Spitfire F Mk.XIVe

Last-modified: 2023-01-21 (土) 21:34:11

イギリス RankIV 戦闘機/爆撃機 Spitfire F Mk.XIVe

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概要

エンジンをマーリンからグリフォンに切り替えたスピットファイア(通称グリスピ)の、最初で最後の本格的な量産型。
2段2速過給機を備えるグリフォン65のパワーは絶大で、700km/h超の最高速度とトップクラスの上昇力、そして良好な高高度性能を併せ持つ。

機体情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)40000
機体購入費(SL)180000
乗員訓練費(SL)52000
エキスパート化(SL)180000
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)40
護符(GE)1500

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング5.0 / 5.7 / 5.3
RP倍率1.66
SL倍率1.0 / 3.8 / 4.3
最大修理費(SL)3690⇒4306 / 13520⇒14771 / 11770⇒14415

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)690⇒767 / 670⇒723
(高度8537m時)
最高高度(m)12000
旋回時間(秒)18.5⇒16.7 / 19.2⇒17.4
上昇速度(m/s)19.1⇒32.7 / 19.1⇒24.5
離陸滑走距離(m)400
最大出力(hp)1092⇒**** / 1076⇒****
離陸出力(hp)1642⇒**** / 1626⇒****
毎秒射撃量(kg/s)3.73
燃料量(分)min20 / 30 / 45 / 60 / max67
銃手(人)-
限界速度(IAS)794 km/h
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)- km/h, (離陸)- km/h, (着陸)250 km/h
着陸脚破損速度(IAS)260 km/h
主翼耐久度-6G ~ 10G

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所
機銃12.7mm
ブローニング
2520翼内
機関砲20mm
イスパノ マークII
2270翼内

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

武装名ベルト名内訳費用(SL)
12.7mm
ブローニング
DefaultT/Ball/Ball/IAI/AP-I-
UniversalAP-I/AP-I/AP-I/T/IAI40
Ground targetsT/AP/AP/AP-I/AP-I/IAI40
TracersT/T/T/T/T/AP-I40
StealthAP-I/AP^I/AP^I/IAI/IAI60
20mm
イスパノ マークII
DefaultHEF-I/HEF-I/P/T-
UniversalHEF-I/HEF-SAPI/AP/T80
Ground targetsAP/AP/AP/HEF-I/T80
TracersAP/T/HEF-I80
StealthHEF-I/HEF-I/HEF-SAPI/AP110

追加武装


名称
(爆薬量)
種類


影響【AB/RB/SB】費用
(SL)
搭載条件備考*1
最高速度
(km/h)
上昇速度
(m/s)
旋回時間
(sec)
B500lbs
bomb
1-30/-28/-28-3.3/-2.1/-2.1+0.9/+1.0/+1.0100HMBC mk.2-

機体改良

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Tier名称必要RP購入費(SL)
I胴体修理24005200
ラジエーター
12mm弾薬ベルト
20mm弾薬ベルト
IIコンプレッサー******
機体
新しい12mm機関銃
新しい20mm機関砲
III主翼修理***6300
エンジン
Mk.II year 1942
HMBC Mk.2
IVインジェクター交換520011000
カバー交換
Mk.II year 1943

カモフラージュ

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条件
説明

研究ツリー

 
 

解説

特徴

これまで魔改造に魔改造を重ねてきたスピットファイアだが、英国紳士の手はついにマーリンエンジンその物にまで及んだ。新機軸のグリフォンエンジンはマーリンより150㎏増重したものの、WEP時1900馬力を発揮する。主翼も一新されており、RBやSBでの急降下制限速度が向上した他、前縁に燃料タンクが追加された。5翅ペラとおむすび形の尾翼、タイフーンを思わせるバブルキャノピーも相まって、最早Mk Iの面影は殆どない。
武装は20mmイスパノMk.IIが2門と、12.7mmブローニングM2が2丁。使うかどうかはともかく、例の炸薬量が65kgしかない500ポンド爆弾も1発携行可。
これらの改造により過剰なまでの小半径旋回は鳴りを潜めたが、ランクII時代から据え置きだったダイブ耐性が改善された事で、高速戦闘を旨とする高レートレシプロ帯への適応を果たしたと言える。また、以前より低下したとはいえ、実戦レベルでは十二分な小回りの利きも保持している。優れた高高度性能と相まって、一撃離脱寄りの万能機として運用できるだろう。

