MP 34(o)

Last-modified: 2024-02-27 (火) 21:41:22

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概要

MP34(o)、又はS1-100はMP18の改良型であるMP19をもとにスイスのゾロターン社で開発された短機関銃。生産にオーストリアのステアー社も関わっており、オーストリア軍に採用されたほか日本の海軍陸戦隊でも使用された。

BR・Tier

項目数値
Tier1
BRI
旧使用可能キャンペーン
モスクワノルマンディーベルリンチュニジアスターリングラード
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距離毎ダメージ減衰率

項目改修前⇒改修後
距離(m)1010015020030010001500
打撃力5.7⇒6.83.3⇒4.02.8⇒3.42.7⇒3.22.5⇒3.0**⇒****⇒**
貫徹力(mm)1.0⇒**0.1⇒**

性能

項目初期値⇒最大値
口径(mm)9.0mm
打撃力5.7⇒6.8
銃口初速(距離/秒)400⇒400m / sec
発射速度(発射数/分)410-450⇒470-520shots/ min
リロード時間 (秒)2.6⇒2.3sec
垂直反動24⇒22
水平反動10⇒9
供給システム*132発弾倉
重量(kg)4.0kg
弾倉質量(g)11.2g
射撃方法auto/semi auto

解説

特徴

MP18の改良型であるMP19をもとにスイスのゾロターン社で開発された短機関銃。

 

【火力】
発射レートが抑えられており最大まで改造しても分間500発程度である。現実世界では反動が抑えられて良いのだが、瞬間火力は低い。
ただし、同じく序盤から入手できる短機関銃MP28と比べるとマガジン装弾数が増加しており息切れしにくくなっている。

 

【適正距離】
拳銃弾であるため距離による打撃力減衰が激しい。50~60m以上の距離で運用することは避けたほうがいいだろう。

 

【命中精度】
発射レートが低い分反動が小さく狙い自体はつけやすいが、集弾性は悪い。
手間暇を惜しまずにバースト撃ちを活用すべきである。

 

【総論】
良くも悪くもBR1相応のサブマシンガンである。
前任のMP28よりかは性能は高め。値段が安いのもあって数を揃えやすく改修もしやすい。ただし、どうしても戦闘力は頭打ちである。
後任のベレッタM38を待ってみるのも良いかもしれない。

史実

 S1-100またはMP30/34、MP34(Ö)はスイスのゾロターン社で開発された短機関銃である。戦間期のドイツは兵器開発を禁じられていたため、ドイツの軍需企業はスイスやオランダにフロント企業を設置し技術者を移すことで兵器開発能力の喪失を防ごうとした。ゾロターン社もそうした企業の一つで親会社となったのはラインメタル社であり、本銃のほかに対空機関砲のSt-5(S-5)→後のFlak-30や軽機関銃のMG30→後のMG34が開発されている。
 一般に本銃の元となったのはMP19だとされている。一般に知られているMP19はMP18にスイス人銃器設計者アドルフ・フラーが彼の好物であるトグルアクション機構を組み込んだものであるが、このMP19は終戦間際にラインメタル社で設計が書かれたのもので、まともな情報が残っていない(そのためゲーム内の紹介文ではMP18シリーズとぼかされている)。本銃はオーストリアのステアー社の生産機材で生産され、販売はゾロターンとステアーの合弁会社によって行われた。最大の販売先は生産国であるオーストリアでMP30/34として軍および警察に採用され、ドイツによる併合後接収されたものがMP34(Ö)としてドイツ国防軍でも使用された。

小ネタ

・Öはオーストリアのドイツ語表記Österreichからきていると思われる

出典/参考文献

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*1 銃本体に1マガジンで供給できる弾の総数