ソ連 RankVI 自走式対空砲 ZSU-23-4 シルカ
概要
Ver1.63にて追加された23mm4連装の自走式対空砲。
レーダーを使って目標の探索、追跡及び正確なリードマーカーの表示ができる。ただしアンテナが一つしかないので探索と追跡を同時にこなすことはできない。
車両情報(v2.13.0)
必要経費
必要研究値(RP) | 180,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 500,000 |
乗員訓練費(SL) | 140,000 |
エキスパート化(SL) | 500,000 |
エース化(GE) | 2,000 |
エース化無料(RP) | 890,000 |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 2,400 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 8.0 / 8.0 / 8.0 |
RP倍率 | 2.14 |
SL倍率 | 1.3 / 1.4 / 2.1 |
最大修理費(SL) | 4,300⇒5,934 / 2,280⇒3,146 / 2,100⇒2,898 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 61.6⇒121.9 / 41.6⇒70.0 |
俯角/仰角(°) | -4/85 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 1.3⇒1.0 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 9 / 9 / 9 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 8 / 8 / 8 |
重量(t) | 20.7 |
エンジン出力(hp) | 398⇒534 / 248⇒280 |
2,000rpm | |
最高速度(km/h) | 55 / 50 |
視界(%) | 341 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 23mm AZP-23 砲x4 | 2000 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
既定 | API-T/HEF-I | - | - | - | 46 | 45 | 33 | 23 | 15 | 11 | - |
HEI-T | HEF-I/HEFI-T /HEF-I/API-T | - | - | - | 46 | 45 | 33 | 23 | 15 | 11 | 1700 |
API-T | API-T/API-T/API-T/HEFI-T | - | - | - | 46 | 45 | 33 | 23 | 15 | 11 | 2300 |
弾種
名称 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
API-T | 0.19 | - | 970 | 51 | 48 | 36 | 26 | 18 | 13 |
HEF-I | 0.18 | 28.49 | 980 | 2 | |||||
HEFI-T | 0.19 | 20.02 | 980 | 2 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 25000 | 43000 |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | 22000 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | 41000 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
前車両 | ZSU-37-2 |
---|---|
次車両 | Strela-10M2 |
解説
特徴
ソ連対空戦車ツリーで初めて、砲塔が密閉式となった車両。
【火力】
主武装は新型のAZP-85 23mm機銃を4門装備し、瞬間火力の大幅な増加を果たしている。更に2000発をリロード無しに連続的に発砲でき、銃身が過熱してあらぬところに銃弾が飛んでいく可能性もない。砲塔旋回速度、銃身昇降速度も向上し、戦闘機などの高機動機を相手にするのが容易になった。
その一方で、貫通力は大幅に減少し、会敵する戦車を倒すのは不可能に近くなってしまった。瞬間火力も低下しているが、流石に4門ともなれば伊達ではなく、航空機には十分有効。なお、未改修ではバラつきが酷く、早期の改修を要する。
因みに、WTで登場するシルカは冷却システムに欠陥を抱える早期生産型であり、コックオフを防止するため、時々射撃を中止している砲身が見れる。
レーダーが1.77で機能するようになり、RB以上でも敵機に見越し点が表示されるようになった。
【装甲】
あってないようなものである。全周、15mm厚で統一されており、ブローニングなどの機関銃に容赦なく抜かれる。有難い事と言えば、オープントップでは無くなったため機銃掃射で死ににくくなった事であろう。
【機動性】
PT-76の車体をベースにしているだけあって良好であり、30km/hまでは楽々加速できる。後退速度は8km/hで、旋回性も速度に乗っていればいいが、その場での旋回は少々遅い。超信地旋回は不能。
ASU-85同様、水上航行機能に関してはオミットされているため、沈む。
史実
自走対空砲ZSU-57-2は57mm機関砲により長射程を実現したかと思われたが、レーダーを搭載しないため実際に捕捉・照準可能な距離は低く抑えられた。また射撃レートの低さと砲塔旋回の遅さはジェット航空機に対して有効に射撃できるものではなかった。
そこで、1957年にこれらの欠点を解消した新たな自走対空砲が必要とされ開発が命じられる。
この命令により2種類の車両が設計された。ZSU-37-2“Енисей(エニセイ,川の名前)"とZSU-23-4“Шилка(シルカ,同上)"である。
シルカはエニセイに対して有効射程・対応目標速度・高度という面で劣っていたが、しかし安価であることが決め手でシルカに軍配が上がった。
射程が劣ることは自走誘導ミサイルである9K33ストレラ(SA-9ガスキン)との連携を前提としていたために問題とならなかったのである。
