スウェーデン Rank III 戦闘機 Pyörremyrsky

概要
Ver.1.93で実装されたスウェーデン課金戦闘機。当初はRankIIだったが、Ver1.95のスウェーデン空軍ツリーCBT開始に合わせてRankIIIへ移動した。
なお、スウェーデンツリーに実装されているが、第二次世界大戦中にフィンランドが開発した戦闘機である。
ぱっと見はBf109に似た形で、実際にプロペラからエンジンにかけての胴体前部はBf109Gの部品が流用されている。しかし、胴体後部と翼は木製であるほか、材質以外にも外開きの主脚やキャノピーの形状、浅く角度のついた逆ガル翼など、よく観察するとBf109とは結構な差異があることがわかる。
機体情報(v1.93.0.35)
必要経費
機体購入費(GE) | 1600 |
---|---|
乗員訓練費(SL) | 10000 |
エキスパート化(SL) | 160000 |
エース化(GE) | 500 |
エース化無料(RP) | 640000 |
バックアップ(GE) | 200 |
デカール枠解放(RP) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 4.7 / 4.3 / 4.0 |
RP倍率 | 1.42 (+100%) |
SL倍率 | 0.6+0.6 / 1.6 / 1.6 |
最大修理費(SL) | 2570 / 5680 / 5700 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 646 / 620 |
(高度5000 m時) | |
最高高度(m) | 11000 |
旋回時間(秒) | 17.1 / 18.0 |
上昇速度(m/s) | 23.9 / 18.5 |
離陸滑走距離(m) | 390 |
最大出力(hp) | 1417 / 1260 |
離陸出力(hp) | 1605 / 1448 |
毎秒射撃量(kg/s) | 2.46 |
燃料量(分) | min 18 / 20 / 30 / 45 / max 60 |
限界速度(IAS) | 790 km/h |
制限マッハ数 | 0.80 |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)435 km/h, (離陸) 405 km/h, (着陸)260 km/h |
着陸脚破損速度(IAS) | 360km/h |
主翼耐久度 | -6G ~ +13G |
レーダー
なし
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
通常/ステルス | |||||
機銃 | 12.7 mm LKk/42 | 2 | 600 | 機首 | 90/130 |
機関砲 | 20 mm MG151 | 1 | 150 | 機首 | 60/90 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm LKk/42 | 既定 | AP-T/AP/I | 26 | 25 | 19 | 12 | 4 | 2 |
汎用 | AP-T/AP-T/I | 23 | 22 | 16 | 10 | 0 | 0 | |
地上目標 | AP-T/AP/AP-T/AP | 26 | 25 | 19 | 12 | 4 | 2 | |
空中目標 | AP-T/I/I/I | 23 | 22 | 16 | 10 | 0 | 0 | |
曳光弾 | AP-T | 23 | 22 | 16 | 10 | 0 | 0 | |
ステルス | AP/I | 26 | 25 | 19 | 12 | 4 | 2 |
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
20 mm MG151 | 既定 | IT/IT/APHE/ HEI | 21 | 19 | 8 | 3 | 1 | 1 |
汎用 | IT/HEI/HEI/ AP-I | 27 | 24 | 14 | 7 | 3 | 2 | |
空中目標 | AP-I/HEI/HEI/ HEI/HEI/IT | 27 | 24 | 14 | 7 | 3 | 2 | |
徹甲弾 | APHE/APHE/ APHE/IT | 21 | 19 | 8 | 3 | 1 | 1 | |
曳光弾 | FI-T/FI-T/ FI-T/IT/IT | 21 | 19 | 8 | 3 | 1 | 1 | |
ステルス | HEI/HEI/HEI/ APHE/AP-I | 27 | 24 | 14 | 7 | 3 | 2 |
追加武装
分 類 | 名称 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備 考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
