日本 RankII 戦闘機/水上機 N1K1 / 強風
概要
Update1.65にて追加された、日本ツリーのランクII水上戦闘機。
用途は二式水戦と同じだが、こちらは完全な新規設計機である。「フロート付き迎撃機」という無理な注文の産物で、迷機の類ともされる本機の存在が後に意外な名機の誕生に繋がった。
機体情報(v2.5.0.45)
必要経費
必要研究値(RP) | 9,200 |
---|---|
機体購入費(SL) | 22,000 |
乗員訓練費(SL) | 6,300 |
エキスパート化(SL) | 22,000 |
エース化(GE) | 180 |
エース化無料(RP) | 190,000 |
バックアップ(GE) | 20 |
護符(GE) | 640 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 2.7 / 2.3 / 2.7 |
RP倍率 | 1.18 |
SL倍率 | 0.6 / 2.2 / 2.6 |
最大修理費(SL) | 860⇒1,088 / 1,700⇒2,152 / 2,300⇒2,911 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 473⇒507 / 462⇒489 |
(高度6,000m時) | |
最高高度(m) | 10,000 |
旋回時間(秒) | 19.9⇒18.1 / 20.6⇒19.0 |
上昇速度(m/s) | 11.5⇒19.2 / 11.5⇒14.9 |
離陸滑走距離(m) | 500 |
エンジン型式 | 三菱 火星一四型 |
最大出力(hp) | 1,166⇒1,290 / 1,166⇒1,290 |
離陸出力(hp) | 1,317⇒1,441 / 1,317⇒1,441 |
毎秒射撃量(kg/s) | 2.51 |
燃料量(分) | min23 / 30 / 45 / 60 / max79 |
限界速度(IAS) | 600 km/h |
浮舟破損速度(IAS) | 600km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)394 km/h, (離陸)387 km/h, (着陸)350 km/h |
主翼耐久度 | -7G ~ 7G |
レーダー
なし
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
通常/ステルス | |||||
機銃 | 7.7 mm 九七式七粍七固定機銃 | 2 | 1100 | 機首 | 50/80 |
機関砲 | 20 mm 九九式一号機関砲 | 2 | 200 | 翼内 | 20/30 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
7.7 mm 九七式機銃 | 既定 | T/AI.Ball AP/AP/I | 10 | 9 | 7 | 4 | 3 | 3 |
汎用 | T/AP/AI/AP | 10 | 9 | 7 | 4 | 3 | 3 | |
曳光弾 | T/T/T/AP | 10 | 9 | 7 | 4 | 0 | 0 | |
ステルス | I/AP/AP AP/IAI | 10 | 9 | 7 | 4 | 3 | 3 |
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
20 mm 九九式一号機関砲 | 既定 | T/HEF-I/ HEF-I/AP-I | 17 | 15 | 6 | 4 | 2 | 2 |
汎用 | HEF-T/HEF/ HEF/AP | 24 | 22 | 17 | 11 | 8 | 5 | |
地上目標 | AP-I/AP-I/ AP/AP/HEF HEF-T | 17 | 15 | 6 | 3 | 2 | 2 | |
曳光弾 | HEF-T | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | |
ステルス | HEF/HEF/HEF/ AP/AP | 24 | 22 | 17 | 11 | 8 | 5 |
追加武装
分 類 | 名称 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
B | 60kg 九七式六番陸用 | 2 | -6.5/-7.9 | -1.2/-1.2 | +0.5/+0.7 | 30 | 爆弾追加 60kg×2 | 合計搭載量 120kg (爆薬量50.6kg) |
