ドイツ RankIV 駆逐戦車 Waffenträger Krupp-Steyr mit Pak 43 ヴァッフェントレーガー
概要
第二次世界大戦末期にドイツで開発された対戦車自走砲の一種である。日本語に訳すなら兵器運搬車、英語ならウェポントレーラーとなる。本車はクルップ社・シュタイアー社(AUGでお馴染みの)が共同開発したものである。
コレとは別にアルデルト社・ラインメタル社共同開発の車輌(そちらが正式採用された)も存在する。
車両情報(v1.**)
[添付]**必要経費 [#V2-1_Costs]
必要研究値(RP) | 20000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 40000 |
乗員訓練費(SL) | 48000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.7 / 5.7 / 5.7 |
RP倍率 | *** |
SL倍率 | *** / *** / *** |
最大修理費(SL) | 5000⇒6185 / 3240⇒4008 / 4620⇒5715 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 14.5⇒**.* / **.*⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -8/45 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 11.05⇒8.5 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | *** / *** / *** |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | *** / *** / *** |
重量(t) | 16.3 |
エンジン出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
*,***rpm | |
最高速度(km/h) | *** / *** |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | *** |
乗員数(人) | * |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 8.8cm KwK43 L71 | ** |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
PzGr 39/43 | APCBC | 10.0 | 108.8 | 1000 | 235 | 232 | 219 | 204 | 190 | 176 | - |
PzGr 40/43 | APCR | 7.3 | - | 1130 | 272 | 270 | 250 | 228 | 208 | 189 | 210 |
Sprgr.L/4,5 | HE | 9.0 | 698 | 820 | 13 | 13 | 12 | 11 | 11 | 11 | - |
Hl.Gr 39 | HEAT | 7.6 | 1100 | 600 | 110 | 70 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
【火力】
フェルディナントと同じ主砲である8.8cm PaK 43 L/71戦車砲を搭載しており、その貫徹力・炸薬量・装填速度のバランスにおいて同BR帯では過剰な程優秀である。
ナースホルンも同性能の主砲を有しているが、あちらは固定砲戦闘室で射界が正面に限られるのに対して、こちらは全周砲塔の為カバー出来る範囲が広く、俯角も-8°とドイツ戦車の標準的な数値で癖が少ない。ただし、正面に関しては俯角制限がある。目一杯俯角をとりたければ側面、または背面を向けて戦うことになる。すぐ退避できるように稜線では後ろ向き、壁裏では車体前部を隠した横向き、などと使い分けると良いだろう。
砲塔旋回速度が未改修状態で11°/s程度、改修後でもABで15.5°/s、RBで13.2°/sとⅣ号戦車等と比べるとやや遅いが、自走砲としては十分な数値である。
【防御】
正面20mm、側面後面10mm、天板5mmと非常に薄く、正面装甲は傾斜を加味しても精々25mm~30mm程度、その上オープントップ。車載機銃による銃撃は元より、航空機の機銃掃射を受けてしまえば確実に被害が出てしまい、支援砲撃に晒される事になればひとたまりもない。
その薄さ故に徹甲榴弾が過貫通を起こし炸裂せずに突き抜けていく可能性もあるが、その場合は車体後部の燃料タンクに直撃する事になる。
弾薬庫は車体下部、砲塔下の車体両脇に配置されている。砲塔下の砲弾を全てなくそうとすると11発まで減らす必要がある。さすがに非現実的な数であるため、車体左側のみになる21発か、いっそわりきって全量搭載でもいいだろう。
【機動性】
エンジン出力が低い為、加速力が悪くモッサリしている。
カタログスペック上こそ30km/h以上出せるように見えるが、基本的にその様な速度で走る事は出来ず、整地で直進し続けてようやくその数値に近づいてくる程度である。
後退速度も最大-7km/h程出すことは出来るが、こちらも非常にもたつきを感じる。
地形によっては満足に動けず歯痒い思いをする事もあるので、陣地転換の際は早めの行動を心掛けよう。
史実
1942年、単体では機動力のない10.5cm榴弾砲を搭載、砲の運用と積み下ろし可能な車両が計画された。Ⅲ/Ⅳ号戦車車体をベースとしたホイシュレッケ等の試作が行われたが、構造の複雑化のほか要求仕様の混乱により量産には至らなかった。
その後、1944年2月に兵器局第4課により新たな要求仕様が提示された。
兵器局第4課より要求された仕様は以下の通りである。
武装:360度全周囲射撃が可能で特殊機材無しに火砲の積み下ろしが可能なこと
俯仰角は-8°~+45°(少なくとも+42°)
装甲:前面20mm/側面10mm
全高:火砲含め1.8mまで
最低地上高:500mm
この計画の中では複数種類の火砲の自走化を目的としていたが、特に8.8cm Pak43対戦車砲の自走化が最優先とされた。
計画は車両規模、搭載兵装により「軽」型と「中」型の2種類に分かれていたが、その内「軽」型はクルップ社を総元締めとし、ラインメタル社、シュタイアー社、アルデルト社にて検討が行われた。
その後シュタイアー/クルップ社共同による試作車(プレイヤーが乗ることとなる本車)と、アルデルト/ラインメタル社共同による試作車が完成した。これらはどちらもオープントップの砲塔に8.8 cm PaK 43対戦車砲を搭載していたが、前者は試験で多くの問題点が指摘され、後者は完成度は高いものの、コストと製作時間が長い問題点があった。そこでアルデルト/ラインメタル社がさらに簡易な試作車を開発し“Geschützwagen 638/18 SF PAK.43 Ardelt Waffenträger”として量産化されることとなった。
小ネタ
- アンサイクロペディアのギュンター・アルデルト博士のページにて生産された10両のアルデルトヴァッフェントレーガー(本車ではなく制式採用されたアルデルト・ラインメタル社タイプ)のうち7両の活躍を追うことができる。残り3両はベルリン市街戦に参加しその時の写真が残っている。
どこぞのロシア映画ではボスキャラとして博士共々、登場したりする。 - 正式採用されたアルデルト社製と異なり本車は量産はされなかったが、製造された試作車はクンマースドルフ試験場にそのまま置かれ、大戦末期に組織されたクンマースドルフの戦闘部隊に戦力として登録されていたことが確認されている。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- 弾薬庫五か所、右後部から消費し右後部、右前部、左後部、左前部、車体下部と弾薬の消費。 -- 2017-09-20 (水) 20:44:37
- 他のやつはでないのかな? -- 2017-09-22 (金) 21:30:11