立ち回り

【アーケードバトル】
--加筆求む--

 

【リアリスティックバトル】
--加筆求む--

 

【シミュレーターバトル】
SBのBRは5.3であり、間違いなくBR不相応な高性能機なのだが、BR5.0のマーリン搭載機に150オクタン燃料が追加され、馬力でも本機を凌駕するという怪現象に直面している。
ただ、件の怪飛行機は中低空チューンエンジン+ファストバック風防なので、高高度性能と後方視界の優越で辛うじて格上の面目は保っている。

史実

スピットファイアのエンジンをロールスロイス・グリフォンに換装する案は早くから存在したようで、1941年11月には試作型グリフォンを搭載したスピットファイアMk.IVが初飛行している。しかしこの段階ではまだグリフォンそのものが開発途中で、Mk.IVは2機のみの製造に止まった。
Mk.IVはMk.XXと改名されて試験が続けられ、1942年秋頃にはグリフォンを搭載した初の量産型スピットファイアとなるMk.XIIの製造が開始された。Mk.XIIが搭載していたグリフォンIII/IVは1段2速過給機を備え、最大出力は1730馬力、定格高度はなんと250mという超低空特化型であった。Mk.XIIはイギリス本土に低空で高速侵入してくる爆撃型Fw190の迎撃機として運用されたものの、結局100機程度で製造打ち切りとなった。
 
その後、2段2速過給機を装備するグリフォン61シリーズが満を持して登場し、これを搭載したスピットファイアMk.XIVの量産は1943年末頃から開始された。
Mk.IXまでの機体は主要構造がほぼMk.Iのままだったが、Mk.XIVに至ってようやく全体的に設計が見直された。機首の延長、垂直尾翼の大型化、主翼や胴体の構造強化、ラジエーターの大型化、プロペラの5枚化などが行われ、後期生産型では胴体を改設計し、風防を水滴型に変更した。
Mk.XIVは950機程度が製造され、このうち約半数は偵察機兼用のFR型だったとされる。また、これ以降のグリフォンスピット各形式はいずれも300機以下の製造数に止まっており、Mk.XIVが事実上最初で最後の本格的な量産型グリフォンスピットとなった。

小ネタ

ゲーム内計測値 1.77

カスタムバトル クルスク 燃料 20:00
RB
上昇力
0-3000m 2:04 24.2m/s
0-6000m 4:09 24.1m/s
上昇角度
0-4000m 22°
4000-6000m 20°
限界速度
IAS 794km/h


No.1 ◆恐怖! 転換訓練

Mk.ⅨからMk.ⅩⅣへの転換・習熟訓練も行われたが、マーリンエンジンと逆回転であることに加え、更に強力となったトルクに恐怖を感じたパイロットも多かったとのこと。
出典「世界の駄っ作機番外編 蛇の目の花園」p106より
 
ただし「慣れ」が生まれるとそこまで深刻な問題にはならなかったようだ。
参照「世界の傑作機No.102スピットファイア」
  「スピットファイア(エイ出版/エイムック3577)」


No.2 ◆V1(飛行爆弾)へのスコア

イギリス本土防空部隊のスピットファイアが撃墜したV1の総数429発のうち、300発以上がスピットMk.ⅩⅣが墜としたものである。
出典「世界の駄っ作機番外編 蛇の目の花園」p107/L6-L8より抜粋
 
史実でも書かれているように低空で侵入するドイツのJABO(ヤーボ)である109F-4B,190A-3/U-1の迎撃を見込んだ機体となっている。しかし航続距離は750km弱しかなく海峡を越えてまでの追撃はあまり行わなかった。またヤーボに関しても少数散発的な物だったので専らノルマンディ上陸作戦後から飛来する飛行爆弾迎撃が主な任務となった。
参照「世界の傑作機No.102スピットファイア」