爆弾
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
九七式六番陸用爆弾 | 60 | 25.3 | 65 | 2 | 69 |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 胴体修理 | 560 | 1,100 | 90 |
ラジエーター | ||||
7mm弾薬ベルト | ||||
II | コンプレッサー | 470 | 900 | 80 |
機体 | ||||
新しい7mm機関銃 | ||||
爆弾追加 60kg×2 | ||||
III | 主翼修理 | 700 | 1,300 | 110 |
エンジン | ||||
20mm弾薬ベルト | ||||
IV | インジェクター交換 | 910 | 1,800 | 150 |
カバー交換 | ||||
新しい20mm機関砲 |
カモフラージュ
研究ツリー
前機体 | A6M2-N |
---|---|
派生機体 | - |
次機体 | A6M2 mod.11 |
解説
特徴
現在、本機を含む九九式一号銃搭載機にはバグが発生しており、
APが貫通0mm発火率0になっている。 *2
九九式二〇粍一号銃は必ずAPの含まれていない規定または曳光弾ベルトを使う事。
→2021年4月28日アップデートで九九式一号銃の貫通力の修正が行われ、APに貫通力が付与された。*3
機関砲のマガジンが拡張型の100発ドラム方式になり、装弾数が増えて敵機を倒しやすくなったが、それ以外の面では二式水戦から大きく性能向上した部分があまりない。一応は運動性の低下と引き換えに、加速性能と最高速度が向上している……とはいっても、フロートという名の重石があるぶん普通の単発単葉戦闘機に追い付けるほど速くはないので、人によっては運動性能に特化していた二式水戦と比べて器用貧乏な印象を受けるかもしれない。
なお、このフロートを破壊すると加速性能が上昇する模様。何でも480km/hにすぐ到達できるとか……テストフライトにてフロート破壊の練習と破壊後の性能確認をしておこう。
立ち回り
【アーケードバトル】
二式水戦に比べて機動性は落ちたものの他国機に比べれば気にするほどでもないため格闘戦については日本機、英国機以外なら問題なく勝てるだろう、が本機はそれ以外のことも出来るのを忘れてはいけない。二式水戦から馬力が向上しフル改修で20度上昇でも問題なく登ることが出来るため爆撃機の迎撃や1,000~2,000m台から低空にいる敵機への一撃離脱等、格闘戦以外のこともこなせるようになる。
このように様々な戦い方が出来るため、柔軟な戦い方が求められる。その場の状況に合わせて動けば間違いなく活躍できる機体だろう。
なお、フロートを剥ぐには200km/hで着水するとよい。
Ver1.99現在、本機は「最もBRの高い水上戦闘機」である。すなわち海戦において「敵機の要撃・魚雷艇などの軟目標攻撃・陣地占領」ができる最高峰の機体であるとも言いかえられる。1つ前の高BR水上戦闘機である二式水戦とすら500馬力近く水を開けており他の水上戦闘機や生半可なBRの戦闘機では下駄履き*4だが下駄を脱がせずとも完封させられる。
…とべた褒めして書いたが一方で当然ながら弱点もある。搭乗員を中心に機体の胴体から翼内にかけて燃料タンクが整列しており焼夷弾系の被弾は命取りになりかねない。またメインフロート内も二式水戦同様燃料タンクになっており翼4分の1と胴体の風防より後方以外ほとんどが自動防漏タンクとはいえ燃料が詰まっている。これまでの日本軍機同様「大胆かつ繊細な」運用をしなければあっという間に燃える空か海の藻屑と化してしまう。
大きなポテンシャルを慎重に活かして勝利への活路を見出そう。
【リアリスティックバトル】
上昇力はある程度のものが備わっているが、一撃離脱には向いていない。機体の耐G性能、降下耐性が低く、高速域での機動で即時空中分解するからだ。
そのため、旋回戦をメインにすることが推奨される。見た目通りE保持は低いがある程度の格闘戦能力はあるため、P-40やP-400などの鈍重な敵機に対しては余裕をもって勝てるだろう。
問題はスピットファイアやタイフーンなどの格闘機。真っ向からの格闘戦は厳しい上、急降下での離脱も難しい。大和魂で乗り切ろう。
