Pz.Kpfw.IV Ausf.J

Last-modified: 2023-05-29 (月) 17:09:36

ドイツ RankII 中戦車 Pz.Kpfw.IV Ausf.J

War Thunder Screenshot 2021.03.03 - 16.36.15.743.jpg

規定カモフラージュ変更前

shot 2016.10.28 14.33.14_0.jpg

概要

大戦最末期に生産されたH型の簡易生産型。
ゲーム内では砲塔旋回が遅くなっている他、車体のシュルツェンも省略されている。
因みにⅣ号戦車としては最多生産型である。

車両情報(v2.3.0)

必要経費

必要研究値(RP)33,000
車両購入費(SL)130,000
乗員訓練費(SL)36,000
エキスパート化(SL)130,000
エース化(GE)470
エース化無料(RP)360,000
バックアップ(GE)70
護符(GE)1,200

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング4.0 / 3.7 / 3.7
RP倍率1.48
SL倍率0.7 / 1.3 / 1.5
最大修理費(SL)1740⇒2575 / 2350⇒3477 / 2400⇒3551

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)5.7⇒11.3 / 3.6⇒6.0
俯角/仰角(°)-10/20
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
7.6⇒5.9
スタビライザー/維持速度(km/h)無し / -
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
80 / 30 / 20
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
50 / 30 / 30
船体崩壊
重量(t)25.4
エンジン出力(hp)465⇒572 / 265⇒300
3,000rpm
最高速度(km/h)43 / 39
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
視界(%)99
乗員数(人)5
 

暗視装置

なし

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲75 mm KwK40 L/48 cannon187**
機銃7.92 mm MG34 machine gun25,150-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
7.5cm
KwK 40 L/48
PzGr 39APCBC6.80.028975014013712511210089
Hl.Gr 38BHEAT4.40.872145080
PzGr 40APCR4.1-93016616214612811298
Sprgr. 34HE5.740.68655010
K.Gr.Rot Nb.smoke6.20.050540-
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯*********
修理キット
砲塔駆動機構
弾薬開発1
IIサスペンション*********
ブレーキシステム
手動消火器
砲火調整
弾薬開発2
IIIフィルター*********
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機*********
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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△△△
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両
派生元車両Pz.IV H
次車両


解説

H型の改良型といえば聞こえがいいが、生産性を上げる為のダウングレード版簡略化型。
その為、完全手動になった砲塔旋回速度は大幅に低下し、車体側面のシュルツェンも無くなった。
主砲だけは、H型と同じでBR4.7相応の性能を持っているのでH型のスペアとして使うといいかもしれない。

【火力】
最大貫通力140㎜の炸薬入りAPCBC、垂直装甲に特化していて使い道の無いAPCR、軟目標(オープントップ)用のHE、軟目標用兼 軽装甲相手もなんとかこなせるHEAT、視界を遮れる煙幕弾と豊富な弾種を使用可能である。炸薬は相変わらず少な目なのでちゃんと弱点を狙うといい。
俯角-10度とハルダウンしやすい。
H型との大きな差異は砲搭旋回速度の低下だろう。前車体よりはるかに遅くなった9.2度/秒(フル改造で)で、速い敵に対して対応しづらくなった。
いざというときは車体ごと砲搭を回すなどの工夫が必要になる。

弾種選択

APCBC: 本車両のBRにおいて遭遇するすべての車両を正面から貫通することができる。ただし強い傾斜部分に当たったり、昼飯の角度を活用されるとやはり跳弾してしまうため、慢心することのないようにしよう。炸薬が少なく貫通できても敵戦車の乗員が何名か生き残ってしまうことがあるため、相手の砲手付近を狙えると良い(大抵の戦車は砲塔左側、つまり狙う本車の側からみて右側に砲手がいる)。また、14mm以下の装甲に対しては貫通しても爆発しないため、極度に軽装甲の車両やトラックベースの車両に対しては後述のHE弾を使おう。

APCR:装甲に垂直に入射したときの貫徹力に特化した徹甲弾。本車両においてはAPCBCで十分貫通できる上、加害力の弱さ、傾斜装甲への弱さから使うメリットはない。*2

HE: 多くの密閉砲塔の戦車にダメージを与えられないが、オープントップ車両(外部から乗員が見える車両)にたいして過圧判定*3が入るため車体のどこかに当たるだけでワンパンできる。特にトラック系車両はAPCBCではうまくダメージが入らない事が多いため、対策としてこの弾を2~10発持っていくといいだろう。APCBCに比べて初速が遅く垂れる弾道であるため注意。

