Na-To

Last-modified: 2023-12-31 (日) 09:42:09

日本 RankIII 駆逐戦車 Na-To / 試製七糎半対戦車自走砲 ナト

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概要

1.65で実装された日本帝国陸軍の試製対戦車自走砲。チトチリチヌIIと同じ五式75mm戦車砲を備えており、攻撃力に関しては非常に優秀である。その反面、あらわになっているクルーが防御上の欠点となっている

車両情報(v1.65)

必要経費

必要研究値(RP)18000
車両購入費(SL)110000
乗員訓練費(SL)22000
エキスパート化(SL)55000
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)40
護符(GE)980

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング3.3 / 3.3 / 3.3
RP倍率1.42
SL倍率0.8 / 1.2 / 1.5
最大修理費(SL)1183⇒1463 / 1406⇒1739 / 1686⇒2085

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)5.3⇒7.3 / 3.6⇒4.2
俯角/仰角(°)-8/19
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
7.6⇒5.9
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
12 / 12 / 4
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
12 / 0 / 0
重量(t)13.7
エンジン出力(hp)234⇒289 / 146⇒165
2,000rpm
最高速度(km/h)43 / 40
最大登坂能力(°)40⇒43 / 40⇒41
視界(%)88
乗員数(人)6

武装

名称搭載弾薬数
主砲Lightweight type I 75mm Gun Model II40

弾薬*1

名称弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)購入
費用
(SL)
10m100m500m1000m1500m2000m
Type 1 APHEAPHE6.5684.88301401371251119988
Type 4 APCRAPCR4.2-9301771751511271089140
Type 90 HEHI6.17490.0830171715141211

車両改良

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Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯1300***
修理キット
砲塔駆動機構
弾薬開発1
IIサスペンション890***
ブレーキシステム
手動消火器
火砲調整
弾薬開発2
IIIフィルター1700***
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機3200***
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両Chi-Ha LG
派生車両
次車両M36B2(JP)
 
 

解説

特徴

連合国の新型戦車に対抗すべく、トラックの車体に五式七糎半戦車砲を搭載した試作自走砲。
前ツリーの長十二糎自走砲と比較して、車体が縦に長く小回りが利きにくい。

 

【火力】
直近のランクII自走砲である長十二糎自走砲ホニIIIよりも貫徹力が高いため、今まで正面からの撃破が難しかったM4戦車やT-34、KV-1を楽々撃破できる。
また、砲を左右に20度動かせるため、車体を動かさなくても移動目標への射撃がやりやすい。
さらに、APCRを使うことでBR3.3にして最大177mmという圧倒的な貫徹力を手にすることができる。ただし炸薬がない上、傾斜装甲には弱いので弱点狙撃を心がけよう。

 

【装甲】
そんな物は存在しない。
全周12mmの装甲は砲弾を受け止める事はできない。しかし前方からの攻撃については、巨大な砲身や車両前方に配置されたエンジンや変速機がエンジンガードの役割を果たすこともあり中距離以遠の戦闘ではやや生存率が高い。また、装甲の薄さという弱点は格上戦場において過貫通を誘いやすいというのが唯一の利点か。
しかし、地上ではM2ブローニングの機銃掃射に容赦なく車体を貫通され、支援砲撃を受ければカス当たりでも搭乗員が致命傷を受ける。
また、オープンすぎるほどのオープントップな本車は航空機の地上攻撃にめっぽう弱い。機銃掃射は言わずもがな、航空爆弾や航空ロケットは至近弾でも命取りだ。
兎にも角にも、攻撃力が高いが撃たれ弱い本車は航空機からは絶好の獲物である。慎重な立ち回りを心がけ、航空機には常に注意しよう。

 

【機動性】
14t近い自重を支えてるのは僅か165hpのエンジンなので、加速は鈍く若干アンダーパワー気味である。さらに未改修の状態だとかなり鈍い。
しかし、戦前日本ツリーでは平均レベルなので陣地転換にもそれほど困らないだろう。気になる場合は操縦士の操縦スキルをしっかり育てよう。

 

【総評】
本車は、“The 対戦車自走砲”と言った車両である。
紙装甲と中途半端な機動性、そして高貫徹高初速の強力な主砲、それらを併せ持った本車を使う際は、対戦車自走砲の基本である“先手必勝・隠蔽待ち伏せ“を心掛けることで高い戦果を狙えるだろう。
特に本車は車体が大きい割に、砲と防楯部分が小さく目立たない(=被弾面積が少ない)ため、ハルダウンで待ち伏せするのがよいだろう。
オープントップゆえに航空機の脅威はどうしようもないが、自走砲の基本を意識して活躍を目指そう。

史実

試製七糎半対戦車砲ナトは、帝国陸軍が初めて対戦車戦闘をメインに開発した対戦車自走砲である。ナトはこれまで用いられてきた、37~47mm級対戦車砲の後継ともいえる兵器であり、戦車の亜種である砲戦車とは開発の流れが異なる。

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昭和17年、陸軍はこのとき長砲身57mm速射砲を開発していたが、将来的にはこの長57mm速射砲では列強の戦車には通用できないと予想を立て、その補助・後継向けに高初速の長砲身75mm砲を開発を決定、重量により自走砲化されることになった。
昭和18年に設計が完成し、昭和19年に開発が開始、同年7月には射撃試験を行い「試製七糎半対戦車砲I型*2」として採用、昭和20年に四式中型装軌貨車を改造した車体に搭載し試験走行を行い、305kmの行進も問題なくクリアした。同時期には四式中戦車用の「試製五式七糎半戦車砲(長)II型」が完成しており、この戦車砲をナト車用に改修して「試製七糎半対戦車砲II型*3」として仮採用し、
I型は見切りを付けられ開発中止となり、ナト車はII型を搭載して試験を行い、改修を続けることII型は「五式七糎半対戦車砲」として制式採用、ナト車の主武装となった。

ナト車の主武装となった五式七糎半対戦車砲の貫通力は、原型砲である五式七糎半戦車砲の数値で垂直の鋳造装甲*4に対して100mで200mm、400mで160mm、1000mで140mmとなっている。ちなみにM4シャーマン、チャーチルVII、M26パーシングは砲塔が鋳造装甲であり*5、M4シャーマンに対しては遠距離から、至近距離ではM26パーシングも撃破できる可能性もあったが、車体のシルエットも高いため敵に発見され易かった。
このようにナト車はいかにも急造の完成度の低い自走砲であったため、実戦に投入されたとしても大して活躍できなかったのではないかと批判的に見る研究者が多い。出典
また、元となった四式七糎半高射砲と四式装軌貨車自体生産性が悪く、結局のところは大量生産には適しておらず、量産はおろか配備すらできなかった。

--加筆求む--

小ネタ

◇主砲の生産が厳しかったため、チヌと同じ主砲になるか、砲身部分のみ流用しそれを五式七糎半対戦車砲の後方部分と合体させたキメラ砲になる予定だった。
--加筆求む--

 

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • 納豆だな -- 2016-12-28 (水) 13:19:14
  • さらに防御弱体化された?戦闘機に弾薬やられまくるんだけど… -- 2018-02-28 (水) 19:07:47

*1 爆薬量はTNT換算
*2 後座長1250mm、高低射界-8度~+19度
*3 後座長400mm、高低射界-10度~+20度
*4 耐弾効力は圧延合金鋼板より概ね20%劣る
*5 パーシングは車体正面も鋳造装甲である