He 100 D-1

Last-modified: 2024-03-04 (月) 19:00:29

ドイツ RankI 戦闘機 He100 D-1

he100D-1 - コピー.jpg

概要

ハインケル He100 D-1はVer1.65にて実装された、ドイツツリーのランクI戦闘機。
「主翼自体が冷却装置」という珍しい機能を持つ。そのためラジエーターを装備しておらず、余計なでっぱりが無いぶん高速を発揮できる。
武装は貧弱だが、機体性能は格上に対抗はおろか圧倒することすら可能なほどに優秀である。

機体情報(v2.9.0.31)

必要経費

必要研究値(RP)5,900
機体購入費(SL)6,300
乗員訓練費(SL)1,800
エキスパート化(SL)6,300
エース化(GE)80
エース化無料(RP)140,000
バックアップ(GE)40
護符(GE)410

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング1.7 / 2.0 / 2.3
RP倍率1.12
SL倍率0.4 / 1.3 / 3.3
最大修理費(SL)820⇒1,025 / 1,900⇒2,376 / 1,500⇒1,876

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)651⇒693 / 635⇒670
(高度5,000m時)
最高高度(m)9,500
旋回時間(秒)21.1⇒19.0 / 21.9⇒20.0
上昇速度(m/s)13.8⇒19.9 / 13.7⇒16.6
離陸滑走距離(m)350
エンジン型式Daimler-Benz DB-601A
最大出力(hp)924⇒1070 / 914⇒***
離陸出力(hp)984⇒1130 / 975⇒***
毎秒射撃量(kg/s)0.59
燃料量(分)min 16 / *** / *** / max***
限界速度(IAS)820 km/s
降着脚破損速度(IAS)320 km/s
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)487 km/s, (離陸)471 km/h, (着陸)280 km/s
主翼耐久度-5G ~ 12G

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所
機銃7.92mm
MG17
21000翼内
機銃7.92mm
MG17
1500軸内

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

武装名ベルト名内訳最大貫徹力(mm)費用(SL)
10m500m1000m
7.92mm
MG17
既定AP-T/Ball/Ball/AP-I/AI1374
汎用AP-T/AP/AI/AP-I137410
曳光弾AP-T1372
ステルスAI/AP/AP/AP/AI137320

追加武装

追加武装:無し

機体改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)購入費(GE)
I胴体修理40030050
ラジエーター
7mm弾薬ベルト
IIコンプレッサー45034060
機体
新しい7mm機関銃
III主翼修理740560100
エンジン
IVインジェクター交換970730130
カバー交換

カモフラージュ

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△△△
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ

研究ツリー

前機体M.C.202
派生機体
次機体Fw 190 A-1
 
 

解説

特徴

翼面蒸気冷却方式を採用して突出したラジエーターの無い特徴的な外見を持つ高速戦闘機。

そのため同時代の機体と比べて空気抵抗の軽減に成功しており、なんとダイブ時の速度はBf109G-2をも凌ぐ。またそこそこの旋回性能も持ち合わせており、格闘戦もこなすことが出来る。

上記の特徴的な冷却機能には大きな弱点がある。被弾に凄まじく弱いのである。*1
主翼、胴体、尾翼などありとあらゆる機体表面がラジエーターになっているため、どこに被弾しても内部の冷媒が漏れてみるみる冷却機能が奪われて、エンジンが壊れてしまう。日本機などよりもよほど繊細な機体なので被弾には最大限の注意をしよう。

7.92mm機銃が3挺という貧弱な武装故に当て続けないと撃墜が望めず、一撃離脱がやりづらい。
アップデートでAI(着発焼夷弾)が強化されたためこの欠点は改善されている

加えてRB以上ではフラットスピンに陥りやすいという問題も抱えている。できるだけ急旋回は避け、ラダーの使用も控えよう。*2
脚が長いため着陸時のブレーキを長押しすると前にくるっとつんのめって事故を起こしやすい。ブレーキをゆるめに連打すると安全である。
 

立ち回り

【アーケードバトル】
E-1メッサーから火力、エネルギー保持諸々を奪って速度に極振りした機体だと思ってもらえればよい、つまり一撃離脱特化機体である。この機体は羽が冷却装置なのもあって被弾はあまり推奨されない、乱戦の中に長時間居座っていたら落とされてしまうろう。しかしこの機体には周りの複葉機など目でもない機体性能とE-1から減ったと言っても十分すぎる火力があるのでそれを活かせると強い。ドイツ7.7mmでもっとも火力が出るのは曳光弾、奇襲を気づかれたくないのであればステルスを使おう。次に迂回は必要ないほど登るので低空の敵にちょっかいを出さず登ってから虐殺パーティーと行こう。
1500m辺りから失速している、まだ登ってる敵を見定めて一撃加えて垂直上昇、これを繰り返す動きが強いだろう。
ただ同高度からスポーンしてくる爆撃機等には気を付けてそれらにも7.7mmのレーザービームを浴びせてやると着火、またはパイロットキルを狙えるはずだ。メッサーもそうだがドイツ機の基本的な動きは一撃離脱となるE-4メッサー等少しは格闘戦のできる機体もあるが日本機、特に隼などと単純旋回を始めたら逆立ちしても勝てない、なのでこの火力、速度と条件の揃ったこの機体で慣れておくことをおすすめする。

