で2045年の1月(新春)に起こった、<Infinite Dendrogram>サービス開始後初*93の<戦争結界>を用いた国家間の対外戦争。
 
機械国家ドライフ皇国による騎士国家アルター王国への侵攻戦争。
二人の<超級>*94を筆頭に、<マスター>を主戦力とするドライフ軍の攻撃を受け、アルター王国では、国王や超級職であった近衛騎士団長と宮廷魔術師を始めとする国の主要人物の多くが戦死し、騎士や兵士にも甚大な被害を出した。
なお、戦争終盤に起きたカルディナの牽制を兼ねた皇国侵攻によりドライフ軍が撤退したため、王都陥落までには至らず、現在は休戦状態にある。
 
侵攻ルートには軍事拠点に隣接するカルチェラタン伯爵領ではなく、【三極竜 グローリア】事件で市民が全滅した無人地帯が選ばれ、結果として人的被害こそなかったものの、アルター王国の全領土の三分の一が失われている。

大規模魔力消失事件

【怠惰魔王】ZZZが引き起こした事件。
誤って、【遊迷夢実 ドリームランド】 の<超級>進化直後に発現した最終スキルの効果に都市を巻き込んでしまい、インフラを含む都市機能を麻痺させてしまった。

超音速機動

AGIにして、1万以上の速度による移動のこと。
人間がこの速度になるには、基本的にAGI型の超級職に就いている必要がある。

ちなみに、AGI5000~1万未満を亜音速、10万以上を超々音速という模様。

<超級殺し>

殺し屋ロールPK、【絶影】マリー・アドラーの通り名。
非<超級>でありながら、【疫病王】(<超級>)をソロで倒した唯一の<マスター>。
尚、殺しの依頼は<マスター>専門の為に指名手配はされていない。

超万能型

<Infinite Dendrogram>には、あらゆる能力・特性を有する人間範疇生物(<マスター>・ティアン)非人間範疇生物(モンスター)・<エンブリオ>が存在するため、たとえ自身がどれだけ格上だとしても、相性によっては格下相手にあっさり負けてしまうこともある。
そのため、あらゆる能力や状況に対応できる「万能型」は非常に有効となるが、就けるジョブの数*95・保有できる(使用できる)スキルの種類と数・装備できるアイテムの数・<エンブリオ>のリソース等に制限があるため、ほとんどの場合は、中途半端な強さの器用貧乏で終わってしまう。
しかし、高い応用性を持った<エンブリオ>やジョブとの組み合わせにより、強さ*96と高い万能性を兼ね備えた「超万能型」とも言うべき存在もいる。
 
「超万能型」には大きく分けて『一つの要素・能力を極めて多くのことができるようになったタイプ』と『複数の要素・能力を相手や状況にあわせて使い分けたり、組み合わせたりするタイプ』の二種類存在する。
 
前者には「『空間』に対して万能の【無限空間 マクロコスモス】」「『大気・空気』に対して万能の<エンブリオ>を持つゼタ」などが居り、後者には「『あらゆる人のステータス・スキル・(第三形態までの)<エンブリオ>をコピーし、自在に使用する<エンブリオ>』を持つゼクス・ヴュルフェル」「『HP・MP・ENDの高い、耐久型魔法職【尸解仙】』と『物理攻撃力・AGI補正に特化しながら、超遠距離攻撃と空間跳躍攻撃ができる<エンブリオ>』を持つ迅羽」などがいる。
 
勿論、全ての相手・能力に完全に対応することはできないため、どんな相手とも有利に戦えるとは限らず、相性最悪の相手が居ることもある。
また、同系統で能力を特化させた相手には基本的なスキルの出力で負けることもある。

【地竜王】事件

昔、ある巨大国家の王が不老長寿を望み、『【地竜王】が万病に聞く奇跡の果実を保有している』という伝説を信じ、無謀にも【地竜王 マザードラグランド】に手を出した結果*97、<厳冬山脈>から神話級<UBM>である【金竜王 ドラグメタル】の他複数の【竜王】*98に加え、純竜だけでも数万体規模のドラゴンの軍団が攻めてきて、現在のカルディナの北半分くらいにあった巨大国家が滅んだという歴史的大事件。
 
その後、地竜軍は大陸南部にも侵攻したが、ある村に到達する直前、『最高』によって【金竜王】と千体の純竜が殲滅されたことを切っ掛けに進軍は止まり、事件は終息した。
 
それ以降、ドラゴンの王国を築いている【天竜王 ドラグへイヴン】【地竜王 マザードラグランド】、怪鳥の王国を築いている【彗星神鳥 ツングースカ】に手を出すことはどの国家でも法律で禁じられるようになった模様。

地竜種のドラゴンと怪鳥種

地竜種のドラゴンと怪鳥種は、故郷である<厳冬山脈>において、少ない食料を巡って常日頃から争いが堪えない。
それに加えて、歴史上、何度も種族間の生存闘争を行っている*99
そのため、種族的に決して相容れず、協力することはまずない。
 
<厳冬山脈>には、地竜種最強の<イレギュラー>である【地竜王 マザードラグランド】と怪鳥種最強の神話級<UBM>【彗星神鳥 ツングースカ】が住んでいることも彼らの争いの要因になってもいる。

ティアン

この世界の人間範疇生物の内、<エンブリオ>を持たないもの。
<マスター>とは異なり、死んでしまえばそれで終わりで、文字通り<Infinite Dendrogram>の世界で生きている。
個々人に適性と才能による限界が存在し、適性のないジョブには就けず、就職可能なジョブの数が上級職2つ・下級職6つよりも少なかったり、どれだけ経験値を稼いでもレベル上限までレベルが上がらなかったりする。
 
<エンブリオ>が無いため、<エンブリオ>によるステータス補正と固有スキルを持つ<マスター>の方が基本的には強いが、「<エンブリオ>なし・ステータスが同じくらい」だと<マスター>を圧倒する程の戦闘技術を持つことが多く*100、超級職に就いている場合は上級<マスター>とは比べられない強さを持つ。
特殊超級職に就けるのは基本的に彼らだけで、その場合<超級>に匹敵する程の戦闘能力を持つ。

欲望(デザイア)

三人の【魔王】を始めとするレジェンダリアにて指名手配犯の<超級>六人が集まって結成された同盟(カルテル)
メンバーはいくつかの先住部族を従えて国内に縄張り(小国家)を形成して王として君臨し、レジェンダリアを舞台に縄張りを広げていく陣取りゲームをしている。
『相互不干渉』が唯一にして絶対のルールであるため、お互いの縄張りに手を出すことはしない。
他国の<マスター>達にはレジェンダリアに巣食う怪物と称されている。
【暴食魔王】以外は配下がいる模様。
概要及びメンバーの詳細については該当項目を参照。

<デス・ピリオド>

アルター王国クランランキング2位にして、<セフィロト>、<IF>に次ぐ、5人の<超級>が所属する西方三国最強のクラン。
クランオーナーはレイ・スターリング。

構成員等は該当項目

デスペナルティ

<マスター>が完全に死亡した際に運営から与えられるペナルティのこと。
内容は現実時間で24時間(デンドロ時間で72時間)のログイン制限と、<エンブリオ>・特典武具を除いた所持アイテムからランダムに複数ドロップ。

また、己の意思で任意に死亡できる自害システムを利用した場合はアイテムのランダムドロップ数が増加する。
 
因みにログイン制限の本当の理由は、管理AI1号(アリス)がアバターを再構成するのに現実時間で24時間(デンドロ時間で72時間)かかるためである。

亜竜(デミドラゴン)

ドラゴンの分類の一つ。おそらく純竜ではない下位のドラゴンのこと。
なお、単に【下位竜】を指す場合以外にも、其れとは別に『強さの強度』を表す場合もある。
特にモンスターの場合、下位竜は【○○亜竜(~デミドラゴン)】、亜竜級相当のモンスターは【亜竜○○(デミドラグ~)】という名称で区別される。

転移

<Infinite Dendrogram>において、転移・瞬間移動・テレポートなどと呼ばれるものには非常に重いコストが必要になる*101ため、一般的な移動手段にはなっていない*102
そのため、移動は専ら徒歩や騎獣、馬車等が一般的である。
 
<エンブリオ>の固有スキルや一部ジョブスキルにも無いわけでは無いが、距離が少しでも伸びると指数関数的にコストが重くなっていったり、あらかじめコストを掛けて、そのスキル用に準備をする必要が出てくるため、使い勝手は良くない。
例外的に、【星天到達 テナガアシナガ】の必殺スキルでは、手足のみという条件の元、距離無制限の瞬間移動が可能。
また、<アクシデント・サークル>のような自然現象以外の転移は、(気体や多少の粒子を除く)物体や魔法の中には移動できない。
 
ちなみに、何故か自然の魔法現象としては良く起こる。

天災児

常人離れした“才能”を持ち、その道の専門の人と比べても、飛び抜けた実力を誇る子供達。なお、本人の性格や気質はあまり考慮しない。
ティアンの場合、特殊超級職の前兆であることや将来的に超級職に就くような人物であることも多い。
 
<天災児リスト>
ミリアーヌ・グランドリア
エリザベート・S・アルター
迅羽
カシミヤ
ローガン・ゴッドハルト
エミリー・キリングストン
蒼龍人越
テレジア・C・アルター
マール
フウタ
 
<元・天災児リスト>
椋鳥修一
アルティミア・A・アルター
クラウディア・L・ドライフ
バロア
ロクフェル・アドラスター
黄龍人外
インテグラ・セドナ・クラリース
草薙刀理
ゼタ

天使

モンスターの種族の一つ。
<Infinite Dendrogram>の世界では、基本的に先代管理者の生み出したシステムの一部であり、自由意識を持つことはない。

野生モンスターとしては存在しておらず、神造ダンジョンの1つ<優越の天空城>にて存在が確認されている。

DIN(デンドログラム・インフォメーション・ネットワーク)

国境なき情報屋集団、要はブン屋。
世界中に支部があり、<Infinite Dendrogram>中の情報を集めて提供している。
各国で情報を集め、他国に売り払うことを生業としているが、あらゆる情報を集めてどんな相手にも売ることも職務の内。
扱う情報は単なる政情や軍事に限らず、家庭にお役立ちな情報から、<マスター>向けの情報やジョブの情報、果ては国家機密などに到るまで、ありとあらゆる情報を扱う。
各国の上層部にも“ファン”がいて、『情報を力』とするならば、<セフィロト>をも超える世界最強の組織。*103
世界中自由に移動できる<マスター>を雇い各地へ派遣している。
社長はティアンの男女の双子で通称「双子社長」。若く見えるがレジェンダリア出身の長命種のためかなりの歳ではある(ということになっている)。
 
気になることや知りたいことがあれば、まずここを訪れてみよう!

