日本 RankV 対戦車ミサイル車両 Type 60 ATM / 60式装甲車(64式対戦車誘導弾装備仕様)
概要
ver1.67で実装された日本陸軍のRankV装甲兵員輸送車。Type60の名の通り陸上自衛隊の60式装甲車である。
ゲームでは上記の通りミサイル(64式対戦車誘導弾)が搭載されたものなので、兵員輸送車だが戦闘も十分に出来る。偵察機能有り。
車両情報(v1.69)
必要経費
必要研究値(RP) | 180,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 270,000 |
乗員訓練費(SL) | 78,000 |
エキスパート化(SL) | 270,000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 2,000 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 6.7 / 6.7 / 6.7 |
RP倍率 | 200% |
SL倍率 | 150% / *** / *** |
最大修理費(SL) | 3600⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
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【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 14.9⇒**.* / **.*⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -10/20 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 10.4⇒**.* |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 30 / 30 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 30 / 30 |
重量(t) | 12.0 |
エンジン出力(hp) | 312⇒*** / ***⇒*** |
2,400rpm | |
最高速度(km/h) | 42 / *** |
実測前進~後退速度(km/h) | 41 ~ -9 / 38 ~ -38 |
最大登坂能力(°) | 28⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 70% |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 64式対戦車誘導弾 | 6 |
機銃 | 12.7 mm M2HB 機関銃 | 2500 |
機銃 | 7.62 mm M1919A4 機関銃 | 3000 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) | リロード | 貫徹力(mm) | 購入費用 (SL) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
距離10~2000m | |||||||||
Type 64 | ATGM | 16 | 85 | 手動*2 | 1.8 | 4.55 | 有 | 500 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 33000 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
△△△ | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
△△△ | |
[添付] | |
条件 | △ |
説明 | △ |
研究ツリー
前車両 | Type 60 SPRG (C) |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | Type 87 RCV (P) |
解説
特徴
【火力】
本車は対戦車ミサイルを主武装とするが、いくつか大きな欠点がある。
まず、ミサイルの飛翔速度がWT中で最低速の85m/sである。1000m先の目標に到達するまで約12秒かかる。これは敵がこちらのミサイルに気づいて物陰に隠れられるほど遅い。
RB・SBでは残念ながらミサイルが手動誘導なため、キーボード操作で自分で動かすが、幸い(?)なことに、落ち着いて誘導できるほどミサイルは遅いためじっくり誘導しよう(この弾速が吉と出るか凶と出るかは状況によるが...)。どのモードでも着弾まで時間がかかるので、ミサイルの誘導中に敵に狙われないように自車の安全を確保した上で攻撃を行いたい。
次に問題になるのは装弾数の少なさである。たった6発しか持っていけず、FV4005もびっくりな少なさである。ただし、ABなら6発撃ち切るとその場で再装填が行われるので、他のモードに比べれば気にならない。
さらに、ミサイル発射機が斜め上を向いて取り付けられており、ミサイルは発射すると一旦上昇して飛んでいく。そのため、自車より低い位置や110m以内の近距離の敵に対して直接照準しても、ミサイルは敵の上を飛び越えて行ってしまう。このような場面では、敵車両よりも手前の地面を狙って攻撃することで真っすぐに飛ばすことができる。
それなら、遠距離からアウトレンジすれば良いじゃないかと思うが、射程が2キロしかないため、広いマップだと敵の手前でミサイルが自爆してしまう。
以上の欠点に加えて、対戦車ミサイル共通の欠点が追加される。木や柵が間にあると誘爆してしまう、敵に気付かれていると回避される、発射位置が非常に目立つ、等である。
幸いなことに貫徹力・威力は共に高いため、当てられさえすれば撃破には困らないだろう。
発射機は高い位置に付いているため、車体を隠して発射機のみ稜線から出して一方的に攻撃といったこともできる。
何気にブローニングM2重機関銃がキューポラに装着されており、高機動な軽装甲車両に意図しない方向から奇襲された時に多少なりとも対処できる。
かつては車長が気絶するとミサイルが撃てなかったが、Ver1.77リリースの際に修正された為現在では問題なく射撃出来るようになった。
またVer1.79以前はATGMが発射した瞬間消滅する、マウスを動かしてもいないのに勝手に動く、ワープするなどの不具合が発生していたが、Ver1.81でこれらの不具合は解消されている。
