アメリカ RankII 艦上戦闘機 F4F-3 Wildcat(ワイルドキャット)
概要
アメリカのランクII艦上戦闘機。太平洋戦争序盤からTBDやSBDと共に戦線を支え続けた功労者。
日本機以外であれば格闘戦が出来ない事もないが、この辺からアメリカ機は一撃離脱が基本となってくる。
機体情報(v2.5.0.39)
必要経費
必要研究値(RP) | 7,900 |
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機体購入費(SL) | 10,000 |
乗員訓練費(SL) | 3,000 |
エキスパート化(SL) | 10,000 |
エース化(GE) | 130 |
エース化無料(RP) | 160,000 |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 530 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 2.7 / 2.7 / 3.0 |
RP倍率 | 1.12 |
SL倍率 | 0.4 / 1.3 / 25 |
最大修理費(SL) | 810⇒1,017 / 2,410⇒3,026 / 1,430⇒1,796 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | 499⇒540 / 482⇒518 |
(高度5,800m時) | |
最高高度(m) | 12,000 |
旋回時間(秒) | 19.9⇒18.0 / 20.7⇒18.9 |
上昇速度(m/s) | 12.7⇒16.8 / 18.0⇒15.1 |
離陸滑走距離(m) | 210 |
最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒1,000 |
離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒1,111 |
毎秒射撃量(kg/s) | 2.20 |
燃料量(分) | min32 / 45 / 60 / max109 |
銃手(人) | - |
限界速度(IAS) | 826 km/h (降着脚 320km/h) |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)420 km/h, (離陸)420 km/h,(着陸)420 km/h |
主翼耐久度 | -5G ~ 14G |
レーダー
なし
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
通常/ステルス | |||||
機銃 | 12.7mm ブローニング | 4 | 1400 | 翼内 | 50/80 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm M2 Browning 前期ベルト | 既定 | T/Ball/I/AP | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 |
汎用 | AP/AP/AP/T/I | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 | |
地上目標 | T/AP/AP/AP | 26 | 25 | 19 | 12 | 0 | 0 | |
曳光弾 | T/T/T/AP | 26 | 25 | 19 | 12 | 0 | 0 | |
ステルス | AP/I/AP | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 |
追加武装
分 類 | 名称 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB/SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備 考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | ターン アラウンドタイム (sec) | ||||||
B | 100lbs bomb | 2 | -10/-10/-10 | -0.2/-0.1/-0.1 | +0.0/+0.0/+0.0 | 40 | Mk.41 | 合計搭載量 90.7kg (爆薬量49kg) |