盗賊クラン

金品の収奪を目的とした犯罪者クラン。
その対象は<マスター>のみならず、ティアンも含める為に大抵は指名手配されている。

統率者

『配下』へのバフをメインスキルとする、【ゴブリン・キング】など一部のモンスターの古い俗称。
軍団の規模が拡大すると総合力で同格を大きく上回るようになる。
モンスターの場合、『配下』は自分よりも格下である必要がある。

人で言えば、【将軍】シリーズがこれに該当する。

特殊超級職

各々が【勇者】を中心とした明確な役割(ロール)を持っていて、“努力”や“才能”で就ける通常の超級職と異なり、運命的な要素、特に“血筋”や“特別な適性”などが条件にあるため、<マスター>には就けず、基本的にティアンオンリー*104で、ジョブリセットにより消すことができない。
 
戦闘スタイル、在り方ともに特殊*105であるが、その戦闘能力は準<超級>をも凌駕し、中には戦闘タイプの<超級>に匹敵する者もいたりと実に高い。基本的に最終奥義を持っているらしく、<終焉(ゲームオーバー)>に対抗する役割を持つ模様。
 
種類について該当項目を参照。

特典武具

<UBM>討伐MVPに贈られる本人にアジャストした譲渡・売却不可能アイテム。*106
基本的には元の<UBM>の保有スキルを劣化させた装備スキルと高い装備補正が付く『装備品』がドロップする。*107
例外としてMVP特典がコストとして素材を使用できる場合*108や身近に加工できる人間がいるときなどは【完全遺骸】や【全身骨格】等の素材アイテムになる場合もある。
 
貴重で強力なアイテムであり、持っているだけで切り札とも成り得るが、「元々<UBM>は稀少で、遭遇することは滅多にないのに、<超級>達、絶対強者が作業のように何体も<UBM>を討伐してしまうため、殊更<UBM>と遭遇することができない」「<UBM>は強力で、遭遇できたとしても、討伐することができない」「かなり上手くいって、討伐できたとしてもMVPになれない」などの理由でティアンはもちろん、一般の<マスター>でも持っていることは稀である。
超級職や準<超級>でも持っていないのが普通、仮に持っていても1~2つが精々で、<超級>であっても、1つも持っていない人もいるほど。

詳細は該当項目を参照。

<トライ・フラッグス>

第二次騎鋼戦争のルール。
グリニッジ標準時、5月7日午前0時から開始、開催期間はデンドロ内時間で3日間(リアル時間で約2時間半)

①ティアンは参加せず、<マスター>のみが参戦する戦争。
②互いに配られる3種のフラッグを先に破壊するのが勝利条件。

  • (ベース)
    設置型の大型フラッグ。
    上級職の奥義に一定回数耐えるように頑丈*109に設計されるが、設置すればその座標から動かせなくなる。両軍とも、設定された戦闘エリア内のどこかを選んで設置する。
    • 王国:カルチェラタン地下<遺跡>⇒三日目に【魔砲王】が破壊
    • 皇国:アルター王国某所地下空間⇒初日に【超闘士】が破壊
  • (トレジャー)
    成人男性ほどの持ち運び可能な小型フラッグ。
    人間よりも小さいが、アイテムボックスに仕舞うことはできない。攻撃力があれば一撃で破壊可能で、強度はあまりない。
    戦闘エリアから出た場合、フラッグは停止し、その間に他の二つのフラッグが破壊されると敗北扱いになる。
    • 王国:?
    • 皇国:【大教授】Mr.フランクリンが所持
  • (ライフ)
    特定の<マスター>を選択し、その<マスター>がフラッグになる。
    その<マスター>がデスペナルティになれば、フラッグ破壊と見做される。
    戦闘エリアから出た場合やログアウトした場合、フラッグは停止し、その間に他の二つのフラッグが破壊されると敗北扱いになる。
    • 王国:レイ・スターリング
    • 皇国:【獣王】ベヘモット

③破壊フラッグが同数の場合、最も遅く破壊されたフラッグ側の勝利となる。
完全同時刻の場合、<命>が残っている方が優先。どちらも<命>が破壊、もしくは残っている場合は代表者一名ずつの決闘になる。
④戦闘エリアは放棄地区を除く王国全土。
ただし、市街地はエリアの範囲外。<砦>の設置はできず、<宝>と<命>も市街地では機能停止。もしも<砦>が破壊された状態で残り二つが市街地にあれば、その時点で敗北になる。
⑤<戦争>期間中のティアンへの加害禁止、正当防衛や重犯罪者といったケースを除き、危害を加えた者は即死亡。ただし、<戦争>期間中戦闘エリアに入っているティアンに対しての攻撃は全て正当防衛に該当される。
⑥<戦争>期間中、相手国に指定されたティアンは特定の場所を動くことができない。

ドラゴン

モンスターの種族の一つ。
翼があって空を飛ぶ“天竜種”、水中を移動する“海竜種”、地面を駆ける“地竜種”の三種族がある。*110
 
上位竜と下位竜を分ける純竜と亜竜、西洋型と東洋型を分ける【竜】と【龍】、純竜の一族の長である【竜王】、太古の“古龍”などいくつかの分類の仕方がある*111
比較的、他種族との子供が作りやすいが、その場合は両方の種族の形質や特徴が混ざることが多く、畸形にもなりやすい。人間範疇生物(<マスター>・ティアン)との間にも子供を作れる。

余談だが、天竜種において畸形は禁忌に近く、【竜王】の子であっても仮に生まれれば即座に殺害することを強要され、逃がそうとすれば上位の【竜王】達に殺されることもあるほどである*112。 

ドロップアイテム

モンスターの死後、モンスターの死骸が消えた後に残る、そのモンスター由来の素材や宝箱のこと。
<UBM>を討伐した時のMVP特典もこれに含まれる。
 
<マスター>・<エンブリオ>・<UBM>・ウインドウ同様、管理AIの干渉前には存在しなかったシステムで、本来はモンスターを討伐するとそのモンスターの保有するほぼ全てのリソースが経験値に変換され、あまりリソースを含まない死体がティアン同様残っていた。しかし、管理AIによって、そのモンスターの保有リソースの一部をドロップアイテムに変換したため、モンスター討伐時に取得できる経験値は大幅に減少した*113
 
野生のモンスターが他のモンスターを討伐すると、食べ物がドロップするように管理AI3号(クイーン)によって調整されている*114

な行

人間範疇生物

生物の分類の一つ。ティアンと<マスター>のこと。
特徴として、ジョブに就くことができる。
そのため、どんな外見や姿をしていても、仮に種族が人間でなかったとしても、ジョブに就ければそれは人間(亜人)であり、決してモンスターではない。
モンスターのことは非人間範疇生物という。
改人(イデア)”も一応ここに入る。

野伏初撃必殺理論

武士系統派生の一つである野伏系統のスキルを前提とした理論。
「初撃で最大効率のダメージを与え、一撃必殺を目指す」という分かり易いビルド。
 
しかし、<マスター>が増えていく中で、ボスモンスターのドロップで手に入る【救命のブローチ】が数多く市場に出回ることになり、ある程度以上の<マスター>が保険として【救命のブローチ】を装備するようになった為、一撃必殺が至難になった事で産廃ビルドの一つとなった*115

呪いの武具

死亡した所有者や、周辺環境によって発生した怨念によって変質してしまった装備品。
怨念によって武器の性能は変質する前よりも高くなるが、怨念に対しての耐性を持たない者が使用すると状態異常にかかるなどのデメリットが発生する。
安全に使用するには【暗黒騎士】などの怨念を利用することに適したジョブや<エンブリオ>などのサポートが必須。
聖職者系ジョブによって怨念を解呪することも可能で、解呪されると呪われる前の装備品に戻ることもあるが、怨念によって武器が保たれていた場合はそのままロストすることもある。
また、怨念が非常に強い場合呪いの武具が新たにモンスターになることもある。

は行

ハイエンド

ティアンの中に数百年に一度の割合で現れる、才能に溢れ、ジョブの器の適性も限界も大きく、容易に達人の領域に達し、初めて持った武器で【~神】が即座に応えるような“あってはならない”ほど破格の才能を持つ者。
 
先代管理者達にとって<無限職(インフィニット・ジョブ)>に到達する上で『最も見込みがある存在』であり、彼らが才能を発揮し、ハイエンドとして開花した時に<アーキタイプ・システム>は世界の情報*116を開示する。
 
現時点で判明しているのはロクフェル・アドラスター、クラウディア・L・ドライフの二人。
黄龍人外がこの枠組みから省かれる*117ことから、あくまでティアンのみを指す言葉と思われる。

流行病(はやりやまい)

突如として発生し、力の大小に関係なく蔓延する病の総称。
<マスター>からは不定期に発生する広範囲イベントと認識されている。強弱様々な病状の<流行病>が地域に蔓延し、<マスター>もティアンも問わず多くの罹患者を出す。
時間経過で治る病もあるが、通常の回復魔法や【快癒万能霊薬(エリクシル)】では治らないことが多く、医者系統による施術や専用の薬などを必要とする*118

