日本 RankI 攻撃機 Ki-109 / 特殊防空戦闘機 キ109
概要
ver1.71で実装されたランクII攻撃機(旧ランクIII要撃機)。
本土空襲になす術が無い我が国が「届かぬ高射砲を飛行機で持ち上げる」という強引な発想を、飛龍を母体に体現した"特殊防空戦闘機"なる代物。…要するに珍兵器である。
八八式七糎高射砲*1を搭載し、凄まじい破壊力で重爆撃機すら一撃で葬り去ることができる。
徹甲弾を用いれば対戦車攻撃も可能。
機体情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | 14,000 |
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機体購入費(SL) | 55,000 |
乗員訓練費(SL) | 16,000 |
エキスパート化(SL) | 55,000 |
エース化(GE) | 320 |
エース化無料(RP) | 250,000 |
バックアップ(GE) | 10 |
護符(GE) | 860 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 1.7 / 2.0 / 2.3 |
RP倍率 | 1.3 |
SL倍率 | 1.5 / 2.9 / 3.0 |
最大修理費(SL) | 1,160⇒1,577 / 1,600⇒2,176 / 4,100⇒5,576 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | 531⇒570 / 515⇒550 |
(高度6,050m時) | |
最高高度(m) | 9,300 |
旋回時間(秒) | 21.0⇒19.1 / 21.8⇒20.0 |
上昇速度(m/s) | 8.3⇒14.0 / 8.3⇒10.9 |
離陸滑走距離(m) | 650 |
最大出力(hp) | 1532⇒*** / ***⇒1,660 |
離陸出力(hp) | 1683⇒*** / ***⇒1,811 |
毎秒射撃量(kg/s) | 2.17 |
燃料量(分) | min30 / 45 / 60 / max100 |
銃手(人) | 1 |
限界速度(IAS) | 650 km/s |
降着脚破損速度(IAS) | 300 km/s |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)450 km/s, (離陸)450 km/h, (着陸)250 km/s |
主翼耐久度 | -1G ~ 5G |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
---|---|---|---|---|
機関砲 | 75mm Type88 | 1 | 15 | 機首 |
機銃 (単装) | 12.7mm ホ104 | 1 | 500 | 尾部 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | 費用(SL) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
10m | 500m | 1000m | ||||
75mm Type88 | 既定 | HEFI-T/AP-T | 96 | 95 | 80 | - |
徹甲弾 | AP-T | 150 | ||||
地上目標 | HEFI-T | 8 | 8 | 8 | ||
12.7mm ホ104 | 既定 | T/Ball/IAI/AP | 18 | 17 | 5 | - |
徹甲弾 | T/AP/AP/AP-T | 60 | ||||
汎用 | T/AP-T/AP-T/T/HE-I |
追加武装
追加武装:無し
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
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I | 胴体修理 | 920 | 2,200 | 110 |
ラジエーター | ||||
銃座12mm | ||||
II | コンプレッサー | 1,000 | 2,400 | 120 |
機体 | ||||
新しい12mm機関銃 | ||||