B | 50kg Model 1938 | 4 | -25.2/-17.0 | -3.1/-3.1 | +1.2/+1.7 | 60 | 50kg | 合計搭載量 256.0kg 合計爆薬量 96kg |
B | 100kg Model 1938 | 4 | -44.6/-51.1 | -5.4/-5.4 | +2.2/+3.2 | 160 | 100 kg | 合計搭載量 469.2kg 合計爆薬量 181.2kg |
爆弾
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
50 kg Model 1938 | 64 | 24 | 79 | 2 | 69 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
100 kg Model 1938 | 117 | 45.3 | 91 | 3 | 101 |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | *** | *** |
ラジエーター | |||
12mm弾薬ベルト | |||
II | コンプレッサー | *** | *** |
機体 | |||
20mm弾薬ベルト | |||
50 kg | |||
III | 主翼修理 | *** | *** |
エンジン | |||
新しい12mm機関銃 | |||
IV | インジェクター交換 | *** | *** |
カバー交換 | |||
新しい20mm機関砲 | |||
100 kg |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
Bf 109 G-6と同等の上昇性能を持っており、旋回性能は中速度域でG.55 serie 1と同等と中々のハイスペック。
破壊力に定評のあるMG 151/20とM2ブローニングのコピーであるLKk/42を同時に装備しており、全距離において安定した火力を発揮できることも強みだ。
しかし、高い上昇力と旋回性能と来たら、次に来るのは低い速度性能と相場が決まっているもの。
ご多分に漏れず、本機も低高度における最高速度は中の下に留まってしまっている。
一度逃げられてしまうと再び追いつくには時間がかかるため、敵機を捕捉した場合はなるべく最初の射撃機会で仕留めておきたい。
同BR帯のイタリア機などと同様に海抜速度は低く、522km/hに辛うじて到達できるだけ。
4000m以下では水平で対地速度600km/hを超えることはできず、低高度が得意なソ連機などが相手では容易く逃げられてしまうだろう。
降下時の加速は700km/h以降に鈍さが見られ、制限速度である790km/hに達するには6000m弱からの降下を必要とする。
さらに660km/hを超えると舵ロックが発生し始めるため、急降下時は730km/hを目安に引き起こした方が良いだろう。
ただ、低速時の加速はBf109系に似てとても良く、エネルギー保持率も優秀。
そのため、ピョレミルスキは中高度における低~中速度域でのエナジーファイトがとても得意で、カウンターも決めやすい。
本機を相手にする場合は、思い切り速度を乗せた一撃で確実なダメージを与え、射線を切りながら速やかに離脱する必要があるだろう。
実装当時こそ追加武装は無かったが、ver1.95で50kg爆弾か100kg爆弾を主翼に計4発搭載できるようになり、本格的な対地能力を獲得した。
どちらも単発での破壊力は小さいものの、100kg爆弾は正確な投下ができるのならば重戦車でも撃破を期待できる代物。
いざという時に使えるよう、大雑把な投弾感覚だけでも掴んでおくとよいだろう。
また、WEP時の燃料消費がやや多く、燃料量は通常のマップで20min分を必要とする。
ただ、増えたと言っても最低燃料と比べれば僅か11kgの増量、性能には大きく影響しないので安心してほしい。
制空用と割り切って考えた場合、BR比においてこれだけの性能を持つ戦闘機はとても珍しい。
高高度に素早く到達できるということだけを見ても、本機の存在価値は十二分に高いと評価することができる。
特徴
【上昇率&高度別WEP出力】 測定:ver.1.93.0.35
マップ:ブローニュ=シュル=メール、MEC不使用、スロットルはWEP。
260km/h(IAS)まで滑走したのち即座に上昇を開始。
上昇中は260km/h IASを維持した。
備考 | 馬力(hp) | 高度(m) | 上昇率(m/s) | 到達時間(sec) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
飛行場高度 | 28 | ― | ― | |||
1456 | 500 | 29.3 | 16.1 | |||
全開高度 | 1481 | 870 | 27.1 | 31.0 | ||
1480 | 1000 | 26.9 | 36.1 | |||
1473 | 1500 | 26.4 | 55.8 | |||
1472 | 2000 | 26.0 | 75.8 | |||
