G8N1

Last-modified: 2023-04-08 (土) 23:47:38

日本 RankIV 重爆撃機/長距離爆撃機 G8N1 / 連山

G8N.jpg

概要

日本海軍のRank4の大型陸上攻撃機。深山から性能全般が向上、特に貧弱だった防御火力が改善された。
型式番号が示す通り戦略爆撃機ではなく陸攻であり、爆装は2.4tとあくまで雷撃機の水準に止まる。

機体情報(v1.89.1.87)

必要経費

必要研究値(RP)85000
機体購入費(SL)310000
乗員訓練費(SL)74000
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)***
エース化無料(RP)570000
バックアップ(GE)100
護符(GE)1800

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング6.0 / 5.7 / 6.3
RP倍率1.78
SL倍率1.5 / 3.7 / 4.5
最大修理費(SL)9300⇒12183 / 29000⇒36888 / 18000⇒*****

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)493⇒534 / 475⇒512
(高度7,620m時)
最高高度(m)11,156
旋回時間(秒)25.6⇒23.7 / 26.3⇒24.4
上昇速度(m/s)4.9⇒9.9 / 4.9⇒7.2
離陸滑走距離(m)489
エンジン型式中島 誉二四ル型 NK9K-L
最大出力(hp)****⇒1991 / ****⇒1825
離陸出力(hp)****⇒2138 / ****⇒1973
燃料量(分)min93 / max313
銃手(人)6
限界速度(IAS)680 km/h
降着脚破損速度(IAS)330 km/s
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)500 km/h, (離陸)322 km/h, (着陸)270 km/h
主翼耐久度-2G ~ 3G

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所
機銃
(単装)
13.2mm
ニ式
2600側面
機銃
(連装)
13.2mm
ニ式
1400機首
機関砲
(連装)
20mm
九九式二号五型
31600上、下、後部

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

武装名ベルト名内訳費用(SL)
13.2mm
ニ式
既定IT/AP-I/IAI/AP-I-
徹甲弾AP-T/AP-T/AP-T/IAI50
汎用IT/AP-I/AP-I/IAI
20mm
九九式二号五型
既定T/FI/AP-I-
徹甲弾AP-I/AP-I/AP-I/HEF-T130
空中目標HEF-T/FI/HEF-T/FI/AP-I

追加武装


名称

影響【AB/RB/SB】費用
(SL)
搭載条件
最高速度
(km/h)
上昇速度
(m/s)
ターン
アラウンドタイム
(sec)
B60kg
九七式
六番陸用爆弾
18-1.0/-0.0/-0.0-2.4/-1.0/-0.9+2.4/+1.0/+1.1--合計搭載量
1080kg
(爆薬量455.4kg)
B250kg
二十五番通常爆弾
二型
8-1.4/-1.4/-1.4-1.8/-1.8/-1.5+1.1/+1.9/+2.1600-合計搭載量
2000kg
(爆薬量915.2kg)
B800kg
八〇番通常爆弾
一型
3-1.4/-2.2/-1.4-2.0/-2.0/-1.8+1.3/+2.3/+2.568014 in合計搭載量
2400kg
(爆薬量1287kg)

機体改良

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Tier名称必要RP購入費(SL)
I胴体修理42007800
ラジエーター交換
13.2mm銃座用弾薬ベルト
14 in (mod 35)
IIコンプレッサー交換700012000
機体交換
新しい13.2mmマシンガン
III翼修理780013000
エンジン交換
20mm銃座用弾薬ベルト
IV新しいエンジン噴射1000017000
カバー交換
新しい20mm機関砲

カモフラージュ

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無塗装迷彩

g8n_silver.jpg
条件-
説明無着色迷彩、日本、1944年11月。
レッドオレンジ迷彩

g8n_orange.jpg
条件基地損傷62.53
説明試製連山迷彩
(1944年10月)
深緑迷彩
g8n_green.jpg
条件基地損傷33.67
説明標準単色ダークグリーン迷彩、日本、1945年。
USAF迷彩
g8n_usaf.jpg
条件基地損傷48.1
説明米軍による鹵獲機
(1947年 ライトパターソン基地)

