Chieftain Mk.3

Last-modified: 2023-10-21 (土) 14:32:05

イギリス RankVI 中戦車 Chieftain Mk.3 / チーフテンMk.3

Chieftan(2).jpg

車両情報(v.1.57)

必要経費

必要開発費(RP)380000
車輌購入費(SL)990000
乗員訓練費(SL)280000
[予備役]購入費(GE)40
[護符]購入費(GE)2300

基本性能情報

報酬・修理関係

ABRBSB
リワード(%)120150180
開発ボーナス(%)+100
最大修理費(SL)421051007000
最大修理費(SL)
最大改良状態
536364978917

車両性能

ABRBSB
Battle Rating8.78.78.7
RankV
車種MT
 
初期最終
重量(ton)54.4
エンジン出力(hp)650
2,625rpm
最高速度(km/h)41
最大登坂能力(°)41
砲塔旋回速度(°/s)22.5
仰俯角(°)-10/20
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
86/37/37
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
250/86/45
再装填時間(sec)10.07.7
視界(%)88
乗員数(人)4

基本武装

名称(戦車砲)搭載弾薬数
主砲120 mm ordnance BL Tk. L11 cannon x153
機銃12,7 mm L21A1 machine gun x1588
機銃7,62 mm L8A1 machine gun x16000

弾薬

名称弾種弾頭重量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)購入費用
(SL)
10m100m500m1000m1500m2000m
shot L15A3APDS10.01370320315305294280270
shell L37A7HESH17.0670150

車両改良

車両改良
Tier名称必要RP(RP)購入費用(SL)
ITracks******
Parts******
Turret drive******
IISuspension******
Brake system******
FPE******
Adjustment of Fire******
IIIFilters******
Elevation Mechanism******
IVTransmission******
Engine******

スキン

名称条件説明
Standard初期スキン
 
スキン画像(クリックで表示)

スキン画像

Standard
[添付]

研究ツリー

前車体Conqueror
派生車体Chieftain Mk.5
次車体Chieftain Mk.10

解説

イギリスMBTの第二形態。
さらに一段と近代化した素敵な外見を持つ第二世代主力戦車。
過去の巡航戦車の失敗から中戦車とは言っても強力な砲と部分的に厚い正面装甲などその実態やコンセプトは重戦車に近いと言えよう。

【火力】
ロイヤルオードナンスの120mm砲を搭載していて、使用できるAPDSは至近距離で320mmの貫徹力がある。しかし、このBR帯にも関わらずAPFSDSではなく、貫徹力も周りは400mm越えの車両もある中火力不足気味になっている。しかし、加害力はAPDSとはいえ120mm砲なのでそこそこあるのが救いか。
携行弾数は53発で120mmクラスとしてはなかなかの数値である。ただし、同格でよく用いられているL7砲よりも装填速度が若干遅く、同じタイミングで撃った際に次弾で撃ち負ける。注意しよう。

HESHはコンカラーやコンウェイのものより炸薬が増えているにも関わらず貫通力は変わっていない。初速が遅くなった分当てにくくなったが、10秒という短いリロード時間のおかげで素早く切り替えて使うことができるため、側面を抑えた場合などでは有効に活用が出来るだろう。とはいえ、通常時は傾斜に対して有効に破片が飛び散らないHESHよりも、APDSのほうが有効に働く場面のほうが多いだろう。ただし例外的にIS-7に対してはHESHを有効に活用することが出来る。キューポラ付近に当てれば砲塔天板を貫通し車内に破片のシャワーを浴びせることができるため、機会があれば狙ってみよう。

 

【防御】
砲塔正面はそれなりに厚く、傾斜もかかっているためAPCBCやAPDS(本車のAPDSやM728を除く)ならば防ぐことができる。しかし、HEATFSやミサイル、APFSDS(ソ連の一部の物を除く)を防ぐことにはほとんど期待できない。
度重なるアップデートによりミサイル車両の増加やAPFSDS所持車両の増加もあり、信頼度は相対的に低下していると言えよう。

一方車体の装甲はこのBR帯では頼れるものではなく、車体側面から後部に関しては37mmしかなく対空砲にも抜かれかねないので、敵と正面きっての戦いには向いていない。内部レイアウトは最悪であり分離式の砲弾であるためにまるでソ連戦車のように53発の砲弾がいたるところに詰め込まれており、ソ連戦車のような燃料タンクガードやアメリカ戦車のような広々車内でダメージ軽減なども期待できない。