その正体はかつて討伐された無限級契魔<疫病神カーネイジ>が死後世界に残した概念である。

反射魔法

【反射術師】などが使用する、攻撃魔法に新たなベクトルを与え、攻撃魔法の向きを変えることを目的とする防御魔法。
理論上、魔法の進行方向を180度変えることが出来れば、相手に跳ね返すことができる、防御と攻撃を兼ね備えた究極の防御魔法だが、以下の欠点があるため使い手は極めて少ない。
①見極めの難しさ
反射魔法のスキルは対応する攻撃魔法の属性によって異なるため、相手が使う魔法を見切って適した反射魔法を使わなければ、何も効果を発揮せずに直撃を受けることになる。
②調整の難しさ
相手が設定したベクトルを打ち消し、さらに望む方向に撃ち返す調整は経験して覚えるしかなく、相当の回数をこなさなければ身につかない。しかも失敗した場合は、攻撃魔法に被弾することになる。特に、広範囲魔法の反射は至難の業となっている
③タイミングの難しさ
その性質上、反射魔法の発動は攻撃魔法の発動から着弾までに済まさなければならない。しくじれば最低でも重傷という状況で、完璧にこなすことは精神を擦り減らす。長時間展開の消耗が激しいことも、即時使用の必要性を高めている。

PK(ピーケー)

プレイヤーキラー、つまり<マスター>を<マスター>が殺傷する行為全般。
<Infinite Dendrogram>世界において<マスター>は存在自体が例外規定なので
被害者・加害者が双方共に<マスター>である限り、犯罪行為には該当しない*119

PKクラン

対<マスター>戦を専門とするクランの事。
クランによって方針は様々だが、原則としてティアンを対象に含める事は無い。
金品の収奪を行う事もあるが、其れは飽く迄「ついで」である。

尚、<マスター>・ティアンを問わず襲う場合は盗賊クランと称される。

必殺スキル

その<エンブリオ>の名称を冠する、<エンブリオ>最大最強のスキルのこと。
例外なくその<エンブリオ>の特性を発露した強力な効果を持つスキルになる*120
 
<上級エンブリオ>に進化した後、進化段階などに関係なく、どんな<エンブリオ>でも必ず覚える。
第七形態になってから覚える例もそれなりにあるが、進化と無関係に覚えることもあるため、第六形態進化時までに覚えなければ<超級>にならないと得られないというわけではない。
むしろ<超級エンブリオ>に進化した後に必殺スキルを覚えた人は、そこまでの進化スピードが必殺スキルゲットスピードを超えていたから間に合わなかったと言うべきとも*121
 
強力であるがクールタイムやコストなどが重い場合が多く、気軽に使用することはできないため、切り札の一つにとどまる場合が多い。
<エンブリオ>は自身のパーソナルから来ているので、必殺スキルが他人から見ればどれだけ危ういものでも自身は総じて納得を覚えるとされている。
大抵の場合、通常の固有スキルと同系統の必殺スキルの場合も、固有スキルが必殺スキルに進化したのではなく、下位互換の固有スキルを持っている模様。
また早い段階で取得していても進化で出力が上昇したり、バリエーションが増える場合もある*122

人型<エンブリオ>の特性

メイデンやアポストルのみならず、その他の<エンブリオ>であっても、人に近い姿形容姿を持つ<エンブリオ>にはいくつかの特徴がある。
 
①食事の内容が異質
各々なんらかの食性があり、理由は設定されているが「特に意味はないもの」らしい。

②強い思いに呼応してより強力に進化
絶対とは言えないが、人に近い<エンブリオ>は、<マスター>の必要や強い思いに感化されて進化が定まるところがあるため、窮地を味わうほどそういった状況に抗える<エンブリオ>になりやすい模様。

ビルド論

<Infinite Dendrogram>において、サービス開始後、初期から中期にかけて、最も多く議論され最盛期を迎えた、最強のジョブ構成論のこと。
当時は、常識を超えた力を持つ<超級エンブリオ>に進化した人もおらず、天井知らずの超級職もほとんどが<マスター>の手に入っていなかったため、最上位層は合計レベル500カンストと<上級エンブリオ>であった。そのため、この常識的な強さの探求が数多く行われた。
“ガードナー獣戦士理論”、“野伏初撃必殺理論”、“【ジェム】生成貯蔵連打理論”、“生贄MP特化理論”など数多くのビルドが議論され、実践された。
 
しかし、<超級エンブリオ>や超級職に就く人が出てきて、超級職の<マスター>とカンスト<マスター>との隔絶した差や、<超級>とそれ以外の人とのもっと絶対的な格の差が目立つようになり、ビルドを必死に考えて構築しても、<超級エンブリオ>や超級職のごり押しに敵わないことが明らかになり、ビルド論は衰退し、現在ではほとんど議論されていない。
勿論、現在でもビルド構成は勝敗を決める重要な要素ではあるが、それはあくまで<超級>同士や準<超級>同士、カンスト以下の<マスター>同士という同じ領域での話であり、上の領域の人にはごり押しでやられることに変わりはない*123
 
現在の主流は、「前衛なら、AGI型かEND型を選べ」「ある程度自身の<エンブリオ>にシナジーしたビルドにしろ」くらいである。

最終奥義(ファイナルブロウ)

特殊超級職や【魔王】シリーズ、特定の超級職にのみ存在する奥義を超えた奥義。
発動条件や習得条件が非常に厳しく、また発動に伴うコストなども膨大で、何よりスキルを使うこと自体が死*124とほぼ同義という、文字通りの“最後”の切り札。
と思われていたが、実際には配下のみ殺すものから、スキル発動条件を満たさない場合のみ死ぬリスクがあるものまであり、必ずしもコスト膨大&使用=死とは限らない。
最終奥義が存在しない超級職でも、才能ある人物が新しいスキルを作り、それが最終奥義として<アーキタイプ・システム>に登録されることもある。

最終奥義リスト

【女教皇】:《聖者の帰還(ウルファリア・エルトラーム)
【破壊王】:《破界の鉄槌(ワールド・ブレイカー)
【狂王】:《ラスト・バーサーク》
【堕天騎士】:《ダーク・レクイエム》
【聖剣姫】:《■■切断》
【暗殺王】:《相死相殺》
【蟲将軍】:《一寸の虫にも五分の道連れ(イーブン・ア・ワーム・ウィル・バーン)
【炎王】:《超新星(スーパー・ノヴァ)
【超操縦士】:《マシン・ソウル》
【死霊王】:《死が一人を分かつまで(アンティル・デス・ドゥ・ミー・パート)
【猛毒王】:《運命(デスティニー)
【飛将軍】:《バード・ストライク》
【竜征騎兵】:《我が竜を見よ(ドラゴン・エンブレム)
【牽牛王】:《ロデオドライブ》
【震王】:《大崩壊(カタストロフィ)
【魔砲王】:《魂の咆哮(ソウル・キャノン)
【怠惰魔王】:《怠惰の終焉(ジ・エンド・オブ・スロウス)
【色欲魔王】:《色欲の終焉(ジ・エンド・オブ・ラスト)
【傲慢魔王】:《傲慢の終焉(ジ・エンド・オブ・プライド)
【強欲魔王】:《強欲の終焉(ジ・エンド・オブ・グリード?)
【嫉妬魔王】:《嫉妬の終焉(ジ・エンド・オブ・エンヴィー?)
【暴食魔王】:《暴食の終焉(ジ・エンド・オブ・グラトニー?)
【憤怒魔王】:《憤怒の終焉(ジ・エンド・オブ・ラース?)

輝麗愚民軍(フゥリーユーミンジュン)

黄河クランランキングトップクラン。クランオーナーは【舞姫】輝麗。
その実態は輝麗の姫サークルであり、絶対的な統率力を持つ所属人数最多の世界最大のクラン。
黄河決闘ランキングの三位から七位の<マスター>達で構成された、“五支将”と呼ばれる戦力を擁する。

服装

MMOにおいて装備の性能を最優先にして追求した結果、服装が凄い事になるのはよくあるが、この<Infinite Dendrogram>であっても例外ではなく奇妙な服装の<マスター>は多い。(特に、特典武具はデザインを選べないので、特典武具を数多く所持し、装備する<超級>などはちぐはぐな服装になりやすい傾向にある)
 
しかし、どれだけ奇抜な服装であろうと、ティアンからは「<マスター>だから仕方ない」と流されてしまう風潮であるため、<マスター>の異様な服装に言及される事は余り無い*125。(但し全裸は除く)

“物理最強”

ドライフ皇国の<超級>、【獣王】ベヘモットの通り名。
 
MP・SP・LUC以外のステータスの合計が一番高いことから、“物理”においてトップクラスの実力を誇る、“最強”の名を冠する三人の<マスター>の内の一人。
個人戦闘型と広域殲滅型のハイブリットであり、アルター王国・ドライフ皇国・レジェンダリアの西方三国最強と謡われ、実際、その戦闘力は<超級>の中でも飛び抜けていて、神話級<UBM>を複数回討伐しており、<SUBM>相手にも互角以上に戦うことができる。
 
<マスター>のベヘモットはレベルこそ異常に高いが、【獣王】のジョブ自体があまりステータスが上がらず、<エンブリオ>のステータス補正も皆無なため、HPが十万程度、STR・AGI・ENDが一万前後とレベルに比してステータスは低い。
しかし、<Infinite Dendrogram>最大のステータスを誇る<超級エンブリオ>の【怪獣女王 レヴィアタン】とかつて最強と謳われたセオリー“ガードナー獣戦士理論”によって最強の怪物となっている。
管理AI5号(キャタピラー)を困らせる加害者の一人。

変態の国

主にレジェンダリアの事を指す。
所属<マスター>の比率は『常人50%・性癖を隠した変態40%・性癖を隠さない変態10%』である。
さらに討伐・クラン・決闘の各ランキングトップが全て変態で埋め尽くされている。*126
尚、レジェンダリアではバイセクシャル程度なら常人に分類される上、レジェンダリア民による集計のため上記比率は参考値程度でしかない。

冒険者ギルド

各ジョブの専門ギルドとは異なり、討伐・護衛・収集・雑事など多岐にわたる依頼の斡旋所。*127
登録してギルドカードを受け取れば、どんなジョブであっても<マスター>・ティアンを問わずに依頼(ギルドクエスト)を受注できる*128
但し「ログアウト中の<マスター>の行方」等、プレイヤーのリアル側に抵触する依頼は受理されない。

牧童

家畜の世話をする子供のこと。
ごく一般的な職業だが、時に【元始聖剣 アルター】に【聖剣王】として選ばれたアルター王国初代国王のアズライト・アルター や“■■”であるマールなどといった傑物が生まれる出自でもある。