研究ツリー

前機体G5N1
派生機体---
次機体---
 
 

解説

特徴

戦略爆撃機と比べると上昇力に優れているため、とにかく高度をとることが重要だ。高度を上げると標的にされづらくなり、結果的に勝率を上げることができる。
連装20mm機銃は胴体上面と下面に全周型砲塔として、尾翼に限定指向型として、合計6丁が3箇所に搭載されている。また、13.2mm機銃は前方に連装で、胴体中央部両側面にはそれぞれ単装で配置されている。これらの銃座がほぼ全方位を射界に収めているので、他国の同ランク機と遜色ない自衛能力を持つ。AIに任せるより、自分で狙った方が撃墜できる可能性は大きく上がる。
また、胴体の耐弾性も良く、相当量の12.7mmや20mm弾の直撃にも耐えるので生存性は高い。ただし、エンジンや主翼に被弾すると容易にバランスを崩し、そのまま墜落という事態がままあるため、過信は禁物だ。
最大の弱点は2.4tという超貧弱な爆装で、苦労して目標に到達してもダメージを稼ぎにくい。ABなら根気よくリロードして何度も爆撃しよう。リロードがないRBでは、帰還前に他の爆撃機を銃座で撃墜するなど、爆撃以外でスコアを稼げなければ苦しい事になるだろう。
BRも上がり、格上と遭遇する機会も増えた。SBでジェット戦場にマッチングする期間中は、そっとデッキから外そう。

立ち回り

【アーケードバトル】
優秀な上昇能力で開幕と同時に高度を上げつつ前進し、味方の爆撃機と競合しないように注意しながら小規模基地を目指そう。相手も当然邀撃に上がってくるので一直線に向かってくる敵機を見つけたら味方爆撃機と編隊を組むか、迂回するのもアリ。
小規模基地破壊後は高度7000m以上を目安にしつつ飛行場上空を周回しつつ爆撃しているだけで大丈夫だろうが、執拗に迎撃する気概があるプレイヤーが居る場合があるので油断は禁物。
防御機銃の火力は高いが機体の耐弾性能は並のため、30mm以上の機関砲を翼に受けると一瞬で破壊されてしまう。

 

【海戦】
彗星や流星に乗る過程で、機銃照準器を使った急降下爆撃を習得しておくとよい。
連山の場合はマウス照準円を利用した爆撃を行うと侵入角度が浅くなるため、700kh位で回避行動をとりながら爆撃を行う事ができる。

対空火力がきつくなってくるためしっかり迂回上昇しよう。
3000m以上でも対空砲に撃墜されてしまうことがあるので、4000m以上あると良い。
水平爆撃は重巡洋艦相手なら当たるが、駆逐艦やボートが相手だと回避されてしまうため、狙いは軽巡洋艦以上の動きの遅い艦を狙っていこう。
爆撃後は4発爆撃機としては優れた運動性で、相手の爆撃機を死角に回り込み機銃で撃墜してもよい。

 

【リアリスティックバトル】
BRはかつてはあのB-29と同じ6.7だったが、アップデートで5.7に下がった。

活躍のためには、上昇力を活かした高高度からの爆撃や迎撃で試合進行に貢献しよう。幸い、上・下・尾部に20mm銃座が付いているので、迎撃時に積極的に射撃すれば、それなりの頻度で敵機を炎上や撃墜できる。ただし遠距離から積極的に銃座で弾幕を張りすぎると、敵機が近距離に接近してきたときには銃座がリロードタイム、ということも起こり得る。そのため敵機が自機の2kmから1.5kmの範囲ではやたらに弾幕を張るのではなく、少しずつ正確に射撃をする、というイメージで射撃するとよい。もし、銃座の弾切れや銃手が負傷して射撃が厳しい場合は足や機動力を使って的の射線から逃れよう。

本機の弱点としては、爆弾が最大800kg×3と、2.5tにも及ばない搭載量である。しかし、アップデートにより800kg爆弾3発で小基地1つと半分に戻された。これからは1つの基地当たりの投弾は2発でよい。

