BMP-1

Last-modified: 2024-01-19 (金) 13:59:27

ソ連 RankV 軽戦車 BMP-1

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手前は改修後のBMP-1P。ミサイルが高性能な9M113に変更され、発煙弾も追加されている。戦場で実際に遭遇するのはこちらが多いだろう。奥に見えるものが改修前のBMP-1。ミサイルの装着位置と大きさが異なる

概要

1.71"New E.R.A."にて実装された、ソビエトRankVIの歩兵戦闘車。
73mm低圧滑腔砲とATGMを備え、装甲車両相手にも戦闘を行うことが可能である。属するツリーの特色の例に漏れず、軽装甲・高機動の車両である。

車両情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)110,000
車両購入費(SL)310,000
乗員訓練費(SL)90,000
エキスパート化(SL)310,000
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)50
護符(GE)***

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング7.7 / 7.7 / 7.3
RP倍率1.96
SL倍率1.1 / 1.7 / 2.5
最大修理費(SL)3,110⇒*** / 4,090⇒*** / 3,850⇒***

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)19.0⇒**.* / 11.9⇒**.*
俯角/仰角(°)-5/30
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
6.0⇒**.*
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
19 / 18 / 16
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
23 / 19 / 13
重量(t)13.0
エンジン出力(hp)465⇒572 / 265⇒300
2,600rpm
最高速度(km/h)72 / 65
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
最大登坂能力(°)28⇒*** / 31⇒***
視界(%)70
乗員数(人)3
 

レーダー

なし

暗視装置

有無種類
赤外線投光器-
車長赤外線
砲手赤外線
操縦手赤外線
双眼鏡赤外線
三人称視点赤外線

武装

名称搭載弾薬数
主砲73 mm 2A28 cannon40
機銃7.62 mm PKT 機関銃1000
ミサイル*19M144
9M1134

弾薬*2

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
73 mm
2A28
PG-9HEAT2.61.13665300
OG-9HE3.70.73529011


名称ベルト名弾種貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
7.62 mm
PKT
既定AP-I/API-T1097400


名称弾種弾頭重量
(kg)
弾速
(m/s)
誘導
システム
射程
(km)
爆薬量
(kg)
リロード貫徹力(mm)
距離10~2000m
9M14ATGM10.9120手動3.02.6400


名称弾種弾頭重量
(kg)
弾速
(m/s)
誘導
システム
射程
(km)
爆薬量
(kg)
リロード貫徹力(mm)
距離10~2000m
9M113ATGM14.5205半自動3.02.75500

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯******
修理キット
砲塔駆動機構
IIサスペンション******
ブレーキシステム
手動消火器
砲火調整
Airstrike
IIIフィルター******
救急セット
昇降機構
BMP-1P*3
IV変速機******
エンジン
エンジン排煙
砲撃支援
Improved optics
NVD(暗視装置)

カモフラージュ

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△△△
shot 2019.03.23 00.50.58.jpg
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両SU-100P
次車両BMP-2

解説

特徴

WT初の歩兵戦闘車。73mm低圧滑腔砲とミサイルを装備する。
低圧砲、ミサイル共に高貫徹であり格上にも対処可能だがERAで覆われたAVREのようなHEAT対策車両には要注意。

 

【火力】

主砲に関してはこのBR帯では性能不足が否めない。弾種がHEATとHEだけなので少しの遮蔽物で攻撃が出来なくなり、貫徹力こそ300mmと優秀だが如何せん73mmなので加害範囲が狭い。弾速も665m/sと遅く弾道も山なりで、偏差射撃や狙撃には熟練が必要。榴弾はHEATよりもさらに山なりの弾道を描く為、HEATを中心にした運用が良いだろう。最盛期のPT-76を思わせる優秀な装填速度を持つ為、修正や追撃はしやすい。(可能な限り避けたい事態だが)砲撃戦では手数で相手を圧倒することも出来るだろう。
しかし本車最大の特徴にして最大の武器は砲身上に搭載された対戦車ミサイル、9M14マリュートカ(NATOコードAT-3サガー)である。4発しかないが、ミサイルらしく威力は絶大。1発でも当てれば敵車両は甚大な被害を被ることだろう。RB以上ではキーボード操作による誘導となるが、動きは素直で操作しやすい。必中を心がけ、イギリス課金戦車のStrv.81のテストドライブ等を駆使して操作に慣れておこう。なお、BMP-1P改修(TierIII)を行うと、ミサイルに9M113コンクールスを選択できる。9M113は半自動誘導(RBでもマウス誘導)なうえ、貫徹力も600mmに強化されていながら、持っていける弾数は変わらない。
砲塔が非常に小さいのでハルダウンで安全にミサイルを使用できるのも利点である。積極的に稜線を利用しよう。
主砲はミサイルで撃破し損ねた重傷の敵車両のトドメに使用すると良い。