手動エンジン管制(MEC)を行なう場合、過給機ギア切換え高度は3,050m、WEP状態なら2,750mあたりで良いだろう。
【シミュレーターバトル】
旋回性と20mmと引き換えに全てを失った鐘馗と言うべきか、BRの代償に急降下適性を全喪失した試製雷電と言うべきか、分かり切った事ではあるが、フロートがある為に急降下時の加速、耐性、エネルギー保持が恐ろしく悪く、折角の火星発動機の上昇力を台無しにしている。
降下攻撃は首尾よく一撃で仕留めなければ、あっという間に高度優位を取り返され一撃離脱に持ち込まれてしまうだろう。旋回性能は良いがとんでもない勢いで減速するので、格下の低速機でなければ容易に離脱されてしまう事にも注意が必要だ。格上の敵機を5機10機と落として戦局を左右したいなら、二式水戦よりは向上した上昇力を頼りに技量の限界に挑戦するほかない。高度が2,500m以上になると火星発動機の恩恵が空気抵抗に微妙に勝ってくるのは唯一の救いだ。
中高度に上がって巡航速度を稼ぎ、確実に敵の進路を塞いで、完璧なタイミングで降下攻撃をかけよう。
史実
支那事変において九五式水上偵察機を戦闘機や攻撃機がわりに使用したところ戦果を挙げたため、海軍は島嶼における飛行場建設までの制空権確保や空母艦載機の補助を目的として、本格的な水上戦闘機の開発を決定する。後に強風となる「十五試水上戦闘機」は1940年9月、川西航空機に試作指示がなされるが、非常に厳しい要求性能のため開発は難航。対米開戦に間に合わないと予想されたため、強風完成までのつなぎとして零式艦上戦闘機一一型をベースとした水上戦闘機の開発が中島飛行機に指示される。こちらは無事に二式水上戦闘機として完成、量産され、目論見通り島嶼防空に活躍した。
本命の十五試水戦も1943年12月末に「強風」として採用されるが、このとき既に日本軍は守勢に回っており侵攻作戦を行う余裕はなく、強風の活躍の場はほとんど無くなっていた。海軍も強風が時代遅れであることは分かっており、生産はわずか97機で終了してしまう(二式水戦は327機)。しかしこのことが川西航空機に事業不振を懸念させ、強風を陸上戦闘機化した「紫電」の開発動機につながることになる。
小ネタ
プロペラと機体の間に謎のスペースがあるがこれは二重反転プロペラの名残である。
二重反転プロペラは整備性が悪く技術的ハードルもあって断念されたがパイロットからは操作性や離着陸がしやすいと好評だったため、採用されていればまた別の評価が生まれていたかもしれないだけに残念である。
◆川西第514号機と565号機
強風は珍しい水上戦闘機なせいもあって生産数の割りに現存機の数に恵まれ、3機がアメリカに現存している。
WTでの強風は胴体後部に十五試水戦・川西第514号とステンシルで記載されており、NASM(国立航空宇宙博物館)所有の強風と番号が一致する。
514号機はオリジナルの塗装をそのまま残して保存されており、十五試水戦と記載されているのは、昭和19年12月の制式採用以前に生産されたのが理由。なお、垂直尾翼にヨG-1**とマーキングされている事から千葉県館山の903空の機体と推測されている。
フロートに「ンクキ」と間違って塗装されてしまっているのはフロリダの国立海軍博物館所有の565号機。
WTの強風はこの2機の塗装を参考にしたと思われる。
参考文献:世傑No.124「強風、紫電、紫電改」
◆きゅおふ
実装された当初、機体名がKyuofuと誤植されていた。が、残念ながらVer1.67で修正されてしまった。*5
◆紫電
ver1.67より、水上戦闘機のフロートが壊せる仕様となった。これにより、強風はフロートを壊すことで運動性能が向上し完全までとはいかないが紫電の性能に近づける事が可能になった。そのため、実質BR3.0帯でフロートを破壊すればなんちゃって紫電として戦える事になる。しかし、壊した場合着水はもちろん不可能に。着陸も難しくなるので気を付けて戦おう(そもそもフロートを壊すこと自体が難しいです)
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら兵器データ編集状況まとめのコメント欄をご利用ください。
- うーん。。。二式水戦でよくね?って感じだな -- 2016-12-20 (火) 22:06:10
- 使ってみた限りでは、性能は二式水戦より、速度がと20mmの弾数上がった代わりに旋回性能が落ちたような感じですね -- 2016-12-21 (水) 22:58:43
- 訂正 速度がと→速度と -- 2016-12-21 (水) 22:59:43