ま行

<マジンギア>

ドライフ皇国の主力戦闘兵器。正式名称は<魔法と歯車(マジック・アンド・ギア)>。
戦車型(タンク)の<ガイスト>と機械式甲冑(パワードスーツ)の<マーシャル>の二種類が存在するほか、発展形として人型機動兵器の<マーシャルⅡ>が開発されている。
 
ドライフ皇国の主力兵器で、実はカルディナを通して他国の裏ルートにも流出しているが当然価格は高騰する。
概要及び各機種の詳細については該当項目を参照。

<マスター>

この世界の人間範疇生物の内、<エンブリオ>を持つもの。
特殊超級職と【~神】以外の全てのジョブに適性を持ち、不死身であるが、頻繁に“別の世界”にその身を飛ばされてしまう。
 
…と言う設定でログインログアウトを世界観として表しているとされる。
その『滞在期間不明』と言う特性の為に通常は国家の要職に就く事が難しい。
上記理由によりジョブクエスト等も「<マスター>用」でなければ受けられない。
 
以上がゲームとしての<Infinite Dendrogram>世界観におけるプレイヤー(<マスター>)の設定である。*129
 
ログアウトやデスペナルティ時には、<マスター>が所持するアイテム類はデスドロップ以外の所有権があるものは同時に消え、再ログイン時に自身のアイテムボックス内等に現れる*130
ティアンとは異なり、特殊超級職と【~神】以外の全てのジョブに対する適性を持ち絶対に合計レベル500カンストできるようになっている。
 
<Infinite Dendrogram>サービス開始1年10ヶ月(デンドロ時間で5年半)が経過した現在では、全部で一千万人以上存在し、諸々の理由で同時に存在(ログイン)しているのは数十万人以上いると言われるが、サービス開始前にも少数ながら存在していたらしく、謎が残っていた。
実際のところは<Infinite Dendrogram>開始以前、管理AI13号(チェシャ)が<マスター>の存在周知活動などの一環として、様々なアバターを使い分け<マスター>を演じていたことに起因している模様。
 
余談だが、七大国家ではティアンが左手の甲へ紋章を施すことや、「自分は<マスター>である」と偽証することは法律で禁じられており、違反者には極刑に代表される厳罰が科される。
<マスター>には<エンブリオ>によって特殊な力を持つ者が多く、<マスター>を騙って脅迫などの悪事に手を染める者が多かったためにできた制度である模様。

“魔法最強”

カルディナの<超級>、【地神】ファトゥムの通り名。
 
最低でも億単位という全人間範疇生物(<マスター>・ティアン)はおろか、<UBM>も含めた全非人間範疇生物(モンスター)を入れた“現在<Infinite Dendrogram>に存在する全存在”の中で最大のMPを持ち、“魔法”において最強の実力を誇る、“最強”の名を冠する三人の<マスター>の内の一人。
 
広域殲滅型と個人戦闘型とのハイブリットであり、広域殲滅型としては七大国家最強とも。
所属クラン<セフィロト>の九人の<超級>の中でも頭一つ抜けた戦闘力を誇る。
管理AI5号(キャタピラー)を困らせる加害者の一人。

魔法戦士ビルド

魔法職をメインに、優れたフィジカルのジョブをサブにおくことで万能の魔法戦士を目指すビルド。
しかしながら、上級職の範囲ではどっちつかずの弱い性能になり、異なる系統の超級職を複数取得するのも困難であるため、実際に魔法戦士ビルドを実践する人は少ない。

みたらし

椋鳥玲二の通称、あるいは彼の特性。
姉や兄の影響で、無自覚のうちに相手の心に触れるような発言をし、さらに言葉だけでなく行動で示す。
熱くなればなるだけ、よりクリティカルな発言をする。
()んな()()()」「()さかいなく()()()」のどちらかの略だと思われる。
なお、本人は「別にみたらし団子を頻繁に食べていた記憶はないんだが……」と言及している。

ミミック

宝箱に擬態したモンスターの総称。
アンコウやシャコガイから変化したもの、スライムの変種、宝箱が呪いの武具と化したものなどが存在する。

メインジョブレベル1000オーバー

レベルアップに必要な経験値の量はメインジョブのレベルに依存し、レベルが高くなればなるほど、レベルアップに必要な経験値の量は増えていく。
特に、メインジョブレベル500までとメインジョブレベル501~1000では、レベルアップに必要な経験値の量が後者が前者の30倍以上と一気に増えるため、メインジョブレベルが1000を超える人はみな、かなり大規模な殲滅攻撃による狩りを行うか、レベルや経験値に関係した特殊なスキルを保有しているか、その影響を受けている。
ちなみにモンスターを狩るよりも、ティアンを殺した方が取得経験値効率は格段に良い。*131
 
<メインジョブレベル1000オーバーリスト(現在)>
【破壊王】シュウ・スターリング
【地神】ファトゥム
【獣王】ベヘモット
【犯罪王】ゼクス・ヴュルフェル
【疫病王】キャンディ・カーネイジ
【龍帝】蒼龍人越
【喰王】カタ・ルーカン・エウアンジェリオン
【鎌王】ヴォイニッチ

<メインジョブレベル1000オーバーリスト(過去)>
【龍帝】黄龍人外
【大賢者】フラグマン
【聖剣王】アズライト・アルター
【覇王】ロクフェル・アドラスター*132
【龍帝】紅龍人超

メテル

<Infinite Dendrogram>内の長さの単位。
1メテル=1メートル。

<モヒカン・リーグ>

モヒカンの、モヒカンによる、モヒカンのためのクラン。
オーナー(総長)はモヒカン・オメガ*133
クラン参加条件は「髪型がモヒカンである」事だけで、名前は条件にされていないので、名前もモヒカンなのは稀。
各国に支部がある珍しい形態のクランで、言動に世紀末感が漂うが基本的に「いいひと」が多く所属する善良なクランである。
各国に支部があるため、数々の事件に巻き込まれることが多くなり、彼らの善行に反して、世紀末の雑魚キャラのようにやられることが多い。
クランに入る場合はモヒカンにする必要があるため、一度ツルッぱにしてから、モヒカンラインに髪の毛を生やすポーションを塗る模様。
 
尚、モヒカン全てがこのクラン所属、という訳でもない為、モヒカンだからといって信用するのは考え物である。

モンスター

非人間範疇生物のこと。
<Infinite Dendrogram>の世界において独自の生態系を構築し、中央大陸の国々をはじめとする各地に様々な種族が生息している。
《魔物言語》《非人間範疇生物言語》などと呼ばれる独自の言語体系を持ち、それによってコミュニケーションを行うことができる模様。
 
本来はティアンと同様、死体が残り、保有リソースが全て経験値に変換されていたが、管理AIによって、ドロップアイテムの概念が追加されため、総じて取得経験値効率が悪くなった。
 
詳細については該当項目を参照。

や行

闇属性

三大属性に属さない属性の一つ。
対生物特化属性で、対物ダメージはほぼ皆無であり、物を壊すことは出来ないが、生物に対しては物理防御を半ば無視してダメージを与えることが出来る。
同じ属性である闇属性や相反する属性の聖属性は干渉が可能*134であり、結界や魔法防御を纏えば威力を減衰・防御することは可能。

<優越の天空城>

所在不定の【傲慢魔王】就職用の神造ダンジョン。
<厳冬山脈>などさまざまな場所に出現し、ダンジョン内部には天使が出現する。普段は巨大な雷雲の中に隠れている。
第二次鋼騎戦争の前にケイデンスによって攻略された。

融合スキル

ガードナー系列に多く発現し易い<エンブリオ>の固有スキルの分類の一つであり、文字通り<マスター>と<エンブリオ>が一つに重なるスキル。*135
 
融合前にある程度のチャージ時間が必要であり、チャージ中は他のスキルを使用できないことや、効果を発揮するまでにタイムラグが生じる等、リスクが重めだが、「<マスター>狙い」と言うガードナー系列共通の弱点を克服出来る事が最大の強みである。

<UBM>

<UBM>担当の管理AI4号(ジャバウォック)によってデザイン、あるいは認定された、“世界に一体しか存在しない”特別なボスモンスターの総称。
ユニーク(Unique)ボス(Boss)モンスター(Monster)の略。
 
例外なく特異の固有能力や高い戦闘力を有する、ある意味ではモンスター側の<マスター>と言ってもいい存在で、<マスター>・<エンブリオ>・ウインドウ・ドロップアイテムなどと同様に、管理AIの干渉前には存在していなかったシステム。
 
超級(スペリオル)神話級(マイソロジー)古代伝説級(エンシェントレジェンダリー)伝説級(レジェンダリー)逸話級(エピソード)の五段階の等級があり、特に超級<UBM>は<SUBM>と区別される。
 
詳細は該当項目を参照。

妖刀

腕の良い鍛冶師によって打たれた刀が怨念やリソースを留めこんで変化したもの。呪いの武器の一種。
人やモンスターを大量に斬った後に持ち主の死亡等で野晒しにされると変化しやすい。

天地で打たれた刀は質が良く、怨念やリソースを留めやすいため半分ほどが妖刀になる。

ら行

ラーニング

他者の能力やスキルを学習・再現するスキルの俗称。
ラーニング能力持ちは<エンブリオ>、<UBM>ともに存在するが、ラーニングのストックが増えていくほどストックの保持にリソースを割かなければならなくなる。そのため何かしらの制限を要するかそれ以外の要素に関して弱体化、成長の鈍化が生じる。

ランキング

七大国家に所属する<マスター>・ティアンの中で、定められた基準を満たした上位者が載るもの。
討伐・決闘・クランの三種のランキングがあり、上位三十名までが自身のメインジョブと共に名をランキングに載せる*136
ランキングは三ヶ月(リアル時間で一ヶ月)毎に更新され、<マスター>のランカーは<戦争結界>発動中も発動国家内にログインできる。

