ソ連 RankII 重戦車 KV-1S
概要
装甲を削り各部を軽量化することで機動力の向上を図った、KV-1の最終型。
装甲はKV-1より多少薄くなったものの、火力や機動力が強化されているため使いこなせば非常に強力な車両となるだろう。
因みに史実の時系列的には次のzis-5よりも後の型となる。
見た目もIS-1に似てきている
車両情報(v.1.57)
必要経費
必要開発費(RP) | 36,000 |
---|---|
車輌購入費(SL) | 140,000 |
乗員訓練費(SL) | 39,000 |
[予備役]購入費(GE) | 30 |
[護符]購入費(GE) | 1,200 |
基本性能情報
報酬・修理関係
AB | RB | SB | |
リワード(%) | 100 | 120 | 150 |
---|---|---|---|
開発ボーナス(%) | +48 | ||
最大修理費(SL) | 1,870 | 1,910 | 1,850 |
最大修理費(SL) 最大改良状態 | 2,341 | 2,391 | 2,316 |
車両性能
AB | RB | SB | |
Battle Rating | 4.0 | 4.0 | 4.7 |
---|---|---|---|
Rank | II | ||
車種 | HT |
初期 | ⇒ | 最終 | |
重量(ton) | 42.5 | ||
---|---|---|---|
エンジン出力(hp) | 774 | ⇒ | 953 |
1,900rpm | |||
最高速度(km/h) | 47 | ||
最大登坂能力(°) | 40 | ⇒ | 43 |
砲塔旋回速度(°/s) | 9.6 | ⇒ | 13.3 |
仰俯角(°) | -5/25 | ||
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 75/60/60 | ||
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 82/82/82 | ||
再装填時間(sec) | 7.3 | ||
視界(%) | 96 | ||
乗員数(人) | 5 |
基本武装
名称(戦車砲) | 搭載弾薬数 | |
主砲 | 76mm ZIS-5 cannon x1 | 114 |
---|---|---|
機銃 | 7.62mm DT machine gun x1 | 1890 |
弾薬
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入費用 (SL) | |||||
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
BR-350A (MD-5 信管) | APHEBC | 6.3 | 665 | 86 | 84 | 76 | 67 | 59 | 52 | - |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BR-350B (MD-8 信管) | APHEBC | 6.3 | 680 | 93 | 92 | 83 | 73 | 64 | 56 | 20 |
BR-350SP | APBC | 6.8 | 680 | 101 | 99 | 90 | 80 | 71 | 63 | 20 |
BR-350P | APCR | 3 | 950 | 135 | 130 | 92 | 60 | 39 | 26 | 70 |
OF-350M | HE | 6.2 | 680 | 21 | - | |||||
Sh-354T | Shrapnel | 6.2 | 680 | 37 | 35 | 29 | 25 | 20 | 17 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 履帯 | 990 | 2,400 | 100 |
修理キット | ||||
砲塔駆動機構 | ||||
BR-350SP | ||||
II | サスペンション | 890 | 2,200 | 90 |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | ||||
砲火調整 | ||||
BR-350B(MD-8 信管) | ||||
III | フィルター | 1,200 | 2,900 | 120 |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
BR-350P | ||||
IV | 変速機 | 2,100 | 5,000 | 210 |
エンジン | ||||
D-350A |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
森林迷彩 | |
条件 | 154撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 三色夏季迷彩 |
冬季迷彩 | |
条件 | 220撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 標準的な冬季迷彩 |
二色砂漠迷彩 | |
条件 | 286撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 標準的な二色砂漠迷彩 |
三色迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 欧州三色迷彩 |
三色砂漠迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 三色砂漠迷彩 |
二色冬季迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 後期型二色冬季迷彩 |
研究ツリー
前車両 | KV-2 |
---|---|
派生元車体 | KV-1 |
次車両 | KV-1 ZiS-5 |
解説
1.57アップデートで追加されたKV-1シリーズの最後期生産型となる重戦車。
T-34と共同行動が取れる様に軽量化された高速走行型であり、ゲーム内でも最高時速47kmとこれまでのKV-1シリーズに比べ大幅に高速化した。
史実では39年型(KV-1 L-11)、40年型(KV-1E)、41年型(KV-1 ZiS-5)、42年型(未実装)と順を追って強化してきた装甲を軽量化のために大きく削ったため重戦車としての役割を失ってしまったとも言われているが、ゲーム内のレーティングではKV-1 L-11とKV-1 ZiS-5の間に設定されているため、相手車両や立ち回りによってはしぶとく生き残ることも可能。