爆撃機にしては耐弾性や機動性は秀でているので、自機を狙っている敵戦闘機がいなければ爆撃後の敵機攻撃もひとつの手である。特に火力が高い20mm銃座で射撃すれば、即座に撃墜もあり得る他損傷で撤退を強いさせたり、あるいはバランスを崩して墜落or空中分解させることもできる。

総じてRBでの連山は、爆撃機らしからぬ上昇力、死角の少ない防衛火器、日本機ゆずりの運動性と耐弾力も兼ね備えた優秀な爆撃機である。しかし爆弾搭載量は少なめなので、爆撃後にすれ違った敵爆撃機を襲撃したり、あるいは補給を繰り返して敵チームのゲージを早く減らすようにしたり、その弱点を補いつつ勝利に貢献する方法を取り入れて運用することが求められる。

戦闘には関係ない要素だが、何故かアプデ後着陸後ブレーキを踏むとタイヤ周りから火花がでる演出が追加され、異様に短い滑走距離で減速できるようになった。

 

【シミュレーターバトル】
BRが6.3に下げられたため、トップマッチならジェットに襲われる事はなくなったものの、レシプロ機でも高速・高火力な機体はいくらでもいる。増強された銃座はお守りでしかないと肝に銘じよう。
マイナスGに弱いのか、スティックでダウンピッチを乱暴に取ると空中分解するので、速度増大による機首上げモーメントはトリムで調整しよう。
爆装は相変わらずで、四発機の癖に辛うじて小基地を1つ壊せる程度しかない。高速と3発の800kg爆弾をなんとか活かすなら、前線を超えて車列を攻撃するのが良いか。出撃費は約2万SL、デッキに入れるかどうかはよく考えよう。

史実

連山(れんざん)は、太平洋戦争で大日本帝国海軍が計画した四発陸上攻撃機。略符号はG8N、連合軍コードネームはRita。昭和18年7月27日に兵器名称付与標準が改定される以前は「十八試陸上攻撃機」、以降は「試製連山」と呼称された。

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昭和17年後半。ガダルカナル方面での戦闘が激しさを増してきた頃、海軍は今後の戦局の推移として「大型長距離爆撃機による基地攻撃が苛烈さを増す」との予測をたてていた。そのため既に開発中であった「銀河」に加え、新たに大型の四発爆撃機「十八試陸上攻撃機」の開発を決定する。
この試作機に対する要求概要は、
・速度:600Km/h以上、巡航370km/h
・発動機:誉(搭載は排気タービン過給機搭載の誉二四ル型となる)
・航続距離:爆弾搭載時6500km、無搭載時11000km
・武装:20mm機銃,最大爆弾搭載量4t(60kg×18,250g×8,800kg×3,1500kg×2,2000kg×2の何れか)又は魚雷2本(後に魚雷搭載要求は削除、理由は後述)
という当時としては非常に厳しい物であった。
 
試作指示は当時深山の開発で大型機製造の経験があった中島航空機のみに対して為され、中島は松村健一技師を設計主任に据えて開発を行った。また設計においてはフィリピン攻略時に鹵獲されたB-17を調査して得られた情報や技術も参考にされている。
 
試作一号機は昭和19年10月に中島飛行機小泉製作所にて完成し、同月初飛行に成功。この初飛行時の様子について戦史叢書95巻では「計画性能が出せなかった」とされているが、計算上の最高速度等はほぼ達成しているので、これは排気タービン不調による高高度性能不足の点に言及しているのだと思われる。また全力試験は終戦まで行われていない為、世に出ている最高速度の数字は飛行テスト時の収集データからの推測値である。その後試作一号機は滑走試験中や着陸時の事故などによって損傷し、修理に時間を要したため海軍への引き渡しは昭和20年1月までずれ込む事になる。
 
戦局の悪化を挽回すべく専用の生産工場設置着手まで行われ、1次量産32機の生産指令もなされている。だが昭和20年にはいると戦略物資たるアルミを多大に消費する大型機を大量整備する余力がなくなった事から同年6月末には試作4機、半完成4機で量産計画は放棄。代わって機体を鋼製にした連山改の設計中に終戦となる。