III | 主翼修理 | 1,200 | 2,800 | 140 |
エンジン | ||||
75mm弾薬ベルト | ||||
IV | インジェクター交換 | 1,500 | 3,600 | 180 |
カバー交換 | ||||
新しい75mm機関砲 |
カモフラージュ
標準 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
△△△ | |
[添付] | |
条件 | △ |
説明 | △ |
研究ツリー
前機体 | Ki-45 ko |
---|---|
次機体 | Ki-102 otsu |
解説
特徴
- 武装
- 75mm Type 88 砲×1(装弾数15発)
唯一の固定武装。
高精度かつ徹甲曳航弾・破砕焼夷榴弾共に炸薬量に優れるため、慣れれば2km越えの長距離狙撃でも安定して命中・撃破が狙える。
一方で発射速度が毎分21発と非常に遅く、決して扱いやすい武装ではない。
なお、徹甲弾は射距離500mで75mmの垂直装甲を貫徹可能と、対戦車攻撃に有用。 - ホ104十二・七粍機関砲×1(装弾数500発)
機体後部に銃座として1挺が備えられている。
性能はホ103と同等のもので高威力、かつ900rpmの発射速度と強力。
一方で銃座の照準速度が遅く、防護能力は低い。
- 75mm Type 88 砲×1(装弾数15発)
- 防弾性能
燃料タンクが大きい上に砲の周辺以外の防弾装備が皆無のため、飛行中の一切の被弾が発火や搭乗員の気絶に直結する。
極端に偏った性能のために扱いは難しいが、乗りこなすだけの技量さえあれば活躍は十分に可能なはず。
日本重戦ツリーに触れてみたなら一度は乗ってみてほしい。
立ち回り
【アーケードバトル】
こそこそと対地攻撃するか単独飛行してる爆撃機を防護機銃の射程外から攻撃しよう。出来るだけ鈍足で大きい機体を狙おう。おすすめの相手はドイツのBV138、連合国のPBY-5「カタリナ」シリーズなどだ。ただし、遠距離からの射撃は一部の機体を相手にした時を除いてはかなりの慣れが必要。
戦闘機に補足されたら自軍飛行場に向かって全力離脱しよう。
【リアリスティックバトル】
貨物船や地上目標、海上目標のほとんどを一撃で破壊可能。
ただし防弾能力は皆無のため、地上からの小口径弾で着火し撃墜されることも多々ある。
【陸RB】
制空権が取れていない状況での出撃は自殺行為に等しいので控えよう。
また、制空権が取れていたとしても地上からの攻撃で簡単に落ちるので油断はできない。
ちなみに徹甲弾の炸薬が上記の通り460gと榴弾並みであるのでトラックやオープントップ車両などの軟目標に対しては至近弾でもダメージを与えられる場合がある。
【海RB】
おそらく本機が最も活躍を見込める戦場。敵戦闘機が跳梁跋扈している状態でなければ、そこそこの戦果は約束されると思って良い。75ミリ砲は上述の通り精度が良く、未改修であっても2km程度からなら良く狙えば命中は可能だ。
75ミリ砲は威力が高く、数発直撃させれば魚雷艇、高速砲艇は容易に撃沈できる。
駆逐艦相手でも撃沈は難しいが被害を与えることが可能だ。キルアシストを狙ってみるのも良いだろう。
ただし、本機は非常に被弾に弱い。
対空能力が高い敵には有効打を与える前に燃やされて即撃墜……という事もあり得るので、交戦中の敵か対空能力の低い敵を優先的に狙っていくと良い。
【シミュレーターバトル】
基本的には敵の中戦車を撃滅することが主任務となる。
敵味方の戦闘機隊が空中占領を確保すると地上戦が始まるので、護衛戦闘機を呼んで地上攻撃に専念しよう。
敵の地上攻撃機や戦闘機に襲われるとひとたまりもないので、必ず事前に安全を確認する事。
【陸SB】
優れた運動性能、火力、銃座が相まって意外と活躍の機会が多い。
防弾板の不備により戦場では常時搭乗員の気絶の可能性があるものの、双発かつ機体が軽いためエンジンが片方止まっても飛行がある程度継続できるなど、生存性そのものはある。
75mm砲は徹甲弾の優秀な貫徹力と炸薬量のおかげで、地上車両に対してはどこを狙ってもかなりのダメージを与えることができる。
改修前はAPHEとHEを交互に組んだ既定弾薬ベルトだが、改修を進めるとAPHE単体の弾薬ベルトに出来る。既定ベルトは初弾にHEFI-Tが来るので、徹甲弾を使いたい場合は、この初弾をどこかに撃って捨てれば確実に撃つことが出来る。
史実