爆弾
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
100 lb AN-M30A1 | 45.35 | 24.5 | 79 | 2 | 67 |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | 460 | 630 |
ラジエーター交換 | |||
プライマリ12.7mmベルト | |||
II | コンプレッサー交換 | 520 | 710 |
機体交換 | |||
Mk41 | |||
III | 翼修理 | 580 | 790 |
エンジン交換 | |||
新しい12.7mm機関銃 | |||
IV | インジェクター交換 | 2300 | *** |
カバー交換 |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
Galer | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | △ |
Light Gray | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | △ |
研究ツリー
解説
特徴
野暮ったい外見から鈍重そうな印象を受ける本機だが、実のところ中速域での旋回性はそこまで悪いわけではなく、急降下後などの速度が乗っている時であればかなり鋭い旋回を見せる。
だが、前任機であるF2Aと比べて1トン以上増加した重量と、太い胴体からくる前面投影面積の大きさは本機のエネルギー保持率を致命的なまでに劣悪たらしめており、急な旋回を繰り返すとあっという間に速度を失っていく。
あくまでこの機体が本来の旋回性を維持できるのは、中速域以上においてのみ。速度が出ている状態での反転など、旋回性を活かす機会が無いわけではないのだが、相手が日本機であるかどうかに関わらず格闘戦を挑むのは相手を短時間で叩き落とせる自信がある時だけにしておこう。
こうした運動性が高い相手には、あらかじめエネルギーを稼いで挑む一撃離脱が上策だ。ランク2以降のアメリカ戦闘機は一撃離脱戦法が基本になるので、今のうちに覚えておくとよい。
本機の上昇能力はそれほど高いわけではなく、武装も12.7mm4挺と決して強力とは言えない。機体性能では12.7mm6挺を搭載し、防弾性能や機体の頑丈さで勝るP-40E-1や、上昇力・旋回性で勝る前任機のF2A-3に軍配が上がるだろう。
だが、本機はBRが近い単発戦闘機のP-36Gより投射量が高く、P-40E-1より運動性が優れ、F2A-3より防弾性能で優っている。また目立った癖や欠点も無いため、RBやSBでも乗りやすい。
海軍機の中では生存性を重視した本機であれば、例え機体性能に勝る敵機と遭遇しても、回避運動を交えつつ友軍の援護を得られる空域まで後退することは不可能ではない。米軍機らしく頑丈で被弾に強く、生存性が高いのが特徴である本機。しぶとく生き残ろう。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
急降下時の操作性と速度が優れているので一撃離脱が最適。ただし日本機やスピットファイアなど本職のドッグファイター相手でもなければ旋回戦も少しはこなせる。
一撃離脱の為に最初は高度を稼ぎたいところだが、装甲と引き換えに重く上昇角度は15度くらい、敵陣に方向に真っ直ぐ上昇しても大して昇らないうちに接敵してしまうので、以降のアメリカ機が常套手段とする迂回上昇がおすすめ。
機体正面には無防備なエンジンが晒されておりヘッドオンには向かないので、背後や上面を狙えるように立ち回ろう。
WEPを焚くとエンジン加熱が激しいので手動エンジン管制(MEC)をすると快適になり、その場合は過給機ギア切換え高度はスロットル100%なら1,850m、WEP状態なら1,450mあたりで2速へ
3速へはスロットル100%が4,200m、WEPなら4,350mで切替えよう。
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
F4Fワイルドキャットは太平洋戦争初期~中期にかけての米海軍・海兵隊の主力戦闘機である。