海軍に領収された1・2号機は空襲を避ける為、三沢海軍飛行場へ空輸して飛行試験が行われた。しかし三沢が空襲を受けた際に大破。未領収の3・4号機は小泉製作所に隣接していた小泉飛行場に残置。3号機が空襲で破壊され、終戦時は4号機のみが小破状態で残されていた。この4号機は米軍に接収され、アメリカ合衆国本土へ移送されたがエンジン未完で装着されていなかった為テストもされず廃棄されたとされる。(日本航空機総集・中島航空機編より)
 
だが上記の4号機については異説もある。試作1・2号機の三沢への空輸の際に操縦を担当した大平吉郎氏(当時少佐)のメモによると「4号機は小泉飛行場で爆撃を受けて破壊されており、空輸されたのは被災した他の連山から部品取り等をして整備した試作3号機である」とされている。またアメリカ到着後も「オハイオ州のライトパターソン・テストセンターへ直接飛行し、テスト飛行も1回され優秀な成績を収めたとされる説」と「移送はされたが現地での発動機整備が上手くいかず、複数の発動機が不調で飛行不能になった為そのままスクラップにされたという説」があり、当時の記録が発見されていないためどちらが真実なのかはわかっていない。
 
開発当初は試製中の2トン魚雷を2本搭載し、敵艦隊の防衛火網の射程外から編隊統制雷撃*1を任務の一つとしたが「2t魚雷の試作失敗」「運用上の制約と目的の変化」「通常の魚雷攻撃では帰還が望めない」などの点から魚雷搭載要求は取り下げられたとされる。
爆弾は次世代機向けに150番(1.5t)・200番(2t)・300番(3t)の大型爆弾を開発中だった。だが150番は昭和18年に制式化されるも不具合の調整が上手くいかず昭和19年には開発を放棄。200番.300番も最終的には開発放棄され実用化はされなかった。

大型爆弾について

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・仮称150番通常爆弾
まず、日本海軍の呼ぶ通常爆弾とは徹甲能力を付与した対艦爆弾である。地上施設などさほど硬くない目標には陸用爆弾を用いた。通常爆弾は、装甲化された艦を沈める必要上、良好な鍛鋼を弾体に用いる必要があった。また強固にするため弾体が分厚く、炸薬量は少ない。陸用爆弾はさほどの強固さを求められないため弾体が薄く、そのぶん炸薬量が大きい。また単価が安い。日本にとり、機能ごとにこうした各種爆弾を作ることは、鋼材・レアメタルの入手や冶金技術力などの条件から求められた事であった。

昭和13年ごろの日本海軍では、中攻・大艇用に重量1500kgの大型魚雷のほか、重量1t~3tに及ぶ大型爆弾の開発も構想していた。目的は爆弾による戦艦の撃沈で、九一式徹甲弾のように水中舷側攻撃を考慮した形跡がある。昭和15年の構想では、仮称150番通爆は全重が1500kg、炸薬600kgと仕様が求められている。昭和16年9月1日、5230発の150番通爆の整備計画が立てられた。その後、昭和17年7月14日、計画構想そのものは完了したが実験は済んでおらず、その後終戦まで実験は完成を見なかった。これはもはや重要な計画とはみなされず、研究が伸ばし伸ばしにされたためである。

・2000kg爆弾
昭和16年5月研究開始。昭和16年12月に計画終了予定、ただし試製せず。理由は他の計画が大量に存在し、この計画を実行する余裕がなかったためだった。搭載機は新型の大攻か大艇を予定したものと思われる。

