ソ連 RankⅩ 中戦車 T-64B / T-64BV
概要
Update 1.11.0.26 “Frozen Front”にて実装されたソ連第3世代MBT。
新規砲弾とkontrkt-1 ERAの追加、装甲材の変更により火力・防御力が大幅強化されたT-64の最終形態。内部構造や後進速度の遅さなどはT-64Aから変わっていないため、先の車両になれていれば純粋な強化型としてすぐに扱いこなせるようになるだろう。
車両情報(v2.25.0)
必要経費
必要小隊レベル | 5 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 38.4⇒45.2 |
俯角/仰角(°) | -6/14 |
リロード速度(秒) (自動装填) | 7.1 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 二軸 / 67 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 135 / 85 / 45 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 140 / 110 / 65 |
重量(t) | 41.2 |
エンジン出力(hp) | 1,336 |
2,800rpm | |
最高速度(km/h) | 67/-5 |
視界(%) | 73 |
乗員数(人) | 3 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 125 mm 2A46M-1 cannon | 1 | 36 |
機銃 | 12.7 mm NSVT machine gun | 1 | 300 |
機銃 | 7.62 mm PKT machine gun | 1 | 1250 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | ||||||
125 mm 2A46M-1 | 3BK18M | HEATFS | 19.0 | 2.79 | 905 | 550 | ||||
3OF26 | HE | 23.0 | 5.24 | 850 | 42 | |||||
3BM22 | APFSDS | 4.83 | - | 1760 | 425 | 420 | 415 | 405 | 393 | |
3BM42 | APFSDS | 4.85 | - | 1700 | 457 | 454 | 445 | 431 | 419 |
装甲*4
分類 | 場所 | 位置 | 対運動弾 | 対化学弾 |
---|---|---|---|---|
複合装甲 | 車体 | 正面 | 415mm | 470mm |
爆発反応装甲 | 正面 | 5mm | 400mm | |
側面 | 5mm | 400mm | ||
複合装甲 | 砲塔 | 正面 | 500mm | 800mm |
側面 | 380mm | 540mm | ||
爆発反応装甲 | 5mm | 400mm | ||
防盾 | 砲塔 | 正面 | 390mm | |
分類 | 場所 | 位置 | 材料 | 装甲厚 |
外部装甲 | 車体 | 背面 | 木材 | 100mm |
下部 | 均質圧延鋼装甲 | 20mm | ||
側面 | ラバースクリーン | 12mm |
所有能力
分類 | 場所 | 説明 |
---|---|---|
発煙弾発射機 | 砲塔 | 向けた方向に煙幕を展開する 所持数8個 消費2個 |
迷彩
研究ツリー
前車両 | T-72B (1989) |
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次車両 | BMP-2M? |
解説
改良された125mm 2A46M-1砲から新型ATGMの9K112と1A33射撃管制システムに2E26M二軸安定化システム、再設計された複合装甲とkontakt-1の装着による防御力の向上など、別物のような改善がされている。
T-64Bは1985年以降に量産された車両は車体の装甲厚が増加し、それ以前のT-64Bには追加で16mmの均質圧延鋼装甲が装備されていた。
特徴
【火力】
主砲は2A46M-1砲へ変更され、最大貫徹力550mmで7.1秒固定の自動装弾。俯角は-6°・砲旋回速度は45.2°/s。貫徹力はそこそこだが、砲旋回や装填速度はほとんどの西側MBTより遅い。
- 【弾薬性能】
新たに最大貫徹力457mmの3BM42や3BK18M、9M112が使用可能。機銃は新たに搭載された12.7mm NSVT。- 3BM42(APFSDS)
- 最大貫徹力457mm、砲口初速1700m/sと、ZTZ96Aの125-Ⅰにやや劣る性能だが、120mm DM33に匹敵する性能を持つ。また弾頭重量が4.85kgと非常に重く、余剰貫徹もあり加害は広範囲に及ぶ。
- 3OF26(HE-FS)