1936年、米海軍の次世代艦上戦闘機の応募に参加したグラマン社はF4Fの原型機で参加するが、そのスタイルは旧態依然とした複葉機であり、その座をブリュースター社のF2Aバッファローに奪われてしまう。
しかしF4Fは単葉機に改良することで開発の続行を認められ、今のよく知るF4Fとなる。
F4Fは零戦に比べて武装の単発火力、旋回性能や上昇力、最高速度、低空における加速力が明らかに劣っているが、高高度性能、急降下制限速度、防御力や継続火力、瞬間火力、及び通信機能はF4Fが優れていた。
史実では日本の序盤の快進撃、そして零戦のやられ役的な印象が強いが実際のところミッドウェー海戦までの間で零戦とやりあったことはほとんどない。
戦争初期から珊瑚沖海戦あたりまでは零戦に格闘戦を挑み、損害を受けるも零戦を撃墜するなど善戦している。
F4F-3の著名な活躍としてはウェーク島の戦いが挙げられる。
当時ウェーク島の防空を受け持つVMF-211がF4F-3を12機を保有していた。
しかし、12月8日より行われた第一次攻略戦において日本海軍の攻略部隊に先んじて第二十四戦隊所属の九六式陸攻34機が高度450m*1という低空からの空襲を受ける。
この時VMF-211は4機が高度3600mで空中哨戒を実施していたが、地上部隊も空中哨戒していたパイロットたちは来襲する陸攻に気付かず、空襲を察知することも迎撃することもできなかった。
地上駐機されていた8機のうち7機が地上撃破され、VMF-211要員55人のうち23人が戦死、11名が負傷するという実に62%もの人的損害*2を受ける。
この時、残存機もたった5機という大損害を受けた。
整備員も全員が死傷していたが、空襲被害が軽微だった1機の修理と、空中哨戒から戻った4機の整備に従事した。
9日の第二次空襲では同戦隊の九六式陸攻27機が襲来、VMF-211が迎撃に上がる。
この日は九六式陸攻を一機撃墜している。10日にはさらに九六式陸攻26機が襲来し、またしてもVMF-211が迎撃に上がる。
この日はウィルクス島の弾薬集積所が誘爆、1人戦死、4人が負傷する被害を出すが、対空砲とともに九六式陸攻1機の撃墜している。
そして原因は不明だが、この空襲の終わりにVMF-211の残存機が4機となっており、この僅か4機のF4F-3に現地改造を施して100ポンド爆弾を搭載できるようにした。
そして11日に日本海軍の攻略部隊に銃爆撃を敢行、100ポンド爆弾により如月と疾風を撃沈、夕張や天龍などを銃撃して人的損害を与えた。
VMF-211の活躍により思わぬ損害を受けた日本海軍は一時的にクェゼリンまで撤退することになった。
VMF-211は戦死者こそ出なかったが、1機が着陸に失敗して全損している。
さらに12月14日には1機が着陸に失敗、飛行不能となって残存機は2機のみとなる。
21日に行われた第二次攻略では、日本海軍は陸攻隊が全滅させたと信じ切っていたはずが、F4Fの反撃により受けた損害を受けたことを反省し真珠湾攻撃から日本へ戻る途中の二航戦を抜擢して投入。
零戦18機、九九式艦爆29機、九七式艦攻2機、同時に引き続き第二十四航空戦隊の九六式陸攻27機による大規模な航空攻撃を開始する。
この時はVMF-211は不利だとして迎撃を行わず、残存機の退避に努めたのでウェーク島守備隊は民間人も含めて大きな被害を受ける。
そして翌22日には二航戦は零戦6機、九七式艦攻33機で空襲を行う。
これに対し、VMF-211の残存2機は上空から奇襲を行い九七式艦攻を2機撃墜する。
この中には、蒼龍艦攻隊で水平爆撃の名手であった金井兵曹も含まれている。
しかし、その直後残存2機は零戦3機に攻撃を受け、抵抗も虚しく零戦を1機も撃墜できぬままウェーク島の空へ散っていった。
他にも珊瑚海海戦でも空母部隊であるアメリカ海軍第5群の空母レキシントン・空母ヨークタウンより飛び立ち、五航戦の空母翔鶴、空母瑞鶴から飛び立った零戦と戦った。
この海戦では零戦2機の損失に対しF4F-3は7機の損失*3を出している。
その後、ミッドウェー海戦までにはF4F-4に機種交代を進めており、ミッドウェー海戦では基地航空隊のVMF-221を除き、参加したF4Fは全てF4F-4となっている。
ちなみにこのVMF-221はF2A-3も装備しており、本来はVMF-211と共にウェーク島の防空を受け持つはずだった。数的にはF2A-3が主力。…いくらなんでも舐めすぎじゃないですかね?
