アメリカ RankIII 軽戦車 M18 Gun Motor Carriage "Hellcat"
概要
Update 1.49 “Weapons of Victory”にて追加されたアメリカの対戦車自走砲*1。
「素早く・積極的に捜索を行い、敵機甲部隊が陣形を整える前に攻撃する」という、アメリカ陸軍が構想した対戦車自走砲の姿を最も忠実に具現した車両。
車両情報(v2.11)
必要経費
必要研究値(RP) | 33,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 140,000 |
乗員訓練費(SL) | 39,000 |
エキスパート化(SL) | 140,000 |
エース化(GE) | 470 |
エース化無料(RP) | 360,000 |
バックアップ(GE) | 40 |
護符(GE) | 1,200 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.3 / 5.7 / 5.7 |
RP倍率 | 1.48 |
SL倍率 | 0.6 / 0.9 / 1.1 |
最大修理費(SL) | 1,100⇒1,500 / 1,370⇒1,868 / 1,800⇒2,455 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 22.8⇒31.6 / 14.3⇒16.8 |
俯角/仰角(°) | -10/20 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 7.93⇒6.1 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 12 / 12 / 12 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 25 / 12 / 12 |
重量(t) | 17.7 |
エンジン出力(hp) | 620⇒763 / 354⇒400 |
2,400rpm | |
最高速度(km/h) | 80 / 72 |
実測前進~後退速度(km/h) | 68 ~ -25 / 41 ~ -23 |
視界(%) | 81 |
乗員数(人) | 5 |
レーダー
なし
光学装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 76 mm M1 cannon | 1 | 45 | 60 |
機銃 | 12.7 mm M2HB machine gun | 1 | 800 | - |
弾薬*2
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
76 mm M1 | M62 shell | APCBC | 7.0 | 63.7 | 792 | 149 | 146 | 133 | 119 | 106 | 95 |
M42A1 shell | HE | 5.84 | 390 | 800 | 7 | ||||||
M79 shot | AP | 6.8 | - | 792 | 134 | 132 | 121 | 109 | 99 | 89 | |
M93 shot | APCR | 4.22 | - | 1036 | 190 | 186 | 167 | 146 | 128 | 112 | |
M88 | Smoke | 3.44 | - | 274 | - |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm M2HB | 規定 | API-T/I/ AP/API-T | 31 | 30 | 26 | 22 | 18 | 15 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
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I | 履帯 | *** | *** | *** |
修理キット | ||||
砲塔駆動機構 | ||||
II | サスペンション | *** | *** | *** |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | ||||
M79弾 | ||||
砲火調整 | ||||
航空攻撃 | ||||
III | フィルター | *** | *** | *** |
救急セット | ||||
M93弾 | ||||
昇降機構 | ||||
強化照準器 | ||||
IV | 変速機 | *** | *** | *** |
エンジン | ||||
砲撃支援 | ||||
M88 |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
二色熱帯迷彩 | |
条件 | 撃破 170 / 200GE |
説明 | 二色熱帯迷彩 /ダークアース |
二色砂漠迷彩 | |
条件 | 撃破 180 / 200GE |
説明 | 二色砂漠迷彩 デザートピンク/ダークカーキ |
二色迷彩 | |
条件 | 撃破 190 / 200GE |
説明 | 二色夏季砂漠迷彩41 オリーブドラブ/デザートピンク |
二色夏季迷彩 | |
条件 | 撃破 200 / 200GE |
説明 | 二色夏季砂漠迷彩デザートピンク/41・オリーブドラブ |
二色夏季迷彩 | |
条件 | 撃破 210 / 200GE |
説明 | 二色夏季デザートピンク迷彩/ANA613オリーブドラブ |