だが、こんなのは序の口である。最も恐ろしいのが、本車の実装当初から残るバグで、車長が気絶するとミサイルが撃てなくなる事である。「じゃあ、車長が気絶しても、他の乗組員が移るんでしょ?」と思ってる方も多いだろう。しかし、ここで一つ思い出してもらいたい。WTでは、気絶した乗組員の代理は優先的に車長が行い、車長が気絶しても、他の乗員が車長の代理をしない...何か察した方もいるだろう。つまり、とりあえず誰か一人が気絶した瞬間、ミサイルが絶対撃てなくなる(車長がそこに移るため)。更に追い打ちをかけるのが、救急キットを使ったところで、車長の優先順位は低いので、他の搭乗員が先に蘇生されてしまう・・・
なお手動操作のミサイルの例に漏れずPingが高くなるとミサイルがワープする、踊りだす、操作をしていないのにまっすぐ飛ばないなどの致命的な問題が生じる。
これらは日本から接続する中で比較的Pingの低いUSサーバーですら起きるため、SAサーバー以外でミサイルを使用するのは困難な事を留意しておきたい。
【防御】
BRを考慮すると、装甲は頼りにならないものとして考えて良い。被弾はすぐに戦闘不能につながる。
ABではキルストの戦闘機の機銃でも撃破できることから狙われやすい。ミニマップを見て自車に向かってくる機影が見えたら、建物や岩の陰に隠れて敵機の射線を遮るなどして身を守ろう。
【機動性】
Type 60 SPRGから機動性が落ちており、裏どりなどには適さない。陣地転換くらいはできる。
【総評】
本車は運用において高いスキルと知識を要求される、玄人向けの車両である。ミサイルを中心に欠点が目立つため、低く評価されることが多い。様々な制約の多さから、いわゆる苦行車両といえる。
はじめはミサイルを命中させられず、こちらは撃破されるだけの展開が続いたとしても、気を長く持って運用しよう。この車両の特性に適切な使用方法で戦えば活躍できる。高貫徹・威力のミサイルを活かして、味方が対応に苦慮するような強力な装甲を持つ車両の撃破も夢ではない。
ただし、その適切な使用方法というのが、「野外戦で、中~遠距離にいる、こちらに気付かない可能性が高いor気付いても隠れる場所がない敵に対して、手動操作ミサイルに習熟したプレイヤーが使用する」という、かなり限定的なものになっているのが現状である。本車に特別な思い入れが無いプレイヤーにとって、積極的に使う理由は少ないと言わざるを得ない。耐えきれないならGEで飛ばしてしまうことも検討に値する。
偵察・修理支援も可能であるため、あくまで友軍の支援に徹するのも一案だが、そこに特化するべきかについては、諸兄の判断を尊重したい。
立ち回り
【アーケードバトル】
辛い。ネームタグが見える、航空機スポーンが誰でもできるといった環境から、「隠れて一方的に偵察」「遠距離から気づいていない敵を狙撃」と言った芸が出来ず、軽装甲と言うこともあり支援砲撃の的にされやすい。ミサイルはマウス誘導が可能になってはいるものの、「手前には当たらない」「弾速が遅く逃げられる」特性のせいもあり、大変苦行。活躍の機会は少ないだろう。
一方アサルトでは、アーケードでのミサイル車両特有の弾無限と偵察機能(からのキルスト)で意外な活躍を見せることも。意外と航空攻撃にも耐えるが、さすがにロケットの直撃は無理。また、弾速の遅いミサイルを命中まで誘導する都合上、連射力には難があるのであまりお勧めはできない。
機銃での撃墜が得意なら、面白い結果を残せるかもしれない。双眼鏡視点での照準も活用してみよう。
【リアリスティックバトル】
偵察機能とBR6.7環境でのミサイル持ちという点を最大限に活かそう。マップ端から偵察に徹し狙撃手気分の敵戦車をカウンタースナイプしたり味方集団の後方から偵察とミサイルによる正確な火力支援を行うのが基本的な立ち回りになる。固定された発射機により至近距離への攻撃手段は皆無であり突撃戦闘する車両ではない。乗員は6名と大所帯なので被弾に対しては意外な粘り強さを見せる。
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
60式装甲車に64式対戦車誘導弾を搭載した車両。
陸上自衛隊唯一の機甲師団、第7師団隷下の第11普通科連隊などで使用された。
本州以南の普通科連隊では、73式小型トラック(旧)などの荷台を改造して64式対戦車誘導弾を搭載していたが、敵陣に切り込む戦車に随伴することを考慮して60式装甲車に搭載された。
64式対戦車誘導弾は、射手が目視で経験と勘に頼りながら誘導する方法を採用していた。
当時、各国の歩兵部隊が運用可能なATMは技術的な問題から総じてこの形式であったが、弾着まで陣地転換できなかったり、射手が長時間敵射線にさらされるなどの問題点があった。しかし歩兵が戦車を駆逐できるという魅力が勝り、コストの安い対戦車ロケットと共に対戦車ミサイルは世界的に広まりつつあった。例えばフランスでは55年に採用されたSS.10や57年に採用されたENTACを配備し、ソ連では63年より9M14が64式対戦車誘導弾より早い時期から開発・採用しているし、アメリカではSSM-A23が64式対戦車誘導弾の遥か前に採用されているが58年には退役し、代わりにフランスからSS.10が60年、ENTACがMGM-32Aの名称で63年より配備が始まっている。一方日本も北方に鎮座する大国の脅威をひしひしと感じていた為対戦車ミサイルを自国で57年より川崎重工で開発がスタートし64年に採用したのである。これが64式対戦車誘導弾である。
60式装甲車は2006年に退役し、64式対戦車誘導弾も2000年代末には引退した。
小ネタ
ATMって何?自衛隊だとMATって呼ばれてるよ?
Automatic Teller Machine*3の略称...ではなく、Anti-Tank Missile(対戦車ミサイル)の略である。だがしかし、前述の通り、自衛隊ではMATと呼ばれている。というのも、ATMはアトムとも読める・・・つまり、"ATM=アトム=原子(atom)=原子爆弾"という風になってしまい、日本の国柄や歴史観を考慮し、MATになった。ちなみにMATは、Missile Anti-Tank の略で、ちゃんと意味も通じる。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- コメントが一気に消えたが一体何があった? -- 2017-08-02 (水) 09:43:17
- 消えたんじゃなくて、コイツが実装された時は既にzawazawaに以降された後だからこっちには誰も書き込んでないだけやで -- 2017-08-02 (水) 12:44:08