HEAT: HEと同じく炸薬がTNT換算200gを超えるためオープントップ車両対策として使用でき。また、威力も貫徹力も頼りないが装甲車両にもある程度対処ができる(ご先祖であるPz.IV F1での主力弾であったHEATと同一の弾である)。HEよりも更に初速が遅く弾道の垂れが大きいため、HEとどちらを持っていくかは好みが分かれる。

smoke:煙幕弾である。主に敵の狙撃ポイントに打ち込んで妨害するなど上級者向けの弾である。積めば戦術の幅が広がるが、持っていく弾薬が増えると弾薬誘爆のリスクも上がるため、マップ等の状況を見て入れるか入れないかを決めるべきである。よくわからなければ持っていかなくてもよい。

【防御】
車体正面80㎜、砲塔正面50㎜と砲塔が柔らかめ。砲搭のシュルツェンは相変わらずだが、車体側面はついていない。
追加装甲で20㎜の履帯を砲搭と、車体正面に盛れるが、車体正面の追加部分はH型よりやや少な目である。
H型では廃止された煙幕弾発射機が復活したのでいざというときは射線を切れる。
弾薬についてはスポンソンの弾薬が消える54発(満タンから-33発)か、操縦手後ろ以外の弾薬がなくなる30発(満タンから-57発)だけ搭載するのがおすすめである。

携行弾数

Ammoracks_Pz.IV_H.jpg
▲①から順番に消費される(つまり⑪の弾薬庫は弾を使い切るまで残り続ける)

弾薬庫の状態満タン①を空に②まで空に③まで④まで⑤まで⑥まで⑦まで⑧まで⑨まで⑩まで砲閉鎖以外
搭載弾薬数87848280726354463830241
弾薬の空き(+0)(+3)(+5)(+7)(+15)(+24)(+33)(+41)(+49)(+57)(+63)(+86)

弾薬は2発ずつモデル化されており、2発撃つごとにダメージモデル上の弾薬も減っていく。
30発(+57)に抑えると操縦手後ろの弾薬庫のみとなり、弾薬誘爆リスクがかなり低くなる。乗り始めや戦い方がわからない場合はまずこの弾数まで減らそう。
弾薬が足りない場合は、上記表に従って少しずつ弾薬を増やしていくといいだろう。なお、右側面の弾薬庫にも弾薬を入れた場合54発(+33)となるが、これでも足りない場合は戦い方や弾種構成を見直してみたほうがよい。(長期戦となるアサルトの場合は別)

【機動性】
カタログスペック最大43km/h。後進速度はー8km/h。H型とほとんど機動性は変わらない。

史実

生産性を高める為に、H型と比べて構造が簡素化されていた他、生産時期によって細かく仕様が異なっていた。

最大の特徴は砲塔旋回モーターと発電用の補助エンジンがなくなったことである。その為砲塔旋回は必然的に手動で行うこととなったが、手動になったおかげで車体が傾斜していても旋回できたり、装填手がもう一つのハンドルを使って旋回を手伝えたのでかえって速度が向上したとも言われている(一例として補助旋回用ハンドルと共に回すことで一周26秒(14度/秒)程度で旋回させることができたと言われている。)。これに伴い車体後部から補助エンジン用のマフラーが消えた。

参考画像(クリックで表示)
H型J型
IVH_rear.jpgIVJ_rear.jpg

1944年5月には砲塔側面ハッチの視察孔が廃止、溶接で埋められ、7月からは車体上部の装甲厚を16mm強化するなどの改修が行われ、8月には主マフラーも廃止され消音効果のない単純な物に変更された。更に補助エンジンのあったところに燃料タンクが増設されたが、燃料漏れが生じたので外された。9月以降は、改良型の新型燃料タンクを装備して解決した。
鉄製の一枚板だったシュルツェンも、9月に軽量化などを図った金網製の「トーマ・シールド」に変えられた。10月頃には車長用キューポラのハッチが横にずらして開けるタイプに変更されるとともに車体前面の牽引具が省略され、代わりに車体側面装甲を前方に伸ばして穴を開け、そこにシャックルを付けて代用した。12月には上部支持転輪が3個に減らされた。
車体前面のブレーキ通気口も、1945年1月から省略され始めた。
なお、それぞれの仕様変更は月ごとに細かく分けられるが、後発品の生産状況や在庫次第によってかなり時期の違うパーツが混じっている場合もあり、初期の特徴のパーツを装備した末期車両等が普通に存在するため、一概には上記の推移が当てはまらない場合がある。