三色迷彩 | |
条件 | 撃破 220 / 200GE |
説明 | 三色迷彩ANA613オリーブドラブ/デザートピンク/ダークアース |
二色迷彩 | |
条件 | 撃破 230 / 200GE |
説明 | 標準的な二色迷彩 |
冬季迷彩 | |
条件 | 撃破 240 / 200GE |
説明 | 標準的な冬季迷彩 |
二色夏季迷彩 | |
条件 | 撃破 250 / 200GE |
説明 | 二色夏季迷彩41オリーブドラブ/ANA613オリーブドラブ |
研究ツリー
解説
特徴
第二次世界大戦中の装軌式装甲戦闘車両としては世界最高と謳われた機動力を持つ米陸ランクIIIのスピードスター。
物凄い機動力があり、戦場を飛ぶように駆け巡ることができるが、その分オープントップで装甲もペラッペラで、火力も高くはあるが対戦車自走砲としては少々控えめである。高速機動で敵の攻撃をかいくぐり、死角から敵の側背面へと距離を詰め、弱点を正確に突いて強大な敵を素早く駆逐してやろう。快足で高貫徹の砲を振り回す爽快感は病みつきになること請け合いだ。シャーマン地獄を脱出するまで長い付き合いになるので、ぜひ乗員はエキスパート化しておこう。
また、ゲーム内では駆逐戦車ではなく軽戦車扱いなので偵察も忘れずに使って行きたい。
敵として見た場合、電光石火で浸透してきて味方の位置取りを見る見るうちに台無しにしながら理不尽な一撃を入れてくる非常にうざったい相手である。通称クソ猫。視界の端を横切ったら次の瞬間には戦線を切り崩しにかかってくるので、距離が離れていても油断は禁物である。
【火力】
主砲はM4A3(76)Wと同じ76mm M1砲。APCRの有無を抜きにするとM6A1やM4A1(76)Wと同等で僅かにリロードが遅い。
刺さりやすく加害力抜群の徹甲榴弾(APCBC)が主軸となるが、初速が早く高貫徹力の硬芯徹甲弾(APCR)も所持しているので場面に応じて切り替えて対応できる。砲塔旋回速度も24°/s超と速く、仰俯角も+20°~-10°と豊富に取れ、攻撃面では隙がない。
しかし、背後に向けて撃つ際は俯角が取れないだけでなく、砲性能そのものも紙装甲オープントップの対戦車自走砲として考えると意外と大したことがなく、特にRBではBRが段違いに高いのでかなり陳腐化してしまう。自慢の足で敵の側背面を狙って行きたい。
砲安定装置などは持っておらず、急旋回・急停止時の車体の揺れが長くて大きいので照準も大きく荒ぶりやすい。とっさの場面では急停止するよりも程々の減速にとどめて走りながら撃ってしまおう。
機銃は砲塔の上に12.7mm重機関銃を搭載。米軍おなじみ安心と信頼のM2重機関銃であり、車長が操作する。ただし防御の項目で後述する通り、本車の車長はすぐに気絶してしまうのであまり当てにはできない。
【防御】
まごうことなき紙。全周たったの12mmしかなく、BR1台の軽戦車並みである。対空砲や大口径機関銃には容赦なく蜂の巣にされてしまう一方、薄すぎるがゆえに敵弾が過貫通して爆散を免れる事すらある。辛うじて砲塔前面は全体的に25mmあり、複数の装甲が複雑に配置されているので謎弾きする可能性も無くはないが、まず期待できない。
加えてオープントップなので上空からの機銃掃射にも弱く、さらに砲塔の上には車長が清々しいほどに身を乗り出して風を感じて機銃を構えており、一通り戦闘が終わる頃にはだいたい気絶している。何よりここに榴弾を食らうと乗員全滅なので、ハルダウンの際には車長だけ飛び出すことの無いように気をつけよう。
足の猛烈な速さゆえに高速走行時の接触事故も致命傷になりやすい点にも注意したい。
砲塔には8発の弾薬が配置されているので、少しでも生存性を高めたいのであれば携行弾数を37発以下に抑えよう。
ちなみに16発まで減らすと車体側面のラックから弾薬がなくなり、車体底のラックのみになる。車体側面を抜かれるような状況で意味があるかというと...
【機動性】
圧倒的な機動力を持ち、未改修状態ですらほとんどの同格より速い。後退速度も装軌車の中では格段に速く、旋回や登坂も不自由しない。
高速をいかしたヒット・エンド・ラン戦法や、敵が予想しない場所へ潜り込んでの待ち伏せ、大きく回りこんでの側撃や背撃など、自由に暴れることができる。
史実
M18「ヘルキャット」の生産は制式化前の1943年7月から開始された。総生産数は約2,500両である。
本車の主武装はM4A3E8などと共通の76.2mm M1であり、それをオープントップの砲塔に搭載した。ちなみにM10の3インチ砲とは口径こそ同一だが弾薬が異なる。
M18の最大の特徴はその機動力である。わずか17.7tの車体にM4中戦車と同一の400馬力(後期型は460馬力)のエンジンを搭載し、最高速度は80km/h以上に達したほか、米国車両としては初めてトーションバーサスペンションを採用しており、その機動性はM4とその派生車両を大きく上回った。また、ユニバーサルシャフトを介して前方まで動力を伝達することで、車高を抑えることにも成功した。
反面、防御力は極限まで切り詰められた。砲塔正面でさえ装甲厚は1インチ(25.4mm)に過ぎず、車体全周と砲塔側面・背面の装甲厚はわずか0.5インチ(12.7mm)であった。
装甲を犠牲に火力と圧倒的な機動力を手に入れた本車は、まさに戦車駆逐大隊の戦術を体現するような車両だった。
…しかし、現実は理想通りにはいかないものである。
M18が戦場に投入されたのは1944年1月であったが、その時点で戦車駆逐大隊のドクトリンはほとんど有効性を失っていた。すでに連合軍とドイツ軍の攻守は逆転し、電撃戦の時代は終わっていたのである。
