Ka-Chi

Last-modified: 2023-11-23 (木) 12:58:58

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概要

特三式内火艇 カチは、第二次世界大戦中に日本海軍が開発した水陸両用戦車である。

「太平洋戦争:特殊上陸部隊セット」パックで購入可能な日本海軍の水陸両用中戦車。

BR・Tier

項目数値
Tier△△
BR△△

車両性能

項目数値
乗員(人)7
砲塔旋回速度(°/C)15
俯角/仰角(°)-10 / 24
リロード速度(秒)3.3
車体装甲厚
(前/側/後/底)(mm)
50 / 10 / 20 / 10
砲塔装甲厚
(前/側/後/上)(mm)
50 / 25 / 25 / 12
馬力240hp at 2000rpm
重量(t)26.5
速度(km/h)34.56

武装

名称搭載数弾薬数貫徹力
(前/側/後)(mm)
主砲47 mm Type 1 cannon1120△△ / △△ / △△


解説

特徴

主砲には速射性の高い47mm砲を搭載し、水陸両用戦車ということで巨大な車体の前後にフロートを搭載した姿が特徴である。
そのフロートのせいで車体前方機銃が使用できない為、攻撃手段が主砲のみである。

 

【火力】
主砲にはM3スチュアートなども問題なく撃破可能な貫通力の高い1式47mm戦車砲を搭載している。
速射能力がかなり高く、砲弾数も多いため連続して撃ちまくることが可能となっている。対歩兵用の榴弾はあまり威力は高くないものの、敵兵に直撃させれば周囲の分隊員ごと倒すことも十分可能である。連射力を生かして積極的に射撃するとよいだろう。

ただし、前方には巨大なフロートが存在するため俯角があまり取れない問題がある。地形などには注意しよう。

 

【装甲】
正面は50mmと日本戦車の中でも、比較的分厚い装甲を備えている。
側面装甲は側面10mm装甲に加えて内部耐圧殻の10mm装甲も存在するが、12.7mm M2HB機関銃に対してはあまり効果はない。側面を撃たれないよう注意して立ち回るべきだろう。
また、正面装甲も37mm砲に対しては貫通されてしまうため先手を取ることが重要である。

 

【機動性】
尋常ではない巨体にも関わらず、機動性は意外と悪くない。ただし、とにかく車体が大きい上にフロートが前方に突き出ているため障害物などには注意して移動しよう。

 

【視界】
視界はあまり良好ではない。特に、車長ハッチの上に洋上航行用の司令塔が搭載されているために頭を出すことができないという問題がある上、搭載位置もかなり高いため車長視点があまり役に立たない。
操縦手ハッチは取り付け位置が低くフロート内部から外を透視することができるためとても見やすい。移動時は積極的にこちらを使うとよいだろう。
障害物に引っかかった時は、運転手に切り替えるといい。指揮官より視線が低く地面が見れるため、戦線に向かうまではこちらで運転してみると引っかかりにくい……かも……しれない。

 

【総論】
水陸両用戦車ということもあり海からの奇襲・火力支援を可能にする車両であるが、巨大な車体により立ち回りがやや難しいことに目を瞑り、有効に活用することができれば友軍を勝利に導くことができるだろう。
また、7名という大量の乗員を活かし、場合によっては突撃兵分隊として運用することも可能かもしれない。
 

 

史実

特三式内火艇 カチ車は、第二次世界大戦中に日本海軍が開発した水陸両用戦車である。1943年(昭和18年/皇紀2603年)に制式採用された(年式は皇紀による)。

開発

日本海軍では、艦隊決戦に際して太平洋の島々を奇襲攻撃し、占領後に拠点として用いる計画が存在した。このためには自力で海上航行し、海岸に上陸可能な車輌が必要とされた。この作戦案に基づき、1941年に特二式内火艇が設計開始された[4]。

特二式内火艇の設計が成功を収めたことは軍令部の作戦立案者たちを満足させ、また、より強力な装甲と兵装を備える大型の車輌が、将来の水陸両用作戦や特殊部隊を用いた作戦において有用となるだろう事が決定づけられた。特三式内火艇は1943年に開発が開始され、最初の車輌が任務に就いたのは1943年後期から1944年にかけてだった。

しかし特三式内火艇は19輌が1943年から1945年にかけて生産されたのみにとどまった。海軍の主な優先順位は艦艇と航空機の製造にあり、また特別な水陸両用作戦のための確固とした計画が無く、特三式内火艇の量産は非常に低い優先順位のままとされた。

特徴

より早期に出現した特二式内火艇よりも大型かつ能力を増強した車輌となっている。また、潜水艦から発進するという特異な用途のため、耐圧殻を備えているという特徴がある。

その後

特三式内火艇は日本本土にのみ配備され、作戦には参加していない。終戦時、横須賀第十六特別陸戦隊に20輛が配備されていたが実戦参加の機会はなかった。

小ネタ

  • Enlistedでは初となる、史実において実戦配備されたことのない戦車の一つである。

出典/参考文献

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