1943年(昭和18年)、キ67(四式重爆「飛龍」)の大型機としての運動性のよさに注目した陸軍により防空戦闘機に改造する指示が出された。そして1944年(昭和19年)には機首に八八式七糎半野戦高射砲を改造した砲を装備し、B-29の防御火器の圏外から一撃必墜を狙う機体としてさらに開発が進められた。改造砲は砲身・揺架含む全備重量740kg、15発弾倉式。全弾装填時に136.4kg。発射の際の反動を駐退復座機を用いて緩衝し、砲身を復座させる。復座の途中で薬室の閉鎖機を自動的に開いて薬莢を蹴りだす。こののち乗員が1発ずつ再装填して発射するもので、発射速度は毎分約20発、3秒に1発を撃てる。ただし高度10000mでは酸素が薄く、75mm砲弾の装填に手間取ったとの回想がある。
本機にはホ501を搭載したとする資料が多いが、この砲の試作は間に合わず、高射砲の搭載が決定された経緯がある。ホ501は日本特殊鋼が製作、木本技師が設計を担当した全長4mの75mm機関砲であり、2門を製造した。重量は450kg、初速500m/sと八八式改造砲よりも軽量でかなり初速が遅いことが特徴である。発射速度は毎分60発、キ93に搭載試験の予定であった。
本機は1944年8月に試作1号機が完成し、10月に44機の発注がなされた。試作2号機以降では、後上方および側面銃座は廃止されていた。また、試作1号機では特呂ロケットを元の爆弾倉内に装着し追尾時の補助エンジンとする実験を、試作2号機では高高度性能向上のために排気タービンの装備の試験をしたが実用化されずに終わった。
B-29迎撃に投入された機体は陸軍審査部に所属する試作機のみと考えられる。日立の技術者の協力を得て試作二号機にル三排気タービン加給機を付け、上昇限度を増強した。記録は10300mである。試作機は迎撃に3回投入された。1回目は高度1万mにて30機から40機のB-29と接敵。1000m下方の5機に対し緩降下で追い、同高度で後方から砲撃、10発ほど発射したものの有効弾を得なかった。敵機の方が速力が早いためそのまま引き離された。2回目は前方から攻撃したものの直撃を得ていない。3回目は視界不良にて砲撃したものの戦果不明であった。自機よりも優速な相手を追尾する戦闘には無理が多く、機材の側にもう少し性能があればという結論に至っている。また空中の標的に対する照準に関しても、最後まで有効な解決法を見出すことはできなかった。ただし搭載砲自体の精度・直進性は良好であり、地上物への射撃では照準器の狙い通りに無修正で直撃を得ることができた。地上の目標機の日の丸を狙ってその日の丸に命中させたという回想があるほか、終戦ひと月前の艦艇に対する射撃試験では800tの船に対し4発を発射し全弾命中させている。また上陸用舟艇を一撃で粉砕する威力があった。試験担当の操縦者は「射撃時の姿勢を安定させ正確な射距離で撃てば、命中精度は充分」と判断した。
終戦まで22機が生産配備され、試作1号機および2号機が実戦テストとしてB-29の邀撃に参加したが、 機体の速度性能・照準能力の不足のため当初の目的である迎撃任務ではさしたる戦果をあげることが出来なかった。そのため、大部分が本土決戦時の敵の上陸用舟艇攻撃用に温存され、そのまま終戦を迎えた。
戦訓や条件を見るに、キ109は「制空権を確保した状態」で進出させ、対地・対艦目標に投入するのが戦果を得やすい機材であると考えられている。対空目標に投入するならば相手よりも優速、かつ無修正の直射で直撃を得られる射距離が必要だろう。ゲーム内ではめったに得られない条件であることから、活躍の機会を得るのは難しい。
参考文献:渡辺洋二『審査部戦闘隊』p259-261、p402。橋立伝蔵『日本陸軍機キ番号カタログ』巻末要目表、佐山二郎『日本陸軍航空武器』p430、p439-443、p487、p616。
小ネタ
実装当初のBRは4.7だったがv2.25時点ではABで1.7にまで下がってしまっている。BRが3段階下げられる機体はあれども3.0下がってしまった機体はおそらくこの機体が初めてだろう。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- 飛龍実装時に待ちに待ってたのに高BRのくせにあまりに性能が… -- 2018-03-05 (月) 01:02:24
- こっちは旧コメント欄やで -- 2018-03-05 (月) 03:07:04
- test -- 2019-04-22 (月) 16:34:52