ウェーク島の戦い直前にVMF-221は空母サラトガにF2A-3を20機搭載してウェーク島に輸送を開始、途中でウェーク島が攻撃を受けて救援作戦に変更、しかし同島が陥落したことによりミッドウェーの守備へ回されたという経緯があった。
ちなみにミッドウェー海戦時にはVMF-211もF2A-3が20機中13機が未帰還、帰還した7機のうち5機が使用不能、さらには6機あったF4F-3のうち2機が未帰還、2機が使用不能、飛行隊長以下多数の搭乗員が戦死するという大損害を出して壊滅している。
一方、大戦初期においてはヨーロッパの戦いに参加しており、ドイツ空軍との闘いでは格闘戦を多用し、航続距離を活かした作戦を行ったりと日本海軍の零戦に似た運用をしている。
小ネタ
複葉だった原型機の初飛行は1937年9月。競合相手となるF2Aの原型機初飛行の1937年12月よりも先だった。
本機F4F-3の特異なバリエーションとしてS型、水上戦闘機モデルが存在する。
一説によれば太平洋戦線において二式水戦に対抗した などとも言われているが詳細は不明。2機のみが生産された。
しかし面白いのがこの頃のネーミングルールに従った結果、こいつの名前は別の意味に変わってしまったことだろう
グラマン社では自社戦闘機の名前にネコ科の名前を当てることがF4F以降通例化(F6Fヘルキャット、F7Fタイガーキャットなど)していくが、先達たるOS2Uキングフィッシャー(カワセミ)の例のようにフィッシュを水上機に付けたのだ
するとあら不思議、野生の猫(あるいは性悪女)を指すはずだったワイルドキャットがワイルド「キャットフィッシュ(ナマズ)」に変わってしまったのである
ナマズに変えられてしまった2匹の猫のその後は...定かではない
外部リンク
コメント
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- これ乗ってると実家のブルテリアを思い出すとかエースが言ってた気がするけど褒めてんだかどうだかわからない -- 2016-11-21 (月) 13:29:37
- 米空RB縛りプレイ枠。戦略を誤ると即死するのでミスが許されない。 -- 2016-11-28 (月) 16:28:59
- ケツから見ると養殖でブヨブヨに太らされた青魚にみえてくる -- 2016-11-29 (火) 00:03:45
- つまり萌える -- 2016-11-29 (火) 00:23:06
- /人◕ ‿‿ ◕人\「わけがわからないよ」 -- 木主 2016-11-29 (火) 01:24:25
- おめえのケツ旨そうだな -- 2016-11-29 (火) 01:28:59
- 俺的には後ろから見たらブタ丸って感じがする。紫電見た時もそう思った。 -- 2016-11-29 (火) 08:00:50
- つまり萌える -- 2016-11-29 (火) 00:23:06
- 3年前にこいつに乗りたくてWTを始めたのが懐かしい いつみても良い機体 -- 2016-11-29 (火) 03:18:10
- というかいつ乗っても安心して操作出来るよね 他の機体が飛びぬけて性能が高い中で中堅な性能でかつフォルムも良い 最高だよ -- 2016-11-29 (火) 19:20:25
- 機能美に満ち溢れた角張った外見と堅牢さを物語る太い胴体すこ -- 2016-11-30 (水) 21:21:13
- というかいつ乗っても安心して操作出来るよね 他の機体が飛びぬけて性能が高い中で中堅な性能でかつフォルムも良い 最高だよ -- 2016-11-29 (火) 19:20:25
- 隣のP40と乗り比べるとこいつの防弾性能の良さがわかるな。あっちは7.7mmでも胴体にくらえばワイヤー千切られて墜落だけどこっちは黄色くなるだけでほぼ無傷。当たり所が悪くても燃料が漏れるだけ。 -- 2016-11-29 (火) 21:30:09
- このランクだと地味に強い4xM2 -- 2016-12-26 (月) 13:27:26
- エネルギー保持率の低さ以外は癖の無い機体。素晴らしい! -- 2017-02-14 (火) 01:48:49
- 高速域であれば零戦以上に曲がれるから良い機体だよね はやく過給機を小さくしたFMが欲しいよ・・・ -- 2017-02-14 (火) 16:57:17
- 速度が500km/h超えると舵が重い?効かなくなり、引き起こせない症状に悩まされてます。 -- 2021-11-23 (火) 12:54:40
- 速度が500km/h超えると舵が重たくなりほぼ効かなくなり、急降下等で機体を引き起こせないくて地面にそのまま突っ込んだりして困っている。 -- 2021-11-23 (火) 12:57:31
- 速度が500km/h超えると舵がほぼ効かなくなる症状に悩まされてる。爆撃機や他のツリー機は問題ないのに。ワイルドキャットだけが使いもんにならない。 -- 2021-11-23 (火) 12:59:05
- ZawaZawaコメント欄が使用できない時などにを守らないうえに連投までして何してんの? 回答が欲しいなら正しい場所でルールに従って質問しろ -- 2021-11-23 (火) 13:25:37