A6M5

Last-modified: 2024-02-09 (金) 14:15:03

日本 RankIII 艦上戦闘機 A6M5 / 零式艦上戦闘機五二型

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概要

日本のランク3艦上戦闘機。三二型及び二二型を改設計した機体。
折畳機構を省略、翼端部を再び円形に成形しロール及び旋回性能を両立させている*1
20mm機銃も最初から99式2号銃を装備、数ある零戦の派生型でも最多生産を誇る決定版である。

機体情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)50000
機体購入費(SL)140000
乗員訓練費(SL)55000
エキスパート化(SL)140000
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)30
護符(GE)1,300

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング4.7 / 5.0 / 4.7
RP倍率1.54
SL倍率1.0 / 3.0 / 4.3
最大修理費(SL)1,600⇒2,088 / 5,300⇒6,709 / 4,280⇒5,418

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)540⇒591 / 529⇒565
(高度5,900m時)
最高高度(m)10,900
旋回時間(秒)16.6⇒15.8 / 17.2⇒16.0
上昇速度(m/s)12.1⇒20.0 / 12.1⇒15.6
離陸滑走距離(m)190
搭載エンジン栄二一型
最大出力(hp)***⇒*** / 897⇒992
離陸出力(hp)***⇒*** / 1028⇒1123
毎秒射撃量(kg/s)2.40
燃料量(分)min 25 / 30 / 45 / 60 / max 85
銃手(人)-
限界速度(IAS)670 km/h
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)420 km/h, (離陸)420 km/h,(着陸)220 km/h
主翼耐久度-7G ~ 13G

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所
機銃7.7mm
九七式七粍七固定機銃
21000機首
機関砲20mm
九九式二号機関砲
2200翼内

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

武装名ベルト名内訳費用(SL)
7.7mm
九七式
デフォルトT/AI/Ball/AP/AP/I-
汎用T/AP/AI/AP150
曳光弾T/T/T/AP150
ステルスI/AP/AP/AP/AI220
20mm
九九式二号
デフォルトT/FI/FI/AP-I-
汎用HEF-T/HEF/HEF/AP-I50
地上ターゲットAP-I/AP-I/AP-I/AP-I/HEF/HEF-T50
曳光弾HEF-T50
ステルスHEF/HEF/HEF/AP-I/AP-I70

追加武装

機体改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I胴体修理******
ラジエーター交換
7.7mm弾薬ベルト
IIコンプレッサー交換******
機体交換
新しい7.7mm機銃
III翼修理******
エンジン交換
20mm弾薬ベルト
IV新しいエンジン噴射******
カバー交換
新しい20mm機関砲

カモフラージュ

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説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前機体A6M3
派生機体A6M5 otsu/A6M5 Hei
次機体A7M2
 
 

解説

特徴

二二型甲や試製雷電と同様に、1号銃より長銃身でより大きなカートリッジを使用する99式2号銃を装備。二二型より若干速度が向上したが、このBR帯ではそれ以上に高速化した敵機が次々と登場するため、速度差については一層の苦戦を強いられる。しかし、うまく格闘戦に引きずり込むことができれば、お家芸ともいえる旋回性能を生かして撃墜を取る事も可能だ。
 

RB 速度制限 760km/h (Ver1.55.3)
RB 戦闘フラップ限界速度 400km/h (Ver1.55.3)

立ち回り

【アーケードバトル】
数的不利を格闘戦で覆せる旋回性能なので、エネルギーだけは失わないようにしよう。2vs1のとき、突き上げやカウンターで死ぬことが多いので気をつけよう。
上昇してきたBf109やスピットをカウンターや旋回戦で負かそう。味方のいない方向に逃げられ、追いつけなさそうな場合、味方のいる方向か1vs1できる方向に逃げよう。(逃げ切れないので大体カウンターで仕留めることになるが)
数的有利は思っているより勝ちやすい。
もしエネルギー不利ならばカウンターを仕掛けるか、味方がいる場所まで降りて乱戦を始めよう。乱戦に突っ込んでくる敵機は零戦をエイムできる旋回率を持っているので敵機の距離をこまめに見ておくのが重要だ。ラダーも交えた不規則な動きであれば生存率もあがるだろう。
基本的にキルが稼げるのは乱戦なので、搭乗員レベルのG耐性が少ない方には難しい。
「低空ぐるぐる専用機」という別称にふさわしい性能を有しているため、「慣れれば」安定してキルを稼げる。
修理費は安いので慣れている機体で稼ぎつつ練習で乗るのもいいかもしれない。
脳死で旋回戦ができる機体なので、これに慣れすぎていると後の四式戦や紫電で苦しむことになってしまう。格闘戦の基本はしっかり頭に入れておこう。なお、防御機動はかなり役に立つので積極的にしていこう。

 

