日本 RankIII 重戦闘機 Ki-108 / キ-108
概要
バージョン1.77で追加された日本陸軍のランクIII重戦闘機。
本機に搭載された37mmホ204は従来のホ203とは比較にならない連射速度を持つ。排気タービンを搭載しているので高高度においてもエンジン出力の低下が起こりにくい。
機体情報(v1.77)
必要経費
必要研究値(RP) | 36,000 |
---|---|
機体購入費(SL) | 140,000 |
乗員訓練費(SL) | 39,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 3.7 / 3.7 / 3.3 |
RP倍率 | 296% |
SL倍率 | 210%/510%/480% |
最大修理費(SL) | 1,970⇒*** /2,710⇒*** /2,539⇒*** |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | 597⇒649 / 580⇒622 |
(高度8,000m時) | |
最高高度(m) | 13,000 |
旋回時間(秒) | 22.1⇒20.4 / 22.9⇒21.0 |
上昇速度(m/s) | 8.5⇒16.9 / 8.4⇒12.1 |
離陸滑走距離(m) | 600 |
エンジン型式 | 中島 ハ-112-II ル |
最大出力(hp) | 1,108⇒*** / 1,108⇒*** |
離陸出力(hp) | 1,359⇒*** / 1,359⇒*** |
毎秒射撃量(kg/s) | 3.34 |
燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
限界速度(IAS) | 762 km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)437 km/h, (離陸)408 km/h, (着陸)260 km/h |
主翼耐久度 | -7G ~ 10G |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
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機関砲 | 20mm ホ5 | 2 | 400 | 機首 |
機関砲 | 37mm ホ204 | 1 | 35 | 機首 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | 費用(SL) | ||
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10m | 500m | 1000m | ||||
20mm ホ5 | 既定 | HEF-I/P/AP-T | 22 | 13 | 6 | - |
汎用 | HEF-I/HEF-I/AP-T | 90 | ||||
地上目標 | AP-T/AP-T/HEF-I/ | |||||
曳光弾 | AP-T | |||||
ステルス | HEF-I/HEF-I/HEF-I/P | 16 | 8 | 6 | 120 | |
37mm ホ204 | 既定 | HEFI-T | 2 | 2 | 2 | - |
追加武装
追加武装:無し
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | 2,500 | *** |
ラジエーター | |||
20mm弾薬ベルト | |||
II | コンプレッサー | 2,800 | *** |
機体 | |||
新しい20mm機関銃 | |||
III | 主翼修理 | 3,100 | *** |
エンジン | |||
新しい37mm機関砲 | |||
IV | インジェクター交換 | 6,100 | *** |
カバー交換 |
カモフラージュ
研究ツリー
前機体 | Ki-102 otsu |
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次機体 | J5N1 |
解説
特徴
武装は機首に37mm砲×1と胴体下部に20mm機関砲×2を搭載し、大口径砲を少数装備しているのが特徴。ホ-204 37mm機関砲はキ45らが搭載していたものとは違い、連射速度に優れている。そのため連射すると弾道が散らばり、さらに弾詰まりを起こしやすい。3~4発のバーストで撃つのが良いだろう。弾はHEFI-T(破砕曳光焼夷榴弾)なので弾道は見やすいが、地上装甲目標への効果は期待できない。
排気タービンを搭載しているため高度8000m以上でも悠々と飛行できる。これは全般的に高高度性能の低い日本機においては大きな特徴である。「ギアナ高地」など標高の高いマップでその真価を発揮する。
--加筆求む--
立ち回り
【アーケードバトル】
火力を生かした爆撃機の迎撃が基本となる。
ABでは攻撃機高度からのスタートとなるが、上昇力は並なので上を取る場合、迂回上昇が必要となる。
37mmは火力が高いとは言え重爆撃機相手では57mmと違って有効打が出にくい。
20mmと共にバースト撃ちをすることで精度を保ったまま火力を生かすことが出来る。
例によって機体が燃えやすいので突き上げなど死角から短時間で解体することが望ましい。
排気タービンによって高高度でも安定して飛行可能だが3.7では高度を取る爆撃機もあまり居ないためその
性能を生かしづらい。改修が終わったらもう少し上の戦場に持っていっても良いかも知れない。
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
一見するとごく普通の重戦闘機のような外見だが、日本機だけあって単発機にもそれほど劣らないほどの旋回性能があり、また横転性能も優秀で扱いやすい。
火力もかなり優秀なので、この機動力を生かして上手く敵を射線に入れ解体してやろう。
ただし、上昇と速度はスペック表にあるようにあまり芳しくはない上にエンジンがかなり過熱しやすい。MECを利用して熱を抑えつつ上昇していく必要がある。
【シミュレーターバトル】
この機体の最大の問題は視界の悪さではなかろうか。
太い風防枠が網目のように張り巡らされ、なおかつ風防そのものも反射しやすいので敵機を見つけるのが非常に困難である。そして後方視界もほぼゼロなのでいつの間にか敵機に後ろに付かれても気づき辛い。一応離陸時に風防を開けておけば左後方視界については改善するが飛行特性は悪化するのであまり現実的ではない。
