概要
三八式歩兵銃は、1905年(明治38年)に日本陸軍で採用されたボルトアクション方式小銃である。三十年式歩兵銃を改良して開発された。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | △△ |
BR | △△ |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 200 | 300 | 400 | 1000 | 1500 |
打撃力 | **⇒24.1 | **⇒18.8 | **⇒15.2 | **⇒12.1 | **⇒9.7 | **⇒2.2 | **⇒1.0 |
貫徹力(mm) | 1.0 | 0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 6.50 |
---|---|
打撃力*1 | △△ ⇒ 24.1 |
銃口初速(m/秒) | 770 |
発射速度(発/分) | 63 ⇒ 72 |
リロード時間 (秒) | 3.5 |
垂直反動 | △△ ⇒ 40 |
水平反動 | △△ ⇒ 10 |
供給システム*2 | 5発弾倉 |
重量(kg) | 4.0 |
弾倉質量(g) | 21.8 |
射撃方法 | マニュアル |
銃剣 | ◯ |
解説
特徴
6.5㎜弾を使用する小銃であり、日本軍の最も代表的な小銃で、騎銃に比べ威力と精度が向上している。
基本的には三八式騎銃の上位互換で、改造後で1分あたり72発という非常に高い連射力が特徴。
火力
7.7㎜級に比べると威力はやや低いものの、ボルトアクション式小銃全般の威力バフの恩恵で十分な高威力を持つ。
連射速度が極めて高いため、プレイスタイルによってはセミオート小銃よりも使いやすいと感じる人もいるだろう。
只、連射性が高いとは言ってもガーランドなどには負けるため障害物をうまく利用しながら立ち回らなければ痛い目を見る事には注意だ。
また、銃剣も標準装備しているため銃剣突撃の発動も可能となっている。
適正距離
中-遠距離が適正だが、連射速度が高いため近距離でも腰だめで速射するということも可能だ。
命中精度
ボルトアクション式小銃としては標準的だが、照準器にかなり癖があるためやや狙いにくい。
総論
高い連発能力と銃剣装備による近接能力を兼ね備えた優秀な小銃であり、長く相棒として使い続けることとなろう。だが、平面的で凹凸の少ない照準器にやや難がある。
後ほど開放されるイ式小銃や99式小銃では連発速度が平均レベルに低下しているが照準器の見やすさが改善されているため、好みに応じて使い分けよう。
又、本銃は基本的に騎銃の上位互換であり、照準器に難があるとはいえ後に開放される強力なグレポン付き三八式歩兵銃の練習がてらと思い、数あるライフルがある中で迷った場合には是非とも本銃の購入をオススメする。
史実
三八式歩兵銃は、1905年(明治38年)に日本陸軍で採用されたボルトアクション方式小銃である。日露戦争で使用された三十年式歩兵銃を改良して開発された。
また、日露戦争後の明治38年(1905年)から第二次世界大戦終結までの40年に渡って日本の制式小銃を務め、その完成度の高さから海軍にも採用され、陸海両軍で使用されました。
呼称に関して
その発音のし易さから現役当時より「さんぱちしき」という読み方の定着している本銃ではあるが、制式名称たる三八式歩兵銃の「三八式」の正式な呼称は「さんはちしき」である。
また「三八式小銃」という名称も、(歩兵銃と騎銃を統一した九九式短小銃が採用されるはるか以前である)大正時代初期頃から既に陸軍内部では官衙等上層部においても半公式的に使用されている。
英語圏を中心とする日本国外においては「Type 38 rifle」「Arisaka type 38 rifle」「Arisaka M1905 rifle」「Arisaka 6.5mm rifle」または単純に「Arisaka rifle(アリサカ・ライフル)」と呼称されることも多い。本銃の開発は南部麒次郎陸軍砲兵少佐によって行われたものであるが、原型となった三十年式歩兵銃の開発者が有坂成章陸軍砲兵大佐であることに因んでいる。
小ネタ
三八式に対する誤解
たまに、日本軍は太平洋戦争にいたっても単発式のライフルで戦っていた(装弾数1発の銃で射つたんびに弾込めしていた)、なんて誤解をされてる方がいるようですが、三八式歩兵銃は装弾数5発となっており、単発銃というわけではありません。
三八式歩兵銃はボルトアクション方式のライフルなのですが、どうもボルトアクション=単発、という謎のイメージが流布しているようです。
なお、第二次世界大戦では多くの国でボルトアクション方式ライフルが主力小銃として用いられており、既にセミオートマチックライフル(M1ガーランド)をガンガンに使っていたイメージのあるアメリカですら、急速に膨れ上がる兵員数に配備が追いつかずM1903ライフルが一部で使用されています。ガダルカナルに上陸した海兵隊なんかもM1903を使っていました。