Do 17 E-1

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赤いターゲット印の敵小基地に真っ直ぐ向かい、上空に近づいたら爆撃照準器視点に切り替え(初期設定ならF-7)、左右をマウスカーソルで微調整しつつ接近、時々周囲の敵機を警戒するために視点を戻し(F-3キー)いよいよ投弾地点に近づけば爆弾槽ハッチを開き(未設定でもスペースキー１回だけチョン押しで開く)スロットルを少々しぼって減速し、赤丸の下に突き出たツノのあたりで投弾。(連続投下操作orスペースキー×投弾数)小基地１か所潰すのにBR2.0以下なら50Kg爆弾5発、250kg爆弾なら3発が必要、詳しくは爆弾の種類と攻撃目標を参照。
爆弾が余っているならスロットルと爆弾槽ハッチを戻し周囲を確認したら次の目標を選定し向かう。

滑走路へのアプローチまでに速度を落とし切れなかったらスロットルを調整しながら滑走路手前で旋回し400km/hまで下がったら車輪を降ろして(Do17は時間がかかる)滑走路に対し余裕ある距離から低高度・低角度で真っ直ぐ進入し300km/hを下回ったら着陸フラップを展開しながら滑走路手前端にタッチ。
大型機なので滑走路は長めに使ってしまうから前転しないようブレーキをかけつつ130km/hあたりで尾輪も接地、Iキーでエンジンも切って完全停止をめざす。

再出撃は上昇力のなさがネックなので制空権を得た後の小基地なら低空で、制空権が無い若しくは敵飛行場爆撃なら高度4,000mは欲しいので自軍基地付近である程度の高度を稼ぎ迂回しながらゆっくり上昇しつつ向かうと良いだろう。
状況によっては飛行場攻撃よりも250kg爆弾に換装し敵地上部隊を叩いた方が良い場合もあるので敵味方のチケットや戦況を見て臨機応変に。

ドイツ、ドルニエ社で開発された双発爆撃機。元々は1933年に国営航空会社ドイッチェ・ルフトハンザが「乗客6人が搭乗可能な高速郵便輸送機」やドイツ国有鉄道の輸送機として発注した機体である。
　
エンジンには液冷式のBMWIV(660hp)を使用し、1935年には試作機3機(V-1～V-3型)が納入された。…のだが「空飛ぶ鉛筆」とまで揶揄された細長い胴体のせいで客室が狭く、乗降しにくかったことからドルニエ社に返却され民間機としての人生(?)が早くも終わる。
　
しかしヒトラーによる再軍備宣言によって空軍の再編が始まると、その高速性に目をつけられたDo17は爆撃機に転用されることとなった。こうして1935年に完成した試作爆撃機型がV-4型である。1937年初頭には爆撃型の制式採用タイプであるE-1型と長距離偵察型のF型が完成。装い新たに軍用機として復活したDo17は、スペイン内戦に投入された。このスペイン内戦での戦訓を取り入れながらドルニエ社ではさらなる改良型を開発。翌1938年にはE型のエンジンを空冷式のブラモ323A-1(900hp)に換装したM型や、F型のエンジンを同じく空冷式のBMW132N(865hp)に換装した長距離偵察型のP型が生産され、Do-17の数的主力となっていく。
そんなDo17には弱点がいくつか存在した。特によく挙げられるのは「防御火力の貧弱さ」であり、スペイン内戦でも複葉機相手に損害を被っている。これを受けドルニエ社ではさらに、防御機銃座を増設し火力を強化したZ型(エンジンはブラモ323P(1000hp))を開発。以降Z型はDo-17の決定版として運用されていくこととなった。
爆撃以外では夜間戦闘機としても用いられ、レーダーと機関砲を搭載したZ-6、Z-10型などが存在する。ただしそこそこの戦果を挙げたものの、Bf110などの方が夜間戦闘機としては優秀であったため、Do17の夜間戦闘機型は生産数があまり多くない。
　
他にもDB601A(1075hp)を搭載する輸出用のDo215Bが開発されたが、DB601エンジンは主力戦闘機であったBf109に優先的に回されたため供給がおぼつかず、生産が早々に打ち切られている。(ちなみに輸出用のモンキーモデルとして開発したはずなのに、元のDo17より高性能だったりする。)
　
実戦ではスペイン内戦の他に1939年のポーランド侵攻、1940年の電撃戦、英国本土爆撃などに参戦。持ち前の低空性能を生かして飛行場を低空爆撃するなどし、ドイツ空軍の緒戦を支えた。ただ上述したように防御火力が低かったため少なくない損害を出しており、1940年には早々に生産を終了。翌1941年には主力爆撃機の座を後継機であるDo217に譲って一線から退き、残存機は夜間爆撃任務などに従事した。