- 貫徹力はDTB-125に次ぐ42mm。炸薬は5.24kgとMBTにしては多く、榴?弾?砲?の様に雑に当てて撃破というのは難しいが、少なくとも天板に当てたのに貫徹力不足で抜けないという事は起こらない。
- 3BK18M(HEATFS)
- HEATFSではトップの貫徹力550mmを誇り、一部同格や格下車を貫徹可能。加えて炸薬量2.84kgは96式やChallenger Mk.2を加圧で撃破可能。化学弾の特性上、遠距離でも貫徹力は変化しないものの、複合装甲やERAに阻まれるため、同格では軽装甲以外には効果が薄い。また加圧を発生させるという点では3OF26の方が優れている。
- 9M112(ATGM)
- ダンデム弾頭は無いためERAに弱いものの、砲発射型ATGMにしては高貫徹力の650mmを誇り、炸薬量5.83kgで弾速400m/sなど総じて優れた性能を持つ。
- 3BM22(APFSDS)
- 最大貫徹力425mmで弾頭重量4.83kg・砲口初速1760m/sとLeopard 2A4やTTDの使用するAPFSDSより数値が高く、60°傾斜への貫徹力が200mm未満と不安はあるが同格・格下には十分通用する。
- 【砲駆動機構】
俯仰角は変わらず6°/-14°で、砲旋回速度は37.6°/s⇒45.2°/sへと向上したものの依然遅め。2軸スタビライザー装備で最高速度の67km/hまで維持。しかし変わらずオーバーライド機能は非搭載。 - 【装填速度】
変更なし。Leopard 2A4やChallenger Mk.2など装填速度6.0秒以下の車両が増えた為、撃ち負ける事が多くなった。
【防御】
装甲材の変更や第1世代ERAの「kontakt-1」の装着により防御力が大幅に向上したが、弱点は200mm程度しか無く容易に抜かれてしまう。また、弾薬庫は東側MBTらしく床置きなので誘爆しやすい。
- 【装甲配置】
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複合装甲の配置は変わらず、砲塔頬部分と天板、車体上部と側面に設置されたERA「Kontakt-1」は対KE5mm、対CE400mm相当の装甲として機能する。
砲塔の対KEは120mm DM23で防盾付近を除き約400~530mm。対CE約900~1050mm。砲塔頬部分はERA込で平均460mm程度の装甲厚があり、同格APFSDSは安定して防御可能。ZT3A2?やAFT09?など貫徹力1000mm以上のタンデム弾頭ATGMには貫徹されるものの、それ以外のCE弾には基本的に貫徹されない。
車体の対KEは120mm DM23で車体上部が操縦手ハッチを除き約410mm、対CE約1050mm。MBTでは薄いはずの車体も同格APFSDSや、貫徹力1000mm以下のCE弾を安定して防ぐことができる。弱点である防盾付近・車体下部・操縦手バイザーには複合装甲やERAが無く、ある箇所と比較するとかなり薄い。防盾部分は200mm、その横は300~400mm、車体下部は160mm程度の防御力しか無い。防盾付近を抜かれた場合は砲手か車長どちらかの気絶で済む事が多いが、車体下部を抜かれるとほぼ確実に誘爆を起こす。操縦手ハッチは140mm程度しか無く、Strf 9040B?に貫徹される可能性がある。またERAには『一度被弾した箇所の防御力は以降低下しまう』や『タンデム弾頭ATGMに対しては効果が薄い』等の弱点がある。
砲塔天板の「Kontakt-1」は、トップアタック方式のTOW-2Bや天板狙いの砲弾に対しても効果を発揮する場合がある。加えて、車体側面のERA部分は対KE105mm、対CE370mmを発揮する。105mm HEATFSや40mm以下の機関砲なら真横からでも防御可能。しかし履帯裏は85mmの垂直装甲であり、少しでも傾けていると小口径APFSDSにも抜かれてしまうため注意が必要。
File not found: "1000004206.png" at page "T-64B"[添付] - 【携行弾数】
変更なし。 - 【防護装置】
新たに砲塔右側に2×4発の発煙弾発射機が設置。
【機動性】
複合装甲の強化・増強もあってか、車体重量が1t増えているが元のエンジン出力が高いだけあって、これといった悪化は起きていない。後退速度も-5km/hのままなので、あまり突出しないようにしよう。
史実
T-64Aのアップグレード版である。主砲を9M112が発射可能な"125mm 2A46M-1"に換装し、T-80も使用している照準器とレーザーレンジファインダーを統合したFCSの1A-33の搭載、エンジン発煙システムを発煙弾発射器"クライド"に変更し、サイドスカートを装着した。(本家Wikiより)
小ネタ
T-64BVの「V」は、ロシア語で「爆発」を意味する「Vzryv」の頭文字を採っている。
外部リンク
コメント
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