イギリス RankII 軽戦車 Crusader Mk.II / クルセーダー巡航戦車
如何にも英国面な砲塔を持つイギリスの巡航戦車。ただ、その見た目とは裏腹に走攻守、非常にバランスのとれた戦車である。
車両情報(v.1.53)
必要経費
必要開発費(RP) | **** |
---|---|
車輌購入費(SL) | 6300 |
乗員訓練費(SL) | 1800 |
[予備役]購入費(GE) | 40 |
[護符]購入費(GE) | 410 |
基本性能情報
報酬・修理関係
AB | RB | SB | |
リワード(%) | 60 | ||
---|---|---|---|
開発ボーナス(%) | 1.06 | ||
最大修理費(SL) | *** | *** | *** |
最大修理費(SL) 最大改良状態 | 505 | 627 | 696 |
車両性能
AB | RB | SB | |
Battle Rating | 2.3 | 2.3 | 2.0 |
---|---|---|---|
Rank | II | ||
車種 | LT |
初期 | ⇒ | 最終 |
|~重量(ton)|>|>|16.3
エンジン出力(hp) | 540 | ||
---|---|---|---|
1,500rpm | |||
最高速度(km/h) | 42 | ||
最大登坂能力(°) | 43 | ||
砲塔旋回速度(°/s) | 11.3 | ⇒ | 15.7 |
仰俯角(°) | -12/20 | ||
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 28/14/14 | ||
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30/28/30 | ||
再装填時間(sec) | 3.64 | ⇒ | 2.8 |
視界(%) | 76 | ||
乗員数(人) | 5 |
基本武装
名称(戦車砲) | 搭載弾薬数 | |
主砲 | 40mm QF 2-pounder cannon | 110 |
---|---|---|
機銃 | 7.92 mm BESA machine gun | 3375 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 炸薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
Mk.1 AP/T 弾 | AP | 1.08 | - | 792 | 72 | 68 | 52 | 37 | 27 | 19 | - |
Mk.1 APCBC/T 弾 | APCBC | 1.24 | - | 792 | 88 | 83 | 64 | 46 | 33 | 24 | 10 |
Mk.1 APHV/T 弾 | AP | 1.08 | - | 853 | 80 | 78 | 67 | 56 | 47 | 40 | 10 |
Shell Mk.1 AP/T | APHE | 1.08 | 19 | 792 | 66 | 62 | 49 | 36 | 26 | 20 | 10 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP(RP) | 購入費用(SL) |
I | Tracks | *** | *** |
---|---|---|---|
Parts | *** | *** | |
Turret drive | *** | *** | |
II | Suspension | *** | 350 |
Brake system | *** | *** | |
FPE | *** | *** | |
Adjustment of Fire | *** | *** | |
III | Filters | *** | 590 |
Elevation Mechanism | *** | *** | |
IV | Transmission | *** | *** |
Engine | *** | *** |
スキン
名称 | 条件 | 説明 |
既定 | - | 標準スキン |
---|---|---|
基本砂漠迷彩 | 撃破 40 / 200GE | 基本砂漠迷彩 ライトストーン |
シチリア迷彩 | 200GE | シチリア島で使用された迷彩 |
三色DPM迷彩 | 200GE | 三色DPM迷彩 |
北アフリカ二色迷彩 | 200GE | 北アフリカ二色迷彩 |
北アフリカ三色迷彩 | 撃破 70 / 200GE | 北アフリカ砂漠迷彩 ライトストーン |
エル・アラメイン迷彩 | 200GE | エル・アラメインの戦いで使用された戦車迷彩 |
欧州迷彩 | 200GE | 欧州迷彩 深緑/カーキグリーン、1940年 |
冬季迷彩 | 撃破 55 | 標準的な冬季迷彩 |
既定 | |
---|---|
[添付] | |
条件 | - |
説明 | 標準スキン |
基本砂漠迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 40 / 200GE |
説明 | 基本砂漠迷彩 ライトストーン |
シチリア迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | シチリア島で使用された迷彩、浅泥色/濃藍色 |
