GrB-39

Last-modified: 2024-01-20 (土) 16:40:22

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概要

ドイツ軍ツリーで重火器の5番目にアンロックされる対戦車武器。対戦車ライフルの銃口に取り付けたHEAT弾で攻撃する、シュトゥルムピストーレやパンツァーファウストと同類の装備である。

BR・Tier

項目数値
Tier2
BRII
旧使用可能キャンペーン
モスクワの戦いノルマンディー侵攻ベルリンの戦いチュニジアの戦いスターリングラード
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距離毎ダメージ減衰率

項目改修前⇒改修後
距離(m)1010020030040010001500
打撃力**⇒****⇒****⇒****⇒****⇒****⇒****⇒**
貫徹力(mm)90.0⇒90.090.0⇒90.0

性能

項目初期値⇒最大値
口径(mm)40
弾頭の爆発力18.0⇒△△
銃口初速(距離/秒)30⇒△△ / sec
発射速度(発射数/分)44-48⇒△△ / min
リロード時間 (秒)4.6⇒△△
垂直反動50⇒△△
水平反動50⇒△△
供給システム*11発弾倉
重量(kg)11.6
弾倉質量(g)410
射撃方法マニュアル

解説

特徴

独軍BR1~2の中で最強の対戦車兵器。BR2ではT-34やKV-1に遭遇することもあるが、それらを撃破できるポテンシャルを秘めている。これまでのライフルとは一線を画す、HEAT弾を使った対戦車武器。HEAT擲弾を撃ち出せるようになったおかげで有用性が増した。
弾道や使用感が独特だが、命中させることができればこれまでの対戦車ライフルと比べて効果的に敵戦車に対処できるようになった。

 

【火力】
搭乗員を一人ずつ倒すのがせいぜいだったPzBシリーズと比べて、対戦車兵器らしいモジュール加害力を手に入れた。
もちろん貫通力も向上しており、PzBでは抜けない演習場のT-34の側面装甲もGrBであれば貫通することができる。
ただし対歩兵としての使用はかなり望み薄な仕様となっており、(ほかの成形炸薬弾も同様だが)地面を狙っても大した爆風は起こらず、照準特性の悪さや遅い弾速のため歩兵への対処や遠距離狙撃は絶望的である。これを構えたら対戦車戦闘に集中しよう。

 

【適正距離】
至近距離~100mほど。
アップデートによって照準器の特性が改善され、十字線に合わせて発射することで75m先100mで照準と擲弾が合うようになった模様(アプデ記事より)。これにより照準難易度がかなり改善されている。
現状での注意点を挙げるとすれば、山なり弾道の擲弾が75m先で水平に狙って命中するようになっているため、至近距離では十字線より上に着弾するようになっている点だろう。敵戦車の砲塔を直接照準して発射→敵戦車を飛び越えて着弾といった事態もあり得るため、入手した際は演習場で練習しておくと良い。

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【アップデート以前】
本兵装の照準器は直接照準のものとなっているが、擲弾は射出後重力によって下に落ちて10mも飛ばず地面に着弾してしまう。
しかし遠距離を狙いたいからといって上向きにしすぎると、射出から少しした擲弾が白煙を引いて直線に飛び始め、空のかなたに弾が飛んで行ってしまう。
つまり離れた敵に命中させるには擲弾が発射されて少し落ちてから直線移動する、その直線上に目標を捉える必要がある...のだがそこを狙うと目標は照準器の下の方の死角に入ってしまう。パンツァーファウストのような、距離に合わせた照準調整も不可能。
入手したら演習場で練習することを強くおすすめする。

 

【命中精度】
対戦車であれば命中させることは難しくないが、ピンポイントでモジュールや搭乗員を狙うとなると難易度が上がる。
対人は期待できない。

 

【総論】
照準と弾道に癖を持っているが、モスクワで使える個人用対戦車兵器としてはトップクラスの打撃力を持つ。
その打撃力と引き換えに対歩兵や遠距離射撃はほとんど不可能となってしまっている。遠くの敵工兵が設置した対空砲や対戦車砲を破壊するといったシチュエーションはそこそこあるはずなので、爆破兵の武器を全部これに置き換える必要性は薄いかもしれない。

 

【対戦車のススメ】
モスクワやスターリングラードの枢軸にとって大切な対戦車兵器です。
使用方法、使用状況を正しく守ってお使いになれば、芋戦車など簡単に破壊出来ます。

