概要
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | 4 |
BR | III |
距離毎ダメージ減衰率
項目 | 改修前⇒改修後 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 200 | 300 | 400 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 12.7⇒** | 10.4⇒** | 8.5⇒** | 7.0⇒** | 5.7⇒** | 1.5⇒** | 0.8⇒** |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 10 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0 | 0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.62 |
---|---|
打撃力*1 | 12.7 ⇒ △△ |
銃口初速(m/秒) | 830 ⇒ △△ |
発射速度(発/分) | 320 ⇒ △△ |
リロード時間 (秒) | 2.9 ⇒ △△ |
垂直反動 | 105 ⇒ △△ |
水平反動 | 33 ⇒ △△ |
供給システム*2 | 8発弾倉 |
重量(kg) | 4.3 |
弾倉質量(g) | 26.9 |
射撃方法 | セミオート |
銃剣 | ◯ / - |
解説
特徴
6xスコープ付きのM1 garand。
短く右クリックすればアイアンサイト、長押しでスコープを使用できる。
M1903狙撃銃と比べると連発は可能だが若干弾が散りやすく、100m以降の打撃力減衰に問題があるので遠距離では劣っている。
【火力】
遠距離はともかく近中距離では強い。
【適正距離】
100m以内での距離が適正である。
【命中精度】
スプリングフィールドに比べ、弾が散りやすい。
【総論】
良くも悪くもガーランドにスコープを装着した銃と言え、正しい運用であれば、近中距離では無類の強さを誇るだろう。
史実
概要
1941年12月の真珠湾攻撃の時点で、アメリカ軍は狙撃銃を制式採用していなかった。開戦後、M1ガーランドの狙撃銃仕様を求める声が大きくなっていたが、従来のボルトアクション小銃のように機関部真上にスコープを取り付ける事が構造上不可能で、プリズム型スコープなど様々な解決方法が模索された。1943年には暫定的な措置として、M1903A3小銃を原型としたM1903A4狙撃銃(U.S. Rifle, Caliber .30, M1903A4, Snipers)が制式採用された。M1903A4はM1ガーランド狙撃銃仕様の開発の遅れも相まって、大戦を通じて広く配備されることとなる。
開発
最終的には機関部の左側面にオフセットしたスコープマウントを、また銃床にチークパットを取り付けるデザインが最適と判断された。これに従ってGriffin & Howe(英語版)社が設計したM1E7は、マウントベースを取り付けるためのネジ穴を機関部に設けた以外には、基本的に変更が加えられていなかった。1944年7月27日、M1E7はM1C狙撃銃(U.S. Rifle, Cal. .30, M1C, Snipers)として制式採用された。一方、ジョン・ガーランド自身が手がけたM1E8は、銃身後部にマウントベースが直接組み込まれており、素早くスコープを取り外すことができる構造になっていた。M1E8はM1D狙撃銃(U.S. Rifle, Cal. .30, M1D, Snipers)として採用された。ただし、M1Dは準制式(Substitute Standard)と位置づけられ、主に調達されたのはM1Cだった。
1944年10月、M1C向けにM72スコープが採用される。これは市販されていたレイマン社(Lyman Co.)製のアラスカン型全天候型スコープを制式採用したものである。M72に対物レンズ側の日避けなどの改良を加えたのがM81スコープで、倍率は2.2倍だった。その後、さらに改良を加えたM82が採用されている。1945年1月25日、狙撃手用の消炎器としてM2消炎器(Hider, Flash, M2)が採用された。M2消炎器は着剣装置を用いて固定した。終戦後に開発されたT37消炎器もあったが、いずれも効果が限られており、射撃精度にも悪影響を及ぼすとして広くは使用されなかった。
その後
当初、M1Cは21,158丁調達される予定だったが、狙撃銃という性質上、高い精度での部品製造や組立が求められたため、終戦までの調達数は7,971丁に留まっていた。M1Cは太平洋戦争末期から朝鮮戦争頃まで使用されたが、1951年頃からは実戦を通じてM1Dの方が優れた設計と考えられるようになった。以後、M1Dの本格的な製造と調達が始まり、退役したM1CはM1ガーランドに再改修された後、友好国への軍事援助などに用いられた。また、朝鮮戦争中には海兵隊の要望を受け、M1Cにコルモーゲン・オプティクス社(Kollmorgen Optical Co.)製の4倍スコープを取り付けたUSMC 1952狙撃銃(USMC 1952 Sniper’s Rifle)が開発されている。
小ネタ
ーー加筆求むーー