 

【機動】
非常に悪い。同BR帯では機動力重視の車両が多くなり、広いマップとも多くマッチングするため致命的である。トランスミッションが前進6速になりスペック上の最高速度は41km/hとなっているが、出力重量比は悪く履帯の性能も低いため、加速旋回ともに同BR帯で最低クラスとなっている。改修が済んでない状態では坂道で旋回出来ず動けなくなってしまうこともよくある。極めつけには、後退速度はCenturionシリーズから悪化して9km/hとなっていて、味方と同じタイミングで後退を始めた場合、絶対に取り残されて餌食となってしまう。よって、周囲の状況を適切に判断して一歩早い後退を心がけると良い。
なお、この劣悪な機動力により、他の西側MBT(レオパルトやM60シリーズ等)では使えたポジションが使えない場合もあるため気を付けよう。

 

【総評】
走で他国戦車に大きく劣っており、その割に守が優れている訳ではなく、攻も並み程度に収まる。旋回、加速の鈍さと極端な車体装甲の薄さで近距離戦に向いておらず、足の遅さで遠距離戦にも向いていない。元々、レオパルド1やAMX-30と同期であるのに各国の車両事情やBRとの関係性でRB8.3(AB8.7)に置かれる扱いの難しい車両と言える。
走力が遅いことを逆手にとって、拠点の一歩手前の援護や拠点防衛等駆逐戦車と重戦車の間のような使い方がチーフテンとしては設計思想的にもやりやすい戦いかただろう。絶対に突出してはいけない。

Update 2.5 "Ixwa Strike"にて南アフリカツリーが実装され、快速車両かつ強力なAPFSDSを搭載した車両が追加された。鈍足なチーフテンシリーズだけではかなり厳しいので、まず南アツリーの開発をするのもおススメである。

 

史実

チーフテン(FV4201 Chieftain)とは、イギリスの開発した2世代MBT(主力戦車)である。
名前の意味は族長・酋長。特にスコットランドの高地民族(所謂ハイランダー)の長を指す。

チーフテンの開発は、当時主力戦車であったセンチュリオンと、その支援用重戦車であるコンカラーの二車種の後継車種の統合、という目的で始まった。

また、当時は対戦車火器の発達などもあり「機動性を高め敵の攻撃を避けることの方が得策である」という考えが強かったが、イギリスは第二次世界大戦における「巡航戦車」の装甲軽視の設計思想による失敗経験があり、この考えには懐疑的であった。そのため、チーフテンは2世代型主力戦車の中では装甲に重きが置かれており、同じ2世代型のM60パットン(52t)よりも2トンほど重い55tとなっている。(参考:レオパルド1-40t、AMX-30-34t、T-62-41.5t)

45tを想定して作っていたが車体後部の再設計で50tになってしまい、足回りを再設計した結果であることは内緒だ。

主砲はコンカラーのL1A2を使用する予定であったが、巨大すぎて搭載が困難であったため新設計のL11A5を採用している。これは55口径120mmライフル砲であり、後継機であるチャレンジャー1にも引き続き本砲を使用している。この砲に限らずイギリス戦車搭載の120mmライフル砲は分離装薬式であるが、これはレンドリースされたシャーマンが被弾即炎上し搭乗員が焼死する戦訓を取り入れたもので、チーフテンでは装薬は湿式弾庫に収納され、砲塔には引火の危険性のない徹甲弾などを収容した。また、分離装薬式にしたことで砲弾携行量を稼ぐことができた。
装甲は最も分厚い砲塔正面の一部では傾斜によっては均質圧延装甲換算で300mmに達し、実際の装甲厚も砲塔前面部すべてが100mm以上の装甲で覆われている。

……さて、ここで終われば「冷戦期にソ連が恐れた戦車」という名前に恥じないスペックなのだが、イギリスの常としてエンジンの問題にチーフテンは悩まされた。

採用されていたのはレイランド社製L60多燃料液冷6気筒対向ピストンディーゼルエンジンを"縦置きに"組み込んだのだが、これがまた曲者であった。複雑な機構に加えて、"予定を変更し"NATOのSTANAG規格のための多燃料化が命じられたためさらに複雑となり、結果、エンジンブローが多発、ギアボックスのトラブルも抱え、配備された部隊からは怨嗟の声があがり、ついにはイギリス政府が1978年に調査報告書を提出するという事態にまで発展した。(内容は要約すれは「砲とレンジファインダーはいいがエンジンが○○○」であった)