三色DPM迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | 三色DPM迷彩、砂色/炭色/白色 |
北アフリカ二色迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | 北アフリカ二色迷彩、ライトストーン/深緑色 1942年 |
北アフリカ三色迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 70 / 200GE |
説明 | 北アフリカ砂漠迷彩 ライトストーン/薄灰色 1941年 |
エル・アラメイン迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | エル・アラメインの戦いで使用された戦車迷彩 |
欧州迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | 欧州迷彩 深緑/カーキグリーン、1940年 |
冬季迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 55 |
説明 | 標準的な冬季迷彩 |
研究ツリー
前車体 | A13 Mk.II |
---|---|
派生車体 | Crusader Mk.III |
次車体 | Cromwell V |
解説
走攻守のバランスが取れた戦車であり、様々な場面に対応できる。一見すると防御力は頼りなさそうだが、装甲・乗員・モジュールの配置がゲームシステムと相性良好で、数字以上の耐久力を発揮する。
また、スモーク26発を1発ずつ撃てるので柔軟に煙幕を展開できる。もちろん調子に乗って無策で煙幕を張っていると味方の邪魔になるのでしっかり考えて使おう。
【火力】
A13 Mk.Iと同じ2ポンド砲。
車体の大きさに対して頼りなく見える2ポンド砲だが、貫通力、威力、射撃速度のどれもこのBR帯では十分である。
ただし格上に対してはそろそろ徹甲榴弾が通じにくいので、炸薬のない無垢徹甲弾との使い分けも多少覚えて行きたい。
【防御】
防御力は数値上では頼りないが、実は要所要所はしっかりと傾斜や追加装甲が施されているため、そこを生かせば意外と打たれ強い。特に車体正面にある機銃砲塔は貫通されても実質ノーダーメージという便利な追加装甲になっており、うまく活用すればさらなる活躍が見込める。
また、サイドスカートが疑似的なシュルツェンとして機能するためHEAT弾に対して意外な防御力を発揮することもある。
弱点としては車体上面の装甲の薄さがある他、正面・側面・背面いずれにも20mm程度かそれ以下の垂直面があり、戦車砲のみならず、ブローニングM2などを近距離で乱射されると入ってきてしまう場合があるので気を付けよう。
【機動性】
走行性能はイギリスの巡航戦車の名に恥じない高い能力を持っており、素早い陣地転換や裏取りなどを容易に可能としている。
後退も7kmと、英陸にしては意外にも速い。
史実
クルセーダー巡航戦車は、巡航戦車 Mk.IVの後継として、あの悪名高い「カヴェナンター」とともに開発された巡航戦車である。
イギリスとしては本命はカヴェナンターであり、本車は保険的な意味合いが強かった。しかし第二次世界大戦の開戦と、フランスへ送って帰ってこなかった大量の戦車たち、そしてカヴェナンターの大失敗(それでもカヴェナンターは正式採用され生産されたが)により、本車はイギリスの持ちうる数少ないまともに戦える戦車となり、直ちに大量生産される。しかし、本車は大戦初期の主戦場となったアフリカでは、その環境のせいでエンジンに不調をきたすことも多くあった。また、本車は整備上の都合で速度を制限するリミッターがあったが、それを解除する兵が続出し*2故障を増やす原因となっていた。
さらに初陣となったアフリカ戦線でもうすでに陳腐化しており、相対することとなったドイツの三号戦車は、改良により5cm対戦車砲と50~70mmの装甲を持っていて苦戦することとなる。さらにのちに出てくる長砲身搭載四号戦車は手に負えず、じきにその座をアメリカから供与されたM3グラント、M4シャーマンに明け渡すこととなる。
それでもイギリスの用意できる数少ないまともな戦車であったたクルセイダーは、改良しつつ1943年まで生産されて、その総数は5000を超えることとなる。
本車Mk.Ⅱは、Mk.Ⅰの装甲を強化がなされている。また、Mk.Ⅱからは現場から何かと不都合の多かった機銃砲塔が撤去されているのだが、ついたまま生産されたMk.Ⅱもあり、ゲームで実装されている機銃砲塔搭載タイプは珍しいMk.Ⅱである。
小ネタ
本命とされたカヴェナンターは可能な限り車高を低くするという目的のため、後部にエンジン、前方にラジエーターがあるという特異な配置になったのだがその結果車内を冷却水の配管が通るという頭がおかしいとしか思えない代物で、エンジンよりも乗務員達が先にオーバーヒートしてしまった(なんと車内気温は40度を超え、更に冷却能力そのものも不足していた)。しかも、こんな欠陥車を迫る大戦に焦り大急ぎで戦車を配備しようとした結果1770両も作ってしまっている。
貴重な物資を何に使っているんだ……
ちなみに、設計・開発はロンドン・ミッドランド&スコティッシュという鉄道会社が行ったとのこと。
なぜ、鉄道会社に……?