変わり種な使い方ではあるが、特に接近戦で複数車両を相手にする場合ミサイルと主砲を併用することで一時的に大幅に手数を増やすことが出来る。本当の緊急時の足掻きとして覚えておいて損はないだろう。主砲よりやや上を向いてランチャーが装備されている為、接近戦で使用する時は少し下を狙ってミサイルを使用すると命中させやすい。

 

【防御】

PT-76やObject906を愛用してきた同志達ならば重々承知であろうが、装甲は無いに等しい。喜ばしいことに正面はM2の弾を防げるが、側面は貫通される。戦車砲の弾には全くと言っていいほど防御が期待できない。航空機の機関砲も引き続き脅威である。
また乗員が左半分に集中している変わった特徴がある。これはT-54でも言われた弱点であるが、こちらは乗員が3人しかおらずその3人が全員左側に座っている。万が一左側を正面から貫通されると団子三兄弟よろしく全員仲良く串刺しである。そもそも撃たれた時点で負けな車両ではあるが、可能であれば左半分を庇う立ち回りを心がけたい。
とはいえ、右半分には今度は弾薬庫が存在するわけだが……

 

【機動性】

非常に良好である。前進で65km/hまで出せ、後退速度も12km/hまで出せる。これまで通り水上航行機能もあり、水上では前進9km/h・後退6km/hとなっている。スタビライザーが無い為機動戦には向かず、水上での射撃は照準がブレてしまう。これまでとやや戦法が変わる事に注意しよう。
また旋回性能、加速性能に優れておりObject906やPT-76では少々歯がゆかった瞬発力が格段に向上している。前述の砲塔の小ささとマリュートカ(orコンクールス)対戦車ミサイルを駆使して、姿の見えない神出鬼没の戦車ハンターになろう。

 

史実

1950年代の終わり、BTR-50装甲兵員輸送車に強力な武装を施すアイデアが出され、これを基に(BTR-50を流用したわけではない)チェリャビンスク・トラクター工場で開発が進められた。66年に試作車オブイェークト765がBMP-1として正式採用され、生産が始まった。低く抑えた車体の上面中央に73mm低圧滑腔砲と対戦車ミサイルを備える砲塔を載せ、後部の密閉式キャビンに兵員8名を収容する。88年までにインド、中国などの生産分も含めて25800輌以上が生産された。それまでの兵士を戦場へ輸送して、降車するまでの間敵の砲火から防御するだけの装甲兵員輸送車と違い、敵戦車を直接攻撃できるだけの武装を持ち、歩兵を乗車させた状態で戦闘を行える
本車の登場は、従来の装甲輸送車輌に比べ非常に画期的とされ、いわゆる「BMPショック」を西側諸国にもたらした。

すでに旧式化したBMP-1だが、ロシア連邦では現在でもBMP-1DやBMP-1P等改修された車輌を中心に500から1,000両が現役である。
後継のBMP-3が高価なため、砲塔をBTR-82A(30mm機関砲2A72と9K115メティス)のものと交換したBMP-1AMバスルマニンへの近代化が提案されている。
東側諸国を中心に輸出も盛んに行われており、
そのためか2022年のロシアによるウクライナ侵攻では、両陣営がBMP-1を戦線投入しており古い車輌ながらまだまだ現役である。