後の改良により(L60は実用でMk.4Aで始まりMk.14にまで派生した)エンジンはなんとか実用品にまで仕上がるが、L60には他にも稼動時に大量の白煙を吐き出すという欠点もあった。ついでにいえば2stエンジンは特徴的なエンジン音をバリバリ響かせた。これら二つの点は実働するチーフテンの動画でも確認が可能である。

「冷戦期にソ連が恐れた戦車」といわれるチーフテンではあるが、それが正しかったのかといえば、そうでもなさそうに見えてくる。だが、重装甲に120mmクラスの火砲を搭載するなどした、次世代戦車のスタンダードを先取りしていたという事実は、評価すべき点である。

小ネタ

 本車は分離装薬式の砲弾を使用していたが、その装填作業は素早く済ませる事ができたという。本車の装填作業は3つに分かれている。まず徹甲弾や粘着榴弾などの弾頭の装填、次に装薬だが、この装薬は一般的な砲弾の様な筒状の物ではなく袋に入ったもので通常の装薬と比べて非常に軽く、主砲を発射すると完全に燃焼して無くなる。そして最後に「ベント・チューブ」の装填である。見た目は50口径弾の空包に似ており、雷管の役割を果たしている。これは10発入りのマガジン式になっているのでしばらくの間装填する必要がない。
 この様に、装填作業の中で一番手間がかかるのは最初の弾頭の装填くらいなもので、一体型の砲弾と装填時間は大差なかったという。また、装薬が完全燃焼型なので通常の砲弾のように薬莢がゴロゴロと砲塔内に溜まる事がなく、出てくるものといえば7.62mm弾の薬莢程度のベント・チューブの空くらいであった。


 チーフテンが配備された頃から、英国戦車兵の装填手には主砲の装填以外にも重要な任務ができた。それが湯沸かし器の操作である。英国戦車兵は戦車の話をする際、まず湯沸かし器の説明をしたり、チーフテンの最重要装備として湯沸かし器を挙げるほどこの装備がお気に入りだった。
 また、この湯沸かし器を見た米軍戦車兵がそれを大変羨ましがった事から、現在の米軍の装甲車両にはこの英国の湯沸かし器のコピー品が積まれている。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