ランク1車両には1面スタビライザー(砲安定装置)を搭載したものが多いが、殆どの場合ランク2以降は戦後の2面スタビライザーが付くまでスタビライザーが暫く搭載されない。何故だろうと疑問に思ったことはないだろうか?
実は低ランク車両のスタビライザーの殆どは砲の俯仰旋回機構の試行錯誤の過程で生まれた「なんちゃってスタビライザー」なのである。
仕組みとしては砲の俯仰旋回を砲手が肩に当てたパッドを使って行うという単純なもので、これ単体では砲を安定させる効果はないが熟練の砲手の場合、膝で車体の振動を吸収することで砲の追従性を高めることができた。WTではこの効果をスタビライザーという形で再現している。
主に日英で戦間期の小口径砲に広く採用されていたが砲の大型化・重量増加にともなってこれらの負荷に強いハンドル旋回式が主流となり、これがWTでランク2以降でスタビライザーが暫く搭載されない理由でもある。
クルセイダーMk3で砲閉鎖をよく見てみると砲手が使う俯仰旋回用のパッドを確認することができる(ただMk3は砲手と車長の位置が入れ替わっている不具合があるので注意)。
因みにシャーマン等に搭載された米75mm/76mm砲のスタビライザーは機械式のジャイロスタビライザーで、上記のものとは根本から違うものである。
外部リンク
コメント
誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモードの明記をお願いします。
- よくぞここまで車高を抑えた。ブリテンの戦車開発陣て、実はやればできる子? -- 2016-01-20 (水) 11:25:34
- Mk.IIIの方が会敵する敵に対する相対的な性能は高い。 -- 2016-01-20 (水) 11:30:21
- あぁ開発陣営のことか。戦中戦車はCromwellとComet以外は駄作かと...アキリーズやファイアフライは活躍したそうだけど車体は給与されたアメリカのものだし... -- 2016-01-20 (水) 11:35:56
- まぁでもダンケルクからの急造した戦車として考えるならそこそこいいかも。マチルダやチャーチルも相手がろくな対戦車兵器を持ってなければ活躍できたし。AGFとおんなじぐらいかな -- 2016-01-20 (水) 11:41:59
- チャーチルは初期不良こそあれど現地改修が進められたりして最終的には結構な評価だったような -- 2016-01-20 (水) 16:33:40
- こいつと並行開発された奴は車高を抑えようとした結果車内が40℃超えました -- 2016-01-20 (水) 11:33:47
- カヴェナンターみたいな失敗ばかりじゃないってこと。失敗ばかりなら、それこそダメな子だけど -- 2016-01-20 (水) 11:40:00
- ヴァリアント歩兵戦車を見てもできる子と言えるなら大した度胸だ -- 2016-01-20 (水) 11:38:02
- Mk.IIIの方が会敵する敵に対する相対的な性能は高い。 -- 2016-01-20 (水) 11:30:21
- (ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ o< ´・ω・` >oビローン o< ´・●・` >oバコッ 小さめで車高低くいのはいいんだけど、一撃で戦闘不能になりやすいのは困る。 -- 2016-02-07 (日) 13:06:31
- なぁに、こいつの次は乗員が減る上に肉壁になってた副砲塔が消えるからさらに脆くなるぞ -- 2016-02-07 (日) 13:11:02
- 3インチ20口径砲弾すらまともに防げない装甲 -- 2016-02-11 (木) 10:54:22
- 20口径の76.2mm砲なんてあったか? -- 2016-02-11 (木) 11:01:40
- 間違えた。20ポンドだ -- 2016-02-11 (木) 11:21:34
- 20pdr砲なんてあったか?・・・ -- 2016-02-11 (木) 11:31:05
- 25ポンド榴弾砲じゃね(適当) -- 2016-02-11 (木) 11:38:49
- チャーチル型の車体を流用した突撃砲のやつ -- 2016-02-11 (木) 12:37:21
- inchじゃなくてcwtな...cwtってのは、質量の単位で1cwt≒51kg 20cwtは砲身と砲尾の合計重量(=2240pdr≒1019kg)のこと。てかあいつ45口径だから普通に貫徹力高いよ?(なお威力 -- 2016-02-11 (木) 12:42:32