防御面で最も注意すべきなのは前身車両から-15mmされて60mmとなった車体側面の垂直装甲で、ここに被弾すると前部なら砲手や操縦手の気絶、後部なら駆動停止がほぼ確実となる。
また、新型の鋳造砲塔正面はデータ上こそ前身車両から+10mm弱の82mmの装甲厚となっているが、砲身基部左右に55mm厚の弱点部分が存在するため要注意。
砲塔上部にはこれまでのKV-1にはなかった車長用キューポラが新設されており、遮蔽物からわずかに飛び出したキューポラにAPHEを当てられ乗員がダメージを受けるリスクが新たに生じている。
主砲はT-34に搭載されるF-34 76mm戦車砲をKV-1向けに改良した76mm ZiS-5を搭載。T-34と同じく高貫通・高威力のBR-350B(MD-8 fuse)が使えるため、同BR帯で火力に困るということは特にないだろう。
なお、本車両の特筆すべき特徴として-16km/hにも達する高速な後退速度が挙げられる。
本車両にはバックギアが二段階まで存在し、一段目のR1では平地で-4km程度と他の車両とくらべて心もとないが、二段目のR2に入れることで直近の発展型となるIS-1はおろかIS-2に匹敵する-16kmで後退することができる。通常のSキー長押しでの後退ではギアをR2に入れることができないので、シフトダウンキー(デフォルトではQキー)を使おう。Ver1.65アップデートで自動的にR2後退ギアに入るようになった。
後退を上手く使うことができれば薄い側面装甲や鈍重な旋回速度をある程度カバーできるだろう。
史実
1942年4月、第2特別設計局(SKB-2)局長コーチン技師はドゥホフ技師に対しKVを5~6t軽量化し変速機の信頼性を高めた改良型KVの開発を指示した。また、変速機の改良にあたりシャシュムーリン技師を招き、彼はKV-3で試作した変速機とクラッチを改良したものを利用することにした。また砲塔は全周75mm(防盾のみ82mm)とし、避弾経始を考慮した丸みを帯びた形にした上で重戦車としては初のキューポラを装備した。これにより車内からの視界は向上し、変速機も改良された為砲塔内の乗員は車長、砲手、装填手となり車長はやっと装填手との兼任から解放され、履帯と転輪も軽量化された。
試作された2輌のKVはロシア語で高速を意味する「Skorostnoi/Скоростной」の頭文字SをとってKV-1Sと名付けられ、1942年8月20日に制式採用された。
しかし生産段階になり問題が発生する。それはKV、KV-1S、T-34の3種類を生産するチェリャビンスク・キーロフスキー工場の生産ラインが大混乱となったことである。一時的な解決策としてKV-1SにKVで使用している旧型の変速機を搭載することになった。また、初期の生産車は旧型の履帯を装備しており、せっかくの軽量化が無駄になってしまった。
更に9月になると本来の変速機、履帯を装備できるようになったものの決定第2323号で搭載弾薬を90発から114発に増加させるよう命令が出た為、重量は増えてしまった。その内訳は、
1.追加燃料タンク4個(固定具込み)104kg
2.追加オイルタンク1個(固定具込み)26kg
3.追加機関銃搭載具4kg
4.追加弾薬搭載具19kg
5.追加搭載燃料400L350kg
6.追加搭載オイル100L90kg
7.追加主砲弾24発230kg
8.追加DT軽機関銃マガジン7個23kg
9.その他収容箱等54kg
合計900kgである。
その後もペリスコープの改良などを重ねたが、もはや本来の任務である重突破戦車としての活躍は期待できないものとなり、1943年8月に生産は終了した。
小ネタ
外部リンク
コメント
誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモードの明記をお願いします。
- RP36000でKV-2への道を塞ぐコイツが地味に邪魔なんだが、RPに見合う性能はあるのか? -- 2016-03-23 (水) 14:50:13
- 今となっては邪魔なのはZIS-5の方じゃないですかね… -- 2016-03-28 (月) 13:33:16
- 必要RP高い上に車輌購入費も高いという正に壁なポジション -- 2016-04-01 (金) 09:44:49
- 俺の場合ツリー切れてるから無印のKV1からKV2開発できたんだけど -- 2016-08-24 (水) 19:13:47
- 当たり前だけど硬いね(敵としての感想です -- 2016-04-01 (金) 05:52:57
- なんでこんな開発ポイント高いねん -- 2016-04-01 (金) 22:34:15
- ようやく開発完了して試乗したけど物凄い勢いでバックして笑った -- 2016-04-20 (水) 15:44:45
- T-34系列に勝ってる点がそれしか無いからな。そのくせ手動でシフトチェンジしないと後進2速入らないとか -- 2016-04-21 (木) 14:08:03
- 防盾55mm…!面積狭いけど飛び込んだら砲弾全積みならお陀仏間違いなし砲弾減らそう -- 2016-04-24 (日) 09:27:13
- なんで手で砲塔回してんだよ 遅すぎてイライラする -- 2016-07-21 (木) 23:48:51
- 足で回せと…? -- 2016-07-22 (金) 11:30:04
- アヒルボートみたいに「うぉぉぉぉおおおお!!」って思いっきり漕いでるとこ想像して草。 -- 2016-07-22 (金) 11:43:24
- でも実際足の方が力はいるし疲労も分散させられるし、砲塔と砲架の操作を手と足で変えるってのは悪くなさそう。英国あたりにあってもおかしくない。 -- 2016-07-22 (金) 18:32:20
- 動力の場合は足のペダルで動かすんやで。人力で足はスペース的に厳しい -- 2016-07-22 (金) 19:07:51
- 足で回せと…? -- 2016-07-22 (金) 11:30:04
- 正面装甲75mmしかないのに、4号H型の徹甲弾が貫通しない不思議な戦車。 -- 2016-09-22 (木) 18:42:31
- noob乙 -- 2016-09-22 (木) 18:59:16
- すごい...ぼやけてます... -- 2016-10-03 (月) 09:09:43
- qキー連打からの急速後退が便利すぎる。撃ちあいでの立ち回りが楽しい。 -- 2016-10-09 (日) 12:01:44
- なんでこいつ140,000SLもするんや… -- 2016-10-14 (金) 21:26:02
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- 画像と解説、基礎データを入力したよー。不備があったら手直しお願いします。 -- 2016-03-18 (金) 16:24:52