【リアリスティックバトル】
旋回時間は二二型系にやや劣るものの、一一、二一型よりも機動性が増している。ロールの性能も多少よくなっているので格闘戦では負けない。他国の同ランク機に上昇力と速度で負けているので、カウンターか乱戦に持ち込もう。機体強度が改良されたが、被弾に弱いのには変わりないので無理な機動は控えるようにしよう。

 

【シミュレーターバトル】
速度性能はお世辞にも充分とは言い難い。が、機動性と安定性は依然健在なのでこれまで通りうまく使えば活躍できる機体だ。(主な)対戦相手の一撃離脱機がより高速化、戦術も徹底してくるRBとは違い、SBでは遠くから敵を認識するのが難しいのでタコ殴りにされるおそれは幾分やわらぐ。

飛行特性は二一、二二型よりも一撃離脱寄りの機体なので、積極的に高度を取って下にいる敵を狙いに行こう。当然、格闘戦もこなせるので、自軍飛行場近くといった敵の援軍がすぐ来ないと思われるような場所等で仕掛けるのも手である。この他、味方の高速機に随伴して援護をするのも敵にとっては十分脅威と成り得る。とはいえ、やはり被弾には弱いので危険そうな場所には長く留まらず一旦離脱し、安全確認を丁寧に行えば生存・生還率も格段に上がる。

BRが4.7という事で、SPが不要となるランク4戦場に持ち込もうと考えている人もいるかもしれない。しかし、ランク4戦場になると限界速度の低さが祟って高速機に追いつくのが更に厳しくなる。零戦の後方視界は良好な方であるが、風防枠に敵機が隠れると反応が一歩遅れてしまうのも事実である。これが夕暮れ時等、暗い状態になると尚更判別が難しくなる。高速機に後ろから狙われた場合、この一瞬の隙に撃ち抜かれてしまう恐れが有るので、索敵時、一度攻撃して離脱する時、目標に向けて突入する時等、飛行が直線的になりがちな時こそ周囲確認をより厳とした運用を心掛けたい。

史実

零式艦上戦闘機五二型は大戦中期以降の日本海軍主力戦闘機である。
生産は昭和18年8月から始まり零戦では最多の約6000機が生産されている。
緒戦こそ圧倒的な空戦性能で太平洋を制してきた零戦であったが、戦争中盤にもなるとより強力で重武装な米軍の新鋭戦闘機に押されていった。

格納

1943年4月に連合艦隊長官山本五十六大将のもとで、連合艦隊、軍令部、航空本部、航空隊などが揃って行った「い号作戦」研究会での戦訓には、零戦の優秀性を認めつつも「戦闘機と言えど将来においては防御を考慮すべき。被撃墜の大半は火災による。火災を防止できれば戦闘能力は驚異的に向上する」というものも含まれていた。

そのため重量と効果の問題など研究が進められ、1943年末生産の五二型には翼内燃料タンクに自動消火装置が装備され、五二型乙には風防前部に防弾ガラス、座席後部に防弾鋼板を装備するなど、この頃から零戦に防弾が導入されていった。この防御力は前線部隊からも好評であり、二一型よりも五二型を求める声も多かった。また、機銃は弾道がよくなかった九九式一号銃から本格的に二号銃に換装され、劇的に改善された。

設計は三二型と同じく翼を切り詰め、さらに翼端を円形にし二一型と三二型の間を取った設計がなされたため高い運動性を持ちながら、ある程度のロール性能持つことになる。排気処理方式を集合式から推力式単排気管に変更された事によりより装甲増加などで200kgも自重が増えているにもかかわらず、三二型と同じエンジンでありながら20km/hの速度向上に成功した。五二甲型から主翼外板を0.2mm厚くして強度を高めたことで、急降下制限速度は740.8km/hに達し、当時の連合国の戦闘機とほぼ同程度の降下耐性になった。

二一型との最大の差異は、大戦中期に入るにあたり高高度性能に秀でる米軍の戦闘機や爆撃機に対抗するため、これまで適正高度が約4500mで限界だった二一型から約6000mにまで向上している*2
と、ここまで書けば良い方向に向かっているように見えるが実際の評価は散々といわれている。というのも、五二型で特に挙がる声は「運動性が悪い」「信頼性が低い」と言ったものためである。

実際のところ防弾の装備や翼の形状変更により運動性能が二一型よりも落ちていることは事実であり二一型の運動性に慣れていたベテランパイロットからは不評であった。つまり、五二型の不評の大半はこれによるものと思われる。しかし、二一型とは完全に別物に近いものになっている五二型にもエースパイロットは生まれており、前述したとおり前線からの要望も多く一概にも悪いわけではない。なお、前線の現地改造で装甲板や20mm以外の武装を取り外して運動性を少しでも向上させようとした試みもある。