・150番5号爆弾
昭和15年10月までには十四試150番5号爆弾1型が試作されたと推定される。全重1498.6kg、炸薬量496.2kg。日本海軍が想定していた将来戦艦の上面装甲は225mmであった。ただし試製されたといっても、この装甲を打ち破れる性能が付与できたかには大きな疑問が残る。また昭和15年時点で九五式大攻、十三試陸攻、九六式陸攻、九七式大艇、一式陸攻のいずれもがこの爆弾の装備に適さないか、あるいは開発に失敗している。昭和17年1月、十六試陸攻用に大型5号爆弾の整備が求められた。つまり連山用である。7月14日に計画完了、昭和18年初期から生産、並行して試験するという見通しが立てられた。昭和18年中には三式150番5号爆弾として制式化されたと推定される。全重1498.6kg、炸薬496.2kg(九一式爆薬)。ただし、この爆弾は250m/sまでの激突速度しか耐えられず、300m/sで自壊を起こした。昭和19年1月に入っても改善のための実験を完了できず、年内に実験がおおよそで切り上げられ、計画が中止されたと推定される。このため試製にとどまり、量産はされていない。また最終的にどの程度の装甲を貫通できたのか、225mmを貫通しえたのかに関しては不明である。

・200番、300番5号爆弾
昭和13年ごろの構想による。200番は大艇用、300番は大攻専用である。昭和17年7月14日の段階で200番5号が計画中とあるが、これらもその後研究が進まず、計画にて終了となったと思われる。

・なんでそんなんなったのか?
WTで革命爆弾が猛威を振るうのを見れば、大きな爆弾をぶつければ簡単に沈むだろうと考えるのはごく妥当な発想である。だがちょっと待ってほしい。なぜ150番爆弾は完成しなかったのだろうか?

まず水平爆撃自体の精度が非常に低いことが挙げられる。無誘導で爆弾を高高度から落としてもまず命中しないうえ、相手艦が高速で退避行動をとっては偶然以上の命中を期待できない。海軍が昭和13年の時点で舷側破壊効果に目をつけているのは、この命中しなかった際の近弾を利用したいという思惑があると思われる。

次に相次いで大型攻撃機の開発が失敗したこと。また大艇など大型機による艦艇の襲撃自体がまともには成立しないレベルであったことなどが挙げられる。このため開発ペースが戦争初期から中期にかけて落ちた。機材が用意できないまま戦局がさらに悪化、終盤に入れば生産力も開発能力も落ちた。従ってわずかな数の試験機材は揃えられても、戦闘に投入できるほどの大規模な部隊は用意できなくなっていた。こうなるともはや既存のもので精いっぱいとなり、新規開発の兵器は顧みられなくなる。

さらにもう一つ、大きな要因として冶金技術力・レアメタルの入手などの条件が厳しかった事による。150番5号爆弾は金質が悪いために最後まで完成を見ていない。どうしても弾体が割れてしまい、割れてしまえば半爆か不貫通で使い物にならない。こうした条件から、戦艦を撃沈できる大型爆弾について、日本では80番程度のものしか実用化できなかったのだろう。

参考文献:兵頭二十八『日本海軍の爆弾』光人社。

小ネタ

連山の写真&初飛行のフィルム

過去の修正

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G8N1 十八試陸上攻撃機/試製連山

G8N.jpg
ランクIV
分類重爆撃機
必要研究値(RP)100,000
機体購入費(lions)320,000
乗員訓練費(lions)150,000
 
 
Battle RatingAB5.7
RB6.3
SB6.3

性能諸元(v1.37.45.29)

基本性能(v1.37.45.29)

項目Arcade BattleRealistic Battle
Simulator Battle
初期最終形初期最終形
最高速度(km/h)488537477512
(高度7.620m時)(高度7.620m時)
最高高度(m)11,15611,156
旋回時間(sec)25.923.026.324.4
上昇速度(m/s)11.713.54.57.2
離陸距離(m)489489
武装プリセット33
毎秒射撃量(kg/s)0.000.00

※追加武装の影響は含まない

リワード・修理関係

項目Arcade BattleRealistic BattleSimulator Battle
初期最終形初期最終形初期最終形
リワード(%)150360380
研究値ボーナス(%)+156+156+156
最大修理費(lions)3,8305,30532,47041,30161,12077,744

武装(v1.37.45.29)

通常武装

銃座

種類名称口径
(mm)
基数連装数搭載弾薬数搭載箇所
機銃三式 マシンガン13.212400機首
機銃三式 マシンガン13.221600側面
機関砲タイプ99 mk 1 大砲20321.600上部旋回砲塔
下部旋回砲塔
尾部