ちなみに中東戦争でシリア軍が本車を使用し、イスラエル軍のセンチュリオンと交戦した記録がある。

小ネタ

  • 接防御兵器(Nahverteidigungswaffe)
    このゲームのBR順では初めてⅣ号J型からお目にかかる装備である。ゲーム内では発煙弾発射器となっている。
    これは砲塔や車体の天井に取り付けられる360°旋回可能な簡易な発射装置であり、発煙弾の発射を発射可能な他、尾部をオープンにすれば信号拳銃を突っ込んで使用することで信号弾の使用や326 LP Pz時限榴弾を発射して接近してきた歩兵の掃討に使うことができた。
    Ⅳ号戦車でいえば1944年10月から配備されており(準備自体はそれよりずっと前から行われていたが生産が間に合わなかった)、末期ドイツ装甲車両には大体装備されているおなじみの装備となっている。
    以前はSマイン発射器などと言われていたがそれは間違いであり、あくまでも発煙弾の使用が目的の装備である。信号拳銃で発射する326 LP Pz時限榴弾もSマインとは関係のない弾薬である。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • 使ってるのは重度のIV号マニアかドMか宮崎マニア…かと疑うくらい見ない。トーマシールドが無いのは豚の戦車兵が外してしまったからなのか -- 2016-06-15 (水) 21:42:26
    • ↑の仰るように泥まみれの虎でドランシ大尉が音がうるさいとのことで外しました・・・個人的にはまさに砲塔だけのシュルツェンとSミーネ投射機が最高にシコくてわりと好きです -- 2016-06-15 (水) 21:47:13
    • 修理費安くて、リスポイント低くてBR低いもん -- 2016-06-16 (木) 18:53:19
      • F2かG型でいいじゃんってなる -- 2016-07-07 (木) 07:33:40
  • 今回のアプデで追加装甲が選択式になったったな、個人的に嬉しい -- 2016-07-01 (金) 19:15:15
    • 個人的には最初から装甲upという感じでお得感があってよかったんだけどなぁ。軽快さが欲しいならF2まで戻ればいいだけだし -- 2016-07-07 (木) 00:30:14
  • にしてもボロッボロ。 -- 2016-07-16 (土) 00:29:29
  • シュルツェン無くなってイケメン度が減る。 -- 2016-07-30 (土) 17:39:02
  • H型と違ってこっちの追加装甲は普通に4号の履帯なのね -- 2016-10-02 (日) 00:26:52
  • 砲塔旋回が『冗談だろ?』って言いたくなるほど遅い。その遅さ、数値にしてティーガーⅠの2倍ほどの遅さ。咄嗟に撃ちたいときは砲塔を回すより、車体を回した方が速い。 -- 2016-11-15 (火) 21:26:36
  • 天井10mmしかないけど戦闘機の機関銃に抜かれたことも抜いたこともないな -- 2016-11-26 (土) 18:48:29
  • 廉価版と言う事で砲塔の旋回速度が遅いけど威力は確かなので自走砲的に一歩引いて待ち伏せや狙撃に使った。 -- RB 2016-12-06 (火) 05:44:25
    • 十分強かった。 -- 木主 2016-12-06 (火) 06:04:50
  • こいつが砲塔旋回を手動にした理由はコストの削減もあるけど追加した補助燃タンクも併せて航続距離を倍にすることも目的の一つなんやで -- プラモデルの説明書で得た知識? 2016-12-27 (火) 22:38:09
    • そういうための砲塔手動だったのね。でもその利点WTじゃ反映されないから悲しい… -- 2016-12-27 (火) 22:59:17
      • 日本航空機「誠に同感である」 -- 2016-12-31 (土) 02:41:25
    • 補助タンク外されたJ型もあったみたいだ -- 2017-01-01 (日) 01:09:55
  • 君たちはそもそも求められてた性能が性能だしなあ…3000kmの航続距離とか搭乗員のこと考えてんですかね -- 2016-12-31 (土) 23:26:25

*1 爆薬量はTNT換算
*2 この弾が活用できる相手とは垂直装甲で厚みが140~160mm程度の戦車であるが、該当するのがBR4.7のChuchill Mk.7とBR6.0のBlackprince程度しかいない。APCRに再装填してまでこれらの戦車と正面から撃ち合うのは不利で、変速機か操縦手を撃ち抜かれて嫌々撃ち合う羽目になったときに1~2発撃つかどうかというレアケースでしか使えない。別にAPCRを積んでいなかったとしても砲身を撃てばよい。
*3 Ixwa Strikeアップデートで導入されたダメージモデルで、炸薬がTNT換算200g以上の弾薬の爆風が戦闘室の内部モジュールに到達すると付近の乗員全員の気絶判定が入る。多くの榴弾は炸薬がTNT換算200gを超える上、オープントップ車両では乗員付近に着弾した場合確実に爆風が乗員まで到達し過圧判定が入るため、ワンパンできる