運用方法は元の想定通り、高高度で使用した方が良いと思われる。が、エンジンが過熱し易いのでスロットルを絞るか、或いは手動コントロールにしてプロペラピッチをある程度下げないといけないので、結局上昇するのに時間がかかる事には変わりなく、その間辛抱する必要がある。
運よく敵爆撃機を下方に捕捉できたなら37㎜の出番である。威力が高く、発射レートが高いので、当たる距離まで近づいて何発か当てられたのならば、敵に致命傷を与えられるだろう。
機動性もそれなりにあるので敵戦闘機の追撃もある程度は可能である。しかし先述の通り、視界が悪いので敵機が風防に隠れられる度に徐々に後ろを取られていってしまうので、援護要請があった場合等、敵機が味方に気を取られている状態であれば撃墜する事も可能だろう。
史実
昭和18年4月、日本陸軍が川崎航空機に対し、与圧式の高高度戦闘機の開発を命じた。これがキ108である。製作機数はキ108が2機、キ108改が2機である。
キ108に先立つ双発戦闘機としてはキ96およびキ102が存在する。昭和17年8月に開発開始、12月に開発内容が変更されたキ96は昭和18年9月に完成、高度6000mで速度600km/hを発揮、試作3機のみの双発単座戦闘機である。キ102はキ96を複座に戻したものであり、その甲型は高高度戦闘機型として37mm機関砲ホ204を備え、昭和19年3月に完成した。乙型は襲撃機型として57m機関砲ホ401を備えた。丙型は夜戦として設計されたが爆撃により一部損傷、完成しなかった。キ108/キ108改はこのキ102甲に単座の与圧室を装備したものである。こうした設計の変転は、戦況に合わせて陸軍の設計要求が幾度も変わったことによるものだった。
キ108には試作が2機存在し、試作1号機はキ102の7号機、試作2号機はキ102の8号機を改修した。19年7月・8月にそれぞれ完成している。キ108/キ108改では能力低下を防ぐために繭型の気密室を設けた。これは全長1.725m、全幅0.9mのカプセル状の円筒体であり、座席を納める部分のみが一部半球状に突き出ている。上部は特徴的な天蓋となっており、出入り扉が設けられた。与圧室は2種類の材料で試作され、1基の材質は1mm厚の鋼板、もう1基は1.2mm厚のジュラルミンである。気密室のガラス部分の、前面上部と出入り扉には2重ガラスが使われ、内部を真空として曇りを防いだ。ほか、機体の作動構造、電源接続などにも気密保持の工夫が凝らされた。
与圧は高度10000mにおいて、高度3000m程度の気圧を維持することが目標とされた。この場合の空気密度の比率は地上の74%程度であり、人間の能力低下にさして変化は無い。ちなみに高度10000mでは酸素量と空気比率は地上の約3分の1程度となり、酸素吸入を行なっても操縦士の能力はかなり低下する。また室内温度は外気が-25度であるとき、内部は15度に保持された。
気密の維持は日立航空機製のルーツブローアーによる。ルーツブローアーはエンジンにより駆動し、圧力空気を与圧室下部から送り込んで操縦士の後方から外に排出する。0.6気圧において鋼製与圧室は空気10リットル毎秒が、ジュラルミン製でも空気3リットル毎秒が漏れ出た。実験は中央航空研究所の低圧実験室において、高度10000mを想定して行なわれた。
飛行試験では与圧機能に問題が生じた。ルーツブローアーはローターとケースの間隙を0.2mmとし、漏れる空気を遮断して気密を維持する。しかし工作精度が低いことからこれを達成できず、注油によって気密を維持したため、送り込まれる圧力空気に気化した油が混じった。問題は深刻で、操縦士は呼吸困難を起こすほどだった。この問題は、コトレル油霧吸収器を用いて空気を清浄化し解決している。戦後のYS-11もルーツブローアーから空気を導入して与圧しているが、このような問題は見られなかった。
搭乗時、発動機やプロペラの音はほとんど聞こえず静かだったともする説がある。試験にあたった黒江少佐の回想では「上部ハッチから座席に身を沈めると何となく棺桶に入ったような錯覚すら感じさせた~~エンジンを回すとコンプレッサーの圧縮音が聞こえ、圧縮空気が少し焼ける油の臭いを混ぜてキャビンに押し込まれた」と述べている。出入り扉は外部からスクリュー数本で閉め、内部からは開けられない。緊急時にはボタンを押すと出入り扉が吹き飛ぶ。
与圧機能は与圧室への着弾で失われることが想定された。また各務ヶ原上空10000mにて試験中、与圧室の出入り扉のロックが吹き飛び、扉が無くなる事故が起きた。このとき操縦士は急降下で危険を逃れ、無事帰還している。
昭和19年8月、キ108の再設計に着手、主翼面積を20%増大して40平方mとし、胴体を延長した。このキ108改は試作第3号機、試作第4号機として昭和20年3月と5月に完成した。川崎航空機の設計者、土井武夫氏は武装について「武装はキ102甲と同様に、胴体頭部に37mm砲×1、20mm砲×2である」と述べている。キ102甲はホ204を装備しているが、資料によってはキ108にホ203装備の説もある。当初Gaijinは本機体の装備をホ203と解釈していたが、『世界の傑作機 陸軍試作戦闘機』でも陸軍試作双発戦闘機主要諸元表でホ203、砲弾35発と記載している。ほかホ5が2門。
寸法はキ108改が全長12.945m、全幅17.470m。全備重量7353kg。翼面荷重190kg/平方m。機関にハ112IIル空冷星形14気筒エンジンを2基、ル102排気タービンを備えた。実用上昇限度13500m、最大速度は高度10000mにて620km/hとされる。
参考文献
土井武夫「キ108/キ108改高高度戦闘機」『世界の傑作機No.24 陸軍試作戦闘機』文林堂、1990年。
--加筆求む--
小ネタ
キ108は与圧キャビンのため搭乗後は外からスクリュー数本で固定し、緊急時は出入り扉を吹き飛ばして
脱出・・・のはずだがゲーム内では普通に開閉できる。さすが惑星WarThunder
さらにこのキャノピー、機体が空中分解するまで加速しても絶対に壊れない。
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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- こいつやプレミアの五式で高高度迎撃部隊作って遊んでる -- 2021-04-10 (土) 19:34:35