1964年から配備がはじまりソ連の機甲部隊をNATOの航空部隊から護衛することが期待され大量に配備された。
武装は液冷のAZP-85 23mm 4連装機関砲である。これは1945年から配備されその軽量さが評価されたZPU-4 14.5mm対空機関砲の拡大型であり、連射速度は4門合計で3,400から4,000発/分と高い射撃レートを実現している。
上段と下段の2門づつをそれぞれ打ち分けることも可能であり、砲弾は1門あたり上段が480発・下段520発で合計2000発の23mm砲弾を搭載する。
レーダーはその外見からガンディッシュとNATOから呼称されたRPK-2を搭載している。
最大探知距離は20kmだが、実際に標的とする比較的小型の攻撃機(A-4,F-104など)に対しては13kmが実用探知距離と言われる。
このレーダーにより目標との距離・方位を測定可能だが、しかし捜索用レーダーと共用であることから目標を追尾しながら他の目標を捜索はできない。
したがって1目標しか同時対処不能のため後発の自走対空砲とくらべて大きな欠点となっている。
とはいえ、出現当時は世界初のレーダー搭載自走対空砲として先進的な存在であった。
レーダーから得られた目標距離・方位・仰角およびそれらの時間あたり変化量などの射撃諸元はシルカの射撃管制装置である1A7 SRP電気式アナログコンピュータへ伝達される。
この60個のモーターの集合体は着弾までの時間・必要な見越し角を機械的に計算し、電気油圧式照準システムへと伝達・自動追尾する。
砲塔旋回用のAPU(補助動力装置)を搭載することで高速な砲塔旋回を実現し、超音速ジェット機へも対応可能である。
当時の核戦争を前提とした情勢においては、シルカはNBC防護された対空車両としても有用な存在であった。
シルカはソ連のみならず旧東側諸国の多くに大量に輸出された。
中東戦争での実戦においてミサイルを避けて超低空飛行するイスラエル航空機を撃墜するなど想定通りの戦果を上げた。
しかし、アフガン紛争などにおいて機関砲弾を広範囲に射撃できる特製から、主に地上の目標を掃射する任務に駆り出されたことが有名である。
特に山間の地形で、山頂などから奇襲を仕掛けてくるアフガンゲリラ達には仰角を取れる機関砲を持つこれはMi-24と並んで最大の脅威だった。
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
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- DEV鯖よりも曳光弾の表現大人しくなった? DEV鯖だと照準器覗くとまともに前が見えなくなるくらいだった気がしたけど。 -- 2016-10-01 (土) 15:17:08
- このコメントを雑談版に転送できるぐらいには修正があったよ -- 2016-10-03 (月) 20:40:10
- テストドライブで乗ってみた感じ相当弾バラけるね。砲の回収済ませればマシになるかな? -- 2016-10-02 (日) 03:18:46
- 改修進めるとだいぶ素直な弾道になってくれるよ -- 2016-10-02 (日) 10:02:55
- 砲塔前面に弾薬庫がさながら乗員を守る盾のように配置されてる、正直全然安心感が感じられない -- 2016-10-02 (日) 22:20:12
- PT-76と同じ車体って、言われてみないと全くわからんな -- 2016-10-03 (月) 19:02:17
- こいつのあだ名というかコードネーム教えてください! -- 2016-10-03 (月) 19:18:10
- Шилка -- 2016-10-03 (月) 19:27:04
- 知るか!(様式美) -- 2016-10-03 (月) 19:41:18
- ソ連ってお役所だから書類上だけでもいろんな名前があるよ。 -- 2016-10-03 (月) 19:47:36
- 一般的な呼び名はシルカで知られてる。 -- 2016-10-04 (火) 09:44:17
- ↑ミス。記憶違いじゃなけりゃ渾名だけど、湾岸戦争で本車の対空砲火の中で任務を行った米空軍パイロット達は、本車のことを『ゼウス』と言って恐れたらしい。 -- 2016-10-04 (火) 09:48:30
- 画像めっちゃかっこいいやんけ....貼ってくれた人に感謝^^ -- 2016-10-04 (火) 09:42:16
- 砲塔に付いてるレーダーがピノに見えてめっちゃ美味そう。 -- 2016-10-04 (火) 09:52:27
- 史実でこいつは水に浮けたの? -- 2016-10-15 (土) 12:48:53
- 無理やで。車体がPT-76と共通ってだけ。同じく車体共通ファミリーのASU-85もゲインフルも皆無理。水陸両用引き継いだのってBTR-50ぐらいじゃね? -- 2016-10-15 (土) 13:04:33
- ZSU-4-23の方が強そう(小学生並の発想) -- 2016-10-15 (土) 21:15:25
- 4mmとか拳銃弾かな?( -- 2016-10-15 (土) 21:33:15
- しかし23丁合わさり、マシンピストルであれば或いは・・・(なお有効射程距離 -- 2016-10-15 (土) 21:41:58
- 4インチ=102mm艦載砲B-18が23門かな?(アメリカ人的発想 -- 2016-10-15 (土) 22:00:22
- 某海軍のなんとか大王級みたいにトップヘビーでひっくり返りそう -- 2016-10-15 (土) 22:11:30
- 鉄の戦艦シリーズかな? -- 2016-10-23 (日) 21:30:11
- ZSU-2-57はもっと凄そう -- 2016-10-15 (土) 22:53:52
- ベトナム戦争でとんでもない戦果上げそう(小並感) -- 2016-10-27 (木) 23:55:15
- SU-122-54のがやばそう(小並感) -- 2016-10-28 (金) 02:27:47
- 4mmとか拳銃弾かな?( -- 2016-10-15 (土) 21:33:15
- イスラム国がこれと同じ23mmで処刑する動画みたけど一発で頭吹き飛んで土煙すごかったな 戦車砲で気絶する程度のここの超人すごいと思った -- 2016-10-28 (金) 02:18:24
- 惑星warthunderでは良くある事だ。ゲパルトもシルカもレーダーなんて飾りなのさ -- 2016-10-28 (金) 03:11:25