 

【リアリスティックバトル】
マッチングする全ての機体を上回る速度性能を誇る。
かなり優秀な上昇性能を持つため、敵機の上を取りやすいが7.92mm機銃3門という武装のせいで一撃離脱が決まりにくい。
低BRから複葉機マッチに放り込まれることが多い。
貧弱な武装も複葉機には十分であるが、このランク帯の戦闘機は皆、旋回性能が優秀なため一撃離脱を回避されやすい。複葉機マッチでは敵機の限界速度レベルの最高速度のため一撃離脱に徹していれば墜とされることはほぼないだろう。しかしいくら高速機とはいえ低空の乱戦ともなれば被弾することもあるため乱戦には入らないのが賢明だろう。

 

【シミュレーターバトル】
立ち回りはRBとさほど変わらないが格闘戦は厳禁。
異常なほどにスピンしやすい飛行特性が大きな特徴で、200km/hを下回る低速域では軽い操舵を心がけようとも嫌というほど右側へスピンに入ろうとする。このため、着陸の際は少し速めの速度で滑走路に入り速度を維持したまま接地する必要がある。*3*4*5
高速域でもスロットルを急激に操作しまうとトルクの変化に伴い安定性を損なってしまい大きなループですら不安定になるので一撃離脱に徹しよう。

史実

パイロットからは高評価だったHe112だったが、ハインケル社の政治力の低さに加え、軍部から「速度と量産性に難有り」と指摘されたことで、主力戦闘機の座はBf109に奪われてしまった。
この事態を受けて、軍部から指摘のあった「速度」と「量産性」を重視して設計されたのが本機である。
特に空力学的壁になっていたラジエーターを外す代わりに主翼外面を冷却機として使った結果、同じエンジンを搭載するのbf109より80km/h以上の高速を実現させることに成功した。
 
しかしその独特な冷却機能ゆえ被弾に弱いのは明白であり、また過剰な軽量化・オミットによるトラブルも多く「凝りすぎ」と評価された。結局既存のBf109にエンジンの支給が優先されたことから広告機として扱われ、試作機含む同系列の機体はソ連、日本へと売却された。
 
武装はモーターカノンに20mm機関砲、両翼に7.92mmか、両翼に20mm機関砲と武装面ではBf109F型とほぼ同じである。

小ネタ

◆日本での評価

ドイツでは結局量産を見送られた本機だが、日本では「重武装・高速の高性能機」と見なされ、一時は本気で量産が検討された。そのためHe100D-0(20mm装備のタイプ)を購入したのだが、航続距離が不足している等日本特有の事情や、自国の工業技術を超越していたという根本的問題があったため量産はされなかった。
 
ちなみに評価試験のためHe100に乗った小福田 晧文氏は「無骨で実用的で合理主義なドイツらしい戦闘機」と述べており、また翼から蒸気機関車のように煙が沸くことに驚いたという。
 
なお川崎航空機は本機に影響され、後に開発されたキ64にて翼面蒸気冷却方式を採用している。


◆ゴーストファイター

不採用の決まった本機はドイツの広告作戦に利用され、He113という名の超高性能機という触れ込みで大々的に宣伝された。その宣伝の写真も大変に凝っており、試作機を総動員し、時にはマークを変えて、本当に複数の部隊で運用されているかのように見せかけた。
その効果は絶大で、連合軍のパイロットは本機を大いに恐れ「He113恐怖症」に陥った。
 
本機はハインケル社の工場の防空任務にあたっていたが、最後までその性能を発揮する機会は訪れなかった。
それにも関わらず「恐怖症患者」の連合軍パイロット達からは数多くの"交戦記録"が寄せられたという。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • 確かに速いけどあくまで速いスピードを出せるだけで、高速時には機首がふわふわして狙いづらい+武装的にそれなりの時間狙い続ける必要あり=非実用的 -- @RB? 2017-07-06 (木) 12:16:30

*1 そのため他国には本機と同じような冷却方式を持つ機体は無い
*2 プロペラ後流などによるヨーイング傾向が非常に強いようである
*3 プロペラ機はプロペラの力によって常にローリングの力が働いているが、この機体はこれが非常に大きい。 通常飛行時はエルロンによってこの力は抑え込まれているが、低速状態に入るとエルロンの力は弱まってしまう。そのため、離着陸や空戦中などで低速状態になるとエンジン由来のローリング力を抑えられなくなり強制的にロール動作が入ってしまう。これが主翼の揚力差を作り出し片翼失速が誘発され、フラットスピンに入ってしまうのである。
*4 これを防ぐには  1.低速状態でスロットルを急に操作しない  2.離着陸中はスロットルを80パーセント以上に上げない などが推奨される。
*5 もしフラットスピンに入ってしまったらスロットルを下げることでローリング力が抑えられて脱出が楽になる