1466 | 2500 | 25.8 | 95.8 | |||
1463 | 3000 | 25.6 | 116.1 | |||
1462 | 3500 | 25.4 | 136.4 | |||
1461 | 4000 | 25.2 | 157.4 | |||
1460 | 4500 | 25.1 | 178.2 | |||
1457 | 5000 | 24.9 | 199.2 | |||
1457 | 5500 | 24.7 | 221.2 | |||
1394 | 6000 | 24.6 | 242.9 | |||
1327 | 6500 | 24.3 | 266.1 | |||
1272 | 7000 | 23.8 | 293.3 | |||
1220 | 8000 | 22.7 | 351.2 | |||
1073 | 9000 | 21.3 | 420.7 |
計測は最小燃料かつ燃料消費無しの状態で行ったため、実戦ではここから少し上下した値になる。
--加筆求む--
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
よく登って旋回力とエネルギー保持にも優れた非常に強力な機体である。実際の使用感はスピットファイアに並ぶ格闘能力を得たBf109G-6言ったところ。
注意すべき点は3点
①600㎞後半から舵が効かなくなる。速度制限も800未満とあまりよくない。
②WEP使用時の燃料消費がかなり多い。
③装弾数が少なめで継戦能力は不足気味。
以上を意識していればそんじょそこらの相手にそうそう遅れを取らぬ性能を誇るのでポテンシャルを存分に生かして戦おう。
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
VL ピョレミルスキはフィンランドが第二次世界大戦中に試作した戦闘機。
VLは当時のフィンランドで唯一の航空機工廠である国営航空機工廠の頭文字。
「ピョレミルスキ」とはフィンランド語で「旋風」の意味である。
紆余曲折を経て1機のみが完成し初飛行を行ったが、そのころにはすでに戦争は終わっていたため、そのまま何度か試験飛行を行った後に保管された。現在はフィンランド空軍博物館で展示されている。
1940年までの「冬戦争」でソ連赤軍空軍と激戦を繰り広げ、戦闘機不足を思い知ったフィンランドは国産戦闘機計画をスタートさせる。
このとき計画されたのが先代にあたる「VL ミルスキ」だったが、工作精度や設計に難があり、改良が必要だった。
その後アメリカ製F2A-1を参考にした「VL フム」が設計開始され、やや遅れて1942年11月末にドイツから購入したBf109を参考にした次期戦闘機の開発が始まった。これが本機ピョレミルスキである。
Bf109と同じDB605を搭載し、Bf109よりも多用途性が必要とされたために翼の構造を強化して爆弾ラックをつけ、翼自体も運動性向上のために拡大した。更に金属資源の不足から後部胴体と主翼は木製となった。(木製品の多用は他の国産戦闘機計画でも同じ)
1944年内の開発完了を目指していたが、この時期VLでは新型機だけでもミルスキ、フム、ピョレミルスキにメルケモラン(フランス製戦闘機の改造型)を同時に開発・生産するような状況であり、さらに既存戦闘機の修理や改造も行っていた。
誰がどう見ても人手が足りているわけがなく、新型機の開発はどんどんと遅れていった。
1944年9月にソ連との継続戦争が終わるとドイツ軍を国内から追い出さなければいけなくなり(ラップランド戦争)、これがひと段落した1945年1月にようやく開発が再開される。
すでにドイツとの連絡手段もなく、国内に残っていたBf109から取り外したエンジンを積んで11月にようやく初飛行を行った。
飛行性能自体は軽快でおおむね満足できる性能を示したものの、ドイツどころか日本すら降伏した後に新型機を完成させても、もはや何の意味もなかったのであった。
--加筆求む--
小ネタ
今となっては多少OPといった程度に落ち着いたピョレミルスキだが、実装当初は凄まじい超性能を誇っていた。
というのも、エンジンの型番が現在のDB605Aではなく、ブースト時に1830hp(!)を発揮するDB605AMになっていたためだ。
この時の上昇性能は6000mまで29.7m/s、到達時間201.1秒という狂ったもので、ゲーム内レシプロ単発戦闘機の中で堂々の一位。
さらに旋回性能はあのサジタリオをやや上回るほどに高く、加速力も現在の1.2倍ほどだった。
そのため、本機を相手にしたものは何をどうやっても上を取られ、旋回しようものなら即座に後ろを取られ、離脱しようとしたら狙撃で燃やされるといった果てしない悪夢を味わっていたのだった。
さすがにこれではまずいと思ったのか、エンジンバグは実装後僅か1日で修正され、現在の性能になっている。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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