  • 討伐ランキング
    自身が討伐したモンスターに個別に与えられたポイントの合計で順位が決まる。
    ボスモンスターや<UBM>などの強力なモンスターを少数討伐するよりも、上級の通常モンスターを大量に討伐した方が効率が良いため、上位ランカーは広域殲滅型が多い。
  • 決闘ランキング
    決闘施設での勝敗によって順位が決まる。
    三十位以内のランカーは基本的に自由に上の順位の相手と試合ができるが、三位以内の順位のランカーには一つ下の順位でなければ挑戦できない。
    また、上位ランカーは月に一度下位ランカーからの挑戦を受けなければならない。勝利した場合その後一ヶ月挑戦を拒否できる。
    三十位未満の非ランカーは予選を勝ち抜くことで三十位への挑戦権が得られる。
    尚、挑戦された試合に出なかった場合不戦敗となる。
    ティアンのランカーが死亡した時【契約書】などを使用していなかった場合、一時的にその順位が空席となり決闘施設で最初に挑戦を行った者に順位が与えられる。
  • クランランキング
    クランメンバーが保有するクエスト成功報酬のポイントの合計で順位が決まる。
    そのため、クランメンバーの人数が多いほど順位が高くなりやすい。
    ランキングに名前やメインジョブが載るのはオーナーだけであるが、クランメンバー全員がランカー扱いとなる。

リソース

人間範疇生物(<マスター>・ティアン)のジョブ・モンスター・<UBM>・アイテム・<エンブリオ>・自然が保有する、ある種のエネルギー資源のこと。
様々な形でやり取りされ、<Infinite Dendrogram>における生命の営みとはリソースの集中・分配、消費・増幅であると言える。
使用される用途は以下の通り。

  • モンスターを討伐すると、そのモンスターが保有するリソースはドロップアイテムと経験値に変換され、残りは管理AIに回収される。その後、リソースを失った肉体は光の塵となる。*137*138
  • 管理AI4号(ジャバウォック)が■■■■■というリソースをモンスターに与え、<UBM>を造る。
  • <UBM>が人間範疇生物(<マスター>・ティアン)に討伐された場合、■■■■■由来のリソースと通常のドロップアイテム分のリソースが特典武具となって、討伐者に与えられる。
  • <UBM>が<UBM>に撃破された場合は勝利した<UBM>が、通常の経験値だけでなく、■■■■■由来のリソースをも獲得し、強化される。
  • <マスター>を撃破すると、その<マスター>のアバターが保有するリソースは、一部が経験値に変換され、大部分を管理AIに回収されて、リソースを失ったアバターは光の塵となる。
  • ティアンを殺すと、そのティアンが保有するリソースのほぼ全てが経験値に変換される。そのため、同じ合計レベルの<マスター>とティアンでは獲得できる経験値がティアンの方が多くなる。
  • アイテムに含まれるリソースをコストとして、様々なスキルを起動する。

【屍要塞】は真珠化によって相手を完全遺骸化して固めてから捕食することで、全てのリソースを自身の物にしている。また、解体系のスキルも自然界行きのリソースを幾らかドロップに寄せてる。
ちなみに、管理AIに回収されたリソースは、管理AI1号(アリス)が行う、『アバターから回収したリソースに加えて、経験値になって失われた分を補って、<マスター>のアバターを再構成する作業』や管理AI5号(キャタピラー)が行う、『環境の修復やセーブポイント周辺の環境改善する作業』などに使用される。

①ティアンの名前
黄河帝国では皇族男児以外がこの字を名乗る事は許されていない。*139*140
 
②東洋型のドラゴン
形が異なるが、他は西洋型の【竜】と同じく、“天竜種”・“地竜種”・“海竜種”の三種族いて、亜竜と純竜に分類されていて、一族の王は【竜王】である。

【竜王】

<UBM>の分類の一つ。純竜の中の一族の王の総称。
多くが【ハイエンド・○○・ドラゴン】が<UBM>に認定されてなる。
ドラゴン系<UBM>の約半数が【竜王】であるため、その強さはピンキリで、伝説級の個体から、神話級最高峰や【天竜王】【地竜王】【海竜王】の三大竜王にいたっては<イレギュラー>であったりと“古龍”に匹敵する個体も存在している。
また、元の【ハイエンド・○○・ドラゴン】自体が伝説級モンスター以上の力を持っているので、それが<UBM>に認定された【竜王】には基本的には逸話級は存在しないが、【ハイエンド・○○・ドラゴン】でないドラゴンでも生まれつき特殊能力があったり、ジャバウォックにデザインされたりすると【竜王】となることがあり、その場合は逸話級<UBM>となる。
基本的に【○竜王 ドラグ○○】というネーミングで固定されている模様。*141
同じ一族内で【竜王】が死亡すると、次に一定の才能と強さを持つドラゴンが同名の【竜王】となるが該当者がいないと空位のままになる。
 
もちろん、【竜王】ではないドラゴン系の<UBM>にも【三極竜 グローリア】のように強力な個体も存在するため、【竜王】でないからと言って決して弱い訳ではない。
才能と強さを持ち、かつ能力特性が同じ一族の中でより逸脱していると【竜王】でない<UBM>として登録され、それらのドラゴンが新しい一族を広げてその子孫から新種の【竜王】が誕生していくこともある模様。

リル

<Infinite Dendrogram>の共通通貨。
レートは1リル=10円ほどで、銀貨一枚が1000リルに相当する。
なお、キャラメイク時に貰えるスタート時点での所持金は5000リルである。
因みにモンスターが通貨を直接ドロップする事は無いので、基本的にはインフレの心配をする必要は無い。*142
世界中何処の国でも基本的に使用できるが、唯一“監獄”だけは『ジェイルリル』という別通貨が使用されている。

ルーキー

一般的に<Infinite Dendrogram>を始めたばかりの<マスター>のこと。
<エンブリオ>が第三形態以下の<下級エンブリオ>の<マスター>を指す。

錬金貯蔵伝説級連打理論

【盗賊王】が考案・提案した【魔将軍】ローガン・ゴッドハルトのビルド理論。
タイプとしては【ジェム】生成連打理論の変異進化版と言えるビルド理論で、<超級エンブリオ>【技巧改竄 ルンペルシュティルツヒェン】・【魔将軍】・錬金術師系統・召喚師系統を前提としている。
 
【ルンペルシュティルツヒェン】によって、生成量10倍・生成確率100倍にした錬金術で下位金属を上位金属に変換して、それをコストとしてあらかじめ捧げておき、戦闘ではその有り余るコストに任せて、《コール・デヴィル・ギーガナイト》と同時召喚数を10倍にした《多重同時召喚》によって伝説級悪魔を何十何百と召喚し軍団を形成して戦う。
ジョブスキルの数値10ヵ所まで10倍にする<超級エンブリオ>を持つローガンにしかできない反面、悪魔を使い分ける必要も、戦術を考える必要も、コストを惜しむ必要もなく、一体でも大抵の相手はあっさりと蹴散らせてしまう伝説級悪魔の大軍で蹂躙する非常に強力な戦法。
さらに【高位人形師】のレアスキル《分身人形(エイリアス)》によって生み出されたスキルを最大10個まで貸し出せる人形に自身の代わりにスキルを使わせることによって、ステータスが低いローガンが危険な戦場に直接行かなくても済むようになっている。
 
しかし、この理論には続きがあり、【高位錬金術師】に就き、生成量10倍・生成確率100倍以上にした奥義によって、神話級金属を生成し、一定量ごとに塊にして捧げておき、戦闘ではそのコストを使い【魔将軍】の奥義《コール・デヴィル・ゼロオーバー》と10倍化した《多重同時召喚》によって神話級悪魔を何十何百と呼び出して軍団を形成するという、この理論の最終完成形であり、広域制圧型の極みの一つとも言える錬金貯蔵神話級連打理論とでも言うべき理論も思案されているが、こちらは【盗賊王】の判断によって未だローガンには伝えられていない。

魔王(ロード)

対応した神造ダンジョン(【魔王】就職用ダンジョン)をクリアすることが就職条件になっている超級職で、特殊超級職である【邪神(ジ・イーヴィル)】の試作型超級職。
特別な血筋や才能を要求される特殊超級職の真逆の超級職であり、超級職に要求される様々な才能を無視した超級職。
【魔王】シリーズは兼任できないよう先代管理者によってロックがかかっている。
 
七つの【魔王】各々が持つ能力・特性が変化した能力・特性を【邪神】は持っている模様。
その全てが最終奥義を有し、寿命の減少などの安全装置が先代管理者によってデメリットの一環として組み込まれている。
ちなみに、就職用ダンジョンは人間範疇生物がパーティを組むと難易度が桁違いに跳ね上がる仕様になっているため、ソロ攻略が基本。
 
現在【魔王】シリーズの超級職に就いているのはティアンの【強欲魔王】と<超級>である【怠惰魔王】【暴食魔王】【嫉妬魔王】、及び<超級>ではない<マスター>【色欲魔王】【傲慢魔王】であり、<超級>の【魔王】3名は全員レジェンダリアで指名手配されている。
 
<【魔王】の能力が元となった【邪神】の能力>
【怠惰魔王】:【邪神】の自然物の眷属化スキル《眷属変性》
【暴食魔王】:【邪神】の死者のリソース収集機能
【色欲魔王】:【邪神】の生命体の眷属化スキル《眷属変性》
【嫉妬魔王】:不明
【強欲魔王】:【邪神】の記憶と器の継承
【傲慢魔王】:【邪神】の<アーキタイプシステム>外の存在への無敵化と情報隠蔽
【憤怒魔王】:【邪神】の後世代性能強化?