戦車駆逐大隊の所属車両は分散運用され、通常の戦車部隊の補助戦力として用いられた。しかも、その任務は対戦車戦闘よりも陣地攻略支援の方が圧倒的に多くなっていた。そのような任務においてM18の高い機動性が活きる場面は少なく、逆に薄い装甲とオープントップの砲塔は搭乗員に無駄な犠牲を強いることとなった。
M18は太平洋戦線にも投入されたが、そこでは戦場の実態と性能のちぐはぐさがさらに際立つこととなった。日本軍の戦車は数が少なく滅多に遭遇しなかった上に、欧州の戦車と比較して装甲もそこまで無い日本軍戦車は、本車の76.2mm砲である必要性が薄く、M4中戦車に搭載された強力な75mm戦車砲や、軽量で次弾装填も早い37mm対戦車砲でも十分戦えた。その一方で、M18の装甲は正面装甲ですら日本軍の主力対戦車砲だった一式四十七粍機動速射砲の攻撃に到底耐えられるものではなく、アンバランスなことになってしまったのである。さらに太平洋戦線ではヨーロッパ以上に陣地攻略任務の割合が高く、その真価を発揮する場面は尚更少なかったのだが、起伏の激しい地形ではその機動力がM4以上に役立ったため、砲撃支援任務に積極的に駆り出された。
第二次世界大戦後には、ユーゴスラビアに供与された車両がM36ジャクソン、T-34-85、T-54等に混じって1990年代のユーゴスラビア紛争に投入された。
小ネタ
愛称の「ヘルキャット(Hellcat)」とは、直訳で「地獄の猫」となるが、英語圏のスラングでは「性悪女」といった意味がある。同じ愛称を持つ航空機にF6Fヘルキャットがある。
--加筆求む--
外部リンク
As fast as deadly: The M18 Hellcat
M18 and M18 'Black Cat'
コメント
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- こいつはマジで使いやすい。使っている中で最強かもしれないけど…空からの機銃掃射が怖い!!もうさ、屋根が欲しいよね… -- 2017-02-20 (月) 18:44:10
- 陸RBでよく使ってる。このランクの米陸は中盤一瞬優勢になるけど結局負けるってパターンが多い気がする。 -- 2017-02-20 (月) 20:21:40
- こいつでこいつのエンジンを後方5時の位置からぶち抜いたら、船体崩壊起こした。もし使う際は、大口径砲によるエンジンへの被弾に注意 -- 2017-02-23 (木) 06:57:06
- 戦闘機の特攻で死にすぎわろ...わろた... -- 2017-03-01 (水) 00:03:15
- むしろ今まで微塵でも特攻耐性が有ったのが不思議なくらいだわ コイツは装甲車輌に毛が生えた程度だぜ?(汗) -- 2017-03-01 (水) 08:42:33
- 普通の戦車が3トン程度ある戦闘機が高速でぶつかって無事なのもおかしいんだけどな。 -- 2017-03-01 (水) 08:57:08
- 其処まで行くと特攻安定ゲーになるからバランス崩壊どころじゃなくなるからね 仕方ないね -- 2017-03-01 (水) 09:02:38
- 今のシステムも十分特攻を助長してると思うけどな。特にAB -- 2017-03-01 (水) 09:54:39
- まだ良心的な方だ これ以上リアル方面に伸ばされるとABでも40tクラスの戦車が戦闘機の特攻に潰されるぞ -- 2017-03-01 (水) 10:37:58
- むしろ今まで微塵でも特攻耐性が有ったのが不思議なくらいだわ コイツは装甲車輌に毛が生えた程度だぜ?(汗) -- 2017-03-01 (水) 08:42:33
- こいつのせいで人生楽しくない… -- 2017-03-03 (金) 17:31:30
- こいつのせいで彼女に振られました -- 2017-03-03 (金) 18:11:29
- こいつヘラクレス、ベオウルフ製造機だわ 装甲なんて必要ねーんだよ! -- AB 2017-03-04 (土) 00:00:35
- 今まで変に抜けたりしてKV-2の天敵みたいな存在だったけど、船体崩壊導入されてからそれなりに相討ちになるようになった。立ち回りで初段で抜ければM18の勝ち、初弾を弾けばどこに当ててもKV-2の勝ち -- 2017-03-07 (火) 21:26:26
- こいつ転輪が上下してもスイングアーム全然動いてないよな。同じトーションバー方式のチャーフィーやドイツの三号なんかはしっかり再現されてるのに -- 2017-03-10 (金) 16:21:16
- こいつ強すぎ何だけど...せめてリロード時間もう少し長くしてくれないと手も足も出ない -- 2017-03-11 (土) 21:31:21
- 後手に回ったら即座に死ぬ車両に対して手も足も出ないとか言わんほうがいいよ。下手くそ自慢に聞こえる -- 2017-03-12 (日) 21:21:19
- キルログ見るとだいたいこいつだからなぁ…T-34-85でも対処が難しい 船体崩壊が実装されたから少しは楽になったとは思うが -- 2017-03-12 (日) 23:51:00
- このランク帯からの基本技能になるけど相手の動きの読みが大事だ、ここでよく技能を磨いておけ -- 2017-03-13 (月) 00:35:50
- アーケードバトルで使うと毎回航空機に狙われてすぐお陀仏になる... -- kaga331? 2021-08-30 (月) 23:40:53
- ZawaZawaコメント欄が使用できない時などにって言葉の意味をよく考えてからコメント書こうな -- 2021-08-31 (火) 11:22:31