ソ連 Rank II 軽戦車 T-80
小柄な車体からはみ出す程の大型砲塔を搭載した違和感を感じるフォルム。
車輌情報(v.1.59)
必要経費
必要開発費(RP) | 7,900 |
---|---|
車輌購入費(SL) | 11,000 |
乗員訓練費(SL) | 3,000 |
[予備役]購入費(GE) | 10 |
[護符]購入費(GE) | 530 |
基本性能情報
報酬・修理関係
AB | RB | SB | |
リワード(%) | *** | *** | *** |
---|---|---|---|
開発ボーナス(%) | +12 | ||
最大修理費(SL) | *** | *** | *** |
最大修理費(SL) 最大改良状態 | *** | *** | *** |
車両性能
AB | RB | SB | |
Battle Rating | 2.3 | ||
---|---|---|---|
Rank | II | ||
車種 | LT |
初期 | ⇒ | 最終 | |
重量(ton) | 11.6 | ||
---|---|---|---|
エンジン出力(hp) | 324 | ||
3,400rpm | |||
最高速度(km/h) | 47 | ||
最大登坂能力(°) | 43 | ||
砲塔旋回速度(°/s) | 5.71 | ⇒ | 7.91 |
仰俯角(°) | -8/65 | ||
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 45/25/25 | ||
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 35/35/35 | ||
再装填時間(sec) | 3.25 | ⇒ | 2.5 |
武装プリセット | * |
基本武装
名称(戦車砲) | 搭載弾薬数 | |
主砲 | 45mm 20-K 戦車砲 | 94 |
---|---|---|
機銃 | 7.62 mm DT 機関銃 | 1071 |
弾薬
名称 | 弾種 | 弾薬重量 (kg) | 初速 (m/s) | 装甲貫通力(mm) | 購入費用 (SL) | |||||
10m | 100m | 500m | 1.0km | 1.5km | 2.0km | |||||
BR-243 | APHEBC | 1.4 | 760 | 69 | 67 | 58 | 49 | 41 | 35 | - |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BR-243SP | AP | 1.4 | 757 | 72 | 70 | 61 | 51 | 43 | 37 | 9 |
BR-243P | APCR | 0.85 | 985 | 103 | 94 | 64 | 40 | 21 | 17 | 30 |
O-243 | HE | 2.2 | 343 | 4 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP(RP) | 購入費用(SL) |
I | Tracks | 350 | *** |
---|---|---|---|
Parts | 350 | *** | |
BR-243SP | 350 | *** | |
Turret drive | 350 | *** | |
II | Suspension | 390 | *** |
Brake system | 390 | *** | |
FPE | 390 | *** | |
Adjustment of Fire | 390 | *** | |
III | Filters | 580 | *** |
BR-243P | 580 | *** | |
Elevation Mechanism | 580 | *** | |
IV | Transmission | 750 | *** |
Engine | 750 | *** | |
Artillery Support | 750 | *** |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
森林迷彩 | |
条件 | 56撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 三色夏季迷彩 |
冬季迷彩 | |
条件 | 80撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 標準的な冬季迷彩 |
二色砂漠迷彩 | |
条件 | 104撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 標準的な二色砂漠迷彩 |
三色迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 欧州三色迷彩 |
三色砂漠迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 三色砂漠迷彩 |
二色冬季迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 後期型二色冬季迷彩 |
研究ツリー
解説
【火力】
同志戦車兵諸君にはお馴染みの初期戦車のBT-5やT-26などが装備する45mm20-K戦車砲を前の機体のT-70から引き続き装備している。BRが2.0と1.0から使用している戦車砲には少し力不足のように思われることがあるが、実際にはそんなことはなくM3 Leeの正面の傾斜装甲を貫徹するのが少し難しいだけでこのBRでも十分な火力と貫徹力を有する革命的で優秀な砲である。20-K戦車砲搭載型で唯一BR-243P硬芯徹甲弾とO-273榴弾が使用できるが、まずAPCRの場合T-80とマッチする敵でAPHEBCで貫徹できずAPCRでのみ貫徹可能という敵はおらず、弾が軽いため距離による貫徹力減衰が非常に大きく、さらに加害範囲も非常に小さいことからあまり搭載はお勧めできない。続いて榴弾だが、まず前提として加圧というものを知っておく必要がある。これは2号重歩兵砲やM8 HMCなどのオープントップ車に榴弾、対戦車榴弾、ロケットなどを当てるとそこから加圧判定が発生し搭乗員をワンパンするというものである。これは比較的小口径の榴弾でも発生(Ⅳ号戦車E型やシャーマンなど)するのだが、T-80の場合小口径ゆえの炸薬量の少なさか榴弾使用時にこの加圧判定でオープントップをワンパンすることはかなり難しい(一応加圧判定は発生するが非常にしょぼい)。このためわざわざAPHEBCと一緒に榴弾をもっていって弾薬庫爆発のリスクを抱えるというのはあまりにもリスク対効果が薄すぎるのでオススメはしにくい。(ワンパンできない榴弾を込めて何発も撃つよりAPHEBCを撃ち込んだマシ)このため基本的に炸薬入り徹甲弾であるBR-243APHEBCを35-40発ほど持っていけば弾切れに困ることはないだろう。また、20-K戦車砲搭載車共通で使用できるBR-243SPAPBCは貫徹力がほぼAPHEBCと同じなうえ無炸薬で加害範囲も劣っているためこちらを使用する意味は全くない。