ログアウト

<infinite Dendrogram>を中断して、現実側へ戻ること。
ログアウト時には次回ログインポイントをセーブポイントと現在位置のどちらにするかの選択が必要。
通常のログアウトには30秒の時間が必要であり、その間誰にも触れられず攻撃もされてない状況でなければログアウトはできない。
また身動きを制限する状態異常を受けていてもログアウトできない。
一方、デスペナルティになった場合にも強制的にログアウトされる。
指一本動かさなくても“自害”により即デスペナルティにはなれるため、他者からログアウトを阻止されている場合でも緊急時には現実側へ戻ることが可能である。

六門事件

百数十年前に、レジェンダリアの吸血氏族の領地に近い場所で行われた地脈利用特殊魔法兵器開発実験が失敗したことによって起こった事件。
当時の【鮮血帝】をはじめとする多くの吸血氏族が死亡、彼らの領地<常夜の地>も滅んだ。
<SUBM>である【六門開口 ゲート・オブ・シックス】を生み出した。

ロストジョブ

何かしらの要因で就職条件やジョブの存在自体が忘れ去られ、誰も就いていない状態となったジョブのこと*143
就職条件が不明な多くの超級職や血筋等が断絶した特殊超級職を始めとして、まだかなりの数が存在している模様。
最近、煌騎兵系統の上級職【煌玉騎】が解禁されロストジョブから外れた。
 
現時点でロストジョブだと明言されているのは、
複数スキル特化型混合超級職の【聖焔騎】
詐欺師系統の超級職
鉄砲鍛冶系統の魔法式銃器を作成する派生職
煌騎兵系統の超級職【煌帝】
アクセサリー作成特化の超級職
カルディナの特殊超級職である【宝皇】
...など。
 
なお、【覇王】は(最難関の就職条件を持つ)激レア超級職であるが、当時の【覇王】が生きたまま今も封印されているため、誰も就くことができず、一般には特殊超級職のロストジョブであるとされている。

わ行

  • 内容

英数・その他

STR極振り

ある意味MMOでは定番である、ネタと浪漫で構成される廃人ビルドの一つ。
しかし、<Infinite Dendrogram>においてはAGI値が『アバター自体の速度』に直接影響を与える仕様の為、前衛戦闘職であれば、敵の攻撃を避ける“AGI(敏捷)型ビルド”か、AGI型の連続攻撃に耐える“END(耐久)型ビルド”のどちらかが普通であり*144、もし“STR(筋力)型ビルド”であれば、攻撃を“当てられない”、敵の攻撃を“避けられない”、敵の攻撃を“耐えられない”の三重苦になる為に、基本的に<Infinite Dendrogram>においてSTR型ビルドを取る人はいない。
 
ただ、こういうものには常識を超えた例外がつきもので、リアルから持ってきた超絶戦闘技術によって、相手が超音速機動を行っても、無理矢理STR型ビルドで戦う人もいる*145

一億三千万リル

【破壊王】がノズ森林を焼き払った時の賠償金額。
尚、<超級>にとってはさほどの金額ではないらしい。

三十三億リル

【破壊王】のエンブリオ【戦神艦  バルドル】が対フランクリン戦で消費した弾薬のお値段。
ただし、これまでの“バルドルが一度の戦闘で使った金額ランキング”では五位にも入らない。

お約束

<Infinite Dendrogram>という作品にはいくつかのお約束が存在する。

  • シナリオにおいて重要度の高い人物以外の上級<マスター>・超級職のティアン・準<超級>は、<超級>や<UBM>のかませ犬
  • 劇中で《クリムゾン・スフィア》を使った人物の死亡率100%
  • 何か事件が起きる原因は大体フラなんとか*146のせい
  • はっきりと「破壊された、死亡した」と明言されていない、失われたモノ・行方不明の人物やモンスターは、誰かが持っている(何処かで生きている)

第○部

シリーズの分類。
序章~第三章までが第一部ログイン編、第四章~現在までが第二部戦争編である。(外伝は除く)
現在の予定では、第三部諸国編(長期)、第四部最終A、第五部最終B、第六部最終C、と続いて行く模様。

デンドロ・コスト・イズ・パワーシステム

<Infinite Dendrogram>ではコストをそのまま自身の戦力に変換することができるジョブや<エンブリオ>が多数存在する。
そのため、コストをかければかけるほど強くなれるので、生産系ジョブや<エンブリオ>によって生産性が非常に高い存在はちゃんと強い、ということ。
 
逆に言えば、そうしたコストを力と変えるシステムの使い手が強さを発揮するためには、よりコストをかける必要がある。
よって戦力増強に外部リソースを使う存在が戦う場合、一度の戦闘で何十億リルから何百億リルもの大金が消費されることもある。

()

何らかの意味を含ませるときによく使われる。
例:聖騎士(),ヒロイン(),閣下()など

物・者・もの・モノ

<Infinite Dendrogram>では、「もの」は表記によって意味合いが異なっている。


  • アイテム・装備・兵器など字の通り物。

  • 人間範疇生物(<マスター>・ティアン)のこと。
  • もの
    上記の「物」「者」に加えて、モンスターなども含まれる。
  • モノ
    人間じゃない存在・人外・化け物・怪物など異常・異様な存在のこと。

完全耐性・無効・無敵

  • 完全耐性
    耐性100%のことで、対象の状態異常にならず、対象の属性によるダメージを受けない*147。対象の属性の副次的な影響*148は受ける。耐性突破スキルや状態異常スキルの出力によっては突破されることもある。
  • 無効
    対象の状態異常にならず、対象の属性によるダメージだけでなく、副次的な影響も受けない。耐性突破スキルや状態異常スキルの出力によっては突破されることもある*149
  • 無敵
    対象の状態異常や属性による一切の影響を受けない。耐性突破スキルや状態異常スキルの出力の影響も受けない*150
    しかし、概念そのものを破壊可能な場合、突破できる模様?

空間

この物語における空間にはいくつかの性質が存在する模様。

  • 空間干渉系能力がないと一切影響を与えられない。物理的に物を置いたりしても、それは空間の中を埋めているだけで、空間そのものには一切影響を与えていない。(以下の性質は空間干渉系能力があった上での話である)
  • 空間自体は固体に近い性質を持つが、非常に強固で専用のスキル無くしては基本的に形を変えたり、破壊したりできない。(例外的に、100万のSTRや《破界の鉄槌》の異常な攻撃力であれば、力尽くで剥ぎ取ったり、破壊したりできる)
  • 専用のスキルで固定されると、空間干渉系以外のあらゆるもの・攻撃・現象を阻む絶対防壁となる。
  • 専用のスキルで空間を拡張したりしても、基本的に内部の物質の量や形を変えることはない。
  • どんな形であれ、空間が破壊された場合にはそこに虚空が発生し、自動的に空間を修復しようとして、周りの空間が集まって虚空を埋めようとする。その際、埋めようと移動する空間上のものは物理的な強度に関わらず引きちぎられ、虚空内のものは押し潰される。

名称不明

“■■”

【天竜王】が全てを失ったマールに見出したもの?ジョブである模様。

■■L

「メイデンの、いえ、<エンブリオ>の<エンブリオ>たる所以。もう失われた、意味のない機能だけれど……メイデンとアポストルにだけはまだ残っている」
「アポストル……?」
「此等が危機感の産物なら、アポストルは使命感の産物。真に生きていれば持ちえる心。意思までも仮初のままでは持ちえぬ<エンブリオ>だからこそ、あのシステムは残留しているの」

ある言葉の英訳の頭文字三つを取ったもので正確には■■■■■ ■■ L■■■
<マスター>の生命危機と生存意思を感知し、<エンブリオ>の蓄積経験値が足りていた場合に実行可能となる。
『ここで死ぬ(諦める)くらいなら可能性上げるために無理な進化する』という危機感(メイデン)使命感(アポストル)から派生した産物。
<マスター>が実行するか中止するかを選択することができるが、時間内に決定しないと強制的に実行される。
実行時の現状蓄積経験より採りうるパターンから現状最適解を算出し、対象の<エンブリオ>に対して緊急進化を実行する。
ただし、負荷軽減のため次回進化までの蓄積期間が延長される(次回進化がかなり遅れる)。*151

■■■■■

管理AI4号(ジャバウォック)が<UBM>と共に管理しているもので、リソースの一種。第0形態になれなかった<エンブリオ>。
モンスターが体内に取り込むと、そのモンスターの適正に合わせて各種固有スキルの添加、及び肉体の再構成、エネルギー供与(リソース追加)、死後特典化機能の付与を行う。
 
■■■■■に適合するかどうかはモンスターの才能次第。
適合しない場合、モンスターは破裂し、■■■■■は管理AI4号(ジャバウォック)に回収される。
適合した場合、<UBM>に変化する。
 
適合した■■■■■の個数が多いほどより強くなり易いが、基本的に一体のモンスターに付き一個だけ適合し、複数個適合するには非常に高い才能が必要で、<UBM>になったモンスターでもほぼ全員が破裂してしまう。
そのため、二千年の中でも特に才能豊かな<UBM>百体程度にしか、複数個の■■■■■を与える実験は行われておらず、成功例は十体に満たない模様*152
また畸形のモンスターが成長して生命活動に支障が無かった場合、畸形自体が珍しいことから<UBM>に認定されやすく、その上<UBM>化させる際に■■■■■を複数個適合する確率が比較的高い(決して必ず成功する訳ではない)模様。
 
なお、■■■■■がなくとも<UBM>の域に至って認定されるモンスターもいるが、その場合も■■■■■は与えられ、命名とエネルギー供与(リソース追加)、死後特典化機能の付与のみ行われる。

<UBM>が人間範疇生物(<マスター>・ティアン)に討伐された場合、■■■■■は、その<UBM>の魂・概念と共にMVP特典に変化する。
<UBM>が<UBM>に討伐された場合、■■■■■は、純粋なリソースへと変換され、相手の<UBM>の■■■■■に吸収される。更に自身よりも格上の<UBM>を倒した場合はその<UBM>のレベルの上限を上昇させる効果も持つ。

現実世界

<NEXT WORLD>

<Infinite Dendrogram>が発売される前に開発発表された初のダイブ型VRMMO。
「ダイブできること自体がすごいよね!」的なオーソドックスにイメージできるVRMMOという印象だった。
なにやら「健康被害」を引き起こしたらしく、失敗作の烙印を押されたとされている。

RMT(リアルマネートレード)禁止法

通称。正式名称はもうちょっと長い。
作中時間2030年から世界的に施行されている法律で、ゲームをリリースした企業以外によるゲーム内の仮想通貨・資産と現実の通貨・資産の交換を一切禁止するという内容。
 
初代ダイブ型VRMMO<NEXT WORLD>の開発発表がされた後なので、一説には『第二の居住空間であるダイブ型VRMMO内での財産が、現実の経済にまで大きな影響を及ぼさないようにするため』だとも、技術進歩に伴っていずれは生活基盤にすらなりえると予想されたVRMMOを後ろ暗いマネーロンダリングや詐欺の温床としないための国際法だったとも言われている。
 
<NEXT WORLD>は失敗したが<Infinite Dendrogram>は「第二の居住空間」として成功したためRMT禁止法の施行は正しかったという意見も多い。