- だから、3インチだって -- 2016-02-11 (木) 13:06:54
- pdrかcalibreの事をいってるんじゃないか? -- 2016-02-11 (木) 13:16:20
- 木主は3インチと書いている。それとは別にcwtの意味を取り違えたが、インチと間違えたわけではないことが判る。すなわち、inchじゃなくてcwtな、という指摘がズレている -- 2016-02-11 (木) 13:40:27
- すら防げないって評価の仕方からしておかしいけどな・・・紙装甲のこいつでBR比で見たらそこそこ強力な3インチ高射砲を耐えるとか無理に決まってるだろうよ -- 2016-02-11 (木) 14:38:33
- そんなんでティーガー1に対抗できるの? -- 2016-02-11 (木) 19:31:17
- どこから虎が出てきたのだろうとマジレス -- 2016-02-11 (木) 20:08:10
- 何故にいきなり虎 -- 2016-02-11 (木) 20:09:20
- クルセイダーはチュニジアでティーガーに蹴散らされた史実があると聞いて、リベンジをシミュレートしたいと思い、クルセイダーの扱いに習熟しようと考えたけど、無謀ですかね -- 2016-02-11 (木) 21:06:48
- だったらせめて6ポンド型にしようぜ・・・まぁ言っちゃ悪いけどこいつでティーガーとやりあうのは無理、キルレシオで言ったらいくつになるかわかったもんじゃない -- 2016-02-11 (木) 21:14:34
- 歯が立たないほどの性能差があったから、実際に蹴散らされたんだべ -- 2016-02-12 (金) 11:01:03
- チュニジアだとチャーチルが6ポンド砲でティーガー撃破した話があるから6ポンド砲で目指してみよう(提案) -- 2016-02-12 (金) 11:06:20
- ボールでリックドムとやり合う様なもんだぞ。 -- 2016-02-12 (金) 11:06:24
- 20口径の76.2mm砲なんてあったか? -- 2016-02-11 (木) 11:01:40
- 機銃砲はやく打てるようにならんかね・・・ -- 2016-02-15 (月) 03:44:41
- 76㎜砲を3発くらって乗員被害ゼロという奇跡が起きたぜ・・・相手はT-26だった。 -- 2016-02-27 (土) 22:34:32
- しかも相手は真後ろ、距離は50mの至近距離、2発目撃たれるまで気付かなかったという体たらく。 -- 2016-02-27 (土) 22:37:00
- T-26は45mm砲じゃないか? -- 2016-02-27 (土) 23:57:58
- 76mmの榴弾砲(?)載っけてるやつがいたと思う -- 2016-02-28 (日) 00:15:51
- T-26-4の事け? -- 2016-02-28 (日) 00:20:23
- T-26-4なら初期弾が貫通力の低い榴散弾だから、傾斜ついてる砲塔なら弾く可能性があるし車体ならエンジンが盾になったんかもな。 -- 2016-02-28 (日) 02:16:02
- リロード爆速のCDKでこいつはかなり安定感あったな。意外と反動がなくて、機銃を撃つ感覚で4号20両をなぎ倒せた -- 2016-03-07 (月) 06:38:51
- 坂道でも全然スピード落ちない。本当に最高 -- 2016-03-13 (日) 17:48:08
- 機銃砲塔がセカンダリ武装扱いになったけど、設定がおかしくて文字通りナナメ上の方向にしか撃てない。 -- 2016-03-24 (木) 15:51:59
- 自分もそうです、主砲に追尾はするんですが -- 2016-03-25 (金) 21:10:54
- 正面に普通に照準合わしても、主砲はまっすぐ、機銃は斜め上。砲を下に向けると機銃はまっすぐ向くという -- 2016-04-01 (金) 00:56:03
- 追記 機銃砲塔のスナイパーモード、正常に動作してないの自分だけ?なんか勝手に右に移動するんだけど -- 2016-04-01 (金) 00:59:38
- これ滑りやすい気がする -- 2016-07-26 (火) 10:33:47
- 見た目がMBTw -- 2019-02-27 (水) 08:43:46