No.3 ◆色々改修しました

基本的な設計は変わらないがマーリンからグリフォンに変更する様々な改修を行った。この小ネタでは史実記載にない部分を箇条書きする。
・排気量が10リットル程上がったので気化器取り入れ口を大型化
・エンジン架台の一部が鋼管からひし形の鋼板になり剛性を上げた(エンジンが25cm程前に移動した為)
・垂直尾翼内部に重心最適化の為のオモリ(42~45kgの鉛ブロックをボルト留め)を追加した
・無線機も重心最適化の為の操縦席後ろから胴体後部(尾翼側)に移動した
・機体水平主軸に対してエンジン主軸は2度下側に向いている(隔壁も傾いている)
・潤滑油オイルがエンジン下の空間からエンジンと燃料タンクの間(隔壁の裏)に移動した
・機器の移動によるメンテナンスハッチも移動
この他にも試作や初期型に様々な改修もあったが試行錯誤の結果無くなった箇所等は割愛する。なおゲーム内の機体は涙滴型(バブル)キャノピーを採用しているので後期生産型になる。
 余談で、初期生産は4枚羽で先端スピナも少々小ぶりだった模様。
 
参照「世界の傑作機No.102スピットファイア」
  「スピットファイア(エイ出版/エイムック3577)」

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

公式Devログ

War Thunder Sound Recordings, Part 3: The Griffon Spitfire

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • なぜスピットに積んでるM2は前期型なのだろうか? -- 2016-12-08 (木) 14:52:36
  • 対戦闘機なら、こいつのグリスピ兄弟とLF mk9がレシプロ最強だろうね。重要な要素が高水準でまとまってるので、自機の弱点と相手の特性を意識すれば、後だしじゃんけんで常に有利に戦える。 -- 2016-12-10 (土) 23:24:21
  • こいつからグリスピ四兄弟全員コックピット前面が防弾ガラスから鋼の板になってて草 -- 2016-12-25 (日) 05:54:35
    • 照準に捉えた敵落とせんやん.... -- 2016-12-25 (日) 11:58:31
    • しかもなぜか燃料タンクの間の装甲が防弾ガラスに -- 2016-12-25 (日) 14:33:44
    • 課金の方もなってる -- 2016-12-25 (日) 22:39:06
  • キャノピー開くようになったね。 -- 2016-12-25 (日) 21:23:47
  • コクピット正面が防弾ガラスから鋼になってる・・・ -- 2016-12-26 (月) 17:53:46
    • 既出ゾ -- 2016-12-26 (月) 18:03:29
  • 荒らしですか -- 2016-12-27 (火) 20:40:47
    • グリスピに落とされて顔真っ赤なお子様なんやろ -- 2016-12-27 (火) 21:03:29
    • 差し戻しておきました。 良い子のホモガキ諸君は、顔真っ赤で荒らすのは…やめようね! -- 2016-12-27 (火) 22:30:29
    • イギリスページや他のスピットのページも荒らした常習犯です。DiffAnaの仕様をご存知の方は通報の協力をお願いいたします。→通報用リンク -- 編集者Snow? 2016-12-27 (火) 22:35:57
  • 意外とダイブする敵も速度が出る前に仕留められる。機首の重さが逆に射撃の反動を押さえてくれるのか? -- 2017-03-02 (木) 00:32:47
  • 一つ上でも書いたけど射撃のしやすさからかどんな射撃機会も物にすることが出来て1試合に3キルは軽く出来る。ただ今までのスピットと違ってピッチが重いし高速域は特に顕著だから今までとは逆に一撃離脱を仕掛ける敵機が急上昇で回避することがあるから予測しといた方がいい。逆にされる側は上昇で回避するのもありRB -- 2017-03-03 (金) 20:56:43
  • コイツ強すぎんよーABでももっとBR上げていいんじゃないかな・・・。 -- 2017-03-04 (土) 00:28:19
    • 同型機が沢山あるからキル数がバラけて目立たないんじゃないかな。 あと、すぐ上のレベルにもっと強力なやついるし・・・ -- 2017-03-04 (土) 22:30:24
  • この機体っていわゆるOPに入りますか? -- 2017-03-14 (火) 14:59:04
    • 入る。AB・RB・SBの全モードでOP。大抵の敵は射線に入れば落とせるし高高度の速度でも優れてるから独機の高速機にも対抗出来る -- 2017-03-14 (火) 15:20:28
    • 現実でもOPだったからな。対戦で本格的に量産運用された戦闘機の中じゃほぼ間違えなく最強の空戦能力を持つレシプロだった。航続距離とかで弱点を抱えたけど、ゲームじゃあまり関係ない。 -- 2017-03-24 (金) 11:30:31

*1 爆薬量はTNT換算