樹廻流

椋鳥修一が修めた古武術の流派。武術としては『気』と『回転運動』が特徴である。*153
この流派の達人が使う技は身体の回転を起点とし、大木を蹴り砕く威力を持つ。
『木断』や『根砕』、『枝捻』等々、技名全てに植物への殺意が高い名称が使われている。

イントゥ・ザ・シャドウ

漫画家・一宮渚による異能バトル漫画。
二年以上続いた連載作品だったが、掲載誌である月刊誌が出版社が倒産してしまい、「第一部完」となった。
他社に拾ってもらい連載再開、かと思われたがスランプで描けなくなってしまい、そのまま止まっている。

月世(げっせい)の会> (宗教団体)

終末医療が発端の宗教団体で、「枷に囚われた肉体より離れ、真なる魂の世界に赴く」「自由なる世界で、己の魂の赴くままに自由を謳歌せよ」を教義とする。
現教主は扶桑月夜。祖父である扶桑月世から宗教法人を引き継いでいる。

バースエイル

人気のデジタルカードゲーム。
タイトルの意味は『誕生の翼』、あるいは『ユニバース(世界)の翼』。
デッキを構築して試合を行うオーソドックスなネット対戦カードゲームだが、遊び方が三種類あることで有名。
①従来のデジタルカードゲームのようにディスプレイに投影しての遊戯。
②視覚と聴覚に対応した非ダイブ型VR機器を用いた遊戯。
③アミューズメント施設の大型筐体を用い、ホログラフィック技術で空間投影する迫力と臨場感あふれた遊戯。
いずれもプレイヤーデータは共通であり、自分のプレイ環境に合わせて遊戯できる。
特に大型筐体形式がその迫力と『大型筐体のプレイ後にしか排出されないカード』の存在から人気であり、全国大会の決勝トーナメントでの超大型筐体での試合は臨場感において他のデジタルカードゲームと一線を画す。

ウォー・グラウンド

非ダイブ型のVRFPS。
細かなグラフィックと超リアルな音響が特徴で、些細な動作や幽かな接触による音、さらには銃撃戦で弾丸の命中音(人体含む)までも演算して完全再現する、心臓の弱い人お断りゲーム。

電遊研の副部長はこのゲームのバトルロイヤルルールの王者であり、「動作による音の発生を抑えつつ、ほぼ無音で相手に零距離ヘッドショットで確殺する」という射撃武器の利点を『全否定』したようなプレイングをするという。

T大

作中現実世界の日本における最高学府。入学式は武道館で行われる。
元ネタは言うまでもなくあの大学

<CID>

T大の学内サークル、<Club of Infinite Dendrogram>の略。
前年度の四年生と院生が卒業・修了した後、会員が扶桑月夜と月影永仕郎の2人となり存続の危機に陥っていた時に藤林梢が入会し、要件を満たしてサークルの維持が可能になった。

椋鳥玲二は、扶桑月夜による【窮鼠回天 バルーベリー】挑戦時のパーティメンバー参加権と引き換えに入会することに。

県立N高等学校

椋鳥玲二の母校。

電遊研

県立N高等学校にある部活の一つで正式名称は「電子遊戯研究会」
椋鳥玲二が高校生時代に所属していた。
二〇四一年設立。立ち上げ時のメンバーは当時一年生だった星空暦と左右田エルモ。
部長の星空暦による面接を通った者か、彼女が直々にスカウトした者だけが入部できた。
運営方針への異論は、全国・国際的なeスポーツ大会での華々しい活躍と星空暦の実家の太さ*154でねじ伏せていた。

ロレーヌ女学院

由緒あるお嬢様学校。
全室個室の全寮制で外出規則は厳しいが、自室での趣味活動に関しては自由。
中等部があることは確定している。

ファインダー家庭教師協会

家庭教師派遣会社。
夏目高音が家庭教師として所属している。
斡旋者(ファインダー)との関係は不明。

航海戦隊クルーズファイブ

全宇宙を荒らし回る宇宙海賊連合を相手に戦う戦隊もの。
老若男女安心して見られる作風で、一つ前に放映されていた破壊戦隊ブレイクマンの影響でマイルドになったのではないかとされている。
椋鳥修一は六人目のメンバーであるクルーズゴールドの変身前の子役俳優として出演しており、俳優仕事の中では一番好きだったと思っている。

破壊戦隊ブレイクマン

航海戦隊クルーズファイブの一つ前に放映されていた戦隊もの。
『昭和の特撮かな?』『コンプラ大丈夫?』『人死に出そうな爆発じゃん……』と視聴者に心配された怪作。
椋鳥修一はこちらの方も出演したいと思っていた。何か惹かれるものがあったらしい。