追加武装

爆弾(単位:キログラム)

種類名称重量
(kg)
搭載数購入費用
(lions)
搭載条件備考
爆弾タイプ 97 mod 66018--初期装備
爆弾mod 25 マーク 22508600-初期装備
爆弾mod 80 マーク 1800368014 in-

弾薬

銃座用弾薬

口径
(mm)
名称内訳購入費用
(lions)
搭載条件
13.2DefaultT/AP-I/Ball/IAI/AP--
APAP/AP/AP/API-T20Turret
13.2 mm belts
万能API-T/API-T/API-T/API-T
/IAI
20
20DefaultT/HEF/AP-I--
APHEF-T/AP/AP/AP-I100Turret
20 mm belts
Air targetsHEF/HEF/HEF/T100

パーツ修正(v1.37.45.29)

修正ツリー

Tier飛行パフォーマンス生存能力兵器
I胴体修理ラジエータ交換タレット
13.2mm ベルト
14 in
(mod 35)
TierII開放に必要なTierIパーツ研究数:*
IIコンプレッサー交換機体交換新しい
12.7mm マシンガン
TierIII開放に必要なTierIIパーツ研究数:*
III翼修理エンジン交換タレット
20mm ベルト
TierIV開放に必要なTierIIIパーツ研究数:*
IV新しい
エンジン噴射
カバー交換新しい
20mm 機関砲

スキン一覧

深緑塗装 日本,1945年(地上目標550撃破)
連山(深緑).jpg
黄色塗装 ライト・パターソン アメリカ合衆国,1947年(地上目標600撃破)
連山(アメリカカモフラ).jpg
赤色塗装,1945年8月(地上目標750撃破)
連山(赤色).jpg

派生

前提機体:
G5N1
本機:
G8N1
解禁機体:
なし

解説

Rank4の日本軍重爆撃機。
G5N深山と比べて爆弾搭載量は800kg×3に低下したが、速力・操縦性は向上しているので圧倒的に乗りやすくなっている。
また、深山で苦汁を舐めさせられた上昇力についても大幅に向上しており、最大まで改装すれば8000m超の高高度へも難なく到達することが可能である。

連装20mm機関砲上下尾翼に2門×3、13.2mm機銃を4門備え、爆撃機として最高クラスの自衛能力を持ち、相当量の12.7mmや20mm弾の直撃にも耐えるので生存性は高い。
ただし、エンジンや主翼に被弾すると容易にバランスを崩し、そのまま墜落という事態がままあるため、銃座の過信は禁物。
AIに任せるより自分で狙った方が撃墜できる可能性は大きく上がる。

ちなみに、迎撃に来る戦闘機を逆に撃ち落してしまう事が多いためか、一部プレイヤーからは通称デススターと呼ばれているらしい。

連山の写真&初飛行のフィルム

史実

連山(れんざん)は、太平洋戦争で大日本帝国海軍が計画した四発陸上攻撃機。
略符号はG8N、連合軍コードネームはRita。
1943年7月27日に兵器名称付与標準が改定される以前は「十八試陸上攻撃機」
以降は「試製連山」と呼称された。
当初海軍単独の試作開発であったが後に陸海共同試作機に指定。

 

設計時の性能要求概要
速度:600Km/h以上、巡航370km/h
発動機:誉(搭載は排気タービン過給機搭載の誉二四ル型となる)
航続距離:爆弾1t搭載時6.500km
武装:20mm機銃,最大爆弾搭載量4t(60kg×18,250g×8,800kg×3,1500kg×2,2000kg×2の何れか)
又は魚雷2本搭載(後に魚雷搭載要求は削除、理由は下記)
設計においてはフィリピン攻略時鹵獲のB-17爆撃機を解体調査して得られた情報や技術も参考にされた。

 