次いで信頼性の低さだが、これは大戦末期の劣勢国にであればどの国でも起こりうる事態である。例に挙げれば、大戦通して猛威を振るっていたドイツのTiger1だが、大戦末期にはニッケルなどの不足などから装甲の質が低下しソ連のIS-2の榴弾等に装甲を叩き割られ撃破されることも増えている。

かくして賛否両論ある五二型だが、決して失敗作ではないということは言える。

零戦五二型の史実における活躍だが、あまり無いと思われがちだが、実は局地的な戦いではF6Fを圧倒する戦いを見せている。例えば、昭和19年1月7日のラバウルにおける後期の航空戦ではF6Fを相手に邀撃戦を展開、米軍の新型艦載機を相手に12機撃墜(米側記録)、零戦隊は未帰還機無しという完勝を納めている。

小ネタ

◆遊就館の展示機体について
かの靖国神社敷地内にある遊就館のエントランスに展示されている機体は、ラバウルの滑走路に放棄されていた2機とヤップ島などから回収したエンジンで復元した機体である。機体の後ろには1号銃の見本と後期型の座席、戦時中に修理で使用された部品などもセット。


--加筆求む--

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

公式Devログ

[Video]Pages of History: A6M Zero

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • 烈風本命のつもりでこれに乗り続けてたら、結局惹かれてしまった・・・ -- 2017-01-27 (金) 23:33:48
    • 浮気しちゃったか… -- 2017-01-28 (土) 01:07:30
  • RBでのこいつの使い方を教えてほしい。死にはしないんだが敵機が高速すぎて落とせない・・・ -- 2017-02-04 (土) 15:05:28
    • 相手によるかな…スピットは旋回戦してくれるから普通に落とせる。問題はp51やp47で一撃離脱徹底してくる相手はヘッドオンか回避からの後ろを撃つ、まあ高度を4000mくらいとっておけば状況に対応しやすいと思います。 -- 2017-02-06 (月) 12:13:14
  • 爆熱ゼロ戦。前型の22型のエンジン同じなのに、wep時のカウルフラップの開き方が違うだけでポンコツに成り下がったかわいそうな子 -- SB? 2017-02-07 (火) 16:34:36
  • この機体めっちゃ油温上がりやすくね...?他の形式と比べて(RB) -- 2017-02-15 (水) 23:41:06
    • 上を見ればわかると思うけどRB以上だとMECが使えるから上の解説のリンク見てラジエーターの開度を手動で調節してみるといい枝1? -- 2017-02-15 (水) 23:55:43
      • ちょっと前にこの板を参考に自分で試行錯誤しながらエンジン制御覚え、そのおかげでだいぶ扱いやすくはなったんだが、それよりもki-83の上昇がマジキチと化してびびった。ミックスマッチ飛行場スタートでも他の機体を置き去りにしてあっという間に8000mまで登って行って変な笑いが出た。 -- RB 2017-02-16 (木) 13:34:13
      • 設定したボタン押しても何も反応しないんだけどRBで出来るんですか? -- 2017-03-03 (金) 22:12:19
      • RB SBで有効だぞ。 -- 2017-03-04 (土) 17:37:45
      • ↑2 あと自動エンジンコントロールからボタン設定て手動エンジンコントロールへの設定はできてますか?多分カウルフラップの開閉の設定だけで自動か手動の設定ができてないんだと思います。 -- 2017-03-04 (土) 17:42:46
      • その通りでした -- 2017-04-05 (水) 00:37:58
  • まる一年ぶりに乗ってみたら物凄く上るようになってて驚いた。 -- 2017-02-26 (日) 23:17:24
  • RBだとBRが下がったせいか少し強くなって上から3番目以内は余裕になったな。 -- 2017-02-27 (月) 22:57:12
  • 大好きな機体でさっきようやく使えるようになったんだけど紙すぎて心折れそう -- 2017-03-12 (日) 13:11:42
  • 消化装置って付いてんの? -- 2017-03-13 (月) 05:44:18
    • 実機はあったけど惑星WTではそもそも消化装置自体ない(ただしソ連バイアスによる消化率は別とする) -- 2017-03-13 (月) 20:08:46
      • 言うて52型の中でも1943年以降に生産された後期生産型からしか自動消火装置は無いらしいで。この零戦が何年生産の機体を参考にしてるかは分からないけど。実際もあくまで脱出までの時間稼ぎ程度だったらしいし(すぐ消火出来たには出来たみたいだが) -- 2017-03-13 (月) 20:26:44
      • 生産後期型ってことは甲型以降だろう -- 2017-03-13 (月) 20:52:55
  • 油温上がらなくなったね! -- 2017-03-17 (金) 14:59:03
  • 250㎏爆弾欲しいな... -- 2017-04-11 (火) 15:55:06

*1 エンジンそのものは同じだが推力式単排気管を採用し、ロケット効果で約5km/hの増速を図った。
*2 因みに実用上昇限度≒限界高度が10,700m~11,050mである