*1 スキルとして取ることで技術を必要とせず一定の効果が発揮される
*2 スキルとして取ることで正しい動きを自然にできるようになる
*3 一説には『何処かの世界に存在する職業』を基準にジョブが構築されているらしく、リアルに存在している『相撲力士』や『整備士』、別の世界に存在している『煌騎兵』を元にしているとか
*4 ただ、明確に自分の意思で動き続けてるのが一体存在する模様
*5 例外的に<神造ダンジョン>に出てくるものは、初めからアンデッドとして発生している
*6 ティアンの場合はアンデッドへの変化は不可逆でジョブを外すと死亡してしまうが、<マスター>の場合はジョブを外しても単にデスペナするだけである
*7 洞窟等の日光の当たらない場所では普通に活動できる
*8 日光による影響は個体によって異なり、影響がない個体からスキルが機能不全になる個体、継続ダメージを受ける個体などが存在する。暗闇でパワーアップする個体ほど日光でダメージを喰らう模様
*9 ティアンの【生贄】レベル50でMPが約2万上昇する
*10 通常はログアウトした地点に再ログインするため、置いていかれる
*11 デスペナルティ後の復活は、七大国家のセーブポイントに復活し、指名手配で七大国家のセーブポイントが使えない人は“監獄”で復活
*12 ただし、その双方に合致するフランクリンに関しては「噛み合わない」として勧誘を放棄している
*13 ( ̄(エ) ̄)<……<IF>って「<エンブリオ>の使い方間違ってる<超級>」の救済所か何かクマ? (=ↀωↀ=)<救済所というか、教習所というか、矯正所というかそんな側面あるよね
*14 3DCG、2Dアニメーションは不評
*15 無論、所有者が存在する建造物等を破壊すれば普通に罪に問われる
*16 《グラッジ・アンデッド・クリエイション》を独自に作り上げた【大死霊】のメイズなど
*17 簡単に言えば魔法というアプリを一からプログラムしたり一部改造するようなもの
*18 【天神】【地神】【海神】などの魔法スキル特化型超級職に関しては必須かどうかは不明
*19 2巻と3巻
*20 100リル~10万リルの間であればいくらでも
*21 中身はアイテム担当の管理AI9号(マッドハッター)が吟味もせず適当にぶっこんでいる為に管理AI9号(マッドハッター)以外の管理AIが対処に困る危険物等も混入しているらしい
*22 その金銭価値が種別を問わず軽く億を超えるであろうMVP特典など
*23 兵器から家電まで様々で本来は決して流通してはいけない危険物まで存在する
*24 「元の<UBM>と比べてステータスが落ちる」や「その<UBM>の特長や固有スキルの劣化」など
*25 <マスター>は、デスペナやログアウトによって、死体・血液を含む体液・その他<マスター>の身体に関係するものは完全消滅するため、【完全遺骸】は存在しない
*26 先々期文明から記憶を継いでいるリスト作成者のフラグマンや、【犯罪王】のように煌玉人を所有している人は例外
*27 有名な<マスター>がパパラッチ等をかわすために装備する場合を除く
*28 カジノ経営、他国の貴族への家臣としての従属等
*29 吸血氏族の王になれるのは【鮮血帝】のみとされるため、レジェンダリアの議会に参加可能な者も【鮮血帝】のみであった
*30 【冒険家】ギルドもある
*31 派遣人員は志願制
*32 “難易度八”にもなると超級職の人が必要なレベル,“難易度十”にもなると<超級>でもきついレベル
*33 “難易度十”だけ例外で、クエストによって青天井に上昇し、最低でも10240ポイントを貰える
*34 主に『徘徊する<UBM>』や『放浪する<超級>』等の存在が信頼性を下げる要因として挙げられる
*35 ティアンも所属可能
*36 登録後、クランの名称変更は不可
*37 前者は言わずもがな。後者は当時存在しなかった。
*38 <マスター>、<エンブリオ>、<UBM>を含むモンスターなど
*39 魔力や金銭などのコストに比して、与ダメージが低い
*40 一部の自傷でも発動するスキルやダメージ転換系スキルの効果は受ける
*41 現在の<UBM>の【竜王】ではなく、純粋にドラゴン達の王
*42 形状による分類である【竜】【龍】とは無関係だが、リアルの中国に伝わるような蛇に近い龍ではあったという
*43 この時期古龍人に完全ジョブリストを与えていたりした
*44 特に地元である現在の天地・黄河付近に襲来した“石臼の化身”があんまりにもあんまりな仕様だったため、絶対に敵わないと確信する。他の“化身”だったら抵抗の一つもしたかもしれない
*45 勿論センススキルで十分に補える技能もあるが、センススキルは隠蔽・詐術系等のスキルで無効化されたり弱体化されたりするのに対し、リアル能力の場合はプレイヤー保護システムによって直接の影響を受けないため、完全なスキル頼りよりも自身で優れた技能を持つ方が良い場合も多い
*46 例外的に、【ハイエンド・○○・ドラゴン】のような、その種族の最上位種や<UBM>には種族の進化は存在しない
*47 そのため、<SUBM>や<イレギュラー>は異常な才能を持ち、経験値を稼いだことになる
*48 【抜刀神】などの純粋な才能と技量で到達する者の方が少ない
*49 そもそも発動が難しいのか、スキルなので発動はできるが制御が難しいのか、単純に技としての扱いが難しいことを指すのかは曖昧。
*50 【鞭神】や【銃神】など
*51 【剣神】や【槍神】など
*52 単純な性能では先々期文明には届かないが、それに近い性能のアイテムが物凄い数あった模様
*53 全てではなく、中には光属性であっても音速にも達しないスキルも存在する。
*54 仮に、最大MP量・スキルレベル・魔法のランク等が同一の場合、火属性と同等の威力を発揮するには約5倍ものMPを消費する
*55 狙ったところに当たらない、味方に当たる
*56 オリジナル魔法では空気を生み出せるものもある
*57 物理属性も含む
*58 物理属性も含む
*59 それでも前衛系上級職よりは高い
*60 一撃死の場合は回収できない
*61 レイ、ユーゴー、Barbaroi(バルバロイ)Bad(バッド)Burn(バーン)、虎櫻などが該当する
*62 【竜王】ではないドラゴン系の<UBM>も存在する
*63 ティアンに関しては、当人の才能によっては6つよりも少ない場合もある
*64 ティアンに関しては、当人の才能によっては2つよりも少ない場合もある
*65 同系統のステータス特化の場合、レベル30ほどで下級職の上限を超える
*66 スキルと違って明確な数値は分からないが感覚的に分かる
*67 ルーク、キャサリン金剛、先代【色欲魔王】
*68 制覇済み
*69 【破壊王】と【地神】の戦闘で破壊された神造ダンジョン、破壊前に制覇済み
*70 全て制覇済み
*71 制覇済み
*72 中には、【記者】系統のスキル《ペンは剣よりも強し》のようにOFFにできないスキルも存在する
*73 使用できるだけで、習得できるわけではない
*74 武器の扱いや料理の動き、機械の整備方法など
*75 管理AIが意図的に技力に翻訳をぼかしている
*76 1万以降は、計算式が単純化され、AGIが2倍になれば実際の速度も2倍になる
*77 AGIが10倍になっても思考速度が10倍にはならないという意味なのか、動く速度が2倍になる分AGIを上げても思考速度までは2倍にはならないという意味なのかは不明
*78 <マスター>の場合は<エンブリオ>のステータス補正があるので、1000~2500程度
*79 一部極端に高いステータスを持つ者もいる
*80 第一章 Ordeal of Rookie 第一話 適職診断より
*81 同じステータスに特化した場合、上級職は30ほどで下級職の上限を超えるが、同じような形で超級職も上級職の上限を超える
*82 前提条件を達成すると試練(就職クエスト)の通知が来る。
*83 先々期文明時代には、全てのジョブが判明していて、その“完全リスト”と比べると、超級職は、まだ全体の六割弱しか見つかっていない模様
*84 しかも【ジョブクリスタル】を使用すれば場所を問わずメインジョブとサブジョブの入れ替えができる
*85 【刃竜王 ドラグエッジ】の場合、“尾刀”が大幅にリソースを食ったため、鱗や筋肉などはMVP特典のリソース内に収まり切らず、出てこなかった模様
*86 <マスター>は、デスペナやログアウトによって、死体・血液を含む体液・その他<マスター>の身体に関係するものは完全消滅するため、【全身骨格】は存在しない
*87 方法は不明
*88 <マスター>は死んで(デスペナルティになって)も3日後に復活し、再び戦闘に参加することができるため、敵味方お互いにティアンや戦場となった場所・当事国に甚大な被害をだしながら永遠と戦い続けることになりかねない
*89 実際、カルディナとグランバロア間の紛争は<戦争結界>が使われていないため、戦場付近の都市が壊滅する被害を出し、<超級>同士互いに死者を出しているにも関わらず、戦闘を続行し、終わりの見えない泥沼の地獄と化している
*90 あくまで制圧なので殺す必要はない
*91 ある程度はコントロールされたりもするが、基本的には無差別
*92 因みにレイの初瀕死原因でもある
*93 <Infinite Dendrogram>サービス開始後では初だが、開始前は普通にあった
*94 【獣王】と【魔将軍】のこと。【大教授】は当時はまだ準<超級>であった
*95 厳密には就ける超級職の数には制限はないが、実際は一人の人間が複数の超級職に就けることは非常に少なく、また就けたとしてもスキルを使用できるのはメインジョブと互換性のあるものだけなため、結局は似たような傾向のスキルを使うことになる
*96 <超級>クラス以上
*97 <厳冬山脈>に派遣した複数の超級職パーティは【暴竜王】や【凍竜王】に遭遇し壊滅した
*98 【塊竜王】や【巨竜王】など
*99 ドラゴンや上位種の怪鳥は、寿命が長く、その争いを覚えているものもいる模様
*100 【破壊王】や【武神】のように<マスター>でありながら熟達したティアンの多くを超える超絶技量を持つ一部例外もいるが
*101 コスト関係無く転移できるのは、神造ダンジョンから脱出する時くらい
*102 第一章外伝でバビロンが「ルビエラはどうやって王都に帰るのー? テレポートジェムー?」と発言しているが、これは書籍版で竜車に修正された
*103 新聞社としては、各国にもっと大きなものもあるが、情報量では<DIN>が世界一
*104 例外的にゼクス・ヴュルフェルが【聖女】に就いている
*105 かなり尖ったものが多い
*106 但し「必要な物がアジャスト」されるのであって、必ずしも「欲しい物が出る」とは限らない
*107 アジャスト具合によっては装備スキル特化になり、装備補正が付かない場合もある
*108 生産職や【死霊術師】、<エンブリオ>のスキル等
*109 超級職の奥義や<上級エンブリオ>の必殺スキルなら一撃
*110 一部例外あり
*111 【龍】にも亜竜と純竜がいて、【龍】の一族の長も【竜王】
*112 他種族とのハーフも多い地竜種や海竜種は天竜種ほど気にしていない模様
*113 特にボスモンスターは通常のモンスターよりもリソースの大部分がドロップアイテムに割り振られているため、経験値効率が悪くなっている
*114 ドロップ変換機能を追加した際に調整ミスによって食料が落ちず素材ばかり落ち大量の肉食モンスターが死亡したため
*115 【伏姫】のように「初撃で【救命のブローチ】を壊せりゃ良いや」と考えを変え、現在も使い続けている者もいるが、初撃での必殺という本来の目的は機能していない
*116 無限職(クリア条件)>や<終焉(ゲームオーバー)>の情報
*117 【龍帝】に就いて生まれた故に除外されているが、次のハイエンド誕生が彼の誕生の数百年後だったため、本来彼がその時代のハイエンドだった模様
*118 超級回復魔法なら効果がある
*119 「殺傷そのもの」は罪に問われないが、殺傷を続けたことによる社会的影響によっては犯罪者となることもある
*120 <上級エンブリオ>ではコストやクールタイムなどにもよるが、総合的に見れば超級職の奥義に匹敵するほど強力
*121 ただし、その速度は個々人の進化スピードと必殺スキル習得スピードの差であるため、他人との比較はできない(例:10ヵ月(リアル時間で3ヶ月半)程度の物凄い短期間で<超級エンブリオ>に進化したハンニャは第六形態の時には覚えていたが、<超級エンブリオ>に進化するまでに2年半(リアル時間で10ヶ月)以上かかったフィガロは<超級エンブリオ>に進化した後に覚えた)
*122 変化しない場合も当然ある
*123 そのため、その境界を越えて上の領域の相手を倒したレイや【絶影】は異端であり、特に恐れられている
*124 <マスター>の場合はデスペナルティ
*125 それでも、何故かレイは服装から不審者や<UBM>に間違えられたり、衛兵などに呼び止められたり、ティアンの子供達から恐れられたりすることがよくある
*126 厳密に言えばレジェンダリアの決闘王者【超力士】は天然脳筋であり、結果的に変態と勘違いされているだけであるが
*127 冒険家系統の専門ギルドではないことに注意
*128 ただし、ギルドカタログに表示されるクエストは登録者の受注できる難易度のものに限る
*129 尚、ティアンに「ここはゲームの中である」と触れて回った場合『別世界に飛ばされて狂ってしまった可哀想な人』扱いされる
*130 特典武具など所有権の変更ができないアイテムの場合は、仮に物理的に奪われていても強制的に消滅し、所有者の下に戻る
*131 管理AIによってモンスターはドロップアイテム変換機能が組み込まれており、ドロップアイテムにリソースを取られているため。ティアンはこの機能が無く、ジョブに貯められたリソースがそのまま経験値に変換される。
*132 生きたまま封印されているので厳密には「現在」側だが、一般的には歴史上の人物扱いなので
*133 見た目に反して<超級>でかなり強い模様
*134 web版では光属性も
*135 <エンブリオ>によってはテイムモンスター等も一緒に融合する場合がある
*136 名前を載せないことも可能
*137 <UBM>やボスモンスター等は、特典武具やドロップアイテムにリソースが多く配分されているため、そのレベルや強さに反して、獲得できる経験値が少ない場合がある。
*138 ただしカンストしている等の理由で、『器』に入らなかったリソースは自然界に流れていく。
*139 <マスター>は例外
*140 700年前は違った模様
*141 ただし、知能の高い一部の個体などはそれとは別に真名という本来の名前を持っている。
*142 そもそもリルの流通には管理AI達が関与しているのだが
*143 あくまで就職条件が不明のジョブであるため、仮に誰も就いていないジョブであっても就職条件が判明しているものはロストジョブには含まれない
*144 前衛戦闘系超級職であれば、AGIかENDのどちらか、またはどちらもが少なくとも5000はある模様
*145 つまり今代【破壊王】のことである
*146 フランクリンorフラグマン
*147 例:一部の超級職が持つレベルEXの《〇〇耐性》
*148 風属性魔法に物理的に押されることや火属性による燃焼反応由来の酸欠など
*149 例:現状【健常のカメオ】以外の如何なる耐性やスキルでも完全なレジストはできておらず、魔法やアイテムによる解消も一切不能の【極毒】
*150 例:<アーキタイプ・システム>の範疇に存在しなかった異物に対して無敵である【邪神】
*151 カグヤはネメシスが<下級エンブリオ>の時に、2度目を実行すると<上級エンブリオ>への進化が一年は先になるから<上級エンブリオ>に進化するまではキャンセルするようにアドバイスしていた。
*152 【瘴焔姫 ガルドランダ】や【三極竜 グローリア】が該当する
*153 『回転運動』の過程で『気』を練り上げて打撃と共に叩き込み『硬い表皮の内に必ずある水分』を暴走させて内側から破裂させる
*154 地元の名士を超える名家の令嬢