ランクが上がったことで軽車両の固有スキルである「偵察」が使用できるようになった。ABはもちろんRBでは重要なファクターとなるため最大限活用しよう。今後BMP-1などのIFVの登場まで偵察が使用できるランクⅡ以上の軽戦車は非常に少ないので、乗りこなしておいて損はない。
大型砲塔に換装され砲塔要員が二人になったため再装填時間が短縮された。ある程度装填手を鍛えてエキスパート化してやれば2秒台という高速リロードで敵を圧倒することができる。
砲塔旋回速度はT-70より若干早くなっているものの、遅いことに変わりはないため注意しよう。
【防御】
車体側面と砲搭側面が25mmに強化されある程度車体を傾けても大丈夫になった。ただし防盾が35mmに減厚された他、操縦手ハッチの形状が変更され正面から抜かれやすくなったので注意が必要。
砲塔の大型化に伴って車体左側からターレットリングが大きくはみ出した形となっているため戦う際は左側を庇うようにすると良いだろう。
搭乗員が三名に増えたことによって、一人が気絶しても平気になったのは心強い。
【機動性】
重量の増加に伴って若干低下したものの概ね同じ感覚で使える。
相変わらず停車時の車体の揺れが大きくて長いため接近戦はなるべく避けるのが良いだろう。
史実
T-80軽戦車は、N.A.アストロフ主任技師が率いる第37(自動車)工場設計局チームが、T-70軽戦車シリーズの後継としてT-70M軽戦車をベースに開発したもので、第2次世界大戦におけるソ連軍最後の制式軽戦車でもある。
独ソ戦最大の機甲戦となったクールスク大会戦が勃発した1943年の中期には、ソ連の戦車工業は独ソ戦初期の痛手と疎開による生産力の停滞を乗り越え、その生産能力はむしろ戦前期の水準をも超えるほど大きく伸長していた。
主力戦車であるT-34中戦車の生産も軌道に乗り、むしろ1942年後半より姿を見せ始め、戦場で遭遇することが多くなりつつあったドイツ軍の新型重戦車ティーガーIに対抗するため、より強力な火力を持つ中戦車・重戦車の開発が焦眉の課題となりつつあった。
東部戦線の機甲戦闘は独ソ双方とも火力、装甲の強力な戦車を投入した熾烈なぶつかり合いの様相を呈しており、主戦闘における軽戦車の活躍の舞台はますます狭まりつつあった。
しかし1943年秋になっても第37工場設計局のアストロフ技師らは、軽戦車の戦闘性能の向上を目指して新型軽戦車の開発を続け、T-70M軽戦車をベースに改良を加えたT-80軽戦車を生み出すに至った。
T-80軽戦車は、車体はT-70M軽戦車のものをほぼそのまま引き継いでおり全体形状も似通っていたが、最大の特徴はT-70M軽戦車の1名用砲塔に代えて、主砲の最大仰角が+60度まで取れる新型の2名用砲塔を搭載したことである。
大仰角が取れるようにしたのは主砲による対空射撃や、市街戦における建物の高所に対する射撃を可能にすることを狙ったもので、T-70M軽戦車と同じく砲塔防盾に46口径45mm戦車砲20Km、7.62mm空冷機関銃DT、TMF直接照準機が同軸に装備された他、砲塔上面に新たに可動式潜望鏡型照準機が取り付けられた。
また従来の軽戦車では1名のみだった砲塔要員を2名に増やし、火器の装填・照準/発射から乗車指揮までの作業を分担するようにしたことで、戦闘動作の効率が確実に向上した。
一方T-80軽戦車の開発と並行して、68.6口径という長砲身の45mm対戦車砲M1942をベースとした新型の45mm戦車砲BT-42/43を、T-80軽戦車およびT-70軽戦車シリーズに搭載する計画も進められ、試作も行われた。
この45mm戦車砲BT-42/43は、弾頭重量1.425kgの被帽徹甲弾を使用した場合砲口初速950m/秒、射距離500mで59mm、1,000mで54mmの均質圧延装甲板を貫徹することができた。
しかしこうした開発陣の努力にも関わらず、ソ連軍機甲総局(GBTU)および軍指導部はこの時機に、新たな軽戦車を大量生産に移す意義は失われたものと判断しつつあった。
それは威力偵察その他に限ったとしても、同質の任務を果たし得る英米からの供与戦車(ヴァレンタインMk.III歩兵戦車、M3A1軽戦車)が大量に調達できる状況にあり、戦線でも将兵から高い信頼性で好評を博していた。
また併せて新たに軽戦車を生産するよりも、これまでに開発した軽戦車のシャシーを流用した自走砲(SU-76対戦車自走砲等)を生産する方が、戦線の必要を満たす上でより有用であるとの判断が勝ちを占めつつあったのである。
結局こうした事情を背景として、T-80軽戦車は1943年秋にわずか120両が生産されただけで終わった。
小ネタ
外部リンク
コメント
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- 隠れた強戦車 -- 2016-07-01 (金) 21:43:27
- 状況次第で10発中10発を弾く強戦車。 腰を据えて撃ち続けていると弾が足りなくなる。 -- 2016-07-04 (月) 07:49:43
- 上手いこと角度と距離作れば耐える耐える。ABでの占領要員だな -- 2016-09-13 (火) 12:51:43
- まぁ 貫通力があるので不意を突けば強い -- 2016-10-03 (月) 17:28:35
- 砲塔回転遅すぎ、目の前を走る三凸の脇腹すら狙えなかったわ -- 2016-10-31 (月) 07:16:29