開発当初は試製中の2トン魚雷2本搭載し、敵艦隊の防衛火網の射程外から
編隊統制雷撃を任務の一つとしたが2t魚雷の試作失敗、運用上の制約と目的の変化の為
通常の魚雷攻撃では帰還が望めない点から魚雷搭載要求は取り下げられたとされる。
(統制雷撃;扇状に複数魚雷を発射し命中を狙う投射法、本来は水上艦艇の雷撃方法、魚雷の飽和攻撃が目的)
爆弾は当時既に次世代機向けに150番(1.5t)・200番(2t)・300番(3t)の大型爆弾を開発中だったが
150番は1943年に制式化されるも不具合の調整が上手くいかず1944年には開発放棄
200番.300番も最終的には開発放棄され実用化はされなかった。

 

1944年(昭和19年)10月に中島飛行機小泉製作所にて試作一号機が完成し、初飛行に成功。
戦史叢書95巻によると計画性能が出せなかったとされるが、計算上の最高速度等はほぼ達成している為
排気タービン不調による高高度性能の点についての言及と思われる。
但し全力試験は終戦まで行われていない為、世に出ている最高速度の数字は
飛行テスト時の収集データからの推測値になる。
一号機は滑走試験中や着陸時の事故などにより何度か小損傷を重ねた為修理に時間を要し
海軍への引き渡しは1945年1月までずれ込む事になる。

 

海軍に領収された1、2号機は空襲を避ける為三沢海軍飛行場に空輸、飛行試験が行われたが空襲を受け破壊
未領収の2機は小泉製作所に隣接の小泉飛行場に残され、1機が空襲で大破、破損1機が終戦時残されていた。
破損機体(4号機とされるが異説あり)は米軍に接収され、アメリカ合衆国本土へ移送されたが
エンジン未完で装着されていなかった為テストもされず廃棄処分となっており現存する機体はないとされる。
(連山wiki解説より抜粋と加筆)

 

上記の異説についてだが接収された4号機はエンジン未装着とされるが
実際は接収に伴い小泉飛行場から横須賀海軍航空隊,追浜飛行場まで飛んだとされ
4号機は小泉飛行場で被爆破壊しており、空輸されたのは
被災した他の連山から部品取り等をして整備した試作3号機であるとされているが確証はない。
アメリカ到着後もオハイオ州のライトパターソン・テストセンターへ直接飛行し無事到着
テスト飛行も1回され優秀な成績を収めたとされるが記録は残っていない。

戦局の悪化を挽回すべく専用の生産工場設置着手まで行われ、1次量産32機の生産指令もがなされるが
昭和20年にはいると戦略物資たるアルミを多大に消費する大型機を大量整備する余力がなくなった事から
同年6月末には試作4機、半完成4機で量産計画は放棄、代わって鋼製機体連山改の改設計中に終戦となる。

軍令部は黒島亀人発案の連山、連山改によるマリアナのB29基地の攻撃を計画
同時にインド洋の補給路攻撃を企画したが終戦により作戦は幻に終ることになる。

名称補足だが海軍定義は爆撃機は急降下爆撃も可能が前提(一例が陸上爆撃機銀河)
急降下爆撃、雷撃を兼任する流星は艦上攻撃機に分類されているが
名称は爆撃機命名基準の星に従った物、連山は攻撃機基準の山が付く為陸上攻撃機である。