[Video]Review: Chieftain Mk. III

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • 最近乗りだしたけどキルアシ祭り -- 2016-11-20 (日) 21:40:39
  • すごいカコイイけどここまでたどり着ける自信がない -- 2016-11-21 (月) 02:20:42
    • そこに福沢諭吉がいるじゃろ?それを持ってってコンビニで魔法のカードを買うのじゃ。そしたらブラックプリンスとstrvを買うのじゃ。 -- 2016-11-21 (月) 19:48:02
      • (DMMがエラー吐いて課金でき)ないです -- 木主 2016-12-04 (日) 11:57:57
  • 課金枠で出ねえかなァー -- 2016-12-01 (木) 21:24:23
  • 乗員もマックスまで育てたけど砲塔旋回速度も速いし主砲昇降はLeopard1a1a1より若干傲りがある感じに遅いが十分速い -- 2016-12-02 (金) 19:54:15
  • 何故わざわざ砲塔装甲を左右非対称にしたのだろうか -- 2017-01-27 (金) 19:42:26
    • 機銃の位置を確保するためじゃないか。たぶん。 -- 2017-01-28 (土) 19:24:11
    • 左右非対称な戦車って少なくないんやで。虎もそうだしな。 -- 2017-01-28 (土) 19:38:37
  • 弾があらん方向に飛んでいくんだがw -- 2017-01-28 (土) 15:49:41
    • 精度改修はしたか?止まって撃ってるか?変な地形でプルプル震える現象じゃなかったか?そういうところを総計しないとどうもいえないが、基本精度はそんなに悪くないぞ -- 2017-01-28 (土) 19:06:52
  • ごめんまだ未改修だったわ、、、 -- 2017-02-02 (木) 17:58:07
  • ここまで苦労してきたのに、あの糞戦車で名高いファイアフライの頃よりさらに苦労するとはまったくの予想外。やはりセンチュリオンのマーク10がエゲレスツリー唯一の救いだわ。 -- 2017-02-10 (金) 21:40:20
    • 足回りがすべてを台無しにしちゃってるんだよなぁ・・・Mk.5で多少改善されればマシになるのだろうか・・・ -- 2017-02-10 (金) 21:47:47
      • Mk5になれば750馬力になるし砲弾数64発まで増えるし対空機関銃が追加されるわでいいことばっかじゃねえか!早く出してGAIJIN -- 2017-02-10 (金) 22:08:19
      • New Chieftainは検討中 続報を待とう -- 2017-02-10 (金) 22:20:25
      • 別に足周りだけじゃなく、すべての面でダメダメだと感じたよ。砲塔固いからハルダウンしろってよく言われるけど、あの装甲が効果を発揮するときって、本文にもあるけど敵がHEATFS撃たないときと、ATGMじゃないときだけだし。あのランク戦でどれだけの敵、主に独のレオパルドとソ連のT-62がHEATFS撃たないかを考えると事実上砲塔の装甲ってないもんと同じさ。腕でなんとかのレベルじゃないと思う -- 2017-02-10 (金) 23:22:41
      • え…なんでこんな酷評されてんの…弾の配置変わってワンパン確率更に上がったくらいで別に…heatfsはハルダウンしてたら実際割と耐えるし…。だがサイドスカートが空間装甲にならないのは不満。 -- 2017-02-11 (土) 12:24:55
      • どうせ被弾する度に祈るくらいなら当たらなければ良いはなs(突き刺さるミサイル -- 2017-02-11 (土) 12:31:39
  • センチュリオンMk.10の馬力はMk.3から上がりましたか?(遠い目)>葉1 -- 2017-02-14 (火) 16:20:57
    • 繋ぎミスった。申し訳ない -- ? 2017-02-14 (火) 16:21:59
    • 流石にMk.5での一番の変化ともいえるエンジン馬力の向上を見逃すとは思えん -- 2017-02-14 (火) 18:46:01
      • ちなみにイギリス軍で運用されたセンチュリオンはMk13になっても馬力650のままでっせ・・・チーフテンMk5で馬力やその他改善されることを願う -- 一つ上の木の葉1? 2017-02-14 (火) 21:26:00
      • とはいえ多少改善されても最後まで足回りが微妙っていうのがチーフテンの評価だからあんまり変わらん気もするけどね。 -- 2017-02-14 (火) 21:47:49
      • いやいや、Mk3のレイランドエンジンのクソっぷりを知ってからだとMk3なんかよりMk5のほうが使っててモチベーション上がるきがするぞ!尚ランダムバトル -- 2017-02-14 (火) 22:39:03
  • マウスと・・・マウスと出会ったときはどうすればいいんですか・・・。側面取りに行けるほどの機動力もないし正面から打ち合うと弾薬庫抜かれるしハルダウンしても決着つかない・・・。 -- RB? 2017-02-21 (火) 22:10:31
    • ほっぺか股下安定やで。股下抜けばドライバー、エンジン、その他諸々一気に壊して炎上するから楽よ。 -- 2017-02-21 (火) 22:19:39
      • 申し訳ないです。前提として相手が角度をとっているものとしてお願いします(市街地戦の曲がり角などの遭遇戦)。ただほっぺ&股下すごい抜けるんですね!クバンでまうまうをうまうまできました。ありがとうございます -- 2017-02-21 (火) 22:28:09
      • 追記 その状況になった時点で負けなのかもしれませんがもしあればおねがいします (T-T -- 2017-02-21 (火) 22:29:09
      • 車体の角度がどの程度かに依るが、ある程度側面が浅く見えてるなら側面を狙ってみてもいいかもしれない。こいつくらいの貫通あると割と角度ついてても側面抜けたりする。側面が無理そうなら多分股下を狙うことが出来るはず。どのぐらいの角度ならいけるかはテストドライブで検証してみてください。どちらも無理ならほっぺかな。相手がこちらを打つときには必ずほっぺを向けなきゃいけないのでチャンス。自分から見て右側が砲手。左側は副砲の弾薬庫がある場合があるので誘爆を狙える可能性もある。 -- 2017-02-21 (火) 22:38:05
      • そんで市街地での唐突な遭遇時には迷わずほっぺ。砲手をつぶして黙らせる。こっちの方が砲の旋回等早いので先手は取れるはず。そのあとは流れで・・・ -- 2017-02-21 (火) 22:41:36
    • ハルダウンしたらマウスは抜けないし400mmのAPDSなら余所見されても貫けるし一方的に撃破出来るだろ -- 2017-02-21 (火) 22:53:08