小ネタ

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本車が西側諸国を震撼させた理由の1つに73mm砲があるが、これは通常の戦車砲などとは異なる低圧砲である。
低圧砲とは文字通り砲弾を低圧で打ち出す砲であり、砲口でのエネルギーが20tf・m前後となっているが、これは大戦期の37mm砲と同じ程度でしかなく、砲の重量そのものも115kgと軽量である。
つまり砲や弾薬の大きさなどを無視した場合、大戦初期の軽戦車にすら搭載可能な優れた砲であるといえる。
その一方で、37mm砲と同程度のエネルギーで73mmの砲弾を飛ばそうとするとその初速は極めて低速となり、対戦車榴弾では約400m/s、通常の榴弾に至っては約290m/sとなっている。
当然そんな弾速ではまともに戦闘できないため、所謂ロケットランチャーなどと呼ばれる兵器の類と同様に、砲弾そのものにも推進力を持たせているため、初速400m/sに対して最高速は約700m/sと低速ではあるがある程度の速度となっている。
砲弾そのものの機構はRPG-7と同じようなもので、推進力を有し、飛翔時には安定翼によって弾道を安定させる方式である。
その為横風によって砲弾が流されるという難点も同様で、1000m先の戦車大の目標への命中率が50%と極めて劣悪であり、通常の榴弾に至っては、加速用のロケットブースターが無いにも関わらず安定翼はついている為、初速290m/sのまま横風に流されやすいという、実用に耐え難い性能でしかなかった。
結果的に、戦車の随伴として求められる対戦車火器の制圧や、歩兵の随伴として求められる敵火力点の制圧など、本来求められていた筈の部分で全く役に立たない武装となっていただけでなく、劣悪な命中精度の本砲を尻目に、自国ソ連製の14.5mm重機関銃を使用していた民兵に撃破されるという醜態を晒すこととなってしまった。
当然そんな武装を後継にまで使うことはなくBMP-2では30mm機関砲を装備することになったが、こちらはこちらでソ連兵をして発射時の騒音で耐え難い苦痛を生じると言わしめる欠点があったが、それでも73mm低圧砲よりはまともな武装であることに間違いはない。

 

因みにこの73mm砲の砲弾だが、ロケットブースターなどを装着している関係上口径に対しての全長がやたらと長く、76mm野戦砲と85mm高射砲の砲弾の中間くらいの長さであり、砲塔が比較的大きいのはこの砲弾を装填させる為にスペースが必要だったからである。
その為この砲を載せようと思うと結局はT-34程の大きさの砲塔とターレットリンクが必要なので、先に書いた軽戦車に砲塔だけ載せ替えると言ったことは現実的ではない。
が、中東などの内戦ではピックアップトラックに本車の砲塔をそのまま載せただけ、という即席兵器が作られている。

実装されているBMPシリーズの一覧
車両ランクツリー入手方法概要国家
BMD-4VIプレミアムイベントBMP-3と比べ装甲が薄くなっているが主砲&ミサイルの自動装填
後退速度の向上など大幅に強化されている
ソビエト
BMP-2MVII部隊BMP-2と比べ対人グレネードランチャーの追加、ミサイルの大幅強化など火力面はかなり向上している
防御、機動性等は変わらない
BMP-1PV通常改修BMP-1のBMP-1Pを改修しBMP-1Pとなれる
発煙弾の追加やミサイルが強化されている
BMP-2DVIBMP-2のBMP-2Dを改修しBMP-2Dとなれる
防御力が多少向上するが機動力の減少、水上航行能力を失う
BMP-2VI研究BMP-1と比べ主武装が30mm機関砲になっており対戦車能力が低下している
BMP-3VI他のIFVと比べ防御、機動力ともに優秀な方ではあるが
火力に関しては癖が強いため注意が必要
SPz BMP-1V通常研究ソビエトから供与されたBMP-1P
性能は変わらない
ドイツ
ZBD86V通常研究BMP-1をリバースエンジニアリングして生産した車両
改修することによりBMP-1には無い900mm貫徹のATGMが使えるようになる
中国
Pbv 501IV通常研究東ドイツから購入したBMP-1
ミサイルが外されている代わりにBRが6.7となっている
スウェーデン

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

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*3 9M113 ATGMへの変更と発煙弾発射機の増設