Sniper M1 Garand

Last-modified: 2024-03-22 (金) 21:47:07

概要

BR・Tier

項目数値
Tier4
BRIII

距離毎ダメージ減衰率

項目改修前⇒改修後
距離(m)1010020030040010001500
打撃力12.7⇒**10.4⇒**8.5⇒**7.0⇒**5.7⇒**1.5⇒**0.8⇒**
 
貫徹力 (改修前⇒改修後)
距離(m)101500
貫徹力(mm)1.00.1

性能

項目初期値⇒最大値
口径(mm)7.62
打撃力*112.7 ⇒ △△
銃口初速(m/秒)830 ⇒ △△
発射速度(発/分)320 ⇒ △△
リロード時間 (秒)2.9 ⇒ △△
垂直反動105 ⇒ △△
水平反動33 ⇒ △△
供給システム*28発弾倉
重量(kg)4.3
弾倉質量(g)26.9
射撃方法セミオート
銃剣◯ / -

解説

特徴

6xスコープ付きのM1 garand。
短く右クリックすればアイアンサイト、長押しでスコープを使用できる。
M1903狙撃銃と比べると連発は可能だが若干弾が散りやすく、100m以降の打撃力減衰に問題があるので遠距離では劣っている。

 

【火力】
遠距離はともかく近中距離では強い。

 

【適正距離】
100m以内での距離が適正である。

 

【命中精度】
スプリングフィールドに比べ、弾が散りやすい。

 

【総論】
良くも悪くもガーランドにスコープを装着した銃と言え、正しい運用であれば、近中距離では無類の強さを誇るだろう。

史実

概要

1941年12月の真珠湾攻撃の時点で、アメリカ軍は狙撃銃を制式採用していなかった。開戦後、M1ガーランドの狙撃銃仕様を求める声が大きくなっていたが、従来のボルトアクション小銃のように機関部真上にスコープを取り付ける事が構造上不可能で、プリズム型スコープなど様々な解決方法が模索された。1943年には暫定的な措置として、M1903A3小銃を原型としたM1903A4狙撃銃(U.S. Rifle, Caliber .30, M1903A4, Snipers)が制式採用された。M1903A4はM1ガーランド狙撃銃仕様の開発の遅れも相まって、大戦を通じて広く配備されることとなる。

開発

最終的には機関部の左側面にオフセットしたスコープマウントを、また銃床にチークパットを取り付けるデザインが最適と判断された。これに従ってGriffin & Howe(英語版)社が設計したM1E7は、マウントベースを取り付けるためのネジ穴を機関部に設けた以外には、基本的に変更が加えられていなかった。1944年7月27日、M1E7はM1C狙撃銃(U.S. Rifle, Cal. .30, M1C, Snipers)として制式採用された。一方、ジョン・ガーランド自身が手がけたM1E8は、銃身後部にマウントベースが直接組み込まれており、素早くスコープを取り外すことができる構造になっていた。M1E8はM1D狙撃銃(U.S. Rifle, Cal. .30, M1D, Snipers)として採用された。ただし、M1Dは準制式(Substitute Standard)と位置づけられ、主に調達されたのはM1Cだった。

1944年10月、M1C向けにM72スコープが採用される。これは市販されていたレイマン社(Lyman Co.)製のアラスカン型全天候型スコープを制式採用したものである。M72に対物レンズ側の日避けなどの改良を加えたのがM81スコープで、倍率は2.2倍だった。その後、さらに改良を加えたM82が採用されている。1945年1月25日、狙撃手用の消炎器としてM2消炎器(Hider, Flash, M2)が採用された。M2消炎器は着剣装置を用いて固定した。終戦後に開発されたT37消炎器もあったが、いずれも効果が限られており、射撃精度にも悪影響を及ぼすとして広くは使用されなかった。

その後

当初、M1Cは21,158丁調達される予定だったが、狙撃銃という性質上、高い精度での部品製造や組立が求められたため、終戦までの調達数は7,971丁に留まっていた。M1Cは太平洋戦争末期から朝鮮戦争頃まで使用されたが、1951年頃からは実戦を通じてM1Dの方が優れた設計と考えられるようになった。以後、M1Dの本格的な製造と調達が始まり、退役したM1CはM1ガーランドに再改修された後、友好国への軍事援助などに用いられた。また、朝鮮戦争中には海兵隊の要望を受け、M1Cにコルモーゲン・オプティクス社(Kollmorgen Optical Co.)製の4倍スコープを取り付けたUSMC 1952狙撃銃(USMC 1952 Sniper’s Rifle)が開発されている。

小ネタ

ーー加筆求むーー

出典/参考文献

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*1 hitPowerTotar
*2 銃本体に1マガジンで供給できる弾の総数