概要
使用可能キャンペーン
モスクワ | ノルマンディー | ベルリン | チュニジア | スターリングラード |
- | 〇 | - | - | - |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 300 | 400 | 600 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 12.0⇒** | 10.8⇒** | 9.6⇒** | 8.4⇒** | 3.6⇒** | 1.2⇒** | 0.1⇒** |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 300 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒** | 0.1⇒** |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.62 |
---|---|
打撃力 | 12.0⇒13.2 |
銃口初速(メートル毎秒) | 830 |
発射速度(発/分) | 450-500⇒△△ / min |
リロード時間 (秒) | 5.7⇒△△ |
垂直反動 | 13⇒△△ |
水平反動 | 15⇒△△ |
供給システム*1 | 100発弾倉 |
重量(kg) | 14.0 |
弾倉質量(g) | 25.9 |
射撃方法 | オート |
銃剣 | - |
解説
特徴
100連のベルト給弾式の強力なアメリカのマシンガン。
【火力】
長時間射撃が可能で、M1918A2などと違いよりマシンガンらしくなった。本銃の強みである強力な100発ベルト給弾と14kgの重量から来る低反動を生かす立ち回りを心掛けよう。
【適正距離】
中距離~近距離間が適正である。
【命中精度】
反動が低い為ストレスもなく当てやすい。
【総論】
BARなどのアサルト的な運用とは違い、本銃は弾幕を張るといった運用となり、一気にマシンガンらしくなったと言える。
史実
M1919A6はM1919のバリエーションのひとつで、M1919A4を元に設計に軽機関銃として使えるように変更を加えられている。
概要
WW2当時のアメリカ陸軍ではライフル中隊につき、分隊に1~2挺の分隊支援火器たるM1918A2を配備されていた。1943年辺りから上位のライフル小隊に対しBARの増加配備が行われており、全ての分隊ではないものの半分以上の分隊が状況に応じてBARチームを増強したりライフルチームにBARを追加ことができた。だが実戦ではそもそもチームに分けて戦うよりも分隊を最小として戦うことが多く、そのまま分隊にBAR射手を増やすという対応が多かった。
M1918A2はどちらかと言えば自動小銃のような特性であり、軽量で歩兵に追従しながら火力支援を行えたが、反面設計上銃身交換が行えないので持続射撃能力は高いとは言えず、他国が装備する本格的な軽機関銃と比べれば見劣りした。
M1919A4は三脚を使用する実質的には重機関銃(当時の米軍では軽機関銃の分類ではあるが)であり、持続射撃能力は高く強力な火力支援を提供できたものの歩兵に対し追従するのは難しかった。
開発
そこでこれら二つのギャップを埋める軽機関銃としてM1919A4を元に主に二脚の装着(なおM1919A4で使われた三脚も装着することができる。)・銃身を軽量化・クイックチェンジバレル機能の追加・銃床の追加・引き金の改造等を施してM1919A6が誕生する。
特にクイックチェンジバレル機能に関してはM1919A4は機関部を分解せねばならなかったが、M1919A6では初期は先端のベアリング、後期は先端のブースターを外すことにより容易に銃身交換できるようになった。
その後
こうして様々な改良を得て生産が始まったが、配備はWW2後半~末期と遅く、殆どがライフル中隊付武器小隊下でM1919A4と混成で使われた。配備されたM1919A6は歩兵に追従し火力支援を提供できる点は素晴らしいものであったものの、銃身加熱の問題と15kgと軽機関銃としてはとても重い点はやはり問題点として前線から指摘され続けた。
しかしこの代わりになる銃が無かった為、朝鮮戦争を経てM60汎用機関銃が配備される1960年まで使われた。
余談ではあるが、海兵隊ではM1919A6を採用しておらず、一般的な支援用の小火器はM1919A4とM1918A2のみであった。
小ネタ
ーー加筆求むーー