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コメント

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  • RBで敵の爆撃機を次々と落とす迎撃機運用してる奴怖い -- 2017-01-11 (水) 23:35:05
  • これもう重爆じゃなくて重戦じゃないんですかね… -- 2017-01-16 (月) 19:33:19
    • RBで手負いとはいえf-82追っかけ回して機種機銃で撃墜した時はほんと笑った… -- 2017-01-17 (火) 05:13:36
    • この前誰も迎撃してないB17と暫くドッグファイトしたゾ。泥仕合になったから早目にやめたけど -- 2017-01-17 (火) 14:51:01
      • 四発機同士のドッグファイトとか映画になりそう。俺なら見る、見たい(真顔 -- 2017-01-17 (火) 16:22:45
      • Tu-4「面白そうだな、俺にもやらせてくれよ。」 -- 2017-01-17 (火) 16:53:43
      • あっ大丈夫っす・・・ -- 2017-01-17 (火) 19:09:06
      • b-29「お、おれも....」 -- 2017-01-19 (木) 20:23:29
      • b-29「お、おれも....」 -- 2017-01-19 (木) 20:23:45
      • BV-238「6発機だけどいいかな?」 -- 2017-01-19 (木) 20:48:28
      • やめてくれよ…(絶望) -- 2017-01-20 (金) 13:48:29
      • Tu4兄貴が全部食っちゃうのが目に目えるぜ… -- 2017-02-01 (水) 15:43:57
  • 1度高度を上げるとほとんど追い付いて来ないから、試合が長引けば長引くほど生存率は上がり、稼げる傾向がありますねぇ!ドルニエとかがいなけりゃの話だけどな -- 2017-01-20 (金) 13:52:29
  • 数字だけ見たら飛行性能は深山とほぼ同じに見えるけど、乗りやすくなったって表記はなにを根拠にあるんです? -- 2017-01-23 (月) 17:28:54
    • なので、深山→連山で銃座こそ強力になったけど爆装減少してBR爆上がりしたって理解なんだけど、さすがにそれはあんまりですよね⋯? -- 枝主 2017-01-23 (月) 17:36:25
      • 機体が深山に比べて軽快になった、99式2号銃5型に換装されて発射レートの増加。まぁ自分で乗ってみれば分かるんでないの。乗った前提で話してるとは思うけど -- 2017-01-23 (月) 17:58:37
  • 出撃前のガレージでなぜか前方機銃手だけ中にいるんですが… -- 2017-01-31 (火) 03:06:45
    • よく気づいたな -- 2017-01-31 (火) 12:23:10
    • 最近いろんな機体で居残り勉強してる銃手がいるんだよな -- 2017-01-31 (火) 12:47:03
      • 過去ログ読み直してたら既に見つけられてて草 日本しか爆撃使わないから気がつかなかったなあ… -- 2017-01-31 (火) 13:24:49
  • こいつはどの方向から迎撃するのがベスト?どの方向から突っ込んでも20mmと13mmga -- 2017-01-31 (火) 22:08:01
  • こいつはどの方向から迎撃するのがベスト?どの方向から突っ込んでも20mmと13mmがお迎えしてくれる… -- 2017-01-31 (火) 22:09:02
    • すまぬ連投してしまった -- 2017-01-31 (火) 22:09:20
    • 強いて言うなら前下方かな・・・ 自衛力だけが取り柄の機体だから他に爆撃機が居るならそっちを狙った方が良いよ。 -- 2017-01-31 (火) 22:39:27
      • だね、機銃は普段後ろ向きで下の方が機銃の間隔が大きいから即死し難い。そして爆装量が少ないから基本無視か後回しでOK -- 2017-01-31 (火) 23:15:25
      • 同感。爆装少ないからドルニエとかから先狙ったほうがいい もし高度とるようなそぶりだったら真下から突き上げて粉砕でいい -- 2017-02-01 (水) 00:48:16
  • スピットファイアMkⅩⅦで追いかけたが速すぎて撃墜できずゲーム終了 砲手は3人ほど潰して後部への攻撃は無力化したのだが自分のエンジン被弾もあって振り切られてしまった -- 2017-02-02 (木) 00:59:46
  • ジェットと組める爆撃最高ランクが必然的にこいつだから仲間にツポカスとかB-29がいて敵の目はそちらに向かう。いやほんとに狙われないねこいつ… -- 2017-02-02 (木) 02:47:15
    • 狙われる場合はツポカスが怖い奴か他の爆撃が死滅してる場合 -- 2017-02-02 (木) 02:48:42
    • だって。狙うメリット少ないもん -- 2017-02-06 (月) 13:30:18
      • あえて言うんなら落としやすいのがメリットでしかないな。でも体感B-29の方が脆い気がするが。 -- 木主 2017-02-06 (月) 16:04:55
  • こいつ明らかに重爆の上昇じゃないRBのあの上昇おかしくね? -- 2021-03-09 (火) 16:00:24

*1 統制雷撃:扇状に複数魚雷を発射し命中を狙う投射法。本来は水上艦艇の雷撃方法である。魚雷の飽和攻撃が目的。