① 照準器に慣れる
最新verの場合、100m基準になっています。
これは発射した榴弾が十字の真ん中に着弾するということです。
ただ、100mというと意外と遠い所を狙うことになります。
演習場で試しに戦車に撃つとほぼ戦車上を通りすぎると思います。
そのまま使うとなると近距離の戦車を狙いにくいと思いますので、オススメ照準距離は「75m」です。(操作設定で照準距離変更可能)
この設定なら近距離の戦車は照準クロスより上に戦車を置いて発射。
75mより遠い場合は照準クロスより下に戦車を置きましょう。

この75m設定の場合、さらに遠距離にいる芋戦車は狙いにくくなります。(照準から外れる為)
遠距離にいる戦車には、照準距離を変更(100~最大150m)して狙うか、スポットして大体の所を狙ってみましょう。
距離が離れているので戦車からは意外と気付かれません。
演習場でとりあえず戦車に当てる練習をしてみてください。

②実戦で使ってみよう!
照準器の距離設定、照準距離を把握できるようになったら実戦に出てみましょう。
Grb-39は手に持つと移動が遅くなる(走り、全力疾走不可)ので、狙える距離までは他の武器を持って移動しましょう。
戦車が居たらすぐに撃ちに行かず、まずAT兵に変更、Grb-39の照準距離を設定しましょう。
戦車や敵歩兵の前でその行動すると撃たれる可能性があるので、遮蔽物や安全な場所で設定しましょう。
敵戦車が居たらスポットをしてから構えて撃ってみましょう。
着弾地点を目視で見たり、右上にX-ray画像が出ると思うのでそれで狙いの微調整をしましょう。
弾はなんと20発!!! パンツァーファウストやシュレックの4倍あるので、撃ち放題・・・なんですが意外とリロードが遅めです。
1発撃ったら隠れてリロード、出て発射・・・を繰り返します。
流石に敵戦車は全員肉入りなので後方へ引いたり、こちらを逆に狙う可能性があります。
こちらに撃ってきた場合は現在の位置から退避して別の地点へ移動しましょう。
引いた場合は、スポット位置を再度指示して、Grb-39は「放物線を描きながら着弾」を利用して撃ちましょう。
少しの丘や障害物があっても飛び越えて当たります。
流石に他のAT武器よりは加害力は低いですが、当たれば乗員を一人二人は倒せると思います。
当てても被害ゼロの場合でも、次の弾で撃破できる可能性もあるのでドンドン撃ちましょう。

③ オススメパークなど

使ってみて自分に合ったパークを付けてください。
自分がオススメなのは「リロード速度up」パークです。
これは通常兵器の他にAT兵器にも適用されますので、手数で勝負のGrb-39にはとてもオススメです。
あとは見つからないように撃つ場合もあるので「匍匐状態としゃがみ状態での移動速度up」パークや、敵戦車に素早く近付ける「走るスピードup」「全力疾走速度up」パーク等々
それぞれのAT兵にあったパークを付けてください。

モスクワスタグラ枢軸にとって大切なAT兵器です。
癖が非常に強いですが、使いこなせれば赤軍戦車に一泡ふかせることが可能です。
皆さんも是非使ってみてください。

史実

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GrB-39はPzB-39に照準器と小銃と同じシースベッヒャーランチャーを取り付けることで対戦車擲弾発射機としたもの。
ドイツ軍の対戦車小銃擲弾はGewehrPanzergranate40の場合最大70mm、大戦後期にチェコのブルノ社で生産されたGewehrPanzergranate61の場合最大125mmと高い貫徹力を有していたが、それを実現するために弾頭が非常に大型となっており有効射程が短い(直径40mmのGewehrPanzergranate40の場合最大でも100m)という欠点が存在した。そこで対戦車兵器としては陳腐化していたPzB-39を対戦車小銃擲弾専用に改造することが計画され、開発されたのが本銃である。
本銃の登場によりこれら対戦車小銃擲弾の射程は180~200mにまで向上し、歩兵部隊の心強い味方となった。

ーー加筆求むーー

小ネタ

PzB-38の小ネタに「大半が小銃擲弾発射機に改造された」とあるが、これがそれである。つまりPzB-39から改造された小銃擲弾発射機で対戦車擲弾を発射しているのである。
シースベッヒャー付きKar98kと同様3Dモデルとゲーム内表記や性能との間に乖離がある。性能表記では40mmとなっているが、3Dモデルの方はどう見ても直径61mmのGewehrpanzergranate61である。おそらくモデリングミス。
口径40mmの対戦車榴弾であるGewehrpanzergranate40はシースベッヒャー付きKar98kのモデルで使われているが、ゲーム内では対戦車能力が再現されていない。
ーー加筆求むーー

出典/参考文献

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*1 銃本体に1マガジンで供給できる弾の総数